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[問うて答えを得るのは、逃げ、という思いは変わらない。
一度決めた筋を通したい、というのは昔から変わらぬ気質のなせる業]
……ん。
[小さく紡がれた言葉。
それに返したのは、こちらも小さな頷き、ひとつ。**]
─ 川 ─
[>>8返ってきた反応は、これもまた覚えがあるものだった。
こういう所も変わってないんだなぁなんて、頭の片隅で思ってしまったのは恥ずかしさからの現実逃避。
>>9幸い、すぐに理由を察してくれたイェンスから了が返ってきたから、これ以上の恥ずかしさを味わうことは無く]
はい。
これくらいなら、そんなに時間はかかりませんし。
すぐにお返ししますから、待っていてくださいね。
[幼少の頃からのあれそれで、こういった事は手慣れたものだ。
言葉通り、然程時間をかけることなく戦闘で出来た綻びは全て繕いイェンスの手元へと戻し。
それからすぐに自身の手当、服の直しも済ませることは出来ただろう**]
[私が紡いだそれに、返った言葉は短いものだった。
それでも、思いは伝わったと、そう思えたから]
あなたに、なまえをよんでもらえるの
まってるから、ね
[彼にも届かぬ小さな声で、願いを紡いだ**]
/*
とりあえず一朴念仁は引き出せたので満足である(
しつつ、ゾフィヤさんの誤爆は私あての突っ込みかなー…w
わるいことしたかな!
といいつつさくっと寝なければや…2時すぎてるねむい…
─ 川 ─
[>>19了が返ってきたので私は上着の繕いに集中していて。
上着を繕い終わった頃にはその刀身は鞘に収まっていたから、彼が見ていた二刀の片方、雷纏う龍の彫られた刀がどのような物かも知らぬまま、気付かぬまま。
手元に戻された布を羽織って自分の傷にも黒髪の彼女から貰った薬を塗って。
その薬はまだ少し残っていたものの返さなくていいと言われたものだから、その言葉に甘えておこうとウエストポーチに仕舞うことにした。
そして手当を済ませた後は自分の服も繕って、着終えた所でイェンスも身動きできる余裕は取り戻せたらしい]
そうですね…
あの人たちも川沿いに進んでこられましたし、
他の方もそうしている可能性はあるでしょうね。
[当てもない状況では水場を目指すのも一つの指標だろうから、と>>20イェンスの提案に頷きを返し、共に下流へと足を進め始めた*]
─ 川→湖畔 ─
[>>26私の同意を確かめてから歩き出した彼に続いて、歩を進めて。
しばらくしたところで視界に開けたのは、大きな水の広がり]
………すごい。
湖、ですね。
[規格外という言葉に頷きを返しつつ、呆気に取られて目を瞠る。
それでも足は止めぬまま、だったのだがそこから更にどれ程進んだ辺りか]
……あ。
[>>22>>28新たな人影を私も認めて、一旦足を止め同行の彼を見遣った*]
─ 湖畔 ─
[>>32私の視線を受けて、彼も視線を合わせ応えてくれて。
推測は同じ、となれば躊躇する理由は私にも無く]
はい。
[短い応答と頷きを返し、彼と共に近付いて。
見えた姿は、私たちと同じくらいの年頃だろう女性と、年上の男性。
親子という訳ではないだろうけれど、この二人はどういう繋がりなのだろうと思いながら声には出さず>>31イェンスが男性からの問いかけに返すのに合わせ、頷きで応じたのだが]
……先の試練の時といい。
随分と、顔が売れているようですね。
[>>34女性から彼へと向けられる視線の冷たさに、彼女も彼を見知っていると分かって紡いだ声は、言葉とは裏腹に責める色は無いものの。
先に戦った黒髪の男性といい、この女性といい、今のイェンスを知っている人は沢山いるのだな、という当たり前の認識と。
冷たい視線、低い温度で紡がれる声に、彼女はイェンスをよく思っていないだろうことを解した。
自分自身彼と知らなかった上でのあの遭遇を思えば、彼女も同じような体験をしたのかもしれないとも思えて。
彼が記憶を取り戻すことは、彼にとっていいことなのだろうか、と表情が少し、翳った*]
……なんか、あったか?
[首を僅かに傾いだまま、小声の疑問がぽつり、と落ちる。*]
─ 湖畔 ─
…そう、ですか。
[>>40傍らから返された溜息に、彼自身が彼女との因縁がある訳ではなさそうとは分かったものの。
それでも、その国の人間というだけでこんな目を向けられること、それを苦に受け取ってもいなさそうなことで、余計に私の翳りは増した。
だからといって、彼にこの理由を明かすことはしない──出来ない。
そも、そんな悠長なことをしている場合ではないとは彼も分かっているだろうけれど。
>>41巫女と彼が称した彼女から向けられた表情、>>42言葉にも翳りは残したまま]
[そんな中、小声で届いた問いかけに、少し、瞬く。
その響きは、今の彼自身から出た気遣いの色、だから]
……ううん。
ちょっと、きづいたことが
あった、
だけ、です。
[泣きそうになるのを堪えて、声を返した]
[女性はイェンスと戦うことを選んだらしい。
ならば私は、もう一方の男性と戦うこととなるかと視線を向けた相手は穏やかそうな人。
>>38私の様相は軍服にも似てはいるが、旅人である彼が見ればこの近隣の国のものではないと分かるだろう。
>>39かけられた声、上げられた国の名は私も知っているもので。
今のイェンスはその国の人なのか、と今更ながら認識をした所で、続けられた名乗り、問いかけに瞬いたのは]
え、…あの。
[試練の場というには不釣り合いな軽さに戸惑ったのと、もう一つ]
…すみません。
お名前をうかがっておいて、失礼とは
分かっている、のですが。
私の名前は、聞かないでおいて、
いただけませんか。
[どうしても。
今は自分の名前を出したくはないと、申し訳なさに眉を下げながらお願いをして。
それから]
私とお手合わせ、願えますか?
[問いかけと共に、長柄を握る手を持ち替えた*]
……気づいた事?
[返された答えは更なる疑問を呼び込むものの。
状況と何より、何かを堪えるような声音がそれ以上を問う事を躊躇わせて]
……ぁー……なんてか、その。
無理、するなよ?
お前、なんかこう、抱え込みまくってるみたいに見えるから、うん。
[その原因の一端は、自分にもあるんだろうな、という自覚はある。
だから、あんまり言うのもアレか、とは思うけれど、それだけは言いたかった。
口にしたのが、『だから心配』という一部分が欠けているだけで、昔言った言葉とさして変わらぬ事なのは、当然の如く無意識、無自覚]
[私の答えは、彼にとって疑問を深めるだけだったようで。
続いた声は躊躇いと、変わらぬ気遣いに染められたものだった。
それは幼い記憶にも覚えのある、だからこそ余計、堪えなければならなくなって]
……ほんとに
かわって、ない。
[記憶が無くても、私の知っているそれが変わっていないから。
記憶を取り戻したとして、その記憶を今の彼がどう受け止めるのか。
私の知っている彼も、記憶が無かった間の自分を、受け止められるのか。
そんなことを、思ってしまったなんて、言える訳がなくて。
答えにならない言葉を返して、視線を正面、対峙する相手へと戻した*]
─ 湖畔 ─
[穏やかな男性へと傍らから入った>>45突っ込みは、やっぱり第三者からでも試練の場らしからぬ声掛けだったのだな、という納得というかなんというか。
彼の突っ込みに>>53対峙する女性も内心同意していたまでは知らぬまま、>>56>>58のらくら飄々と交わされるやり取りが収まるのを待っての名乗りの辞退と、手合わせの申し出をしたのだが]
あうぇす…?
── えぇ、構いません。
[>>59呼び名として挙げられたのは、聞き覚えの無い響き。
勿論意味も分からない言葉だが先にこちらが勝手を言っているのだ、あちらの勝手を断る道理も無い。
意味するところが分かれば、複雑な思いを抱いたかもしれないけれど]
同じ長柄の方を相手取った事はあまりないので
上手く踊れるかは、わかりませんが…
足を踏まない程度には、お付き合いできるかと。
[花が何を指すかまでは分からなかったものの、向けられた構えからまずは技量を見せよとの誘いだとは察せたから。
私も中段、攻めにも守りにも転じやすい構えを取った切っ先を彼へと向けた*]
[>>*27男性の構えは槍のそれだが、持っているのは旗にしか見えない。
まさか旗を用いて戦う人がいるなんて想定もしていなかったなと思いつつ、相手の動きをまずは見据えて。
低い体勢から繰り出される一突きが、軸足から逸らされた半身からの払いに転じたまでは対応できるもの、だったのだが]
っ── !?
[己の得物で受け止めた長柄の穂先、据えられている布の動き。
鞭のように伸び、しなり、背中を打つそれを阻む術は持っておらず。
何が起きたか理解すると同時、強かに打ち付けられて。
その衝撃、痛みに一瞬、息が詰まる]
っ、く…!!!
[こらえ切れず漏れ出た声は、けれどすぐに、ぐ、と噛み締める歯がそれ以上を遮って。
ぎり、と受け止めたままだった長柄を、一歩あえて下がってみせて拮抗を乱す。
体勢を崩すまでは至らずとも、生じた緩みは私の腕を横に薙ぐ程度の余裕は稼いでくれただろう*]
/*
おぉ…
ヴェルナーさんゾフィヤさんのお互いへの兄妹愛がとっても深い…
切なくもあるけれど、とても愛が深くて良い兄妹だ…良いなぁ…
……え?
[向けた言葉に返されたのは、意の繋がらぬ言葉。
けれど、その意を問う暇はないから。
浮かんだ疑問はひとまず飲み込み、対峙するべきへと意識を向けた。**]
[>>*32男性の声はやはり軽やかさを残したまま、けれどその動きは軽々しさなど欠片も無い。
鋭い鞭のような旗の動き、狙って放たれたとは彼の言葉で容易に知れて]
それは、おたがいさまではありません、か?
[傷を言うなら、私の方は刃がついた武器を用いているのだ。
斬れば打ち付けるよりも深い傷がつく、その心配をする必要は彼には無いというのだろうか。
少なからず憤りは抱くものの、この一合だけでも相手の技量は私より上だろうと測れぬわけも無くて]
これでも、積めるだけの鍛錬は、こなしてきたつもりですから。
[思ったより重いという言葉に声を返しながら、熟練者相手にこの間合いを続けるのは拙いと。
距離を稼ぐ為の払いは緩み泳いだはずの棒に受け止められてしまった。
私の動きに逆らうことなく、むしろそれを利用するように回り込まれたその足運び、背に負うように動かされた長柄がくるりと回り。
回転によって動かされた薙刀の先は地に落とされ、同時に頭上から振り下ろされる影にとれる対処は限られて。
選んだのは、長柄から右手を離して身体をずらし、右肩を差し出してその一撃を受け止めること。
叶うなら、右の手で振り下ろされた棒を握ってその動きを止めさせようと*]
[痛いのは嫌だなんて男性が返す軽口は、こちらから見ればやっぱり余裕の表れに思えるもので。
舐められていると思っても良さそうだが、そう思えないのは相手の体捌きの変化にも気付いたから。
突く動きから振るう動きへ、それは相手の手数の多さを物語り。
また状況に応じて最善を用いられると示されたと同じ、だからこそ尚更、今の状況を覆す何かをしなければと思って]
う、く……っ!
[選んだのは、振り下ろされた一撃を右の肩で受け止めること。
相手のペースを崩すため、動きを止めさせるためにあえて避けず、けれど少しでも衝撃を逃がせるようにはタイミングを合わせたものの衝撃はやはり強かった]
[痛みに耐えながら、肩で止まった棒を右手で確りと掴めば当然相手の動きも捉えられる。
間近に見えた相手の顔は、一瞬驚きの色が浮かんだもののすぐに飄々とした笑みに戻されて。
ぐ、と押し込まれる動きに、やはりこの余裕は簡単に崩せるものではないと悟るも]
自分から、ちかづいてきてるのに、
照れるん、ですか?
[生真面目な問いを返したこちらも、ある意味余裕だと思われただろうか。
実際は力負けしないよう踏みとどまるので精一杯なのだけれど。
片手で棒を掴んだまま、左手で持った薙刀の長柄を相手の棒に交差させるように動かして。
傍目からには、鍔迫り合いの様相にも見えようか*]
なごやか、ですか?
[>>*52返された答えはやはり軽く。
けれど、その答え自体に目を瞬かせたのは、思いもしないもの、だったから。
続けられた問いにも、その表情は変わらぬまま、だったけれど]
…結び合わせたとは、言えないと思います。
この試練を乗り越えても、合わせられるかは、
わからない。
[紡いだのは、胸に生まれていた翳りから出た答え。
押し込まれる動きから一転、引き抜かれた棒は右手から逃れ、背後に回られたと気付いた時にはすでに遅く]
─…っ!
[しゅるりと巻き付いた布が、左足の自由を奪う。
体勢を崩しかけるも、柄を地に突き立てて倒れるのはなんとか阻止をした。
そうやって先とはまた違う拮抗を生み出した所で、背後の男性へと視線を向けて]
…貴方のほうが、私よりも
経験も、技量も上だということは
分かっています。
私よりも、貴方が──もしくは、あちらの、彼女が。
試練を打ち勝つ方が、世の為になるだろう、ことも。
[紡いだのは、答えというよりも独白に近いもの。
相手はどのような顔をしているのか、背後ではあまり見えはしないけれど]
私たちが勝ったって、
誰かがすくわれるわけじゃない。
私の願いは
彼すらも、苦しめる願いかもしれない。
でも、それでも。
ずっと、諦めていたの。
会いたいけど、もう会えないからって、ずっと思って。
また会えた人に、あの人に。
もう一度、私の名前をよんでもらいたくて
この試練を、乗りこえたいと、望んだの
[そう言って、動かしたのは左足。
ぐい、と巻き付けられた布ごと引き寄せるように足を上げ、身体を反転させながら大きく足を引いて。
同時、振り上げて八相の構えを取ったのは、この一撃で勝負をつける為]
この願いを叶えてくれるなら、私が出来ること、
なんでもするから
[国だって世界だって、救えと言えば救ってみせるとも言いたげな声で紡ぎつつ。
身勝手な願いを押し通そうと、正面に向き直った男性を真っすぐに見据え、捉えた*]
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