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ユリア!
[先端が切れた触手は動きを鈍らせるが、二本、三本と触手は伸びてくる。
完全に動きを止めていない様子は、いずれ回復する事を予想させた。
触手の動きを封じ込めんと花嵐を放ち、
動きを鈍らせた塊に向かってメイスを振り下ろす。
一つ、花弁で包み込まれた分身を崩れさせる事に成功した。
続いて狙うは、その後方にある分身。
あちらの間合いに入る前に蔦の鞭を振るわせんと。]
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シェンさん 223点@1
オクタヴィアスさん 109点@2
ハンスさん 111点@3
ゾフィヤちゃん 139点@3
グレートヒェン 186点@2
[空間に出現した三本の蔦の鞭は、分身を捉え、強かに打ち付ける。
意思を持った生き物のような動きをした波状攻撃は粘性を持った分身の身体を散じさせた。
底ともいえない場所にぼたり、ぼたりと落ちて。]
次に行きましょう。
[そっと息を吐き出した。
いとし子の援護のお蔭で身体には力が満ちている。
底知れぬ不安感に這い寄られないよう、休む間もなく、次の分身へと向かった。]
[軟体には花弁がよく付くのか、
花嵐で動きを止め、メイスを振り下ろす攻撃は有効なようだ。
決め手に欠ける分はこうして工夫をして補うという事を学校の訓練で学んでいった。
動きが鈍くなった分身に接近し、無事にもう一つの分身を倒す事に成功したが、
その後ろから伸し掛からんとする分身の接近に気付くのが遅れた。]
ユリア……っ。
[ユリアは咄嗟に上昇して避けたが、スライムのような触手が花竜の尾に絡みついた。
ぐい、と引かれ、ユリアの身体が揺れる。]
もう少しだけ、耐えて!
[心を合わせて生じさせたのは幾本もの蔦。
それは花竜に引き寄せようとする分身の本体を覆うようにして絡みつき、強く戒める。
触手が本体と分かたれた瞬間、
自由になった花竜は上空に昇った。
本体と分かたれた触手は、花竜が尾を振るとぼたぼたと落ちていった。]
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オクタヴィアスさんが結構倒していらっしゃったので倒しちゃったけど、一対一っぽい??
き、きっと小さい個体だったんです。
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ヤコブさんは沢山頂いてありがとうの気持ちで沢山返しちゃったけど、
昨日は大役お疲れ様だったのでどうぞゆっくりなさって。
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ハンスさんは属性勘違いからのあれそれで中々触れられなかったけど。
今回は撃破担当だからちらっとロルに書かせて頂こう。
先輩とは呼んでないけど頼りにしてたと思うので。
―虚無の深淵―
[相棒の背に乗って旋回しながら状況を確認する。
薄墨の分身は同志達の働きによって消えており。
そっと安堵の息をついたのも束の間。
動きのなかった本体が震え、触手があちこちに向かって伸び始める。
異様な形態に少女の全身に緊張が走った。]
一撃必殺……。
[本体の核を砕く為には重い一撃が必要不可欠、と始まりの騎竜師は語る。
その核を砕く役目をこの中の一対に託し、それを他の全員が援護する。
そんな作戦を聞いて思い浮かぶのは前線で活躍する面々。
中でも重たい攻撃を得意とするのは──
ヤコブやカレルの視線はハンスに向かっていた。]
[自分が、と名乗り出たのはハンスだった。
装甲の固い鎧竜を操る彼にはその役は適役と思える。]
畏まりました。
精一杯、お手伝いをさせて頂きます。
ですからハンスさん。
どうかよろしくお願いします。
[少女が養成学校に入った頃、先達には彼がいた。
農家から騎竜師を志すのは一大決心だっただろう。
騎竜師の家系に生まれた少女は、幼い頃から竜について知る機会があり、適性があれば騎竜師となる事が当然とされてきた。勿論、自身も望んでのものではあったが。
心ひとつで彼が踏み出した一歩はとても大きなものであったと思う。
学ぶ事はきっと多かった筈だが、それでも他の生徒に変わらぬ態度で接してくれた。
此処に来てからも、ずっと心を配ってくれる。
少女はそんな彼を尊敬している。]
[ハンスの言葉にファティが目を細めたのは一瞬。
真直ぐな言葉を、眼差しを正面から受け取り、頷いた。
最後の仕上げは彼らがしてくれる。
自分達はハンスが核に届くまで、全力で支えよう。
そう決意を固めた時、本体から奇怪な音が聞こえてきた。]
承知しました。
[少女は花竜の手綱を握り、花竜と心を重ねる。
全員に白花の攻撃強化の術を、
そうして核に近づくハンスにはそこに青葉の盾を重ねた。*]
/*
後は、どうしようかな。
基礎能力UPと持続回復はかかっているから、
花嵐とか蔦で触手を倒していこうか。
そしてちょいちょい用語を間違ってしまっていてすみません。
今夜もほぼシンデレラなので先に埋めておきます。
[>>317ゾフィヤから助力の依頼があれば、それに耳を傾ける。
それは虚無から伸びる触手を刈り取った後、彼女とソルベの氷を支える土台を蔦で作る事。
>>315ゾフィヤの作る道の手助けだ。
少女はいつも後方支援に回る為、誰かと力を重ねる事は少なく。
だからこそ、心が震える程に嬉しい。]
……っ、はい。勿論です。
[少女は嬉しげに目を細めると、その願いを受け入れた。
彼女にかけるのは、攻撃強化の白花と命中率を上げる濃紅色。
確実に触手を刈り取り、その後に素早く道を作れるよう。]
先ずは、触手を刈り取らねばですね。
[にっこりと微笑み返すと、虚無に視線を定めた。*]
―虚無の深淵―
カレルさん、お気遣い感謝します。
貴方もどうかお気をつけて。
[>>322彼の願いは自分達への分をハンス達への援護に充てる事。
最も危険な役目を担う彼らへの援護は最も重要なものだ。
前衛への援護を抑えれば、
白花の重ね掛け。
または盾が壊れてしまっても、すぐに掛け直せるような余剰は残しておけるだろう。]
ユリア。
[前衛を潜って伸びてくる触手は殆どないかもしれない。
それでも向かってくる触手があれば、少女は幾本もの蔦を出現させ、刈り取らんと。*]
―虚無の深淵―
[風嵐で、風の刃で、あるいは噴射される炎で。
前衛の活躍もあって後衛まで届く蔦の数は少ない。
少女は少し前からタイミングを計っていた。]
ユリア!
[本体から伸びた数多の触手が刈り取られる瞬間、
花竜は少女の合図と共に吐息を吐き出した。
薄墨色の空間に出現するのは数多の蔦。
きつく絡み合ったそれらは花竜の力をたっぷりと含んでいる為にあっという間に虚無へと到達し、触手が伸びるのを阻むように周辺を覆う。
そうしてゾフィヤ達の作る道の土台とならんと。]
お願いします!
[その瞬間を見定めていただろう彼女なら、すぐさま道を舗装してくれると信じて疑わない。
きっと彼女の言うつるつるぴかぴかの綺麗な道が出来上がる筈。
続いて、上空のハンスへ白花の重ね掛けを行う。
単純に倍の効果とはいかないが、虚無の核を破壊する一撃必殺の攻撃の一助になるといい。*]
[くらり、と。
一度に力を大量に使った為に目の眩む心地がする。
けれど何かあった時の対処用としてまだ幾何かは力を残していた。
ゾフィヤの呼びかけで退避がなされ、
今まで見た事のないような力強さで氷の道が出来上がり、
虚無の核の在処を示すように白銀の竜のブレスが浴びせられた。]
ゾフィヤさん!
[>>335ソルベに乗ったゾフィヤの異変に気付いたなら、
急いで彼女達を支えようと花竜を飛ばさせた。*]
―虚無の深淵―
[>>353羽毛によってゾフィヤの身体が保護されているようであれば、一先ずの安心。
ソルベの様子を見るに、治癒の術が必要な大事ではなさそうで。
花竜はソルベの上昇を助けるよう、尾を回して上空へと飛んだ。
そうしてある程度の高度を確保した後は、尾を話して横につける。
>>350鋼竜の雄叫びが聞こえてくる。
裂帛の気合を込めた一撃が虚無の核めがけて叩き込まれていくのを見守っていた。]
[けれど、硝子が砕けるような音が虚空に響いた後、虚無の本体が崩れ始めた。
ファティの指示を受け、少女はすぐに行動に移した。]
……っ、はい!
[花竜はソルベに並ぶ形でティアナの守る後方へと移動した。
退避が困難な人がいれば、それを助け。
ティアナの歌うような詠唱が始まる。
精霊のいとし子の周囲にとりどりの光珠が現れたかと思えば、
始まりの騎竜師の構えた剣に向かって集まっていく。
紡がれる言葉に応えるよう、彼の構える剣が聖剣にも似た形へと変じた。]
……あれは、
[目にした事のあるものよりも鋭敏な印象を受けるのは、
他ならぬ始まりの騎竜師が握るものであるからか。]
[ファティの叫び声に応えるように白銀の竜が鳴き、
とりどりの光を纏わせた剣が一息に振り下ろされる。
白銀の放った光と県から放たれた光芒が一つに集まり、虚無を包み込み。
鈴音を響かせた後に薄闇に溶け込むように消えていく。
それは神話の一部と言ってもおかしくない光景。
光が消えた後、虚無は消えていた。
僅かに明るくなった薄墨色の空間に、ファティの声が響く。
少女は詰めていた息をそっと吐き出した。]
……終わったのですよね?
[それは始まりの騎竜師と精霊のいとし子への確認というよりは、零れ落ちたもの。]
皆さん、本当にお疲れ様でした。
[少女は微笑を浮かべて短い言葉を掛けた。
ゾフィヤは意識を取り戻していただろうか。
意識の戻るまでは付き添っている心算。**]
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