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[手近にある小石を拾うと湖に向かって投げながら呟く]
……苦しい。
リエヴルさんに「ルージュ」である判定を告げねばならない事が。
それに至る経緯…で…私が…いかに非情であったか…が…
レトに…ブランであっても餌になれと…言う事が…!
どうして!
どうして!!
私は…っ こんな 事が
出来るのか…。
まるで機械のようだ。「心」など忘れた「ドール」ではないかとすら…
思う…
[どうして、クレステッドなら、自分を理解してくれる…と考えたのだろう…
今まで、それ程親しくもなかったのに。
こんな「ゲーム」が始まって、初めて知ったクレステッドの色々な面が、自分と親和性が高くて。
…つい、そんな風に考えてしまう。
ひとしきり弱音を吐いて、時を過ごした後、静かに立ちあがる]
……「ルージュ」が「敵」だと勝手に決めたのは…
王子だ。
我々吸血種には…得た能力に差はあれ、共に永い時を生きる「仲間」でしかない。
「ゲーム」に乗っているうちはそんな事に踊らされる。
………リエヴルさんは「ルージュ」であったけれど「敵」では無い。ゲームに乗ってブランを吸血する事に決めただけの…
仲間だ。
[そう呟くと、湖畔からどこへともなく歩きだす]
[…そう…私は知っている。
勝敗のために為すべき事、為さねばならぬ事…
そして言葉を発するタイミングまで
敵を追い詰める方法を…知っている
必要が無ければ使う事の無い技術。
そんな事まで…覚醒した時に心得ていた。
それは…「ギフト」なのかもしれない。
使うも、使わないも、私の胸一つ。
……私は…この下らないゲームを終わらせるために
全力でルージュを探し…彼らだけを眠らせると決めた。
決意と…感情が…一致する結果を呼ばない だけ だ…]
[リエヴルの事を思えば、どうしても胸が痛んで
追撃の手を下せば、心が悲鳴を上げる。
それでも、手を緩める事はしない。
…ただ、溢れる涙は 抑えきれず。
人知れず 心を解放する術を求めて どこかで泣いているだろう]
[ひとしきり凹んだ後で>>88の時には気付かなかった事に思い至った。
…リエヴルさんが「騎士」であると名乗り、他に候補が出てくる前提で言葉を紡いだと言う事は…
クレステッドさんは騎士では無いと言う事だ。
ルージュ…赤の神は襲った人の力を知る事が出来る。
そして、自ら死を願ったレトも、何も力を持っていないだろう。
つまり、真の騎士は生きている。
……おそらく ギィさん…だろうな。
明日の判定まで、皆に伝えられる。
私は…オズワルドがリエヴルさんの仲間にしか見えない。
傷つける仲間は最小限にしたい。…明日、オズワルドさんがルージュであると、知る事が出来れば…私の仕事は終わる。
その先の長い「生」を思うと…
心分かち合い、親しくつきあう友が欲しいと願ってしまう。
そして、私はクレステッドさんと親交を結びたいと…
そう思っている…]
― 自室 ―
[投票は終了し、リエヴルが今宵の贄に決まった。その報を受けると、リエヴルに向かってイドを飛ばした]
お伺いしたい事があります。
どこかでお時間を頂けませんか。
[リエヴルの都合の良い時と場所に、彼に会いに行くつもりだった]
― 昨日・ソマリの部屋 ―
[ソマージュの部屋で鑑定のための吸血後、眠りに堕ちた。
意識はどこか 別の場所へ 飛ぶ
うすぼんやりとした霧に囲まれた場所に井戸が一つある。
その周囲だけがほのかに明るく。
井戸の横には…もうどこにもいないはずの親友が立っている。
自分が近づくと、周囲の霧は黄金に輝き。
それを見ると親友が井戸の中につるべを落とし、水をくみ上げる
井戸端に辿りつくと、汲み上げた水を共に覗く
それは 紅い 真っ赤な 色をして
眉根を寄せて親友の顔を見やると、ゆっくり頷かれる
私も黙って頷いてその意味を知る。
本日鑑定した血はルージュである…と ]
――― よせっ!!
[けれど次の瞬間には頭蓋骨の隙間に鋭利な爪が食いこみ。
ごりごりと嫌な音を立てて削り取られる頭皮。彼の思惑に気付くと焦燥と恐怖に身体が凍る]
やめろ!やめてくれっ!
そんな事をされたら…
う…うわぁぁぁぁぁっーーーー!!
[身体に喰い込む鋭利な爪の感触は、思考や感情を一瞬で吹き飛ばし、ただ与えられる激痛に支配され 叫び声を上げるのみ]
― 中庭 ―
[>>181 返事を受取ると、部屋を出る前に身支度がきちんと出来ているか、鏡の前で点検をした。そして中庭に向かう。その足取りは静かにそして厳かに。
中庭で車椅子に座った…見慣れた姿を見つける。
一度立ち止まり まっすぐリエヴルの元へ向かった]
お時間を頂き、ありがとうございます。
[直に顔を見ると「あなたはルージュです」と告げた事すらまるで無かったかのように。いつもと変わらぬ穏やかな表情を前に自分の心も…何も知らなかった頃に戻りたがる。
けれど、それは戻れぬ場所で。
今宵皆に吸血される未来が決まった人を前に佇む。
しばしの沈黙。やがて静かに口を開く]
昨日、あなたと交わした言葉を…思い出していました。
……あなたは、「このゲームに乗り気だ」と仰った。
そして、私に「誰かを助けるために戦う勇気はあるか?助けたい誰かは、いるのか?」と問いましたね…。
あの時…既にあなたは、ゲームに勝つための用意を初めていた。
私を「信頼している」…その言葉の真意は「あなたを裏切らないと信じている」つまり、あなたを「ルージュだと言わないだろう、君は」…
そういう意味では無かったのでしょうか。
残念ながら私は薄情な男なので…職務に忠実に…
真っ直ぐ進んで ここに来ました。
皮肉ですね…。あなたの進言に従ったまでなのですが。>>78
そして、あの時は意味を測りかねたのですが、>>91
「絶対に迷ってはならないよ」とは…
私以外の鑑定師があなたをルージュと告げても、迷うな、あなたを信じろ そういう 前置きではなかったのかと
今では思います。
リエヴルさん、あなたの信条は
「使えるものは、何でも利用しなさい」
でしたね。
そして、そのように実行なさった。
責めてはいませんし、間違っているとも思いません。
あなたの生き方です。
……ずっと、気になっていたのです。
このゲームに勝利して、あなたが手にしたいモノは何なのか、と。
望みの叶う心臓が無ければ手に入らぬものなのでしょうか。
「ルージュを仮死状態にして、その心臓とやらで蘇らせれば」
それで叶うものなのでしょうか。
私は、あなたの仲間を必ず見つけます。
そして、ゲームを終わらせる。
…けれど、その先に待つものは?
それを思うと、居ても立ってもいられません。
望みが何なのかを、具体的に仰って頂かなくとも結構です。
どの様にすれば、叶うものなのか、お聞かせ願えませんか。
[>>200 親離れと聞いて、少し怪訝な表情になる]
あなたを「親」のように感じた事はありませんが…
庇護された事も、扶養の関係でも、義務も何もありません。
元々、離れた関係ですよ。
ただ、気持ちだけが、あなたの側にある。
あなたが幸せだと、私も嬉しい。…それだけですよ。
分かりました。あなたのために私の願いを使う事はありません。
それはお約束します。
…お時間を頂き感謝いたします。
そう、ですね。
私が自分の望みを自分で取りに行くのは当たり前ですが…
あなたが「関与したくもない」と仰るのは
…少し寂しいですね。
[そう告げると、一礼してその場を立ち去った]
[…立場が違っていても、状況が変わっても…
リエヴルとの距離も関係も…変わらないと そう思っていたのは
自分一人だったのかもしれない。
彼にとっては私は「敵陣営」であり、何も要らぬと断られた。
憐れみだと思われただろうか。
傲慢だと思われただろうか。
勝利も敗北も決まっていない段階で、それでも…
私が優位な立場から口を利いていたのは事実だった。
そう…全ては終わってから 勝者が決める事。
私にはまだ、やるべき事が残っている。
先を見つめてただ、歩くのみ
置いて去った中庭にはもう目を向ける事もなく
考えをまとめるために、自室に向かった]
残るルージュ候補は ギィ・オズワルド・フェリクス・ディーク
4名か…。
カレルはこの中に2人のルージュを作らねばならんのか。
大変だな。
レトはリエヴルが投票している時点で仲間では無い。
リエヴルが騙しに行ったのはディーク。
ここは仲間ならそんなに目立った事をする必要は無い。
ギィは…カレルの判定でソマリがルージュと誤解した。
その上でリエヴルをルージュ寄りに見た。
前夜カレルに真鑑定師かもしれない評価を下した事と合わせて
…仲間なら転身できる絶好のチャンスを自らつぶしている。
この二人はリエヴルの仲間では無い。
残りフェリクスとオズワルド。
フェリクスは、リエヴルに無関心すぎる。
ルージュ寄りに見た理由も鑑定師候補の真贋からのみ。
単体ではほとんど目を向けていない。
オズワルドは2d、ブランっぽさを感じる人物の第二位にリエヴルの名を上げている。そして露骨なまでのカレル真寄り論展開。
強引すぎて笑える程だが、鑑定師を騙す事よりブランの仲間の意見を覆す事が目的なら十分に仲間として働いている。
票が決した後で>>235>>242 この動き。
リエヴルは自分の情報から私に仲間を読まれる事を
恐れているだろう。
であるなら、仲間へ嫌疑を掛ける事で鑑定を逸らしたい
そういう心理が働く可能性はある。
…やはり、オズワルドが仲間で間違いないと思う。
…… しかし…。
カレルと私はまるで対子のようだな…。
カレルがルージュの鑑定師。私はブランの鑑定師。
そして、贄の血は最大限に吸血する私と
最小限にしか吸わないカレル。
甘党と辛党
ずっとクレステッドを慕ってきたカレルと
今回初めて好印象を抱いた私
それでも「やるべき事」のために動く姿勢は共通していて
生贄に敬意を払うのもおそらく似ている。
罪悪感ではなく…謝意。
カレルの行動原理は…色々な顔によって異なるけれど
「鑑定師」でクレステッドの弟子のカレルは…
共通点と真逆の属性を垣間見る。
[その手はそのままソマリの首に向かう。
両手でソマリの白く細い首を締め上げるように絞り上げ、ジェフロイの脳から遠ざける。
首を大きく後に仰け反らせると、ボタボタと液体になった脳が床に零れ落ちる。それもじきに止まり、シュウシュウと音を立てながら脳を再生させ始めた。
ソマリの首を絞めている両手はその力を緩める事なく、時と共に皮膚に爪を喰い込ませ縫いとめるかのように抑え込む]
[やがて頭蓋骨が再生される頃に、もしソマリが両手の中にまだ留まっていれば、その首筋に牙を立てて血を吸い上げるだろう]
[そして…どこから漏れるのか分からぬ響きの声で告げる]
ジャマヲ スルナ ブランヨ
シメイヲ ハタスマデ ワタシニ テヲダスナ
[そう告げると片手を勢い良くソマリの心臓に片手を突っ込み、爪を伸ばして引きちぎる。そのまま心臓を握り込んでズルズルと取りだすと口元に運び、中に含まれる新鮮な血液と共に喰らった]
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