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─ 島 砂浜 ─
そうですか。
騎竜師と騎竜が共に在るなら、そちらの心配は不要です。
[言い切るのは、ディークとヤクモへの信頼。
女が男のような言動に変わってから程無く家出した彼と再会した時からずっと抱くものが、揺らぐ訳がない。
カナンの言葉>>21に頷くも、迷いは無く]
我らは早急に艦の修繕、物資の補給と人員の休息に当たりましょう。
[こう応じた後、蛟の乗員にも行動方針を伝える為に動き。
他の者を少しでも休ませるために物資の補給に当たる者達と行動を共にすることにした]
─ 島 草原 ─
艦長つっても代行なんだし、艦の修繕指示は俺より副艦長が適任だし。
疲れてるヤツも多い以上、動けるヤツがより動くべきだろ。
[先行する者達と共に行くと言うと、案の定副艦長から渋い顔をされたがいつものように我を通す。
先の失態のフォローがしたいというのもあるが、動いて余計なことを考えないようにしたいというのもあっていつも以上に折れることはなく。
結局いつも通り諦め顔の副艦長に手を振り先行組と共に砂浜の奥へと足を進めた]
お。
森があるってことは、木材の確保は出来そうだな。
あとは食材も補給できれば───…ん?
─ 島 草原 ─
[どれ程歩いたか、森が見えたことで資源の補給が出来そうだと安堵した矢先。
聞こえた声>>#0に何事かと思うより、あちらこちらから出てきた妖魔達がこの先を阻む意思を全身で見せてきた]
…立ち去れって言われてもな。
こっちにも事情があんだよ。
[仕方なし苦無を手に持つと、同行していた者へと視線を向け]
急ぎ戻り、カナン様に報告せよ。
[手短に伝達を頼むと、その後を追わせぬよう妖魔の注意を寄せようと近い子鬼を標的に定めた]
─ 島 草原 ─
ちっ…
[放った苦無は当たりはしたものの、子鬼の動きを止めるまでは至らなかった。
返す刀もまだ腰に括ったまま手に嵌めていなかったために叶わず]
つぅ…!
[がり、と子鬼の爪が肩を掠った]
─ 島 草原 ─
[子鬼の攻撃を受けると、そのまま後方に倒れて地に手をつく。
そのまま追撃をはかる相手を真っ直ぐに見据えると、口端を上げ]
そなたの力借り受ける
我を護る壁となれ
[力ある言葉を紡ぎ、地表から突き出た大きな壁に子鬼を激突させた]
─ 島 草原 ─
この先進んで欲しくねーんだろ?
なら俺を止めねーとな。
[先行組は人数も多くない。
自分一人に注意を集中させることで伝達者の離脱、他戦闘員が攻撃されるのを避けようとあえて目立つ行動を取る。
が、カナンの指示を受けるまでは殺傷行為はまずいかと、カナンと何者かの話し合いの結果>>32が届けられるまでは攻撃を避け続けた]
─ 島 草原 ─
お、早いな?
って、あぁそうか、他の先行組か。
[島の探索時間の省略の為何組かに分かれた別の先行者達が既にカナンに連絡し呼んできてあったのだろう。
もしかしたら自分達は交渉決裂後に遭遇したのかもしれないが、今気にすべきはそこじゃない]
力づくってことなら、いつも通りでいいんだよな。
[に、と笑う顔を見た者の中に蛟の乗員がいるなら、また副艦長に怒られますよ、なんて言われつつ手甲鉤を手に嵌めて]
[たん、と地を蹴り上げると同時鉤で妖魔の身体を捉え]
せい!
[腕ごと振り切って地に強く打ち付けると、一撃で沈黙させ]
さーて…
こっからは手加減無しで行くからな?
[対峙しているものから見れば悪魔のような笑みを浮かべた]
─ 島 草原 ─
[手甲鉤を嵌めたのは左手のみ。
あいたままの右手で壁に激突させて無力化した子鬼に刺したままだった苦無を取り、太腿のホルダーへと戻し]
こいつらからすりゃ俺らが侵入者ってのは事実だからな。
逃げるヤツまで追うのは許さん。
俺らが相手すんのはあくまで敵意のあるヤツだけな。
[共に戦う者達へと指示を飛ばすと、万一の為にと首から提げている小瓶をいつでも出せる様にと胸ポケットにしまい]
…ま、こんな感じで。
あくまで正当防衛に徹するようにな。
[腹への一撃で意識を落とした妖魔を地に横たえながら言った説得力は如何程か。
それに取り合う暇が誰にも無いのは、現状が一番示していて]
しっかし、こーわらわら来られると流石にきついな。
[また一匹こちらに向かってくるのに気付けば、ここまで蓄積している疲労が更に増した]
…あーもう、いちいち相手してられっか。
まとめて縛り上げてやる。
[胸ポケットから出した小瓶の蓋を開け、中に満たした真水を一滴地に落とす。
その上に手のひらを当てると、唇を開き]
そなたらの力借り受ける
我に仇なす者たちを捕え 縛せよ
[口から吐いた言の葉は、土の蛇を生み出し眼前の敵を纏めて縛り上げるはず───だったが]
あ、あれ?
[精霊達は、応えてはくれなかった]
[ここに来るまでの航行中のごたごたに、ディークたちの不在。
大丈夫だと強がっても、それらは確実に女の平常心を奪っていた。
それだけなら精霊達は応えてくれただろうが、ここまでずっと休息無く動いた疲労が精霊にも伝わっている為に術の行使を拒まれたのだが]
え、な、何で。
[他の精霊ならともかく、水と土の精霊が応えてくれないなんて女にとっては有り得ないことだった。
理由も解らず困惑したままでは足手まといになると、こちらに向かってきた妖魔を何とか押しのけて戦線から一時はなれた**]
/*
…最初は1足らなくて撃破失敗で、最後は0でしめるとかホントラ神はいい加減にしろよこんちくしょう。
ところで俺前も0出した気がするんですけど気のせいですかね。
[流石に内心で余所事を考える>>64くらい余裕が出来たまではこの時には解らなかったが、各自行動の為散開した所で聞こえた賑やかな声>>65にあぁ元気になってると笑みを深めた。
幼い頃だったら自分も二人に混ざりに行った所だろうが、今やマリは親衛隊持ち、ウルも親衛隊はおらずとも祭事や術行使の際の舞に魅了されたファンを多く持つ身。
男のように振舞う身としては、やましい心など全く無いがどうにも周囲の目が気になってしまってこういう時には遠慮する癖がついてしまった。
こんな所も二人に揃って案じられる>>73>>86理由の一端かもしれないが、当人は無茶無理している自覚は更々無い。
要は解ってくれる人達に無自覚で甘えているということだから、尚更たちが悪いと言えるのだが]
─ 島 草原 ─
…くそ、こんな時に何で…!
[そんな訳で無茶を通してきたのだからガス欠起こったのは当然の結果なのだが。
その自覚が無いためどうしてか解らず混乱したまま、ともかく邪魔にならぬようにと戦線を下がり始めた。
背を追う小鬼に気付くも遅れ、せめて受ける傷を少しでも浅くしようと身を捩ったのだが]
カナン様?
[女を追っていた小鬼はカナン>>58の手によって地に伏された。
周囲に声を張り上げ指示を飛ばす王子に体勢を取り直し、頭を垂れて]
─ 島 草原 ─
お手を煩わせました、申し訳ありません。
術の行使が出来なくなりました故、暫し戦線を下がります。
カナン様、どうか無茶はなさいませんように。
[手短、戦線を下がり態勢を整える旨を告げる。
ウルの火、マリの雷も後退の援護に来てくれただろうか。
それに気付けば、二人にも「一旦下がるけど大丈夫だから心配しないで、二人とも気をつけてな」と声をかけてから戦線を後にした。
大きな獣が現れた>>#4ことを知るのは、砂浜にある陣営に戻った後の報告でだろう**]
水破の精霊師 ガートルードは、水破の精霊師 ガートルード を投票先に選びました。
─ バロン登場前/草原 ─
[女がカナンに目通り叶う様になったのはつい最近。
今回の件で少なからず薄くなる国防を義父と義兄が補う為、代わりに蛟を預かることとなった。
それが無ければ、王子と関わりなど持てはしなかっただろう。
少なくとも、女はそう考えていた]
ありがとうございます。
──…でも、どうか忘れないで下さい。
貴方は我らの命をも背負って此処に居るということを。
[案じるなと言う王子>>166に助けてもらった礼を述べた後、これは貴方の役目ではないと暗に告げる。
己は時として切り捨てられるべき駒の側だという認識がある故に、王子の胸の内を知らず勝手を言ってから御前を後にした]
─ バロン登場前/草原 ─
[そして周囲を見渡せば、先行隊には居なかったはずのウルとマリの姿も見つかった。
こちらの後退の為に飛んできた補佐に、心配しないでと声をかけたがそれに返された声>>174>>178には申し訳なさとありがたさしかなくて]
ごめん。
心配してくれてありがとう。
悪いけど、後頼むな。
[二人に感謝と謝罪を向けながら、視線の端にユウレンの艦長達も戦線に加わっているのがみえれば、戦力は足りていると判断も出来た。
他にもユウレンの船の乗組員だろう者の姿がちらほらと見える。
ユウレンの船員には妖が何人かいるという話は聞いたが、彼らに対し女が抱く嫌悪は無く。
彼らの中にもこちらを案じてくれる者がいるなら、大丈夫だと返事を返した。
幼い頃から悪意を以って接される機会が多かったせいか敏感に感じとれる悪意を、彼らからは感じない。
打算や計算などはあるだろうが、少なくとも害をなすことはない、と。
彼ら自身のことは詳しく知らずとも、己の目と耳と勘で感じたものを信じ、彼らに仲間の命を預けて態勢を立て直しに戦線を下がった]
─ 島 砂浜 ─
[精霊術が使えずとも多少腕に覚えはあるし体術のみならまだ戦えるだろう。
だが、精霊術が使えなくなったなど過去にない異変に動揺が大きく、わずかな冷静さで足手纏いにならぬ為に後退を選んだ。
砂浜に残る蛟陣営に戻ると、何があったのかと問う副艦長に自身の異変を伝えると、副艦長の顔はみるみる青筋が立っていって]
ったああああ!?
え、な、なにすんだよ副艦長!!!
[脳天に落とされた拳骨に思わず涙ぐみながら見上げると、この馬鹿娘!と怒鳴られた。
若かりし頃義父も同じ失敗を何度か繰り返していたから副艦長には精霊が応えない理由が即座に解り、娘がちゃんと休息を取っていなかったことを怒ったのだ。
女はそれがわからず抗議したのだが、何を言ってもとにかく休めの一点張りしか返してはもらえなかった。**]
─ 島 砂浜 ─
[少し休んだらすぐに戻るつもりで居たのに、副艦長から見張りを付けられ強制的に休まされる事になり。
その為、女が立ち去った後ゲルトがバロンを下した事は報告でしか知る事はできず、アイリの身上についてはこちらの耳にまだ届いてもいなかった]
…あー、もう。
[他の皆が戦っているのに自分一人休むのはどうも落ち着かなくて、苛立ってしまう。
休んでいる間に何で精霊が応えてくれなかったのかを考えろと言われたのだが、未だそれも解らないままで。
がじ、と頭を掻いて簡易寝台に倒れかけたところで、腰に微かな違和を感じて起き上がり。
ポケットから取り出した桃の砂糖漬け>>212を見て、ふと彼女の言っていた言葉を思い出した]
─ 島 砂浜 ─
困った時はお互いさま、か。
[甘い物嫌いじゃなかったら、と差し出してきたそれ>>213を受け取ったのは彼女の心遣いが嬉しかったから。
ありがとうと、仲間を頼む。先に向かう彼女へ言葉に託す事はそれだけしかできなかったなと思いながら濃厚な甘さを口に含む。
それを見た見張りにユウレンの者から貰ったと言うと、彼らはあまり色好い顔をしなかったけれど]
ユウレンの思惑は解らんが、今回に限っては警戒は要らねーよ。
考えてみろ、多少艦が逸れちまってる今でも俺らの方が戦力は高いんだぜ?
明らかに捨て駒な連中ならともかく、シュタイフェ・ブリーゼの人員は主力級が揃ってる。
そんな連中捨て駒にするような国ならそもそも警戒する必要ねーし、逆に捨て駒に出来る程人員が豊富なら警戒した所で勝ち目なんざねーよ。
変に警戒して関係悪くするより相手信用して頼る方がよっぽど建設的だ。
─ 島 砂浜 ─
[一口齧った桃の砂糖漬けを手に、見張り相手に持論を述べる。
正しいか否か確認する術は此処に無いが、信用に値する仮定だと自分では思う。
こちらからだけでなく、相手からの信用も得られているならいいのだがとも思った所でふと、自分と精霊の在り方にも似てるような気がした]
…頼りすぎた、か?
[精霊達を休ませる事無く行使してきた自分の浅慮に、今更気付いて声に落とす。
今までは義父や義兄がそれとなく休ませてくれていたから、ここまで消耗しなかっただけとはまだ気付けていないけれど。
副艦長に確認しようと思い立ち上がると、見張りに断って砂浜へと向かった]
─ 島 砂浜 ─
[副艦長の思惑は、考える時間を与える事で女を休息させる事だったから、答えが出なくとも問題は無かった。
義父である艦長自身率先して前に出る戦いをする為に若い頃は同じ症状に良く陥っていたのだが、娘は今までこうなった事が無かった為に注意を失念していたらしい。
砂浜に出てきた女の姿に、副艦長はまだ休んでいろ、と言いかけたのだが]
あのさ、言われたこと考えてきたんだ。
聞いてくれるか?
[そう言うと、開きかけた口を閉じて頷かれた。
それに笑顔を返して、唇を開きかけたその時。
ぞくり、背筋を走る何かに咄嗟、後ろを振り向いた]
何、だ?
[背後の海から感じたのは、大きな力。
精霊のものとも違うそれは、水に親しむ己にまで恐怖を与える程で]
──っ、すぐここから離れろ!
くるぞ!!
[叫んだとほぼ同時、海から大きな音をあげた波が襲ってきた]
頼む! 皆を護ってくれ!!
[砂浜に手を付き、強く願うと土精が応え、砂を盛り上げ簡易の防波堤を作り上げてくれた。
だが、自分はその手前に居た為に波に飲まれてしまい。
水に恐怖を抱くのは初めてで、こんな思いをいつもウルはしてんだな、なんて思いながらせめてと声を張り上げた]
カナン様とファサン殿に、伝えろ!
俺は多分ディーがいるとこに行くはずだから心配要らない!
出航するなら、蛟も滞りなく進むように!
[それだけ言い残すと、女は海の波へと飲み込まれた**]
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