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[そんな中で示される、外洋船とは別のいくつか繋がれた小船>>177。
密かに出ることが出来ると言われ、赤い瞳を一度瞬いた]
なるほどなぁ。
確かに脱出には持って来いの場所だ。
……でも、
[そこまで紡いで、カナンを見る]
― 10年前/マチュザレム ―
いやもうホントお前のところで良かったと思ってるよ…。
[ほろり、と涙を流したりはしなかったが、迎えられたハグに腕を返して、大人しく頭を撫でられる。
最初こそ反発してたが、カナンはシメオンに良くしてくれたし、揺らがぬ信を向けてくれた。
シメオンが自然とカナンに信を置くようになって行ったのは、然程時間がかからなかったと言う]
[揶揄いには、自分で決めたんだから主体性はある!なんて言って自己主張したりして]
いやそれは流石に拙いだろ。
それを防ぐ意味でもついてくことにするぜ。
パティシエになるなら銃振り回す機会ねーんじゃねーか…。
ま、菓子を作れる兵の方が良いってのは同意。
[隠すこと出来ずに喜びを示すカナンに、シメオンもまた嬉しく思いながら軽口を返す。
必要とされているという実感。
目的薄く留学を決められたシメオンにとって、その事実が心を大きく満たしてくれていた*]
― オプティモ沖・洞窟 ―
[案の定、カナンは脱出することは望まず>>199、クレメンスに対して別の決意を呈した。
船を見上げる希望に満ちた笑みに、シメオンも自然と笑みが浮かぶ。
気付けば、クレメンスの視線がこちらへと向いていた>>208]
へへ、俺を拾ったおっさんの強運だよ。
[その出逢いがなければこうはならなかった、と。
これは、漂流者を救出し続けた彼の気概が引き寄せた結果だ]
[洞窟に滞在出来た短い時間で確認出来た”積み荷”は僅か。
その中でカナンは写真機を見つけたようだ>>234。
一方シメオンはと言うと]
学者には学者向きのものが見つかる…と。
[自分で積み込んだ農業技術を纏めた書物を見つける]
なぁおっさん、こう言うののセミナーだったら人集めても問題ねーか?
[その上であれこれ他の情報を混ぜ込む心算なのは明白だ]
― オプティモ・クレメンス邸 ―
[その夜、クレメンスは乗員との再会を喜んだりやカナンを送り出すための宴会>>210を催してくれた。
シメオンはカナンの横で、嗜む程度の酒を貰いながら、カナンが飲みすぎないように目を光らせる。
これはカナンからの希望>>238でもあった。
連続してグラスに手を伸ばそうものなら、その間に取り分けた料理を置いて制する]
(また突飛なこと言い始めたな)
[クレメンスへと進めるシュビト市長立候補の話>>238。
けれどそこに深慮があることは、隠すことなく曝け出された。
我が友ながら良く思いつくものだと感心する]
良いんじゃねぇかおっさん、面白くなりそーだぜ。
[敢えて目立つ行動に出る。
こそこそ隠れるよりもある意味動きやすいはずだ]
― 翌朝/カナン乗船前 ―
構わねーけど…また何企んでんだ?
[出航前にカナンから向けられた言葉>>245に疑問の声を返す。
しかしその声に訝しさは無い。
彼は、今度はどんな案を思いついたのだろうか]
ああ、行って来い。
美人だからって口説きまくるんじゃねーぞ?
[軽口も交えカナンの背を抱き締め返し、乗船する姿をその場で見送った]
ユレ殿、くれぐれもよろしく頼むな。
[>>271 脅す心算は無いが、強調する部分があったのは気付かれたか。
何かあればうんたら、と言うよりは、甘味的な意味の方が強かったかも知れないが。
そんな挨拶を交えて、シメオンは船が港から出航するのを見詰めた]
― オプティモ ―
は? ヘイズナイトが?
[サシャが探索に出たと聞かされたのは、彼女が出発してだいぶ経ってからのこと。
軍人たる彼女は座して待つ、と言うのは性に合わないらしい]
アレイゼル領……例の、たまごプリンのレシピを買いに来た奴の領地だっけ。
アイツ、やっぱそこまで警戒する奴なんだなぁ。
[アレイゼル領主については、クレメンスやサシャの方がシメオン達よりも付き合いがあるのは道理。
後手に回らないよう、斥候を買って出たのだろう]
― 回想/オプティモへの船中 ―
そ、留学してそのまま軍入り。
でも故郷を忘れたことは無いぜ。
[オプティモまでの船旅では、サシャと身の上話をすることが出来た>>175。
マチュザレムと共に生きる国が複数あると知ったサシャは、遺骨を託すことに躊躇いを覚えた模様]
そんなことねーよなぁ?
ま、時間かかるかもしんねーが、やるだけのことはやってみんぜ。
[カナンへ同意を求めながら、サシャの願いを受ける意を見せる。
願いが叶った後についての反応>>178には、気安げに笑って見せた*]
今すぐ決めることでもねーしな。
先ずは、目の前のことやってかねーと。
― オプティモ・クレメンス邸 ―
[”それ”を見つけたのはサシャの姿を探していた時のこと。
部屋にも居ないことから家令に所在を聞いたところ、斥候に出た話を聞いたのだ]
万一を考えて…?
…いや、必ず戻れよ、ヘイズナイト。
渡る時はお前も一緒だ。
[残されたものに触れて、想いが届くよう念ずる。
作成が始まった移民希望の名簿、その最初には、既に彼女の名がある>>215のだから]
カナン。
ヘイズナイトが
…彼女の祖父の遺骨と、預り証が部屋に残されていた。
身軽にして行ったらしい。
[或いは託して行ったのやも。
その推測を声に乗せはしなかったが、感じているものをカナンならば察せよう]
[案の定、カナンも同じことを考えたらしい]
オプティモからアレイゼル領までは、馬を借りても一日はかかるかな…。
おっさんの補佐や他の準備はトマス達に任せられるくらいにはなってる。
準備が出来たら急ぎ向かってみるよ。
[後を追うことはシメオンも考えていた。
カナンの頼みに迷わず是を返す]
― オプティモ ―
トマス、ディック、ロラン。
ちょっと手伝って欲しいんだ。
[シメオンを含め4人となった乗員で、とある計画の算段。
それは、短い打ち合わせの後に、更にクレメンスへと話が通ることになる]
娯楽ついでの鍛錬ってとこかな。
移民希望がもう来てたら、口裏合わせて欲しいんだけど、出来っかな?
[曰く、移民希望者には今後行う舞の披露や指導に積極的に参加して欲しいと言うこと。
長い棒、短い棒を使って打ち合わせ、リズムを取りながらの舞は言わば剣舞。
けれど、傍から見れば道具を使った舞にしか見えないと言う寸法。
舞を通じて味方になり得る賛同者を自衛出来るくらいには鍛えようと言う魂胆がそこにはあった]
[最初はオプティモの民全てに文化の紹介として披露する。
これだけでも目を付けられるかもしれないが、皆に押し付けるわけではない、単なる文化の交流。
それを学びたいと、民から言われて教えることに非は無いはずだ。
ナミュールの文化を残しつつ、外からの文化を伝える。
それがシメオンのやり方]
俺だってただ座してるわけにはいかねーからさ。
[斥候に出たサシャ然り、単身王府側に身を投じたカナン然り。
自分だけ何もしないと言う選択肢は無い]
[それからもう一つ]
おっさん、馬一頭借りられねーかな。
前々から、太古の森に興味があってさ。
領地が領地だけど…やっぱ見てみたいんだ、この国の原生林を。
……ドルマール神殿にも興味があんだけどね。
[舌を出して悪戯めいた表情で言う。
神殿についてまで口にしたのは、クレメンスに信を置いているがため]
移民希望者を募ったり、移民のために必要なセミナーしたりってのをやるのに時間がかかるなら、その間に見たいものを見て来たい。
[クレメンスを見詰める赤い瞳には、学者としての情熱が宿っていた。
ただし、情熱の裏には別の目的も潜んでいる*]
海獣〜?
船襲ってくる何かが居るってことか?
白い猿といい、俺達の知らない何かが居る可能性はあるよな…。
[船旅で気をつけなければいけないほどだ、想像してしまうのは巨大なナニカ。
タコみたいなのじゃなきゃ良い、とカナンのことを想って願う]
[唐突に降る、どこか不機嫌そうな問いかけ]
………
一つ、自分が優位に立つため。
一つ、相手の力量を測るため。
一つ、単なる揶揄い。
限りなく低い可能性として、空気を変えようとしてのそいつなりの気遣い。
なんか吹っかけられたのか?
― オプティモ ―
[クレメンスの許可を得て>>330、オプティモでは第一回農業技術セミナーが開催される。
一回目では渡航準備に関してのものは織り込まず、純粋に、穀倉地帯であるオプティモを豊かにする目的を持っていた。
農地を開拓せずとも収量が増えれば、人口増加にも対応出来るはずと考えてのこと]
土ってのは生き物だからさ、酷使しちまうと疲れちまうわけ。
だから休息を挟まなきゃならねぇんだが…それだと毎年の収量が限られちまう。
だから、ここに土を休眠させつつ収穫出来る作物を挟むんだ。
これを行うことで休耕地が無くなって、その農地分収量が増える、って寸法なわけ。
休耕地になる農地に植えるのは、根菜か牧草が良いな。
俺のオススメは根菜だ。
自分達の食料にもなるし、育成不良のものがあったとしても家畜の飼料になる。
[などなど。
食糧収量が向上することはナミュールにとって有益なことのはず。
ここに関しては開国反対派も文句は言うまい]
[ただし、第二回以降は人数制限をしてセミナーを開催する。
少人数で質問等を密に交わす、と言うのが表向きの理由。
裏向きには移民希望者のみを集め、渡航に関する必要な知識を挟みながら教える、と言う形をとったのだった*]
ああ、あれか。
………そんなに菓子が気に入ったんかな。
[21ゲームと聞いて納得した後、自分が賭けの対象となっていたことにそんな感想を漏らす。
あてつけかと漏らす声と続く思案するような声を聞くと]
………
俺達は一方的に開かせようとしてるんじゃない。
互いに折り合いつく形を探してる。
そうだろ?
[確かに共和国には最終的に武力でと言う手段はある。
けれど、それは極力使わないようにしたいから。
だからこそ、こうしてシメオン達がこの国を訪れている]
― オプティモ ―
[ライフルの扱い方を私兵に教えて欲しいと言うクレメンスの依頼>>330には少し悩んだ。
彼らに構造や扱い方を教えるだけなら室内でも良いが、試し撃ちするとなると、ここで行うのは難しい]
あの洞窟を借りる?
でも跳弾して船傷つけたりしたら嫌だしな。
……………
[しばしの沈黙]
解放軍にもライフルはあるんだしな。
俺達が居るここにあっておかしいことは無い。
銃撃音は王府軍の神経に触るかもしんねぇけど……おっさんが民を護るため、とか言ったらなんとかなっか?
[民までライフルなど武器を持つのは王府軍も問題に思うだろう。
けれど今回ライフルを持つのはクレメンスが持つ私兵、元より戦いを生業とする者達。
理由は何とでもなる。
そう考えて声はおどけるものになった]
目下の問題は、弾薬の補充だな。
これが切れたらライフルはただの筒だ。
後は私兵分のライフルの量産…うーん。
[銃剣をつければ槍代わりにはなるが、遠距離攻撃と言う利点が無くなる。
この辺りはクレメンスに相談しよう、と決め。
ある分を使って、私兵に使い方を教えることにした*]
あっちにしてみりゃ、価値なんてそれくらいにしか見てねーんじゃねーの?
ふふん、お前置いてどっか行くなんて考えたこともねーよ。
……───ありがとな。
[全部が大事で大切と言ってくれる友。
それはこちらも同じ、カナンが居たからここまで来れた。
カナンだからこそ、傍に居たいと思う。
捨て台詞のような言葉には笑いそうになったが、伝わるカナンの想いに万感の想いを込めて感謝を紡いだ*]
― オプティモ・カナン出発後 ―
錬度は出来るだけ上げてーんだが……しかたねーか。
先ずは扱えるようになるのが先だ。
[クレメンスの指摘>>415に少し悩んで、その案を受け入れる]
纏まっての指導じゃなく、流行したところに少し足を伸ばして手を貸す、くらいなら出来っかな。
どの道、指導側の人数も限られてる。
そこまで大々的には出来ねぇ。
[そこから少しでも錬度を上げられるような工夫案を出し、準備を進めて行った]
[もう一つの希望は一部だけの許可>>425]
……分かっちゃいるけど、行かなきゃなんねー時もあるんだよ。
[ともすれば抜け出さんとするかのような声。
ただ、先んじてサシャについての報が届くようなら、出発は一旦見送られることになる。
その場合は、情熱の裏にある目的が果たせないと言う意味に繋がるため*]
― オプティモ ―
[意地を通した結果、護衛つきであるならば、と言を得た>>464。
それを聞き張り詰めていた気を少し緩める]
恩に切るぜ、おっさん。
[早めに向かいたいと思うところはある。
だが馬も早々用意出来るものでもあるまい。
4頭必要となるなら、尚更。
調達の苦労を任せてしまうのだからと、そこは素直に引き下がった*]
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