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─ 南の入江 ─
マリがこっちに!?
ていうか、トラブルってどういうことですか!?
ウルは、皆は大丈夫ですか!?
[矢継ぎ早に問いを投げた後、マリエッタを探しに行こうと立ち上がったのと彼女が現れるのはどちらが早かっただろう**]
─ 南の入江 ─
[ゲルトから呼びかけられる少し前。
クレステッド>>+12が冗談で言っている訳ではない様だとわかると、少し目を瞠った。
それをすぐに、困ったような擽ったいような笑みに細めて]
そうか。
…ありがとう。
だが、クレステッド殿がそう思ってくれているとなると、口説かれるのは問題があるな。
俺は少しばかり訳有りなんでな、そちらの迷惑になりかねない。
[本家の直系ではない上出自も表に出せぬ娘であっても、女は女だ。
国に倣い義兄の代わり女に家を継がせよとか、他国の有力者へ嫁がせる後ろ盾を引き受けてやろうとか、物知り顔で言い寄ってくる者は多かった。
物心ついたばかりはそういった者達の接触は家族に阻止されていたが、大きくなるにつれ活動範囲が広がれば家族の守りも追いつかなくなった。
男の様に振る舞うようになったことで飾りに使う価値もないと思われ、表向きは静かになった連中も、女が女として生きようとすればまた煩くなりかねない。
少なくとも、義兄に代替りするまでは現状を維持した方が、きっと良い。
周囲を巻き込むことも、望まぬことに利用されるのも避けたいから]
─ 南の入江 ─
[女の言葉にクレステッドやディークが何を思うかは解る訳もなく、知る暇も有ったかどうか。
ゲルトからの呼びかけに、マリエッタがこちらに送られてくるらしいと知れば女の意識は完全にそちらに移った。
他の二人と同様、自分が気付いた時に座り込んでいた砂浜へと視線を向け]
─── マリ!
[程無く光を纏いながら幼友達の姿が現れた>>+19のに、名を呼び駆け寄ろうとしたのだがそれよりも早く動いたのはクレステッド>>+16で]
─ 南の入江 ─
ま、マリ!?
[聞こえた叫び>>+20に、先とはまた違う慌てた声で名を呼びながら駆け寄った。
クレステッドを押し退けたか、彼が自分から場を開けてくれたか。
マリエッタの前まで来ると抱きついてくる彼女を受け止め、抱きしめ返し]
─ 南の入江 ─
うん。
ごめんな、心配かけたろ。
[ヤクモにも抱きついたりしただろう、徐々に落ち着いてきたらしい彼女の話を聞きながら胸元に懐くその頭をよしよしと撫でて。
ゲルトとアイリにマリの無事を報せた後互いの情報を交換してから、北の丘へと探索に向かった**]
─ 南の入江 ─
[マリがこちらに現れる前。
こちらの言葉に返された答え>>+35に、真剣な彼の顔を思わず見つめた。
本当に想っているなら、一緒に乗り越える。
確かにそうだろう、けれど自分がそれを望むのは難しくて──怖くて]
…クレステッド殿は、強いな。
[迷い無く言い切り快活に笑う彼>>+36に、素直な賞賛を込めて呟くような声を向けた]
─ 南の入江 ─
[それから程無く現れたマリに駆け寄ったクレステッドがヤクモに弾かれたり>>+39しつつ。
抱きしめ頭を撫でていた幼友達から要望を向けられる>>+26と苦笑が零れた。
自分の在り様はどうしても無茶と背中合わせだから、破ると解っている約束は出来ないが]
…無理はしないって所で、大目に見てもらえねぇかな?
[ぽふり、頭を撫でる手を置いたところで、マリの反応を見。
何とかこちらの状況は落ち着いた所でゲルトとアイリに呼びかけて。
マリがウルへと伝言を頼んだのに、自分も同じくと口を挟んだ]
─ 南の入江 ─
俺もマリもいないからって、羽目外しすぎないようにと伝えて頂きたいのと。
カナン様に、ウルを八幡に同乗させてもらえるように頼んでいただけませんか。
[ウルズが胸の内に激しさを秘めている事は、何となく察せられる。
時として彼女自身を飲み込んでしまう程のそれを、マリや自分が傍にいることで抑えているのだろうとも。
でも今はそれが出来ないから、せめて何かあった時助けてもらえるようにと。
既にカナン自身がそう命じていてくれる>>15とは知らず頼んだ後、マリが負傷している二人の治癒を終えるのを待ち北へと探索に向かった]
[北の丘を目指して進む途中、湖を見たクレステッドの言葉>>+41に視線を向けると、確かに魔方陣が活性化しているのが解り]
…最初はもっと薄かったのか?
[問いかけはするも、この魔方陣が何に作用しているか解らぬ以上下手に触れるのは憚られた。
まずは探索を済ませてから、改めて調べにこようと置いて予定通り北へと向かい]
─ 北の丘 ─
[そうして移動した先には、多くの妖魔の気配があった。
先行するというディークとヤクモ>>+30に視線を向けると、頷き]
解った。
ディーク殿達こそ、気をつけろよ。
[声をかけて上空へと飛び立つ陽竜と騎竜師を見送った後、マリ>>+34とクレス>>+43に向き直り]
あぁ。
俺もマリも、艦を長く留守にする訳にいかんし。
何より、ウルがいないと寂しいからな。
何とか早く戻る手を見つける為にも、頑張らねーと。
─ 北の丘 ─
そうだ、マリ。
[呼びかけながら、中身の少なくなってきた小瓶を手に笑い]
俺が無理したら、マリだけじゃなく怒るヤツがここに居るから。
だから心配しなくても大丈夫。
マリこそ、無理はするなよ。
[出発前に言われた言葉>>+50に、裏づけの証拠を見せた後、案じる言葉を向け。
ディークが露払いをしてくれた先へと駆け出した]
しなれ!
[苦無を振りぬくと鞭の形となった水が、小鬼を打ちつける。
そのまま更に腕を振り、ディーク達へ向かう集団に水の鞭の切っ先を向けて]
[6体の妖魔を纏めて地に叩きつけ、とどめとばかり踏みつける。
先に進む為に最短距離を移動しただけとも言うが]
こんだけ数が多いと、やっぱ各個撃破よりも纏めて相手する方が楽だな。
砂浜で休めたお陰で精霊達も回復できてるし。
[現状の把握をしながら移動しようにも、すぐに他の妖魔がこちらに向かってくるのが見え]
…まだだ、もう少し。
[こちらに向かってくる妖魔達との距離を測り、近付いたところで地を蹴り上げ]
矢となりて 眼前の敵を射抜け!
[力ある言葉を吐くと同時、小瓶の蓋を開けて前方へと散らすと、更に詠唱を続けた]
土に纏いて 矢を弾に変えよ!
[土精と水精によって作り上げた弾は、こちらに向かってきた妖魔達を射抜き、地に倒す。
そちらに視線を向けることなく、蓋を開けたままの小瓶と、蹴り上げた際服についた砂を払った指へと唇を寄せ]
ありがとな。
今は頑張りどころだから、引き続き助けてくれよ。
[水と土、両方に礼を言い、助力の継続を頼んだ]
[周囲に目を向ければ、まだ妖魔の数は多くある。
纏めて倒すにも限度があるし、今みたいな技は周りで戦う仲間を巻き込む危険もありそう何度も使えない]
(今なら、成功するだろうか)
[島で妖魔達を相手にした時、発動すら出来なかった技を思い、浮かべる。
小瓶の水で指についた砂を濡らすと、首元のチョーカーに触れ]
土の体に水を得て
我に害なす者達を締め上げよ
[言葉を紡ぐと、願う通りに土が作った形を水が留める。
クレステッドが倒した双頭のもの程ではないが、巨体の蛇が妖魔達を纏めて締め上げ、その形のままに土へと戻り埋もれさせた**]
/*
戻ってきて>>109>>110が真っ先に目に入ったせいでおもいっきり噴いた…www
相変わらずいいセンスしてるなぁもう大好き過ぎるw
[土と水によって作り上げた蛇は、首尾良く妖魔達を縛り纏める。
今度はちゃんと応えてくれた精霊たちに礼を言おうとしたところで聞こえた叫び>>+68に驚き目を見開いた。
そういえば双頭の蛇を怖がっていたっけか、と思い出し]
すまない、クレステッド殿。
この形が一番馴染みやすいんで、つい。
[カガチ家の紋に蛇が刻まれている為か、形を成すのが容易くつい使ってしまったと謝った。
最もクレステッドはこちらに気を取られるよりも、周囲を囲む敵達により当初辟易している様子だったが、どうやら打開策を見出したよう。
マリも風と雷を自在に操り地道ながら着実に数を減らしていっており、地上の二人は援護の必要はなさそうに見えた。
ならば、空に居るディークとヤクモはどうかと視線を動かせば、竜と呼吸を合わせ戦う姿が見えて。
綺麗だな、などと場違いなことを思い、見惚れた]
[だが、それもほんの数瞬。
甲高く響く鳴き声と共に現れた影>>+79に、意識を戻される。
巻き起こった風に倒されぬよう足を踏み込むと、前を見据えて]
蛇の次は鳥か…!
ったく、ウルがいたら手っ取り早く焼き鳥にしてもらうのに!
[愚痴りながら、ディークの声>>+80を聞き]
わかった、援護する!
[>>+81へと了承の声を返した]
これだけでかいと大味でまずいかもな。
[クレステッド>>+86に軽口を返しつつ、効果的な戦い方を探す為に暫し手を出さず様子を見る。
クレステッドの弾>>+87が翼の自由を徐々に奪っているようだが、ディーク達が近付くにはまだ足りぬようで>>+88]
ディー、ヤクモ、ちょっと離れてくれるか。
マリは余裕あったら手伝ってくれ!
[ディーク達を巻き込まぬように声をかけた後、友人に援護を頼む。
是か否かの返事を待たず、地を蹴り上げて]
あのデカブツの羽に取り付け!
[先程と同じ様に舞い上げた土に術を施す。
鴉自体の羽ばたきにより舞い上がる土煙へも効果を広げた為に女の力だけでも期待する効果は導き出せた。
だが友人の風の力を借りることが出来れば、確実に大きな翼全体へと土を纏わりつかせることが叶っただろう。
そして残り僅かになった小瓶の水を、2(10x1)滴程残して撒き散らし]
頼む!
協力してこのデカブツの自由を奪ってくれ!
[水を含むだけでも羽は重くなるはずだが、そこに土を加えたことで更に重く鈍くなるようにと考えた策略は上手く嵌っただろうか**]
─ 回想 ─
ありがとな、マリ。
じゃあ、頼む!
[ディークとヤクモが旋回した>>+92のを確認してから、快諾を返してくれたマリ>>+100に礼を言い、助力を願う。
マリの風が舞い上げた土を孕み、その土が水を含んで巨大な翼を地に押し付ける重しとなった。
出来た機会に接近を試みるディークとヤクモへと抵抗の羽根が向かうのを見れば息を飲むも、集中の邪魔になりたくないと必死に名を呼ぶを耐え。
水精と土精が鴉の翼からはがれぬよう、その姿がディークの手によって精霊石へと戻される>>+106まで術の制御を続けた]
─ 回想 ─
終わった…よな?
やっぱこいつもあの蛇と同じだったか。
[周囲の妖魔も消えたのを確認しながら、声を落として。
地上に降りてきたディークから魔方陣について聞かされる>>+107と、思考がそちらに少し動いたけれど]
魔方陣発動してんなら尚更休んでから行くべきだろ。
ていうか、俺だけ疲れたかとか、そんなに情けなく見えるのか?
─ 回想 ─
[かけられた声>>+108に返すのはちょっとした意地悪。
けれどすぐに、「嘘だよ」と笑って]
俺は精霊達に助けてもらっただけだし、大して疲れてねーよ。
ディークとヤクモこそ疲れたろ、ありがとな。
マリに治療してもらって、少し休んでから湖行ってみようぜ。
[ぽふ、とディークの胸に手の甲を当てて見上げ、クレステッドとマリにも笑いかける。
ディークから内緒にと頼まれたことは、元々カムナ家と親交があった為そうだろうと思っていたからすんなりと頷いた*]
[休憩もそこそこで先に行くというディークを、仕方ないなと言いたげに見送った後]
あぁ、俺は大丈夫。
歩けない程無茶はしてねーよ。
[背負おうかというクレステッドの申し出に笑顔で返し、言った通りしっかりとした足取りで湖へと向かう。
ちなみにディークが仕留めた直後はそちらに気をとられていたので、どさくさ紛れに抱きつこうとしたクレステッドには肩くらいは抱かれたかもしれない。
そして到着した湖では、確かに魔方陣が先よりもつよい光を放っていた]
[こうしてみていても、初めてみる形の魔方陣で作用はさっぱりわからない。
どうしたものかと考えていたところで、クレステッドがゲルトたちへと呼びかける声を聞き]
飛び込んでみるか。
[クレステッド>>+127への返答>>*5に、導き出した答えはマリたちと同じものだった]
[大元を殴って鎮めたという声>>*7には、つい笑みが零れた。
嬉しそうなアイリの声>>*6の微笑ましさも笑みの一因でだったが]
ここに何時までも居たくはねーし。
戻れる可能性があるなら、それを試さない手はねーだろ。
仮に別の所に飛ばされるにしても、同時に飛び込むなら皆一緒だろうし。
[一緒ならどこでも不安はないと、魔方陣へ足を向けた]
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