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【1】ゾネス総督 アイリは、【2】外務長官 フィオン を投票先に選びました。
[調査の結果の日にちが迫る。ここにきてアイリは色々な噂を聞いた。
王は暗殺されたと言う噂が流れていること>>1:148>>1:213
その暗殺にはフェリクス王子に支持する者が多い軍部とも
結果から見てウォルシュ王子側を担ぎ上げたい刺客とも街の噂は混沌としていた。
どこから漏れたのか文書の偽造の話>>1:215もすっかり街に流れている始末。キナ臭い陰謀の気配をアイリ自身も感じるようになっていた。]
/*
少し早いのですが、アイリさんのご要望が他になければ、キリング役に立候補したいと思います
いかがでしょうか?
―兵舎 士官室―
[現在アイリ率いる騎士団は、王宮より少し離れた兵舎に正式な発表があるまで滞在することとなっている。
街の警備はもっぱら王国軍がその任にあたっているため特に仕事など無いわけだが、有事において要塞に帰還させるわけにも行かず、時間を持て余した騎士達は少し気が立っているようだ。
しかし今日はリヒャルトの元へと行くと要塞を出てくる前から約束をしていた日。
あの発表後、立場もあって会いに行くのも憚れたが、話しを聞きたい自分も約束を守りたい自分もいる。ドロシーを呼び、部下への伝達を頼んだ。]
発表の前に私はラバルの家へと行かねばならん・・・
正直、立場として複雑な気持ちではあるが・・・
発表後では益々会い辛くなるのでな・・・。
騎士達にももう少しだけ我慢するよう伝えておいてくれ。
少数ずつならばお前も含めて休憩をとって街等行っても構わん
だが発表の際は必ず待機するように伝えておいてくれ。
[それだけ伝えるとアイリは支度をし、兵舎を出て行く。
護衛についてくるのならば途中までは許しただろう。
しかしこれから向かうのは夫となるラバルの屋敷、そこからはもう必要はない。*]
/*了解しました。
自由行動できるようにしてますのでお好きにどんどん動いていただいて大丈夫ですよー。たぶん・・・私が死ぬとき嫌というほど付き合わされると思うので・・・・・・
/*
もしお考えが変わって、他の方にお願いしたいとか、別の方法で最期を遂げたいとかありましたら、いつでも仰ってくださいね
そうしたら、忠実な部下として亡骸に縋って号泣しますよ
― 回想・外務長官執務室>>1:292 ―
[アイリの緩んでいた顔に緊張が走る。
自身も気になりすぐに止めたその言葉、聞かれていたことに心の中では内心穏やかにはならなかった。
尉官があの場であのような失言、一気に混乱の場へと移行させたあの一言は、状況一つで即処断の対象となりえよう。
それは私とて同じことではあるが、不満が噴出したからまだ良かったのだ。
先にシュナウザーやウォルシュ王子自身に聞かれ、冷静に厳と咎められ静まり返った状況ならば、私とて庇えるものでもない。
フィオンに聞かれていることが判明している以上、失言を詫び、出すぎた真似と本題に触れずに謝罪してくれることを願った。
しかし私の心配をよそに彼女はどんどん自分の気持ちをあのときの私のように吐き出している。如何に自分と同じ思考とは言え、しだいにこれ以上は危険と考え言葉を添えた。]
・・・フィオン殿、聞かれていた以上はその者も答えたが
一つ間違えば私がその質問を私の前でするそなたを看過出来なくなる。
調査は監査と参謀でするのであろう?
筋として私は委ね、
王子の一面を聞きに伺ったが詮索をしにきたわけではない。
それ以上及ぶならば全てひっくり返して先ほどの続きを行うが、
それを望みたいか・・・?
[アイリの雰囲気は一瞬で殺気を匂わせたものへと変わる。
まだ混乱から時刻も経っておらず、穏やかだった雰囲気もすぐに凍りついた空気へと張り詰める。]
次はぜひまた穏やかに話をしたいものだな・・・
長々と失礼した・・・ そろそろ行くぞドロシー!
[席を立ち、ドロシーの首を引っ張り連れていく。
その夜ドロシーの頬には珍しくアイリからの拳が見舞われたことだろう。*]
―ラバル邸―
[兵舎を後にし、ラバル家の立派な邸宅へと赴けば門の前で馬を降り召使を見つけてアイリはそこを通して到着を知らせた。]
リヒャルト殿はいるか?
アイリ・フォールデンが来たと伝えよ。
[初めて訪れる夫となるリヒャルトの家、どういう顔で良いのか少しアイリは悩んでいた。
元老院の母親は私のことをどう思っているのだろう。
自分の肩書きとしての顔と夫と決めて彼に心配をかけたくない女の私が直前まで引っ張り合う。
案内に連れられたときは少し俯いていただろう。*]
― 回想 フェリクス王子の訪問時と両親の話―
[ドロシーの親書を届ける初仕事は、無事果たされたようで、間もなくフェリクス王子からの返書をアイリは受け取った。>>1:24
『一月以内に来る』その内容にアイリは嬉しかった。
フェリクス王子が訪れてくれることも然ることながら、もう一つ嬉しいこともある。 フォールデン家の墓参りだ。
フェリクス王子はここを訪れるとき、前当主である母や歴代担ってきた当主達の墓に必ず寄ってくれる。
特に忠臣でだった母にとってはそれはきっと嬉しく、王族に感謝すらされるのは何よりフォールデン家の当主として誇りでもあった。]
―――ここで一つアイリの両親の話をしよう。
フォールデン家の前当主、アイリの母は今から6年前、私が20歳になったときに流行病を患い他界している。
アイリが当主になったのはその時からだが、アイリの父もまた、戦死している。
アイリの父は南で戦乱があったとき、国境を守っていた指揮官だった男である。無残にも命を落とした父は剣の形見しか残らなかったが、ゾネスへと送られてきた父の形見の剣。今は母と共にゾネスの墓地に安置されている。彼もまた王に忠誠を誓っていた人物と聞く。
アイリはそれもあってフェリクス王子のことを敬愛しているのだろう――。]
[そして話は戻しフェリクス王子は都合をつけて来てくれた。
歓迎の騎士が館までの道に総出で迎え、その到着を喜んだ。
アイリも喜び、そこで私はフェリクス王子にお見合いの話、そしてあのとき退治した象の話も誇らしげに話しただろう*]
― 回想:―ある日 森の怪物退治B ―
[>>0:419>>0:414 森に現れた怪物は騎士団に真っ向から襲いかかり、馬も人も宙を舞った。アイリも体勢を崩して振り落とされそうになる中、必死に態勢を整えるために叱咤する。]
狼狽えるな!!
騎兵は怪物を牽き付け、竜騎隊はすぐに縄に取り掛かれ!
生け捕りにして王国軍に引き渡す。
恐れるな!
[白狼騎士団は、銃を持つ軽装の竜騎兵と重装の胸甲騎兵
ピストルと剣を持ってサーベルチャージを行う騎兵そして、要塞にのみ滞在する砲兵の4つから成る。
アイリが叫ぶと騎士達はすぐに動き出し、怪物を取り囲む。
しかしそれは容易ではなかった。
荒れ狂う象の前に縄はかけても崩される、疲労を待つために持久戦がとられた。死者こそ無いものの、怪我人が続出し、象は最後の逃げられぬと悟って最後にアイリに向かって突進してくる。]
――っ!!
[それを助けてくれたのはドロシーである。危険と感じて私を庇い寸前のところで私はかわした。間もなく象は疲労で膝をつき、結局は力尽きてしまうものの、その功績によりドロシーは私に重用されることとなる。*]
――貴族街・ラバル家屋敷――
[案内された客間で見るリヒャルトの姿。
一言目に冷たさを感じると妙に心が苦しい。
遠く感じてしまう結婚相手にアイリは寂しさを感じたものの、その態度に立場の違いを知る。]
・・・・。
リヒャルト殿、突然の訪問すまなかった・・・。
しかし・・・・・・。
[アイリもアイリでその溝を埋めようとすることが出来なかった。
毎日のように聞く様々な噂話、
実際に行われた暗殺の内容までは知らないまでも、陰謀説にアイリはあの発表のときに拍手をした元老院達を疑っている。
(ひょっとしたら彼も裏で何か動いているんじゃないだろうか・・)
[そんな不安が過ぎり彼にぶつける疑問。]
・・・・私が来たこと、本当に嬉しいとそう思ってるのか・・・?
[不安が過ぎり、私の目は不安の色が混じりだす*]
/*フィオンを殺すにはどうすればいいのだろう。
動機が難しいな。フラグに拾えそうなものを出してくれればいいけれど。
―回想:前日 書庫―
[アイリは王宮の書庫にいた。
ゾネスにも書庫はあるが王宮の書庫は規模が違う。
歴史を記載するものや兵法書、国家の経済についてのことや各国の偉人や学者が出した難しい本などなど、様々にあるものの中からアイリは数冊の本を取り出した。 机に並ぶのは内政や産業、そして北の国に纏わる本。
自領の経営に役立てそうなもの、そしていつかはもぎ取るつもりのあま地方。
書庫へ行ったものは椅子に腰掛けて本を見ているアイリの姿が確認できるかもしれない。*]
・・・そうか。
[はっきり敷かれた大きな溝。会いたくなかった>>170の一言で、アイリの胸の中に締め付けられる何かを感じた、
反対に彼の胸の中では小動物が激しく蠢いているようだが、それに気づきながらも突っ込むようなアイリでは無い]
言い争う気は無い。約束として来ただけだ・・・
この一件が終わればすぐにでも要塞に戻らねばいけなくなるしな。
[アイリも負けてはいない。辛い気持ちになりながらも約束だからと自分の本心は伝えられない。
お茶を手に取ると落ち着かせるように口に含む。婚姻の関わる手前、さすがに小細工などアイリも考えない。
彼の正直に向き合う姿勢はアイリにとっては肩を落とすだけだった、お茶を飲んだ後で溜息を吐き、どうしようも無く詰まる空気にそっと視線を外した。*]
···見限る?引き返せる?だと·····
[その言葉>>196にアイリは信じられない驚愕の顔を見せる]
ふざけるな!貴様は私を愚弄する気か‼?
意に沿わぬならば去れとあしらうか?
[怒鳴る声、プチンと頭の中に感情を抑える神経の切れる音が鳴り身を乗り出しテーブルに強く両手を叩きつける。
揺れるコーヒーカップ、ガシャンと落ちる皿も気にせずアイリは感情を顕にした。]
立場に違いはあろう。家名を背負う責任もあろう。
しかし貴様は私に心にも無い嘘をつき、
あまつさえ女としての私を否定する!
あの時の貴様は何だったのだ!?
貴様が望んだのは都合の良い従順な妻だけか!?
[こいつに私を思う気持ちは無い、アイリはそう感じた。
そして自分を否定されたような気がした。
この上なく一瞬でもリヒャルトの立場を案じた自分を恥じた。
荒れていく心、握る拳がギリリと硬く締まる。
呆れた態度に目には悔しさからの涙が溜まる。*]
]
・・・。
[溜めていた涙は溢れて流れていただろう。
芯の伴わないその発言>>237>>238、嬉しいと言えば会いたくなかったといい、引き返すことを促せば今度は悲しませたくないとも妻として迎えたいとも言う。
曖昧な態度にアイリの許容できる範囲はとっくに超えていた。
引き返せるときは過ぎていき、もう後戻りは出来ない]
お前は私に間違っている、の一言も言えんのか・・・・・・
[漏らした自分の気持ち。憧れではなく自分で選び、芽生えた恋は全て崩れていく。]
お前は私に対しても、国に対しても本気になれぬ卑怯者だ。
フェリクス王子は潔く断言した。真実であれば認めると・・・
しかしお前は国璽が押されるのを見届けながら・・・
監査局長参謀総長が必死に追っている真実すら疑っている。
一番真実に近いものがその態度も示さず、
何を持って責任だと言うのだ・・・
何も知らぬ者達をただ見ているだけで、
勝手にしろと言っているだけではないか
[アイリは軽蔑した。彼なりの気持ちもあっただろう。しかし結局は信念らしきものは見出せなかった。そのまま背を向け扉へと向かう]
[ラバルの館ではその後どうなっただろう。
隣の客間の出来事はわからぬが、帰る際に私の怒鳴る声くらいは聴こえたかもしれない。
頬を晴らして私は馬に乗り兵舎への帰り道を走っていく。
王宮で暗躍があることなど私は知らない。
ただ真実がきちんとした形で世に出ることを祈っているだけ。
しかし帰る途中に不穏な噂を信じている民衆に道を塞がれ絡まれる。
今は胸の居心地が悪い、喧嘩でも買ってやったら気は晴れるだろうか。それは>>244 王宮へと向かう彼女の近くかもしれない*]
邪魔だ・・・・・消えろ、機嫌が悪いんだ今・・・・・・。
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