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――心の中――
[アイリはこの蜂起とも受け取られかねない行為に加担したのは、けして戦を起こすつもりではない。
もう噂に揺れる王都の中で燻り続けた民衆の不満や国を代表する高官二人の死亡の知らせに、もはや抑えられないと察したからだ。
王宮を制圧し、王子を説得し、軍部を掌握し、確たる答えを引き出さねばこの国はそれこそ内乱に突き進んでしまう。
軍人としてこの混乱をおさめるためにアイリは王宮へと進む]
―回想:リーゼロッテと―
そうか・・・・・・、それではもうどうにもならんな・・・・・・。
[不特定多数と言われれば追求することもままならず、噂の広がりに溜息を零す。]
わかった。色々不安であっただろう。
今国は大変な状態だが、
軍人がその様に流言にうろたえていては
あの世の祖父に叱られるぞ?
[アイリは名を聞いてすぐに彼女の素性を調べていた。
軍人としても名高く、現役のときは父とも関わりあったとも聞く。アイリは机の中から一冊の本を取り出すと、それをリーゼロッテの前に出した。]
さっき言ったことはお前の祖父の言葉だ。
これを渡す故、経験を積んで立派に成長せよ。
[置いたのは兵法や戦術を記したデズモンド・チェンバレンの兵法所。中を見たならば流言に対する心構えも載っていただろう。
噂は戦場ではいつでもあること、Who What Where When Why Howを徹底させよとの言葉が*]
―回想:城下にて―
(聞かれていたか・・・・・・。)
[フェリクス王子まで話に加わったとあれば、黙って後はフェリクス王子の話を聞いていた。しかし途中に聴こえた視察の話、アイリは燻しがった聞いた。]
このタイミングで南へ・・・・・・?
[いくら暴動とは言え国自体が揺れている中、王都を離れることに不安が過ぎる。しかしもう王子は決めているようだ。
止めるには少し遅い。それならばせめて・・・・・・。]
承知しました。
しかし今は大事の前、くれぐれもお気をつけて・・・。
いざとなれば私がこの国を抑えていましょう。
[引き止めたいが、何かあれば自分もアレクシス参謀総長もいる。
アイリがそれを引き止めることはない。*]
―高官の死から数刻後―
遅いぞドロシー!!!どこで何をしておった!
[響く怒鳴る声、彼女が合流したならば拳を見舞ってすぐにまた進みながら状況を説明するだろう。]
お前が何をしていたかは後でたっぷりと拳で聞いてやる。
絆創膏をたくさん用意しとけ。
しかし悪いが今は叱っている暇もない。
[出会い頭の一発はそう、アイリの単なる挨拶だ。]
事は大事ゆえ説明してやろう。到着したら王宮を制圧する。
血はなるべく抑えたいが、逆らう兵士がいるならば躊躇せず殺せ
ただし女子供や大臣は捕獲しろ。
この国の混乱を我々が正す。
[王宮内ではどうなってるのかは知らないがアイリ率いる軍隊は、王宮につくには残り判刻もかからないだろう。
何かしら命令を帯びてきた軍が待ち構えているのなら対峙し、取るに足らぬ門番程度ならば制止など聞かずに取り押さえて王宮を制圧にかかるだろうつもりだ。*]
―回想 リーゼロッタと>>77―
ふふ・・・うちにか?
[アイリはその言葉に自嘲気味に笑った。
つくづく女にしか縁があるものだ。
男に別れを告げた後だと言うのに、こうして私のところに来たいと望むものもいるのだから―――。]
ああ、気を悪くしないでくれ。ちょっと驚いてな。
だが、来るからには厳しいぞ?
こんな都とは違う厳しい女社会だ。
女々しく男などにうつつを抜かしたらすぐにこうなる・・・。
[椅子を立ち上がり、背中に腕を組んでコツコツと横へと歩きだす。
そして隣まで足を進めると、リヒャルトに止められたあのときのビンタで不意にリーゼッロッタの頬をぶつ。]
死ねと言ったら死ね
殺せと言ったら殺せ
憶えておけ、そういう理不尽な世界だうちは。
[ビンタはあいつに向けたもの、あんな男にうつつを抜かした自分を彼女に重ねて諌めたもの。憐れにもリーゼロッタはアイリの変わりにされたのだ*]
>>89 それゆえ、ウェルシュ王子を確保する。
参謀総長を殺され国の外務官が殺され、これで何を望めようか。
放置しておれば国が滅ぶわ!
[[回りを取り囲む王の間にいたフェリクス派の軍人達、ドロシーの言葉を聞けば口汚くリヒャルトやシュナウザーを罵り、軍にかかる暗殺の嫌疑や陰謀論をぶちまけていただろう。アイリはそれを止めもしない。]
・・・失敗は許されぬ。
それに早急にことをおさめねばならん・・・
私としては国軍とて欲しいところだがな・・・・
[自分の領土の心配もあり、アイリは言葉に出さぬものの心の中では焦っている面もあるかもしれない。
南で暴動が起きた話、要塞から届く国境の不穏の気配。フェリクス王子は不在(だと思っている。)
一日一日が長く感じるこのときにおいて、これ以上、王宮の混乱を看過できるほど、優しくはない。
やがて軍隊は王宮の門へと到着する。門前に見えた小さな兵士の集団。シュナウザーの叫ぶ声を聞けば軽く手をあげて、その合図に騎士達がまず門の前で扇状にとりこ囲むようにして銃を集団へと向けた。]
王がいなくなり、その正式たる後継者の調査の期限も果たせず
その国を担う人物が二人も殺されるとは如何なることか!?
厳格なる我が騎士団で今後は王宮を取り締まり、
二度とこの様な愚かなことが起きぬよう見張らせていただく。
王子には一切危害は加えぬ!!
怪我をする前に従えシュナウザー
[>>93私の周りを取り囲む軍人は私にシュナウザーは殺すべきだと叫ぶ。
これで退くなどとは思っていないが、アイリにとっては彼はすぐには殺せない。その頭の中にある真実を話してもらわねば困るからだ。
それは当然のことならが拷問と言う手段に変わるが。*]
―回想:前日:城下―
ゾネスあってのラメールです。私は何よりこの国が大事だと思ってます。
・・・・心配なさらずとも、アレクシス参謀総長がいる限りは私も勝手が致しません。
この街に蔓延る噂も、真実をきっと見つけてくれると信じております故、それがどちらであれ私はその発表を待つつもりでいます。
[それだけの覚悟はしている。リヒャルトのこともあり、その発表には素直に従う気でいたのだ]
しかし・・・万が一ですが・・・
お言葉ですが、もしもがあったならばそれは国家の危機と考えます。
混乱はますます広がり後継者どころでは無くなるでしょう。
軍を使うよりほかに混乱を鎮める方法などないのではないでしょうか・・・。
まあ心配はないと思いますが・・・・・・。
[どうして釘を刺されるかアイリはわからなかった、そう易々とアレクシスも死ぬわけがない。すべてそれで終わると考えていたから。
その夜、私はリーゼロッテに噂の話の続きを伺い思ったよりも酷い広がりに驚くわけだが・・。*]
/*何か落ち方に希望はありますか。
もしよかったら、一緒に落ちませんか?
希望の落ち方あってなら大丈夫です。
一応、私のほうはウェルシュを守ってですが、縁故やりとり関連だとアイリと何かあってお互い刺し違えるか誰か(ソマリかドロシー)に入ってもらってクーデターの混乱の中とか考えてます。
―王宮 門前―
『黙れ!そう言ってまた邪魔者を消す気だろう!』
[傍らの軍人どもが騒ぎ出す。腕を横に制してその暴言を止めるが、アイリの表情はその言葉を受けてもピクリとも動揺は見せない。
むしろこの軍隊を前にして、それだけの数で止めにきたのは見事と感心しただろう。
しかしアイリがそれで止まることもない。その冷静な言葉を前にアイリの口調も静かな冷静を伴う言葉に変わっていっただろう]
調査結果に関しては、
今ある情報も含めて洗いざらい話してもらおうか。
王子二人にその全てを判断をしてもらいたいと思っている。
調査をする分にはいくらでも我々も手を貸そう。
そこにいる者達の何人が、真実を話してくれるのか楽しみだな。
しかし、近衛兵には悪いがお休みしてもらう。
守ることも出来ず捕えることも出来ず
この宮中において彼らは何をしているのだ。
国家の危機に無能な護衛はいらぬ。
もしかして近衛兵とて殺されるのを見逃したんじゃないのか?
北の守護は国家あってのもの、
その国家の危機にダニは掃除せねばならん。
悪いが大人しくしてもらおうか・・・・・・
[ゆっくりと腕をあげて号令の前仕草。
撃てとは言わぬ。捕らえよとの合図を行う気ではいるが、最後に彼の言葉に耳を傾けようか。*]
/*ドロシーさんに殺してもらえるらしいのでその後、息があれば構わないです。
ただ・・・ギリギリ間に合うかというレベルにはなりそうですが・・・。
墓下での補完はできたんでしたっけ??
/*なるほど、ドロシーさんのメモだと流れにまかせてという感じを受け取ったので提案してみました。
ギリギリ間に合うかというレベルでアイリさんのやりたいことに制約がついてしまうとこちらも本望ではないので、無理はしない形にしたいです。
墓下補完……どうなんでしょう?
/*絡められるのであればぜひ!
私のやりたいことはいましてますからドロシーさんしだいです**。
/*あ、これだけは先に
ラバル館での秘話は実はお返事書いてたのですけど、後から死ぬときに拾ったほうがいいかなと、あえて放置してます。**
/*今の状態で混ざると混乱しそうなので、やめておきます。
ありがとうございました
―王宮前、号令前―
[ドロシーの進言した 発表まで待つ。
それはすぐに却下されただろう。
重役二人に死者が出てる状況と王宮にいた軍の者からもたらされた執務室の報告、状況を見ればこの大事件は粛清が始まったとしか思えない。
軍の主権を握るフェリクス派よりはフェリクス不在のウェルシュ派の強行と見たほうが状況もすんなりと一致する。
傍から見てそれ以外に何かあるのだろうか。
国軍を掌握し、連鎖する邪魔者を消しての体制造りが行われるならば発表の前にそれは終えなければならず、むしろ発表は終了後の後処理である。
発表など待っていては身の危険を感じる。
シナリオなどは様々に考えられた。
しかし、動き出した以上はアイリも勝算を持っている。
アイリは軍人である。自分の用兵には絶対の自負がある。
早急に制圧し、事を片付けるために必要な条件とは何だろう。
近衛兵の無力化、大義名分の主張、彼女にとっては突撃するよりも門に次々と近衛兵が集まって来る方が都合が良いと感じてる。
惑わす材料も地位も自分にはあるのだから――――。
しかしここに来て自分がドロシーに狙われるなどはさすがに想定していない。
火蓋は切って落とされる。英雄か叛逆者か*]
[アイリは振り上げた掌を下げず、彼の言葉を聞いた。
そして徐々に武装した近衛兵達が集まって来るのを静かに待つ。
電光石火に王宮を制圧するには戦が始まってからでは犠牲者を抑えるなんて無理だろう。だから、それを実現するために、喧騒に消えてしまう前に浴びせる必要があったのだ。]
ふふ……、戦の知らぬ宮殿の犬が吠えよるわ……。
[勝ち誇った笑みを浮かべてアイリは大声で兵士らに叫ぶ
例え100万の兵とて勝つ自信があるのだ。]
耳を開いてしかと聴け兵士達!!
お前たちの未来について教えてやる!
この度の暗殺を防げなかった貴様らの罪を考えよ!
守れなかった責任に死罪は免れぬ!
貴様の中にフェリクス王子を慕っていた者は何人いる!?
王即位にあたり、フェリクス王子は兵士含めて粛清ぞ!!
誰一人とて助かると思うな! 必ず死ぬ!
貴様ら
[アイリは振り上げた掌を下げず、彼の言葉を聞いた。>>200>>201
反逆者の言葉に怒りを見せる軍の者達。しかしアイリは動揺を見せずにほくそ笑む]
ふふ・・・
吠えよるわ。よもや陛下とはな・・・。
だがまだまだ甘い。
[門に集まる武装した近衛兵、大方守りきってみせるとでも意気込んでいるのだろう。
しかしアイリはそれこそ狙いだった。
電光石火に王宮を制圧するため、戦いが始まり喧騒に消えてしまう前に、戦を知らぬ王宮の者達に失望を与えるため、アイルの口が開く。]
耳を開いてよく聞け近衛兵達!!
[勝ち誇った笑みを浮かべてアイリは高らかに兵士らに向かって自信に満ちた声で叫ぶ反逆者などと言われても一切気にしていない様子がよくわかるように言葉を浴びせた。]
これよりお前たちの未来について教えてやる!
この度の暗殺を防げなかった貴様らは
その暗殺のための埋め合わせのために罪を被せられ
必ず死罪が訪れよう!
貴様らの中にフェリクス王子を慕っていた者は何人いた!?
王即位にあたりフェリクス王子を慕うものは兵士含めてすべて粛清ぞ!!
誰一人とて助かると思うな! 必ず殺されるわ!
目を向けよ!!
南は暴動が始まり貴様らが慕っていたフェリクス王子は遠ざけられている。
凝らして考えよ!
国のトップが死に、国のトップがこうして兵を率いている現状を!
この後に及んで平和に終われると考えるな!
この中にはゾネスの者もいるだろう?
この国を守ってきたゾネスの代表として私は断言する!
今立ち上がらねばこの国に未来は無い!
そしてこの国に忠誠を誓ってきたフォールデンとして言う
忠誠を示すのは人では無く国ぞ!
この国における総督として国防を担うお前達に命ずる。
一人として無駄に死ぬな!!必ずやこの国を元に戻す!
騎士を止めるな!!道を開けよ!!
[その自信に満ちた言葉は集まった兵士にどれだけ響くだろう。
>>182大将の言葉とて末端まで噂に揺れてる兵士はどこまで無能な代理に従うか。
こちらには同僚だった兵士、そしてゾネス出身の同郷の者もいる。
心ある者ならば躊躇い浮き足立つことを制すのは難しいように見えるが。
兵士が戦う理由である信念を問うた。意味を問うた。
アイリの手は勢いよく振られる。]
奴を捕らえよ!!!そして王宮を制圧せよ!
信じよ私を!!
[号令は下された
銃を構える竜騎兵の合間を縫って大きな固まりは一斉に門へと突き進むだろう。
その背後に狙う銃口>>123があることや、回り込む軍があることなどアイリは気にはかけぬ。*]
【1】ゾネス総督 アイリが「時間を進める」を選択しました
―回想>>181―
・・・フェリクス様・・・
軍職を引き受けている以上は
この国のために最善を尽くすのが武官の務め。
敵が攻めてくるのならば火を持って防ぎ
国体を守らねばならないときは
命を賭して国を守るのが我等の役目です。
その心配があるのならば、
王子は国にいるべきでしょうが・・・。
この発表に意を唱えるものは皆
アレクシス参謀総長の厳正なる調査を信じております。
万が一などあってはならないのです。
[さすがに万が一の話に釘をさされ、アイリも焦る。
王子が真実ならば王位を認めると言った以上は信頼におけるアレクシスに任せているが、彼が殺されることがあればフェリクス派にとっては裏切られたも同然の話でもある。その制止は無理と言えた。*}]
タンッ―――・・・
[一発の銃声>>215 >>219 に王宮に攻め入らんとするすべての者が振り向いただろう。
竜騎兵達も構えて監査局長の集団や門に集まる兵士達を正面に見据えていたのだから。]
―――っぐ・・・。
[胸を抑え、食いしばりながら口より流れる自分の血の味に一瞬何が起きたかわからなかった。
馬より落ちかけるのを堪えるが、しかし馬の背に凭れるように倒れていく身体。]
ど・・・どろし・・・貴様・・・・・・
[硝煙の上がる銃を手に駆け出すドロシーの姿に状況を悟る。>>220>>221ここに来ての裏切り、彼女ga叫びだしにたじろぐ騎士達と共についてきた衛兵達、アイリはこの流れを止めてはならぬと叫んで反論を試みるも噴出す口の中では先ほど出ていた声も出ぬ。
拳を握り、怒りの視線を向けながら傍らの軍人にこの流れを止めてはならぬと命令するより他、方法は無かった。]
た、立ち止まるな・・・・・・これでは本当に・・・
[反逆者の言葉が頭を過ぎる。
回りの軍を動かした者達は必死に攻撃を命令し、ドロシーを糾弾し、攻め入るように叫びまわるが、アイリの意に反して白狼騎士団の隊長もまた私を裏切り引き上げの命令を出す。]
ま、待て・・・
[騎士はけして降伏などしない。
しかしその様子を見てまばらに馬を降り出す衛兵達や強引に攻める衛兵、そして先に逃げていく者達はいただろう。その引き上げる後ろにはもう回り込んだ近衛兵達がいるとも知らず。*]
[背中から胸へと貫通した痛みは馬上にしがみつくアイリから体力を奪う。
追撃があったならば、街は戦場となりアイリはその半ばで馬上より落ちて倒れるだろう。
激痛で動けぬ身体。守りながらの撤退は苦難を産み激しい戦闘は彼女を捕えることも出来たかもしれない。*]
―王宮前からの撤退その後―
[騎士団はアイリを伴い、城下からの試みた。
依然として要塞には500名の騎士団>>0:256が北からの国境のために待機している。
その追撃は反撃を見せれば戦火を激しく包むほどの激戦にはならず、城外へと脱出し要塞を目指していた。]
・・・もう良い。貴様達で向かえ・・・・・。
[アイリは馬の上で支えられながら、何度も馬上から落ちたその身体に生存は適わぬと考えた。
今は全体で騎士400名、合流した敗残兵が100名
依然として勢力を保つアイリはこのままゾネスに引き上げて国と対立したまま死ぬわけにはいかない。]
責任はとらねばならん・・・・・ ここに置いていけ・・・・・・。
私はこのままゾネスが対立をせぬよう。王子に手紙を書く・・・。
要塞を頼んだぞ・・・
[騎士団を私の代わりにまとめる隊長は渋るが、苦しそうに命令を繰り返すアイリの前に、騎士団は涙を呑んで私を置いていく。
アイリと残るのは殉死を覚悟した2人の騎士のみ。
命の尽きる前にと手紙を書き、手紙を書き終えるとアイリはそのまま眠るように意識を失った*]
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