情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
フェリクス王子へ
ゾネスは敵にあらずラメールに忠誠を誓う騎士の国。
国家に逆らい大事を見誤った罪は大きく許されるものとは思わない
しかしその死を持って終わりとしていただけるならば
ゾネスはフェリクス王子にとって
今後も忠誠を保つラメールの剣であり続けるでしょう。、
願わくば私に従う者への恩赦を・・・・
勝手ながら後武運を祈っております。
総督アイリ・フォールデン
[この手紙が無事に届くかはアイリにはもう知るよしもない。血塗れて斃れている自分の前でアイリは怪訝な表情でそれを見つめていた]
・・・これは・・・・まさかこんなことがあるとは・・・・・・。
[死後の世界など夢物語だと考えていた。死を悟りアイリはその奇妙な光景にペタリ座り込む。]
ど、どうすればいいんだここは・・・・・・。
神か何かが向かえにくるのだろうか・・・・・・・?
[不安に震える身体。キョロキョロと見渡し、本当はちょっぴり怖いこの世界に、泣きそうになっている。*]
え? あ・・・
[聞いたことのある声に振り向いて、その顔をよく見ればアレクシス参謀長官だ。
しばしの混乱、アイリは目を丸くしながらも、コホンと手を口にあて、取り乱した行動を恥じた。]
見届けか・・・ふざけているな・・・・・・。
[どうやら自分の体もアレクシスも血などは反映されていないようだ。
どう、死んだ彼と向き合えば良いのだろう。
元気な姿に哀しんでいいものか喜んでいいものかアイリは複雑な心境となった。]
>>+8
私の事か……?
忌々しい···あの裏切り者さえいなければウェルシュ王子に現実を見せれたものを……残念だ。
[あのドロシーはもっと殴らねば…………
最近顔見ただけで叩きなる衝動が増してたのもあってあの裏切りに怒りが灯る。]
>>+9
殺された?アレクシスに···か···?
·····何か私は大きな誤解していたようだな。
[殺害はシュナウザーか元老院たちだと思っていた矢先
恥ずかしくなった。]
愚かな……
一体何故フィオンを殺害したのだ。
[どちらを信じればいいかなど答えは簡単だ。
片方に突っ込めば良い、自ずと真実は零れよう、アイリは部下を失いクーデターまで起こしている。
目つきが鋭く変わり、アレクシスを睨む。]
理由を聞こうか。場合によっては覚悟しろ**
この外道が!!
そこまで腐っていたか!このクズめ!!
[この者を見誤った、信じていた自分に怒りがこみ上げる。
アイリは拳を握りしめアレクシスの顔を殴ってしまおうと考えたがさらに話は続き]
王の暗殺もだと!?
·····私が裁いてやる真実を話せ。
[この上王まで殺害したとあっては殺しても殺し足りぬ大罪だ。アイリはそれを聞くまで殴るのは我慢し軽蔑の眼差しでアレクシスを見ている]
真実を話せ!!
場合によっては貴様の頭を身体から切り離すぞ!!?
[と言っても剣は無い。]
/*いえいえ、こちらも早くいろいろ打診すれば……と周りを振り回してしまっていたのでごめんなさいです。
愚かな……それでは貴様が元凶ではないか!!
[考えたよりもずっと酷い衝撃の真実、王に手を掛けて尚かつそれさえもしれっと調査に加わり自分でもみ消しでもしようと考えたのだろうか。
罪を罪とも思わぬその態度、フィオンも手がけあまつさえ自身さえも同族と言わんばかりのそのふてぶてしさにアイリは激高しその手が大きく上がる。]
同じにするな!!貴様のせいではないか!!
う、あ!!
[興奮し振り上げた腕をあげたまま、膝が崩れる。
背中の痛みが激しさを増して苦痛に表情を歪ませた。*]
ぐぬぬ……
いっ――!
ったい!!!! 触れるな穢らわしい!!
[肩に腕が回れば痛みに身体を反らし力の入らない手でバシっと払いのける。]
それを歪めたのは間違いなく貴様ぞ・・・
反逆者め・・
[軽蔑した目で見据えてアイリは唸る、許せない感情は胸を紅蓮に染め上げるが、話の中にリヒャルトが出て振り向けばそこにいるリヒャルトを見て視線を外し、地を見て項垂れた。]
・・・・お前も、か・・・
もうどうにもならんな・・・これでは。
[主要な者が次々と死んでいる現実に、諦めにも似た溜息がこぼれた。*]
私らの恋もそいつが奪ったようなものだったな・・・
ラバルはいい・・・・・・
しかしフォールデンは取り潰しだろうな・・・。
こんなことなら娘の一人くらい若いときに産んでおけばよかった。
[父母なく、アイリの死を持ってフォールデン家は血筋は絶えた。
考えたとて後の祭りだろうが、もうそのときは戻ってこぬ。]
>>-31 気にするなとはどういう所見だ・・・・・・
私の悔やみは何よりも先に、こいつの本性に気づけず殺せなあkったことだ・・・
歯がゆいよ・・・
[まるで国に住む者すべてが踊らされていた状態に。非力だった自分を責める。総督としての責任。反逆者としか成りえぬ名の穢れにアイリからは大粒の涙が落ちていく。残ったものは絶望のみ。アイリの身体から力は抜けていった。]
もう・・・・・・何も見たくない。
一人にしておいてくれ・・・・・・
[よろと立ち上がり、背中の痛みに耐えながらふらつきながら歩きだす。リヒャルトの横をすれ違いながら去り。誰もいなくなったところで一人座り込んで泣いているだろう。*]
[事実を知ったアイリは街の一角で泣いていた。
ずっと自身に課せていた責任の重圧、事を成せず無念にも死なせただけに終わってしまった部下達、自分が死んでしまってどうしようもない状況に溜めていたものが崩壊して打ちひしがれてしまっていた。]
消えたい……辛い……
[どうしてこんな世界があるのだろう。死しても見せ続けられる現実に心の底から神を呪う。
心は穴があいて咽び泣く姿があっただろう*]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新