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ヤコブ・バルド及びシェットラント・シンクレアは"門"周辺で敵軍と交戦、負傷しました。
ですが、ヤコブ・バルドの攻撃により、魔王テオドール・グラムワーグも門の向こうへと敗退しました。
その際に、ヤコブ・バルドの所持していた"鍵は"その効力を失い、その"鍵"は私へと引き継がれました。
そして……その"鍵"で"門"を破壊しました。
"鍵"は力を出し切ったのか、再び眠りについています。
[ヤコブとテオドールの間に何があったのかをこの場で詳しく語ることはなかった]
[その報告を聞いて騎士団の間にざわめきが起こる。
特に"門"を破壊したということが、どれだけこの世界に影響を及ぼすのか全くの未知数だ。
暫くは顔を見合わせたり話し声がしていたが、結論として"門"の跡地に一隊を派遣して実際に"門"が破壊されたことを確認すること。
それと自身の今後の処遇については、この場ではすぐ決められないので保留となった*]
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シェットラントさんは治療とは書いてあるけど、ご本人の好きにするといいと思うんだ!!!
あと、すぐに王とかそういう話はやっぱり無理だった。
ヤコブ自身が承認の儀式を得てやっと騎士団掌握したのに、誰も見てないところでこんなことありましたで、じゃあそうかとはならない気しかしない。
― カレン ―
[会議が終了すると、一目散にヤコブが運ばれていった場所へと走っていった。
これからの方針をどうしていくのか、今頃高位の騎士たちは考えているのだろうが、自分にとってはどうでもよかった。
共に帰還したシェットラントのことも、未だ仮死状態におかれているローズマリーのことも気には掛かるが、なによりもヤコブのことが一番大事だったのだ]
ヤコブ……。
[赤く血にまみれた身体。
死んでしまったのだと思った。
必ずやり遂げなければならないことを前に、ヤコブの生死を確かめる余裕なんてなかった。
だが、僅かながらに息があると知って心に希望が芽生えたら、それを手繰り寄せずにはいられない]
ヤコブ、早く帰ってこいよ。
[ヤコブが目覚めるまで、そうしてずっと呼びかけている]
馬鹿ばかバカ!!!
どれだけ心配したと思ってるんだよ!もう!
[何度もバカといいながら、ヤコブにぎゅーっとしがみついた*]
[柔らかい"声"が聞こえてくると、本当に戻ってきたんだという実感が沸いてくる。
くっついた身体の温度も、安心感を与えてくれた。
それだけでまた涙が零れそうになる。]
う、だって……、お前のせいじゃないか。
[自分だって好きで涙を流しているわけじゃない。
心配させたヤコブが悪いと抗議の言葉が出る]
[とはいえ、周りに人もいるのだ。
鼻をぐすぐす言わせながらも、なんとか心を落ち着かせて涙を止める。
こんな姿を見られてしまった恥ずかしさで顔を赤くしながら、しがみついていた身体を起こして涙を拭って呼びかける]
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そういえばすぐにアンカー引っ張ってこられないけど、自分の居場所にいるシュテルンが普通に嫌い!とか言ってる魔王さま可愛かった!
― カレン・治療室 ―
[回復したばかりのヤコブにしがみつくなぞ言語道断だったらしい。
治療師のお小言を聞き流しながら、からかわれると無言でキッとヤコブを睨みつけたつもりになった。
だけど涙の跡は微かに残ったままだった]
鍵?
騎士団でも鍵の状態を見たいからって一旦シンクレア卿にお渡ししたけれど……。
でも、多分能力はもう残ってないんじゃないかな。
[門に向かって力を放出したあと、鍵に満ちていた漲るほどの魔力はどこへいったのかと思うほど何も感じ取れなくなっていた]
……そうか。
ソマリアラン様やリエヴルさんにお会いしたのか。
[二人の名前が出るとふっと息を吐く。
彼らが望んでいた未来が門のない世界なのかどうかはわからないが、伝承にもないことをしたのは自分の責任だから。
彼らの為にもよりよい未来を作る必要があった]
ヤコブが王様か。
[それに、ヤコブはずっと"
うん、手伝うよ。当たり前だろ。
[一番大事な
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ちょっと来客があったので離席してた。
しかしヤコブが王様なってくれてよかった。
俺は、そんな想定でキャラ作ってないからなww
― ペンホールズ・リンドブルム邸 ―
[それは騎士団がペンホールズへと戻って間もない頃。
少年は黒馬を連れて、落ち着いた色合いの花束を持ってリンドブルム邸を訪れていた。
クレイグモア騎士団に所属していますシュテルン・フローエと申します。
リエヴル・リンドブルム様のご家族にお目通りしたいのですが。
[そう告げると現れたのは、リエヴルによく似た髪の色を持つ若い女性だった。
一礼して花束を手渡すと]
リエヴル様には大変お世話になったんです。
リエヴル様に託された願いが俺にたくさんの力をくれました。
それをご家族の方に伝えておきたいと思って……。
[それから黒馬にちらりと視線を流して]
この子……ラクシュも、副官の方とお話して俺に譲っていただきました。
ひとまず、魔王との戦いは終わったので本来ならお返ししなければいけないのかもしれません。
ですが、まだまだ……。
俺たちが築く未来はこれから始まるのですから。
ずっとラクシュに……側にいて見守っていてもらいたいんです。
お許しいただけるでしょうか。
― いつか ―
[やがて時はたち、自分にもいつしか子供や部下が出来るのだろう。
そうして彼らに語るのだろう
あの時、高位の騎士たちの前で話さなかったヤコブとテオドールの物語を。
そうして聴かされた話は語り継がれ、やがて真実もそうでないものも混ざってゆきながら]
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そうだ。挨拶。
お疲れ様でした。
個人的には動きが悪くて歯噛みしまくってましたが、目の前で壮大な物語が見られたのと、その一端に自分も関わることが出来てとても幸せでした。
同村して下さった皆様に多大なる感謝をおくります。
それとヤコブは誘ってくれて本当にありがとうな。
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