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― 戦艦シュヴァルベ ―
1戦速前進。
[ ゆっくりと、まるで何かを待つように戦艦はナハティガルと帝国第三艦隊が対峙する水域に近付いていく ]
『敵艦隊に動き...機雷設置しているようです>>150』
機雷源手前で停止、水雷艇を出して掃海作業させろ。無理はするなよ?
― 戦艦シュヴァルベ ―
[ 戦艦の動きは援護にかけつけるにしては、緩慢に見えたろう。
或いは機雷を恐れてただ近づけないだけに見えたか ]
[ だが、実際には、男は待っていた。援護のタイミングを、ではなく... ]
― 戦艦シュヴァルベ ―
[ 目前の海では、互いに一歩も退かぬ戦が続いている、身を削り、命を削り、ただ誇りと信念...そして曲がらぬ「不覊の心」だけを頼りに戦い続ける戦士の場だ ]
[ その間に交わされる砲火と飛沫を上げて揺れる海は、美しくさえ見えた ]
楽しそうで何よりですが...
ちったあ年を考えて下さいよ?
[ ゲオルグが戦斧を手にしている事は先刻承知だ、きっと今、彼は提督ではなく、ただの男として、あの太陽と対峙している ]
あの皇帝陛下には、丁度いい刺激じゃないですかね?
[ ちなみに酔って聞かせる気は満々だ ]
― 戦艦シュヴァルベ ―
[ 男の元に、掃海作業が終わったという報告が届く ]
よし、3速前進。針路...
[ 指示を聞いた操舵士が、正気ですか?という顔を向けてきた ]
― 戦艦シュヴァルベ ―
[ 通常の巡航速度に近い速度で、戦艦は、ゆっくりと殊更にゆっくりと進む。戦闘海域の外縁を舐めるように僚艦の脇を抜け、双方が撃ち合う海域の丁度中間地点を目指していた* ]
― 戦艦シュヴァルベ ―
『ナハティガル停止!』
...2戦速前進、僚艦の前に出る。主砲用意、だが合図あるまで、絶対に撃つな。
操舵士、砲撃はうまく避けろよ。
[ 思い切りの無茶振りに、しかし、操舵士は、律儀に了解の声を返す。
砲火轟く海域に、巡洋艦とさして変わらぬ大きさの戦艦が、まるで双方の射線を断ち切るかのように、侵入していく ]
敵味方、双方に信...
[ すぐ近くに着弾したか、大きく艦が揺れ、思わずついた手が折れた骨を軋ませて、小さく苦鳴が漏れた ]
『大佐?!』
大事ない...双方に信号...
『皇帝旗艦と提督旗艦、接触せり、両軍、一時停戦待機を望む...』
[ 命令でもなく、正式の停戦でもない「待機を望む」との光のメッセージが、対峙する両軍に向けて送られる。
先の海戦での、旗艦同士の奇妙な会談を、両軍が覚えていたなら、その意は通じるだろうか? ]
(だが、止まらんなら...)
[ ナハティガルは、沈ませられない。あの艦の背負う命は、沈めば、先へと続く道を断ちかねぬほど重い ]
[ 戦艦は、光を明滅させながら、戦域のど真ん中で、やが停船する ]
[ 主砲副砲、全てが、敵艦隊に向けられていながら沈黙し、いつでも撃てと言わぬばかりの姿で// ]
[ 離れた場所で、男も今や綱渡りの真っ最中だ。だが、それは、まだ声には乗せず ]
珍しく?むしろ働き過ぎですよ、あんたは。
自重って言葉知ってますか?
[ まるで、詰るような言葉はけれど、明るい響きで届けられる ]
皇帝陛下は意外と乗ってくれそうですしね。
でも扶翼官殿はきっと...
[ 青くなって止めるような気がする、と、男は笑い ]
[ 慣れれば悪く無いという言葉を聞くと ]
何か悪いもんでも食いましたか?
[ 思い切り、素で聞き返した// ]
甲板に出る...
[ 言った途端に、周囲から、すでに聞き慣れた「馬鹿ですか!?」の合唱が飛んだ ]
顔も見せん相手を信じろってのが無理だろう。
大丈夫だ、死なないから。
[ 何の根拠も無く、そう告げて、男は悲鳴をあげて軋む身体を宥めすかすようにして、甲板へと足を運んだ。 ]
― 戦艦シュヴァルベ甲板 ―
[ 男が甲板に出たとほぼ同時に、帝国母艦から「待機に応ずる」の返信が送られた ]
ほら、大丈夫だったろう?
[ 呟いて、男は敵艦を見つめた ]
そこに、いるか...?シェン。
[ 小さな呟きは、相手に届く筈も無い ]
俺は、今も、
[ 空と海は、いつも繋がっている* ]
[ 風が凪ぐ、今だ戦の名残に泡立つ波を鎮めるように ]
.........
[ 見つめる先に、人影が出て来るのが見えた>>231恐れも迷いも無い、確かな足取り、曲がらぬ意思と力を持った ]
ああ、やっと会えたな。
[ 男の目でも、相手の顔は見えない。声もやはり、届きはしない。けれど、確信があった ]
[ す、と男は片腕を上げる、肩と腕には激痛が走ったが、その腕は揺らぐことなく。
二指もって型作り、贈るのは、オルヴァル指揮の敬礼だった* ]
[ す、と男は片腕を上げる、肩と腕には激痛が走ったが、その腕は揺らぐことなく。
二指もって型作り、贈るのは、オルヴァル式の敬礼だった* ]
昼寝なら、これが終わったらいくらでも。
俺もいいかげんに、休暇が欲しい。
[ 男は請け負った。それが成るように、シロウやヴィクトリアを昇進させようという目論見は、極めて真剣に検討されている ]
...西側の戦闘は、一時止めてくれてます。
[ ふ、と息を抜くようにして伝える。止めたではなく、止めてくれた、と。
少なくとも、今、これ以上の命が、この場所でこぼれ落ちる事は無い、と ]
急がないでください、提督。
[ 嫌ならば、共に呑むはずがない、と伝わった言葉と、想いに、笑みが深くなる ]
...待ってます。
[ もう一度、そう告げた** ]
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