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[何枚か重ねた蜘蛛の巣に、キツツキの妖魔が正面からぶつかっていく。
最初の数枚は鋭いくちばしで貫かれてしまうが、それを繰り返せばキツツキの速度は減少するわけで。
遂には貫けずに蜘蛛の巣に囚われてしまう]
鬼火!
[その瞬間を狙い、蜘蛛の巣に込めていた火の妖気を弾けさせた。
青白い炎がキツツキの妖魔を焼き尽くす。
燃え尽きた後に落ちてきた結晶は金糸雀色の光が回収していった]
触るな危険、か。
触れたらルリっちの二の舞かなー。
[そうなったら流石に拙いとは理解している。
ので、興味はあるものの、言われた通り触らないように気を付けることに*]
[頬の傷は治癒が効いているのか、じわっと治りつつある。
こういう点でも便利だなー、と思いつつ、視線は次なる妖魔へと向いた]
うわ、でか。
[頭上を通過したのは大きなトンボ。
羽ばたきも、ブォン、と大きな音がした。
巻き起こる風もなかなかのもの]
いやこれ、ちょっと…!
[思った以上に羽ばたきの風が強く、蜘蛛糸が繰り辛い。
頭上でホバリングされると風が強すぎて身動きが取れなくなった]
[長く伸びた蜘蛛糸であっても、ウェルシュは手足のように動かせる。
狙うは頭上にいるトンボの尾部。
死角の少ない複眼を持つとしても、細い蜘蛛糸が後方から近づくならばそうそう気付かれまい。
目論み通り、蜘蛛糸の先端はトンボの尾部に結びついた]
墜ちろ!
[蜘蛛糸から伝うのは雷の衝撃。
バシンッ!と音が響いたと同時、トンボの羽が止まり、地面へと落ちてくる。
頭上に迫るトンボの頭を掴むと、ジャイアントスイングの要領で遠くへ飛ばした。
投げる直前、何かが千切れる感覚がしたのは気にしないでおく。
金糸雀色の光が飛んで行った方へと向かったのを見るに、無事倒せたようだ*]
[次いで現れたのはアリの姿をした妖魔。
いつもであれば踏み潰せるほどの小さなものだが、例に漏れず目の前にいるアリはでかい。
匍匐昆虫であるため高さはないが、でかいものはでかかった。
ギチギチと顎が嫌な音を鳴らす]
あの顎はヤバいなぁ、…っと!
[言うが早いか、ウェルシュの目の前で顎が開く。
大型故にその一歩も大きい。
咄嗟、後ろへと身を引くと、鼻の先で顎がガチンと閉まった。
それが何度か続く]
[しゅるりと蜘蛛糸が長い柄を作り、ウェルシュの手がそれを握る。
ブン、と風を切る音が響いたや否や、柄の先端にあるものがアリの顎を下から叩き上げた。
瞬間、アリの頭が上へと弾かれる]
…ふぅん、意外と使い勝手良いのかな。
[クルクルと柄を回し構え直したその先についていたのは、瀬戸物の徳利。
それはウェルシュに縁のある付喪神が使う得物を基にして作られたものだった。
槍ともグレイブとも言えないそれを振り回し、態勢を戻したアリの顎とかち合わせていく。
アリの頭を右から強く叩きつけた時、相手の動きが一瞬停止した]
せぇい!
[徳利槍を正面に構え、アリの頭を上から叩き潰すように振り下ろす。
地面と挟まれるように潰されたアリは、形を崩して禍々しい欠片を残していった。
金糸雀色の光がそれを回収していく*]
[そんな風に余所見をしている場合ではない。
気付けば間際にある昆虫の前肢が迫っていた]
あぶなっ!
[引き寄せるかのような動きのそれを、身を低くすることで間一髪躱し切る。
見上げれば、三角の頭がクリクリ動きながらこちらを見下ろしていた]
[カマキリの厄介なところは、距離を正確に把握し、鎌の届く範囲内に入ったものを素早く捉えることが出来ること。
裏を返せば鎌の届かないところから攻撃すればいい、とも言えた]
…と思ったんだけどな。
コイツ滅茶苦茶動くじゃん!
[通常のカマキリは待ち伏せを行うのだが、このカマキリはそうではないらしい。
自ら近付いてきて鎌の範囲内へと入れて、絶えず鎌を繰り出してくる。
迫る鎌は避けたり、束にした蜘蛛糸で弾いたりして反撃の隙を狙った]
[しかしなかなか隙を作らないカマキリを相手にするのが段々と面倒になって来て、苛立ち交じりに足で地面を強く踏む。
直後、カマキリの真下の地面が割れ、足を取られたカマキリにようやく隙が出来た。
地割れの隙間から大きな蜘蛛足が垣間見える]
< よくやった >
[地割れを作った配下に声を向けて、十指から伸びる蜘蛛糸でカマキリを絡め取った。
全身を縛り付けたそれに力を込めると、細い蜘蛛糸に斬られカマキリは散り散りになった。
カマキリの欠片が崩れて消えていく]
< 戻って良いよ >
[地面の下の配下に伝えると、地割れは元に戻っていく。
欠片が現れず、配下のところに落ちずに済んだのは僥倖だったかもしれない*]
/*
なふ。
昨日は睡魔が尋常じゃなくて書けなかったけど、最終日アイリがボス撃破取るとかラ神分かってらっしゃるな!w
なお今日も睡魔はえげつないので今既に結構きつい(
― 天輪湖 ―
[各々が動き始めた先を見る]
近付くには足場が要るか。
[何といっても鎮める対象は湖の上。
空を飛べるもの以外は何かしら手を打つ必要があった]
よし、行っといで。
[声を向ければ、ウェルシュからわさりと何匹もの水蜘蛛が湧き出る。
湖の中へと入ったそれは、湖中に散らばり湖面にいくつかの蜘蛛の巣を作り為した。
足場にしても沈まぬそれを、ウェルシュは踏んでいく]
[フレアが炎を吐く横を抜け、蜘蛛糸の先を鈍色の龍の胴へと投げた。
くねる胴に何度か蜘蛛糸を避けられるが、そのお陰で動きが少ない部分が見える。
囮の蜘蛛糸を放った後、動きの少ない部分を狙って蜘蛛糸を放つと縛り上げるように結びついた。
ぎちりと綱引き状態へと持ち込む]
逃がすわけにはいかないんだよね。
[確実にアイリに届かせるために。
足場である蜘蛛の巣の上を器用に渡り歩きながら、鈍色の龍をその場に留めた*]
/*
頭働かねぇ過ぎてこんなんなった(
援護向いてないんだよこの蜘蛛(
でもアイリんのためだからね、がんばる。
鈍色龍が湖から離れるのは止めれるけど、攻撃その他は防げないあれでそれ(
胴の1点止めだからね!
[道を創る風と、アイリを後押しする風。
鈍色の龍を押し留める炎と水の乱舞。
妖も、ヒトも、竜も、一つとなって異変の元凶を討ち果たさんとしていた]
(ホント、良い国だよねぇ…)
[本来ならば、脅威とみなされ排されてもおかしくないのに、この国に立つ者は皆、自分を受け入れてくれた。
故にウェルシュはユウレンの地に留まり協力も惜しまない。
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