情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
統合宇宙軍技術部少佐 ヴィクトリアは、統合宇宙軍少尉 メレディス を投票先に選びました。
……ん。
そっか。
[届いた通信>>*0には、短い言葉だけを返す。
肩の上の白猫は、もの言いたげに尻尾を振ってはいたけれど]
― ステージ近辺 ―
にしてもまあ、好き放題にいじってるわねぇ。
[リアルタイムで流れてくる情報に、上がる声は呆れと感心の両方を帯びたもの]
この熱意をもーちょっとマトモなとこに向ける気にゃならないのかしらね。
ある意味、勿体ないわ。
『……『Meister』、それができるようなら、こんな事してないと思うにゃー』
ま、そうだけどね。
しかし、ここも異変は大きいけど、反応はナシ、か。
やっぱり、最終ステージが『巣』で間違いない、と。
……何仕込んでるかわかんないけど、そろそろ、こっちの警戒も強めさせた方がいいか。
[呟きつつ、作業の片手間に特務のスタッフにメールを送っておく]
……後は、と。
[小さく呟き、通信機能を起動させて]
レディ。
そこも色々あれてるけど、『巣』……大物の在りかじゃないわ。
お約束すぎて呆れるけど、次のステージにあらゆる意味でのラスボスがいる。
次のステージじゃ向こうもやる気で来ると思っときなさい。
……プレイヤー本体へのダイレクトアタックだけは、こっちで止めるから。
そこだけは、心配しなくていいわ。
[短い通信。
物言いはやや素っ気ないが、声音には少なからぬ案ずる色が滲んで。*]
『にゃ』
[不意に、白猫が尻尾をもふりと振って、遠くを見た]
どしたの、スノウ。
[送られてくるデータ異常――主に火山弾のあれこれを修正しつつ、視線を肩の白猫へと向ける]
『『Meister』、あっち側からお知らせなのにゃー』
お知らせ?
[あっち側、が何を意味するかは大体わかる。
ゲーム内から、リアルタイムで情報を送ってきている者の事だろう]
『必要なら、『道』を使っていい、って言ってるにゃー』
……『道』……?
[短い言葉、それが何を意味するか。気づくまでの時間は、さしてかからなかった]
あらまあ……中々、粋な計らいしてくれるわねぇ。
[く、と落ちる笑みは楽し気なもの]
わかったわ。
必要に応じて、使わせてもらう、って返しといて。
[外周からの干渉には、あちらも気づいているだろう。
次ステージでは何かしら、手を打ってくる可能性も高い。
だが、示された『道』ならば、と。
そう思うから、返すのは是]
に、しても。
[ちら、と視線を向けるのはモニターに映る甥の姿]
……あの性格は、どっちに似たのかしらね。
まあ、90%、ルキだと思うけど。
[ぽつ、と落ちた呟きは、周囲の熱気にかき消される。*]
― ステージ近辺 ―
……ったく、やってくれるわ。
全書き換えと来るとはねぇ。
[ステージで固まった司会に割り込みで指示を飛ばした後、女はは、と息を吐いた]
『『Meister』、どうするのにゃ?』
どーするもこーするもないわ。
干渉しようにもあの神殿周り、予想通りバリケード作られてる。
……居座ってる連中を撃破した後、『巣』を摘出するプログラムを直通で送るしかないわね。
[ぼやくように呟いた後、女は通信機能を起動させる]
レディ、聞こえる?
最終ステージにいる連中、あいつらが作ったシロモノよ。
元になるデータはゲーム内にあるだろうけど、別物と思って挑んだ方がいいわ。
大物を潰したら、その後ろにある『巣』を摘出・隔離するためのアタックを仕掛ける。
大事にできないから、ちょっと演出いれるんで、文句言わずに協力しなさいね。
[甥に伝えた内容は、白猫を介してもう一人の繋がっている相手にも送られる。
ただし、こちらはにゃん語変換されているが]
……さぁて、と。
[通信を切った女が浮かべるのは、不敵な笑み]
連動しそうなごたごたは、特務に任せて。
アタシはアタシの戦いに集中するとしようかしらね。
『『Meister』、楽しんでるにゃ?』
そりゃそうよ。
……こんなの、腹黒鬼畜眼鏡とトライアルした時以来だわ。
[何と何を同列に並べているんですか、と。
腹黒鬼畜眼鏡と称される当人がきいたら、呆れながら突っ込んだのは間違いない。**]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新