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…っ、おい。
[>>282空軍と聞いて、ファベル特務少尉の纏う空気が変わる。
海と空。相容れぬ関係ではあれど、海軍だけでは国は守れまいと思っている。
>>284特務少尉の掴みかからんばかりの剣幕に、
大事になりそうであれば間に入らねば―互いにとって益にはならない―と四肢に緊張が走るが。]
……。
[>>291笑い声を立てる大尉の反応に男は瞠目し、もう暫く成り行きを見守る事にした。]
[何かに気付いたらしい特務少尉が大尉に謝る姿を見て大事になる事はなさそうだと判じる。
>>302トラウマという言葉にはピクリと眉を動かしたが、>>311大尉のように好奇心を滲ませる事はなく。
――けれど大尉がなかなかいい性格をしているという事は把握した。]
――…。
[進言の内容については耳にしても男は無言を通し。
此方にも頭を下げる彼の後ろ姿を、大尉と共に見送る事となった。]
[>>315立ち去った特務少尉について話を向けられれば、緩く首を捻り。]
いえ、いつもは気さくな男なのですが。
[自分が見ている限り、彼についてはそうした印象を持っている。
残念ながら男自身は特務少尉と気さくに話をした事はないが。
大尉の面白がっている様子に密かに彼に同情の念を抱いた。]
いえ、
[礼を言われれば首を振ろうとして、頭を撫でる手の感触に褐色を瞬かせる。
撫でられていたのは一瞬の事なのに、暫し硬直していたがはたと我に返り。]
…あ、あの、はい。
合っています。
[一転して応対がしどろもどろになったのは、頭を撫でられた事など、ここ数年なかった所為だ。]
/*
えっと、その。
な、撫でられるなんて思っていなくてですね?!
わぁん、恥ずかしがる事もあまり出来ないなぁ。
[>>329そろそろ、と言う大尉を留め置く事はせずに。]
そうである事を祈っています。
[薄らと口元は弧を描く。
叱責を受ける程には、彼はまだこの艦で過ごしてはいないだろう。
伸びをしている様子からは委縮しているようには見えない。]
いえ、それでは。
[背筋を伸ばして一礼すると、彼の後ろ姿を見送った。
やがて見えなくなれば、男は当初の目的だった士官食堂の方へと歩を進める。**]
―士官食堂―
[士官食堂に着くと、見知りとなった主計科の人間に声を掛けられた。
兵らを纏める曹長の如く、部下に食事を摂るよう口癖のように言っている所為で、主計科にはその印象が強いだろう。
軽食を、と思っていたが、いつの間にかそろそろ食堂が混雑する時間帯になっていたらしい。
…つまりは一食分食いっぱぐれたという事だ。
紛いなりにも責任ある仕事を任されている立場であれば、ままある事。
いつも座る場所に腰を下ろせば、うまそうな香りが男の鼻孔を擽り、食欲を刺激した。
狭い艦で暮らす艦員にとって、食事は楽しみの一つだ。
限られた食材の中で艦員の健康を考えながら献立を考えつつ、腹を満たす。
飽きないよう創意工夫を凝らす仕事ぶりは高く評価出来る。
艦員達を支える縁の下の力持ちだ。]
…ん。
[丁寧に盛られて出された食事を口にする。
その中にあった二つの料理に男は目を瞬かせた。
どこか懐かしい家庭を想起させるその味は、普段の万人受けする味付けとは質が異なっていた。酒が振舞われる事も、珍しいことではあったが。
ちらりと主計科長に視線を走らせれば、何か不足でもあっただろうかと此方にやって来て。]
――失礼。これは誰が?
[問いかける男に砲術長が、と答える顔は少し不満げ。
自分の聖域を他人にいいようにされた、と言いたげだ。]
……。
そうか。
[そういえば、料理をすると兄が言っていた。
ならば、味見くらいはしたのだろう。]
.
――いい事だ。
[ぽつりとそう口を滑らせてしまい、主計科長に睨まれた。
表情を少しだけ和らげさせていた事には気付かないまま。]
[男が座るのは、所属する航海科の面々の側。
酒が入っていつもよりも舌のよく回る直属の上司に、何だ、またいつもの口癖か、と揶揄されれば男は困ったように肩を竦めた。
当たらずも遠からず。
けれど流石に目上の人間―しかも所属の違う―に言ったりはしない。
そう応じると、男は人参を咀嚼した。]
――…。
[そんな中、本国からの通信の内容を耳にする事となる。
士官の間にも例の噂の事は広まっているらしく、酒精も一気に抜けた様子で目配せをする彼らの話に耳を傾ける事にした。
このタイミングでの火災が偶然に起きたとは咄嗟に思えずに、男は顔を顰める。
>>365敵国の工作員の仕業か、と話す声も何処かで聞こえ。]
「ウッカー港か。行程はもう少し長くなりそうだね。」
あぁ、何事もなく港に着く事を祈りたいが…。
「そうするんだよ。俺達がね。」
――…そうだな。
[年の近い航海士が肩を竦めるのに小さく頷いてみせつつ、弱気を恥じた。
彼とは同室で、幾らか気安く言葉を交わす相手ではあった。
航海科は船の運航に大きく関わってくる。
――自分達は、いつも通りの仕事をこなせばいい。
けれどきなくさい話を耳にした所為で、酷く長いものであるように感じた。*]
/*
今回、飯食え系()だなぁって…。
だから主計科には尊敬してる感じです。ひっそり。
って、ちょ、ウェルシュさん?何があったの。 >>423
―廊下―
[食事が落ち着けば、食事を共にした一団と連れだって艦橋の方へと向かう。
途中、食堂へと向かう通信長らの姿を目にしたなら、立ち止まり、腰を折って挨拶をしただろう。
航海科自体には女性はいるが、職務の内容が過酷な所為もあって男の所属する見張りの方には男性しかいない。
それには男は少し救われていた。
男兄弟ばかりだった男は女性の扱いには慣れない。
それ故に彼女達に対する態度は頑なな敬語も相まってひどく堅苦しいものだった。
――もっとも、変わった渾名をつける事を好むゾンダーリング中佐の態度は他の艦員に対するものと大して変わらなかったけれど。]
[その後、砲術長からの伝令>>389を耳にする事となり。]
…了解。
[男はそれに短く応じた。
針路的に接近する某国とは表だって敵対していないとはいえ、国境の付近を通る際には注意を払わねばならない。
予想到達時刻を弾き出し、安全な針路を取るのは航海士の役目。
今も見張りを行っている部下らに警戒を強めるよう、注意を喚起すべきは自分の役目だ。
直属の上司に少し寄っていけと言われ、航海科士官の多くが身を置く艦橋の方へと向かう。
そこで上司と見張りのシフトについて相談し、例の電探の反応物についての経過を報告するようにとの命令を受け、見張り所へと戻った。]
―見張り所―
[指示通り、見張りに立つ兵らは交代していた。
見張り長である特務少尉がシフトに入っているのを見て近付けば、電探が察知した不審物についての報告を受ける。
――現在のところ、脅威となり得るものは発見出来ず。
それも踏まえ、現状、先程の報告は装置の過敏な反応によるものだろうとの判断を下した。
頭部を負傷した兵の姿は見えない。
聞けば、念の為に今日は休むように勧めたのだという。正しい判断だと思う。
医務室に行きたがらなかった様子―男は職務に熱心なのだろうと考えていた―が途中で大人しくなったのを思い出したが、それでも曹長に言われれば従ったのだろう。
それともお灸がよく効いたのだろうか。]
[男は部下らの注意を喚起し、砲術長からの伝達内容を告げる。]
帰艦先がウッカー港になり、針路を変更になったのは耳にしたか。
本艦はこれから某国との国境付近を通過する事となる。
現在は交戦状態にはないが、警戒を強め、何か発見すればすぐに報告するように。
[部下らの応じる声に頷くと、男は端に置いた狭い机の上で報告書を作成し始めた。]
/*
<b>ライにゃーですとw
</b>
無茶ぶりすみませ。そしてありがとうございます。(深々)
どう反応しよう。
―回想・廊下―
[ひらひらと手を振るゾンダーリング中佐の渾名には思わず瞠目する。
彼女は目上に当たる為、猫の鳴き声を思わせる渾名に異を唱える事は出来ず。
上戸の同室が笑いを堪えている気配を背中に感じたが、この場では小突く事も出来ない。]
…っ…。
は、はい。お蔭様で…。
[しどろもどろになりつつ、何とかそれだけ返事をして。
そして軽い足取りで食堂へと向かう彼女達を見送った。*]
―少し前・食堂―
[男が食堂を出る少し前の事。
>>461食堂内の空気は熱を帯びていた。
議論に熱くなることはいい事だが、酒が入った上での事。
もしも熱し過ぎて争いになるようであれば間に入ろうとも考えていたが]
……。
[各科の不満のぶつけ合いになれば、思わず眉を寄せる。
恐らくは、酒精の所為で普段は裡に閉じ込めているものが露出したのだろう。
航海科の士官に血の気の多い者はいなかった―兵の方は別である―ので、退室するまではそのまま静観していた。*]
/*
と、中途半端な拾い、すみませ。
議論できる程の知識がなくてですね…(震え)
軍人RP初なので、よく知っている方がフォローして下さって助かります。
ありがとうございます。
―現在・見張り所―
――…。
[書類を作成している途中、男はふと手を止める。
帰港先が火災に遭って針路を変更し、第三国との国境付近を渡る事になった。
表だって対立はしていないが、秘密裏に手を結んでおり、もしも敵国から急襲を受ける事になれば。
そんな自分の考えに肝が冷える心地がした。
――カシムが発見したという、掌握と読み取れたらしい紙片。
複数人の密偵であっても簡単に掌握されるとは思えないが。
それとも、何か決定打となるような事があるというのか。]
…ん、いや。何でもない。
[曹長の視線に気付けば、男は緩く首を振ってみせる。]
/*
さて、何になるかなぁ。
お休みだから夜更かし出来るし、確認だけしたいなーと。
朝早かったけど仮眠したから元気なのです()
/*
えっとえっと。
医務室組(ベリアンさん・アレクさん):部下がお世話になってる。
オズさん:兄の友人。
主計科(ウェルシュさん・シュテラさん):いつもご飯ありがとう()尊敬。
ジャンさん:いい上官
通信科組(カサンドラさん・リエヴルさん):科としては微妙な関係。でも強い負感情はない。
カークさん:父と親交のある人の子息
コンラートさん:いい性格してる人
ローレルさん・リヒャルトさん:まだ一度も触れてない()
女性:どう扱っていいか分からないので態度固い。
という感じかな。
……。
[そして男は再び思考に沈む。
この艦のメンバーに選ばれたからには、身元は確りしている筈だ。
経歴を偽造、もしくは国に籍を置きつつも敵国の思想に共鳴して…という可能性も考えられるが。
けれどこんな大人数の中から密偵を探し出すのは雲を掴むような話のように思えた。
ある程度、限定できるならば別だが。]
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