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─ 平原/盾兵部隊side ─
『貴殿のような強者にそう言って貰えるとは、光栄だな』
[>>14一時の膠着、己に槍を突き立てる相手を見据え、返す。
少しでも消耗させられれば、足止めが出来れば。
時間を稼いだ分だけこちらの勝ち目が増えると信じる己は、対峙する相手にはどう映ろうか。
確かめる術があるかどうかも、知る術は無く。
崩れた均衡、
己の絶命がこの部隊の崩壊の決定打となるだろうと知りながら、最期がこの戦士との対峙であった事自体に悔いは残りはしなかった*]
/*
カレルが一騎打ちするのは死ぬ布石かなーと思ったので最初投票入れたけど、展開的にトルーンの民視点は最終日まで居た方が良いのではないかと思い直した。
俺は拠点の防衛任せてるし、役割的にはもう死んでも良いと思うのだよな。
投票訂正して良かったか分からないけど、駄目だったらごめん。
王国軍指揮官 ベリアンは、ゼファー軍人 フェリクス を投票先に選びました。
やはりお前は優雅だな。
こちらは篝火の陰に惑わされているというのに。
[>>=3返す言葉は棘含むものだが、音に乗せるは穏やかなもの。
この応酬自体が落ち着きを呼ぶものだと、互いに通じていると疑いすら持たぬ声]
何、どんな苦労をしたかだけでも充分さ。
主を釣り上げるのは骨が折れると相場が決まっているからな。
[そんな風に笑って、帰ってくるならそれでいいと告げた*]
─ プラメージ王国野営地 ─
[左腕は、受けた刺傷だけでなく己が縫いつけた分の痛みも強く残る。
それを少しでも和らげる為強く巻き付けた包帯と、更にその上を覆う革の小手で動作の支障の軽減を図り。
ギィの調合していったハーブティーを一杯飲むことで、気持ちの切り替え、冷静さを少しでも取り戻す。
爽やかな風味は多少なりと思考を苛む痛みも和らげて]
────…先ず目指すは、アルニム隊が向かった方角を。
適宜、篝火を焚いて進むように。
[どうしても、ミヒャエルが遺した言葉が気にかかった。
彼の言ったセルウィンが己の知る彼を指すならば、あの青年が属していた隊は其方に在るだろう。
この部隊のことも報告が届いているだろうし、今更闇に乗じる利は無い。
ならば進軍も易くなる上加勢がどれ程かを見目にも示せる方が味方の士気を上げられると指示をし、今度こそ出立と相成った*]
─ →平原 ─
[本拠から出ると同時、臨時拠点への伝令も走らせる。
海からの報せも併せれば、今の前線との交代がこの戦の勝負の決め所となるだろう。
臨時拠点に控える者たちにもその認識を持つようにとの言伝を託し。
己が目指すのは、本来ならば進軍を知られていない方を選ぶべき、とも分かっているが。
知られているだろうと分かりながらも向かうのは、ある種戦士としての義理立ても含めてのエゴ。
>>49視線の先、整えられた隊列が見えればやはり己の予想は間違いでは無かったと知れて]
私はプラメージ王国軍、末席を務めるベリアン・グラウコスだ。
戦場で刃を向けるより先に言葉を向ける無礼を許されよ。
ミヒャエル殿の言をお伝えしたい。
[部隊を制し、騎乗したまま前に出て上げた声に、応じるものはあるか**]
篝火が要る間に戻って来られるならな。
[>>=5友の言葉に返すのは、やはり軽口めいたもの。
だが、続けられた呼び掛けには、微かな沈黙を含ませて]
理想を言うならば、ゼファーとの協力体制を築いた上でのカーマルグの自治の維持。
海賊はまだ暫くは痛手も残ろうが、次の来襲にはゼファーを想定しての戦力を整えてくるだろう。
それに備えるは、カーマルグにも我らが王国にも酷だ。
ゼファーから武力を、カーマルグから豊かさを、互いに補いあう関係が作られるならそれが最適だとは思うが…
折角占領した地をむざむざ明け渡してまでそれを選ぶ利を、あちらに示せるか?
[そんな風に、声を返した**]
─ 平原 ─
[>>67応じて返ってきた名は、聞き覚えのあるもの。
己が斬り伏せた青年が隊長と呼んでいた、その名の主に向けた目を細め]
…では、互いに一時を頂戴するとしよう。
貴殿からその名が出たということは、セルウィン・アルニムを討ったは貴殿、か。
[一騎のみのまま、更に前へと進み出て。
一定の距離を保った所で足を止めさせて向けた問いで、逆説的に己がミヒャエルを討ったと伝わろうか*]
わざわざ迎えが要る年でも無いだろう。
だが、そうだな。
あまりに遅いようなら、考えておく。
[>>=9重ねた軽口に、方針を受け取ったとも含めて返した後。
こちらが語った未来に楽し気な声音が返ったのには、微か瞑目し]
この状況で王国領のままとは、それこそゼファーが納得すまい。
カーマルグの民とて、今回の様なことが重なれば王国への不信も募る。
その前に自治を任せる方が後々の面倒が減るからな。
[そんな返答をした訳だが、続いた領主という言葉に目を瞠って]
……別荘にでもするつもりか。
[そんな風に笑ったのは、呆れ混じりでもあったけれど。
拒む意思はないとも伝わるものだったろう。
>>=11更に続くギィの構想に、口は挟むことなく最後まで聞いて。
>>=12『今』についての行動の示唆まで聞き終えると、あぁ、と頷き]
元より、そのつもりだ。
本気でやらねば相手すらしてくれぬだろうからな。
[例えばたった今対峙しているケファラスの長などな、とは心の内だけで紡いだ*]
─ 平原 ─
[>>73対峙するゼファーの隊列からも、己と同じく一騎のみが前に出る。
フェリクスと名乗った長、その瞳には手に持つ槍とも紛う鋭さが宿って。
その瞳を正面に見据え、返る答えはやはり想定通りのもの。
それに浮かべる色は見せぬまま、続けて果たされる>>74宣誓を受けて]
我ら此処に控える者全て、確かに受け取った。
セドリック・アルニムの元へ、違う事無く届けると誓おう。
[己が生き延びられる保証はないから、此処にいる全てで受け取ると応じた声は、指示する要も無く後方控える兵達も呼応を重ねる。
強者に臆する事無く戦った同胞への敬意、それを違わず伝えられた感謝を礼に表した後、また瞳に相手を映して]
では、今度はこちらの番だ。
ミヒャエル殿を討ったのは、この私だ。
同行者を逃す為単身で私の首のみを狙ってきたので、正面から迎え討った。
彼は致命の傷を負っても命尽きるまで地に伏せる事も無く。
ゼファーの戦士は一騎当千と知ってはいたが、それをまざまざと見せつけられた。
惜しむらくは、己が生きる為だけに私を討とうとした事のみだな。
私の首を捕ることの意味が分かる程となっていたなら、きっとこうはなっていなかったろう。
[言葉の中に混ざったのは、己が討った相手を惜しむ思い。
他国の戦士ではあるが、あと数年すればきっとひとかどの人物となっていただろうに。
そんな思いは、ただの感傷とも分かっているけれど]
…彼の亡骸は、流石に持ち運んでくる余裕も無いのでな。
こちらで預からせて貰っている。
代わりにといっては何だが、最期の言は伝えておこう。
恐らくは同行していた者たちに向けてだろう、
皆と、フェリクス隊長に向けての謝罪が、ミヒャエル殿の最期の言葉だ。
[あえて感傷を乗せることなく、淡々と告げた*]
それは困ったな。
手柄なんてものは立てようとする程逃げていくものだ。
[>>=15ギィの言葉が軽い内は、こちらもまたそれに応じる。
>>=16真面目な色が加わればやはり、その軽さを収めて応じるのだが]
腹芸なんて考えられぬ程真っ直ぐなのかもな。
[落とした呟きは、まだ少し軽さが残ってしまっていたか]
[ともあれ、続く言葉は異論無きもの。
ゼファーと全面戦争なんてなればお互い消耗するだけなのは目に見えている。
何よりそんなことをすればゼファーだけでなく王国も資源財源が共に枯渇するだろう。
そんな未来は誰も望むまい。
なによりも、>>=17ギィの語る野望は]
…あぁ、見てみたいな。
戦ばかりではない、彼らの姿を。
[自分が討ち取ったあの青年のように、戦で命を落とすばかりだろう彼らに違う未来を迎えさせるものだから。
異論など出ようはずもない*]
─ 平原 ─
こちらこそ。
セルウィン・アルニムの最期の願い、託して下さって感謝する。
[>>91敵将からの感謝に、こちらもまた感謝を重ね。
今度は己が伝えるべきことを伝えた相手の表情、その変化を黙して見つめる。
>>93戦士であるが故の思考もあるだろう、相手が何を思うかは分かるべくもない。
だが、互いに曲げぬべきと定めた正道は違わぬ様で]
王国も同様だ。
亡骸を辱めるは蛮族の所業。
王国もゼファーも違わず、戦いに殉じた兵には皆相応に報われるよう取り計らう。
[つもり、ではなく言い切った所で己の地位が相応に在る事は伝わろうか]
[こうして互いに、伝えるべくは伝え終わった。
貰った一時はこれで使い切り]
やるべきこと、か……そうだな。
[革に覆った左手で馬の手綱を、右の手に長柄の戦斧を持ち直し。
互いに単騎で向かい合う現状に、微か笑みを浮かべて]
どうだ、フェリクス殿。
俺とも一騎打ちと洒落込む気は無いか?
[狙った訳ではないがお誂え向きな状況と。
それぞれ後方控える兵達がぶつかればまた消耗は避けられないからと浮かんだ目測に、蹴られればそれまでと提案してみた*]
そうか。
…なら、早急に決着をつけねばならんな。
流石に二人の将相手は負けの目しか見えん。
[>>=20返す答えに、こちらが既に強者と対峙していることは知れるだろう。
続いた言葉には、頷きを見せた後]
単身であれば、王国兵は確かに弱い。
だが、軍としての統制ならば、ゼファーに敵わぬ訳ではない。
[実際に率いている現状、率直に抱いた感触を口に出した*]
─ 平原 ─
[>>101こちらの提案に返されたのは刃の如き笑み。
やはりあちらも消耗は避けたいか、そんな思いに戦斧を持つ手に力が入る。
あのミヒャエルの上官だ、勝てるかどうかも分からぬ相手だが]
ありがたい。
貴殿を討てば、王国の武もゼファーに劣らぬと示せようからな。
では、ベリアン・グラウコス
───参る!!
[手綱を引き、馬の横腹を蹴って駆け出した*]
─ 平原 ─
簡単に倒れられぬ理由は、誰しも持っているものだ。
そこに道理があろうとなかろうと、な。
だからこそ、戦いなんてものが起きるのだろう。
[>>107相手の言葉に返すのは己の思い。
自分達が正義だなど、最初から思ってなどいない。
そんな事を告げるような言葉は、それ以上は吐き出さず。
>>108敵の名乗りに、く、と口端を上げ]
そんなことは、分かっている!!
[既に嘴を受けた後と、革に隠した左腕の傷の痛みが告げる。
手綱を持たぬまま馬を繰る技に、やはり相当の手練だと知れて。
右に提げられたままの槍の動きに意識を集中させていたから、間近まで距離が近付いた上でのその動きにも応じるが叶った]
っく、…っ!!!
[青銅の刃が鉄の刃を正面から受けて敵う訳が無い。
だから力で応じるではなく、水平に振るうその穂先に己が戦斧の柄を滑らせて軌道を逸らす。
ガリリッと柄の部分、硬木の削られる耳障りな音が響くのは僅かな間。
右腕を上げて柄を動かせば、槍の穂先を跳ね上げるも叶おうか*]
─ 平原 ─
[>>114相手がこちらに抱いたものは知る由も無く。
槍の穂先を受けた柄、抵抗もなく上がった右腕に違和を覚えたのは刹那。
くるりと向きが変わった切っ先に、相手の意図を察したのは瞬時だがそれに身体が追いつくかは別の話だ。
咄嗟動いたのは、やはり左腕]
ぐっ、う…!!!
[急所を庇い掲げた腕で受けた切っ先は、それを覆う厚い革で多少の勢いは削がれたろうが重力をも味方に得た力を殺し切るには至らない。
くしくもミヒャエルの槍を受けたと同じ場所、今度は裂かれるでなく貫かれた腕の痛みは瞬時に身体を駆け抜けるも、それに支配されるを拒み]
りゃああああ!!!!
[槍が引き抜かれるより先に、戦斧を横薙ぎに振るった*]
─ 平原 ─
[>>120革の小手を経て己の肉まで貫く程の勢いだ、この一撃で決めるつもりだったのだろう。
聞こえた舌打ちに微か浮かぶは、首の皮一枚繋がった生と、熟練の戦士と対等に戦えている誇らしさ。
それも腕から苛む激痛にすぐ歪み、更にそれに捕らわれまいと食いしばった歯にかみ殺されるけれど。
絶好の機を逃せないと横に振るった斧、青銅の刃がフェリクスの脇、掠るではなく確かに捉えた手応えに、更に力を込めて薙ぐ。
そうして己の右手がしっかりと振り切ったと、左腕から槍が引き抜かれるはほぼ同時。
塞ぐものが無くなった傷からは赤が遠慮なく流れ落ちるが、先の傷を縫った糸が千切れるは抑えてくれている。
くらべものにならない痛みはあるが、指は動くからまだ戦える。問題無い]
貴殿相手に、なりふり構っては…
勝てぬ、だろう?
[く、と浮かべた笑みは、この状況では似つかわしくない程に清々しいもの。
仕切り直しと戦斧を構え直した、次に動くが互いに最後の一撃となろう*]
─ 平原 ─
[>>127相手の顔にも似た様な笑みが乗るのに、こんな状況だと言うのに喜色が浮かぶ。
生粋の武人ではない己でも、強者と分かる相手に認められるのは嬉しいものだ。
本当に、ミヒャエルといいフェリクスといい、戦場で会ったでなければまた会いたいと思えた好人物だろうと思うのに]
そうか、それは光栄だ。
こんなに全てを投げ打つのは、初めてだからな。
[ミヒャエルと同じく、フェリクスともこれが最初で最後の邂逅だと分かるから。
こんな時だというのに、止める事も無く言葉を返す]
…あぁ。
俺も、迎えを所望されている。
楽しさにかまけて友を待たせる訳には、いかないからな。
[対峙する相手の脇、己が割った腹から見える傷の深さは致命と見て取れる。
けれど、最期までその闘志が消えぬことは、既に己の部隊皆ミヒャエルから教えられている。
だからこそ、彼の嘴の鋭さが鈍る事はない。
そして、それを正面から降さねば王国の格を示す事など出来ようもないとも自覚して。
手綱を操る左手を離すと、太腿でぐっと馬の背を挟み、足で腹を蹴って奔りだし]
、っあああああああ!!!!
[相手と同じく、馬の走りに合わせた勢いに翳した戦斧を、突き出された槍の真正面から鉢合わせ。
己の首の皮一枚を掠め切った槍の穂先と、フェリクスの胸に確りと食い込んだ戦斧がそれぞれの赤を纏う。
>>130より多くの朱を流す彼の名が響き聞こえた*]
─ 平原 ─
王国にも強者は居るが、ゼファーの者にはやはり及ばないからな。
[>>135光栄と告げられた声に返すのは、卑屈ではなく事実。
個々人で比べるならば、幼少より鍛えられているゼファーの戦士に王国の兵が勝るなど土台無理な話。
だからこそ、己がフェリクスに、正々堂々と勝つ必要があったのだ。
>>136少しでもずれれば良くて相討ち、下手をすれば己が絶命していただろう槍の軌道を逸らせた事が功を為した]
……一騎打ちを受けて下さって、感謝する。
[先の脇腹の傷に併せて胸に食い込んだ斧傷の深さは、もう息を吐くすら困難だろうに。
見事と賞賛を紡ぐフェリクスに、斧をひき馬の手綱に左手を戻して礼を示した]
[>>140そこに響いた、勝負の決着を告げる声は調子こそ違えど先に聞こえたと同じもの。
視線を向けて彼の姿を見止めるのと、相手がこちらに向かい来るは同時。
>>141己とフェリクスの間に立った彼が名乗る名に、友と対峙した相手と悟り]
構わない。
元よりそのつもりで一騎打ちを挑ませて頂いた。
[王国はともかく、ゼファーに消耗させる要はある。
だが、あくまでそれは戦の上でなければならず、戦法としての正道は逸れても非道を選んではならない。
筋を通した上での申し出を受けぬ道理は無いと答えて、フェリクスを支えるその姿を見まもった**]
ゼファーの隊長格を一人、降した。
お前の加護の御陰だな。
[失血のせいか、声の力は先よりも弱いが、意識は失せず]
ゼファーの兵から離れた所で、騎兵を50ばかりそちらに向かわせる。
[迎えを送る算段も、忘れてはいなかった**]
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