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ない、とは言えない事態でしたが……初回赤一本釣りとは。
いえ、くろねこぷれぜんつのランダ村ではよくある事ですが……。
[自分でもやられた事ありますものね]
― イベント会場外・対策本部 ―
……そうですか……やはり、一筋縄では行ってくれぬようですね。
[届いた報告に、珍しくも漏れるのは嘆息。>>*3]
こちらでも、出来得る限り波長の調整と解析を進めます。
不安はあるでしょうが、任務の方は続行を。
……負担をかけて申し訳ないが、頼みます。
[何せ、今は人手が足りない。
外から内に介入を仕掛けるにしても色々と難しいのが現状なのだ]
……単なる電磁波……ではなく。
特殊な生体電波が含まれている可能性も視野に入れるべきですか。
……何れにしても、『元』になったものとの接触ができなければ、完全な解決は難しい……か。
[とにかく、相手が未知過ぎる。
未知、というだけなら、様々なものに接しては来たが、それらは皆本星ないし、近い星系に由来するもの。
今回は、未知の度合いの桁が違うらしい……とは、別口からの連絡で受けていた]
(……それでも、目先だけ見て動かぬ机上の識者どもよりはマシですが)
[それ、比較対象おかしいです]
ん?
どうかしましたか?
[追加報告、と前置かれた呼びかけ>>*4に、意識をそちらへ向ける。
伝えられた内容に、しばし、言葉を失い]
……わかりました。
バイパスの状況からして、どこに出たかは不明、なのですね。
パーヴェル君はこちらで保護するよう、手配します。
…………あなたも、十分に気を付けて。
[さて、これは本格的に厄介な、と思いながらもこう返し。
電磁波を調査している特務部隊の隊員に通信を入れ、隔離空間内から出てきた者がいたなら、すぐにこちらに連れてくるように、との指示を出した後──]
…………。
[ふと、すぐ傍に気配を感じた。
馴染んでいるが、違う気配。
視線を向けた先にいたのは]
……何故、ここにいるのかな?
[問いかけに、茶色のもふもふはなにかしらー? といわんばかりにこて、と首を傾いで見せた。**]
― イベント会場外・対策本部 ―
全く何も気を付けないよりは、マシなものですよ?
[気を付けてどうにかなることであれば、というミリアム>>*5に返す声音は軽いもの。
それでも、コントロールを試みる、という彼女に、無理はなく、と告げる時は穏やかで。
通信が切れると、は、と短く息を吐き]
[増殖分身と言えど、己の基礎を作った者は理解ができたのか、他に理由があるのか。
伸ばした手は、いつの間にかそこにいた兎の頭の上にぽふりと落ちる]
……ふむ。
さすがに、オリジナルではないようですね。
しかし、ここまで見事な複製をできるとは……。
[茶色のもふもふを撫でながら、廻るのは未知の存在に対する思案。
ともあれ、それは一先ず振り切って]
……出てきた各位には、こちらでも捕獲を手伝ってもらう用ですか、これは。
[視界の隅をぴょこぴょこしている、複数のもふの姿に。
ぽつり、ともれたのはこんな呟きだった。*]
― イベント会場・対策本部 ―
[不意に開いたドアにおや、と思いつつ振り返る。
目に入ったのは、覚えある姿で]
おや?
君は、確か……。
ここは、突発事変への対策本部……ですよ。
[何故ここに、と。
問い返す前に返したのは、投げられた疑問への端的な回答だった]
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