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― 天使竜と魔と ―
[聖魔の境を越えた場所から生まれ落ちた竜が産声を上げる。>>44
その時には、片時たりとも油断ならぬ相手と対峙していたがために視線のひとつしか投げなかった。
だが戦いを終えた今、近づいてくるその存在に意識と声を向ける。>>99]
悪趣味はおまえたちのその姿だろう。
[揶揄に皮肉を返したが、悪趣味とはある意味、魔にとっての褒め言葉でもある。
紡がれる光の繭を見て、意図を聞けば、おかしげに笑った。]
なるほど。
撃ちあげるとは面白い。
是非試してみようではないか。
[何割が無事に届くかは知らないし、魔王にとっては些細なことだ。]
我が去ったあとの地上など知らぬ。
好きにしろ。
[地上に残ってたものがいれば滅するという宣を、含むものにも気づかず―――己の興味は既に地上になかった故―――頷いたあと、竜の四つの目を見る。]
我の命に刃届かせたものと、我が半身の心に触れたもの。
おまえたちがいたために、面白きことが増えた。
礼を言おう。
我と共に天界を陥とすというなら、歓迎するぞ。
地に残るというならば―――いずれ再び会うときを楽しみにしておこう。
[誘うというよりは言ってみた程度の軽さで、共闘か敵対かを投げかけた]**
/*
ただいま酔っ払い。
ツィーア可愛い。ツィーア可愛い。ツィーアものすごく可愛い。
後で一緒にアーデにお仕置きしような。
私の雄姿を見ていなかったアーデにどんな罰をあげようか。
あと天使なドラゴンは我のアーデに花畑とか作らないように。
― 竜への誘い ―
[かつて太陽と天使であった竜は、今や何者でもないかのように魔王の目には映っている。
未分化の者。いずこにも属さぬもの。抗う者。可能性の芽。]
楽しまぬ生に、なんの意味がある?
我は我として、生を謳歌するために地の熱より生まれた。
おまえは、おまえたちは、なんのためにその姿を得たのだ?
己の生き様を全うするためであろう?
[赤児、と口にする竜首を笑って指さす。]
おまえたちが望んで頸木に繋がれることにもなれば、おまえたちの存在意義はあるまい。
[我も同じこと、と言うのと、配下にするつもりはない、というのを一言に]
いずれにせよ、魔が去った地上で、
おまえたちのような力が存在し続けるのは、
無力な者共にとっては脅威であろうなあ。
[聖であれ邪であれ中立であれ。
既に地上を去りつつある魔王は、竜を誘う。
己の力に相応しき場所を目指せと。]
― 翼の帰還 ―
[天のいと高きところで、白銀の太陽が弾け散る。>>117
地上から見上げる空は、直視できぬほどの閃光を放って光に弱い魔物どもを灼いたあと、白く乾いた骨灰の色へと変じた。
砕け散った宮の名残が吹き払われれば、いずれは青空も戻るだろう。
顔を覆って閃光の劫掠を免れた魔王は、ひとつの魔力が飛び来たるを感じて視線を背後へ向ける。
転移門より転がり落ちた二つのモノを目にして、眉を上げた。]
遅いぞ、アーデ。
ずいぶんと我を待たせたではないか。
それに、妙なものを拾って来たな。
[遅い、という言葉はツィーアの響きと重なる。>>132
妙なもの、と名指しされたものにはそれ以上視線を留めず、]
ふ。行くぞ、ツィーア。
我の次なる王国は、天の上だ。
我が征く道を拓け。
[真っ直ぐに天を見上げた、号令した**]
/*
おはよう。
シメオンはずいぶんと嫌われたものだな。
そんな元人間共に構っていないで、我の隣に来い。
ツィーアは不機嫌になるかもしれないが、なに。共に葡萄栽培した仲だ。
拒否はするまいよ。
/*
漢字をひらくという話で思い出したが、ひらがなで書いて二つの意味を持たせる遊びもよくやるな。
試合と死合、奇蹟と軌跡、とかな。日本語素晴らしい。
謎単語を造り出したりとかはたまにやるやる。あれも楽しい。
天使の出現と8秒差であったよ。気を付けて行ってこいよー。
/*
我も今日は夜まで動けぬ。
仕事したくないのう。したくないのう。
switchのためと思って頑張る**
― 共に昇る ―
[嫌いだ、という竜頭に返すは笑みのみ。>>139
所詮は、どこまで行っても交わらない、不倶戴天の間柄だ。
だが、同じ天は戴けなくとも、共にひとつの天を砕くことならできよう。
敵の敵は、別に敵でも構わない。]
愉快だな。
愉快で、楽しみだ。
[天界という新天地に攻め入るのも、かつて刃を交わしあった強者と共に征くのも、いつかはそれらと再び刃を交えるだろうことも。
あるいは、そこに違った結末もあるだろうか。
暫くは面白いことに事欠かないだろう。
滑らかに飛翔するツィーアの上、玉座にある王の眼差しは、ただ先だけを*向いている*]
/*
どこかで、魔物よりも天使の方が頭がいいとか書かれていたのを見て、深く頷いた我であるぞ。
間違いない。
魔物打ち上げ作戦実施もご苦労。
たーまやー。(どーん)
/*
はっ。そうだそうだ。
思春期アーデが可愛いって叫び損ねたのを思いだした。
その承認欲求なんだそれ、むちゃくちゃ可愛いな。
頑張ってシメオンにアピールしてこい。
思春期からそのうち反抗期に行っちゃったらどうしよう、
と思ったけど、嬉々としてお仕置きするだけだった。
/*
ものすごく、ものすごくアーデ可愛いんだけど!!!
何なんだちょっと待て。そこでデレるとか反則だろう痺れる死ぬ。
ただもう、心配するのは人形だけ、のあたりにものすごく納得しつつ笑ってしまっておなか痛い。
[アーデが何を思うのか、王は知らない。顧みない。
人形が時折見せるしぐさの意味も理解しない。
心配などをする理由もわからない。
けれども、それらを疎んじることはなかった。
己が見出し、愛した"人間"の源流から発する心情であろうから。
かつて人形に名を与えた時、
それが失われるのが惜しいと思い、
それの目が己以外に向くのを喜ばなかった程度には、
己が作り上げた人形に執着していた。
この魔にあっては、極々*珍しいことに*]
/*
ゲオルグ効果凄い、まで読んだ!
さすがだな!
そしてモルトガットの軍も来てるのを把握した!
がんばれー
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