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あ。
[と言う間に森の中へと馬を走らせて行った。
小猿とアケルと呼ばれた青年に向けられる警戒。
けれど、睨まれたところで動じるシメオンではなかった]
後を追おう。
ルディ達の邪魔はせず、様子を見る方向で。
[護衛の一人が先行し、ルディ達の進路を確認してもらいながらシメオンもまた森の奥へと馬を走らせた*]
は? 飛んでる?
[唐突に聞こえた声に、返す声がひっくり返った。
反射的に周囲を見るが、頭上には梢が繁る]
悪ぃ、今森の中だから見えねぇわ。
もしかして、小型の飛行船でも作ったか?
― 太古の森 ―
[踏み入れた森は原始の森と言って良い様相だった。
聳え立つ木々は幾年も年を経た隆々としたもの。
種としてもマチュザレムでは見ぬものばかりで、シメオンの目には智の宝庫として映った]
うっわ……こりゃあ生物学者が喜ぶぞ。
[専門ではないために詳しいことは分からないが、学術的価値がありそうだというのは知れる。
聳え立つ木々だけでなく、それに這う蔦や下草となる植物も、調べれば薬効などがあるかもしれない]
「…先行かないと迷いますぜ?」
っと、そうだった。
ルディ達はどっち行った?
[護衛に呼び戻され、現在の目的を思い出す。
先行した護衛の案内を受けて、それまでと空気が変わる場所の近くまで来た]
[ルディ達が居るところ>>433からはやや離れて様子を窺う。
声は既に止み、今は誰かを待っている>>435ような雰囲気だった]
……この辺りは既に森の民──ラクス族の領域らしいな。
[ルディ達の前に突き刺さる矢を見て、したり顔で呟く。
護衛はシメオンを囲むような位置取りで周囲の警戒を徹底していた]
「これは……囲まれてますぜ」
だろうな。
いつ矢が飛びかかって来てもおかしくない。
でも俺達がここで動いたら、ルディの邪魔になっちまう。
俺は、彼女が何をしたいのか見極めたい。
[彼女、の言葉に護衛は、ん?と思ったようだが、シメオンは構わず赤い瞳を鮮やかな出で立ちの少女へと注ぎ続ける*]
急ごしらえならそんなもんだろう。
飛ぶだけ良いってもんさ。
ああ、太古の森に居る。
そうそう、ルディにも逢ったぜ。
[確認されたついでに遭遇した人物について口にする]
───………
[太古の森から連想したか、”宝珠”についてを問う声を向けられた。
思考を巡らせるため、沈黙が一時落ちる]
― 太古の森 ―
[矢を向けられているにも関わらず、動かずただじっと目の前のやり取りを>>450赤い瞳に納める。
垣間聞こえるルディの声は真摯で、建国時から別たれていたもの何としてでも動かさんとする想いは誰よりも強いものに感じた。
それは利己的なものなんかではなく、純粋な、より良くあろうとする高尚な心の現われ]
(…ふぅん、古きからの末裔を動かしたのは、アレイゼル卿か)
[ラクス族とは森を巡って対立しているものだと思っていた。
けれど彼は、そこに変化を望んだらしい。
森の民達にざわめきが走る。
それが鎮まった後、ラクス族の長が下した決断>>453はルディを喜ばせるに至ったらしい>>454。
次いで、警戒を隠しもせぬ視線がシメオン達の方へと向いた]
― 太古の森 ―
[ルディの口から学者と言う言葉が出る>>466]
そ、この森の価値を周りに示すために見学に来た学者。
[それに合わせるようにシメオンも言葉を紡いだ。
勿論、嘘は言っていない。
周り、が遥か遠い国を示す以外は]
構わないよ。
俺は森を見に来ただけだからな。
[何を急いでいるのか気になるところではあるけれど]
後で話をしてくれるならそれで良い。
[何を考えているか分からない態でルディの願いに諾を返した。
彼女が一足先に戻ると言うのなら、引き止めることもしない*]
”宝珠”も象徴……あり得る、か。
姫王が”宝珠”を使って作り上げた結界。
それを引き継ぐのが巫女姫。
何百年も引き継がれてきた慣習。
壊せば、巫女姫の存在意義が揺らぐ可能性は、高い。
[それは以前アレクシスが危惧していた事柄]
しかしそうなると、巫女姫──シルキーが自分から務めを終わらせるように仕向けるしか方法が無くなるぞ?
根が深いものを終わらせることが出来るのは、外部ではなく当事者だ。
[”宝珠”の話題になるその前。
ルディとは一緒に居るようなそうじゃないような状態であることはさておいて]
ざくっと聞いた限りでは、新たな風が吹いたらしいぞ。
それから、森の民についても一足遅かったみたいだ。
彼らはルディに力を貸すってよ。
[聞いたやり取りの結果だけを先に伝えておいた]
― 太古の森 ―
[森を去るルディ>>481を見送り、その場にはシメオンら森の外より来た者達と、それを囲む森の民達だけとなる]
…真直ぐな子だね。
[森の民達に語りかけるように呟く]
俺はアンタ達の因縁は良く知らないが、それが古来より続く根深いものだと言うのは聞いた。
それを一時と言えど動かした
新たな未来を紡ぐかけがえの無いものだと思わないか?
積み重ねた歴史は今を形作る。
けれど、これから紡ぐ
彼女の願い通り、ほんの少しでも外を見てみると良い。
時代とは、日々変化していくものだよ。
…この森は良い森だな。
古くからの形を保ち、生態系の維持する役目を持つ。
伐採されてしまっているのが、とても惜しい。
ルディがアンタ達に運んだ風。
それがアンタ達にとって良き風になることを祈るよ。
[そう言って、森の民の長に穏やかな笑みを向けた]
そんじゃあ邪魔したな。
[学者として植物採取等をするでもなく、宣言通り見物だけしてシメオンは森の外へと向かった*]
[恋に生きる友はどうも開国云々だけでなく、巫女姫と言うシステムそのものをどうにかしようとしているらしい。
確かに、そこが解消されれば開国にも繋がるかも知れない、が]
お前は次々ハードルを上げるなぁ…。
俺が思うに、この国に於いて巫女姫と言う存在は必要不可欠。
民意による開国となっても、このシステムは残る…と思う。
これは言わば宗教的な意味合いが強いと思うんだが、どうよ?
森の民に接触出来たのは、ルディのお陰かな。
完全なる仲直り、とまでは行かなかったけど、まぁ概ねそんな感じ。
ルディの真直ぐな心に動かされた感じだな。
…ただ、森の民と街の人達の確執は根強いな、と思う。
アレイゼル卿が歩み寄りをしたい、って姿勢を見せてるらしいんだが、森の民はまだ警戒してるようだった。
ま、森を削られ続けてたんだから無理もねーけどな。
― 太古の森外 ―
[取り囲む森の民はシメオンが外に出るまでついて来た。
これ以上森をうろつかれないため、と言うのは向けられる殺気で知れる。
そのため、帰りは寄り道することなく森を出ることとなった。
森を出てしばらく進めば、森の民の気配も消える]
すっげー警戒心強いのな。
ここでルディに逢えたのはある意味ラッキーだったわ。
[シメオン達だけで進んだなら、途中で阻まれ追い出されるのがオチだったろう。
印象はどうあれ、面識を残せたのは収穫だったと思う]
さって…この後はどうするか。
今頃アレイゼル卿はオプティモ攻めに従事してんだろな。
既に出発してるとしても、恐らく監視は残ってる…と。
こっから三日月湖までどんなもん?
「馬なら然程かからない」
じゃ外からだけ拝みに行こうかね。
[嘆息する護衛の声が聞こえる。
それを聞いて笑いながら、シメオンは馬を走らせ森から南下した*]
最初はそうかもしれない。
でも日を追うごとに意味合いが変わるものが在る。
巫女姫はそういったものだと俺は思うぜ。
攫って逃げたら普通に国際問題だろうよ…。
[ああ何か囚われてる、と。
カナンの様子にそんなことを思う]
(……これが向こうの作戦だとしたら、怖いな)
[カナンは見事に心を鷲掴み状態。
あちらが思っている以上に強かだったら───]
[そんな思考が一時、過ぎる]
― 三日月湖付近 ―
「これ以上は行かねぇ方が良い」
[ドルマール神殿を見るべく移動する矢先、先行していた護衛が報告に戻るなりそんなことを言う]
何で?
「神殿の周りに兵が陣を敷いてた。
不用意に近付けば不審者として対処されかねねぇ」
随分物々しいな。
誰だそんなことしてんの。
……一人しかいねーか。
ちぇー、あと少しなのに。
[領地内の重要箇所が襲撃されることを危惧してのことだろう。
一隊を相手に立ち回って見るというリスクは流石に背負えない]
いや、恐らく今だからこそだと思う。
前々から働きかけがあったなら、森の民ももうちょい頭柔らかいんじゃねーかな。
ああ、一気に動き出してる。
そんな感じがする。
当人が同意の上でも、周りがそうはいかねーだろ。
[律儀に弁明されたが、本当に友は大丈夫だろうか、と思ってしまう。
突っ走ってしまっているわけではないため、まだ大丈夫なのだろうとは思うが**]
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