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自分用メモ
ファットリア平原:
将:カレル・ローランド
義勇軍の規模:現在大隊1個分(約1000名と推定)
内訳:騎士や民兵。魔導師もいるのかな?
特記事項1:後からもう1個大隊の人数が加入予定。
特記事項2:ギィ様の放った行商人の広めた悪評で幾らか減るのだろうか、という部分をローランドが触ってくるか気を付けてみておくこと。最終的な規模が変わる。
補足:しかし自分が生きてるうちに追加分の大隊は合流しないんじゃないかと思われる。
さて、軍団指揮ロールって初めてなので、不手際等目立つやもしれませんが、頑張りたいと思います。
― ファットリア平原北西:ゴブリンの巣付近 ―
ゴブリンとは以外と金に細かいのだね…。
[馬に騎乗し、静かに歩みを進めながらぼやいた。
街道の防衛隊から人間を隊長とするゴブリンの兵を一中隊、
報酬を交渉した上で兵として徴用したハールト南のゴブリン約一小隊分。
己の部下に調達させたオークが更に約一小隊分。
遊撃を主とする直属のダークエルフが3名。
凡そ300名規模と、情報によれば一個大隊規模である相手の半数程度の兵にてファットリア平原を目指す。]
この規模では不安、という顔だね。
[ゴブリンの指揮を任せる人間の隊長の顔を見て言う。]
武器を振るったことのない民兵も多く存在する1000と、何の躊躇もなく人を殺せる魔物ばかり揃えた300。
それに、今回の俺たちの仕事は殲滅じゃあない。
俺たちが第二王子を討ち取るまでの間、義勇兵を混乱してついでに少し数を減らしてくれていればそれでいい。
ああ、勿論解ってると思うけど、囲まれないように常に隊を移動させて攻撃を仕掛けるように。
あと、騎士は3人で組んだ班で囲んで仕留める―――ってゴブリンには教えたよね?
[こともなげに言う闇の妖精に、何となく不安そうにゴブリンたちに視線をやる隊長であった。
世間話でもするように戦略を伝えながら、馬を進める。]
― ハールト南西から南東ファットリア渓谷へと進軍中 ―
[己の代わり、王の傍に残してきた同胞より伝達>>131を受ける。]
……強力な魔術師か。
厄介だね。対策を練らねばならないな。
[一度行軍を停止して、対魔術師対策を検討することにする。
どのような術が行使されるか、その種類は多岐にわたるためある程度ヤマを張る。
少なくとも、大地の精霊魔法で此方の歩兵の足止めをされることがないよう、ダークエルフの一人に対抗魔法をいつでも発動できるよう準備をさせる。
他は発動したものに応じて自分が対処しようか。]
我が王に…ギィ様に伝えて欲しい。
―――あの日取り逃がした首、此度こそ、必ずや御前に。
[その決意を聞き、伝達のダークエルフは頷くと闇に消えた。]
…飼いならして見せるさ。
[ただ殺してはならない、必ず呪殺せよ、デーモンロードの復活にあれは必要だと響く妄執の思念。
一度だけ、煩わしそうに首を振った。*]
[>>152>>153 周囲を哨戒していたダークエルフのが偵察らしき者を見つけて後を付けた。
しかし辿りついてみればいたのは友軍と言ってよい馬賊たち。
ちなみに騎馬隊になったことは知らない。
彼らが再び東に向かって進軍する様子であることを確認し、戻ってきたダークエルフの報告に耳を傾ける。
王からシェットラントが王子と交戦したと聞いたことを念頭に入れつつ]
うーん、恐らく再襲撃をかけるつもりだろう。
此方を偵察してきたということは、ある程度強調して動く心算があると見て良いだろう。
指揮下に組み入れては、あれらの持ち味を最大限に引き出すことはできそうにないからね。
自由にやってもらおうか。
[騎馬兵の合流があった場合も方針は維持との伝達を回した。]
[王国軍側の偵察>>163にも気づいたものの、馬賊もとい騎馬隊の差し向けた者よりも距離があり、追跡は行われなかった。]
放っておいてかまわない。
これだけの数を連れ歩いて奇襲できると思ってるほど楽観的じゃないさ。
[それに、賊軍の大隊とぶつかるまで、もうそう長くはかからない。*]
― ハールト近郊南付近 ―
[斥候が賊軍の大隊を確認したところで、ある程度の距離をとって止まる。]
では、作戦通りに。
各自隊列を組め!
ゴブリンは自分の班員の顔は忘れるなよ。
もし欠けるようなら適宜合流して人数を保つこと。
複数で一人を確実に仕留めるように。
第一部隊は初見の突撃の後後退、第二部隊と入れ替わり東にずれながら攻撃を繰り返すこと。
[正直ゴブリンやオークの顔の見分けなぞつかないが、同族同士ではつくらしいのは僥倖だった。]
では、こいつらの統率は任せたよ。
意外そうな顔をしないで欲しい、どうみても俺が陣頭指揮とる将ってタイプには見えないだろう?
そう気負うな、作戦通り隊を動かせば良い。
俺は初見での魔法攻撃に応対した後は他の同胞と一緒に遊撃部隊として王子の首を狙う。
[街道守備でゴブリンたちの扱いに慣れている人間の隊長の肩をぽんと叩いた。
腰のダガーを確認した後、次いで弓のを引き絞り調子を確認する。]
―――…さて、狩りの時間だ。
まずは羽の生えた馬を落とそうか。
[一頻り装備の確認を済ませると、魔鏡のに手を触れながら、同胞へと告げた。*]
― ハールト近郊南 ―
[山沿いに部隊を進ませ、遮るもののなくなる平原に出る手前で一時停止。
すでに互いの存在は知れているだろう。
そのまま待ち構えている賊軍に>>199突撃の号令―――が聞こえる前に。 ]
冷たき地 淀みし不浄なる土の精霊よ
我が呼び声に応え 脈動せよ
汝らを踏み拉きしものを拒め
[仕掛けてこないなら此方から仕掛けない道理はない。
そして呼びかけ>>204を待つ義理もなければ騎士道も持ち合わせていない故に、あらかじめ準備しておいた詠唱は終わり、
隊列の前に出ていた騎兵らの足元がぼこぼこと隆起し始める。
対策をとられる前に幾らか落馬を誘えるだろうか。]
―――突撃!
[端的に命じて指揮を人間へと任せる。
どうやら自分を見つけたらしい第二王子に目を細めるも、自軍の中に一度紛れれば気配を追うのは難しいだろう。
オークとゴブリンによる突撃が始まった。]
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任務遂行最優先の悪党なのできっと間違っていない、はず…
ごめんよ正義のヒーローの変身シーンを待たないみたいな卑劣ぶりで!
[口上を聞いた人間にわずかな揺らぎがあれど、容赦のない先制攻撃に降伏などという考えは直に消える。
今まで魔王の軍に身を置き働いてきた人間たちだ。
どうやって生きぬいてきたか、彼らに知られれば許されないだけの業の深い行いがある。
往くも地獄、残るも地獄。
ゴブリンやオークを指揮する人間たちは戦禍に身を投じる。]
[標的が名乗りを上げながら突撃してくる>>210のを魔物や人の気配に潜みながらじっと観察し、期を伺う。
軽く視線で合図しあうと、弓を番えたダークエルフが一斉に上空に向かって矢を引き絞る。
ぞれぞれが風の精霊魔法の加護を付与した矢を、上空めがけて放った。
狙うは、ペガサスの羽。
突撃して交戦しているならば、全て避けきることはできないだろうという目算でのこと。
第二王子の動向に注意を向けつつ、魔術の発動を感じて其方へ振り向いた。>>214
不運なオークが頭頂に氷柱を食らい即死する。]
はっ―――強い魔術師とは、誰かと思えば。
生きていたか、我が王を解放せし功労者!
[使者として来たのがローランドであったことを知らなかったため、彼の生存には少しの驚きを。
そのやりとりの間にも、多少入れ知恵のしてあったオークは引っこ抜いた障害物こと氷柱を盾に弓を防ぎながら雪崩れ込む。
ゴブリンは落馬した騎士を囲みはじめ、人間の指揮官は混戦に持ち込むことで味方を巻き添えにできないであろう義勇軍の弓兵を無力化すべく、2隊入れ替え制の波状攻撃にて戦線の維持を命ずる。
>>215 そうこうしているうちに地面は均され、岩塊を避けるように後ずさるゴブリンたちが仕留められた騎馬兵もそう多くはなかったか。]
口がきけなくなる前に、あの時の答え、聞いておこうか?
[王子は同胞に任せつつ、何か引き寄せられるようにローランドへと相対した。**]
[>>219 魔の気配を感じ確認に目を遣れば、地上より僅か上を駆ける騎士目亜の集団。
来たか、と呟くと同時、>>222鑑定した品を上手く使用している様子に満足を得て小さく笑む。
数の不利も、全員が騎馬である彼らが暴れ回るならば大分時間が稼げるだろう。
そう、自分と同胞の仕事は、第二王子を狩ることだ。
だが、鍵であった男と対峙して思う。
―――あの洞窟で出会った時とは違う。生かしておいては必ずや王の覇道の邪魔になる。
そう感じる理由は、彼の持つ覚悟か、知らずとはいえ魔王復活に加担した後の2年間が彼を強くしたのか。
明確に知ることができようはずもなかったが、無視できるものでもなかった。
第二王子には3人のダークエルフを張りつかせている。
魔鏡による魔法の強化を受けられる以外は、暗殺者たる闇のレンジャーとしての素質はそう己とかわらない。
目の前の男を殺す。そこまでを瞬時に考えて、決断を下した。
自分の手で第二王子を”呪殺する”ことに拘らなくなったのは、祖の妄執からの脱却ともいえた。
>>227 相対する男との間には、術師同士らしく大幅に間合いがあり、此方にもまだ物理戦に持ち込む気はない。]
あぁ、宣戦布告の使者とやら―――お前か。
つれないな、会いに来てくれれば特別に歓迎したものを。
[王に王国軍の人間が接触したとしたらその時以外にない。
気をよくしたような相手とは対照的に、少し拗ねたように唇を曲げたが、それだけだった。
ファルカタに添えられる手、間合いはあるものの万一投げられても良いように注意はしておく。
精霊魔法を行使する都合上、金属鎧や鎖帷子を見につけることはできない。そして肉体はと言えば人間の成人男子に比して脆弱といえる己にとって物理攻撃は回避が基本である。]
大森林の奴らの里に?…ふっふっ…あはははは!!
そりゃあご愁傷様!俺も一度行ったことがあるけれど―――実に排他的で鼻持ちならない連中だった。
本当に答えに辿りつくとはね。その行動力、人間側に置いておくには惜しいな。
詰まらない三文芝居の脚本のような話だ、良い暇つぶしになったろう?
[そのおかげで、闇の属性が濃くなりすぎたダークエルフが入れない結界に侵入することも可能な体質を得ていた。]
―――我が声に応えよ 闇の化身 その黒き腕で深淵を穿て
[懐の魔鏡に触れると、闇の精霊シェードを3体召喚する。]
往け!
[闇の精霊は暗い矢となり鍵であった男へと向かい、攻撃してはUターンで戻ってきて再び照準を定める。
話しながらも、隙を伺いながらあわよくば仕留めようという緊張感。*]
― 対王子部隊 ―
[>>230 風の加護を得た矢であってもペガサスの翼を射抜くことはできず強かに打ち付けるだけだった。
通常なら容易に貫通するものを、どうやら、鍵たる男のかけた加護の魔法は余程有能らしい。
軽武装の王子を直接狙わないのは、変な場所で落ちて後方に回収され、仕留め損なうことを厭うたため。
怒りの嘶きと共に蹄を振りかざしてくるという大味な攻撃は、3人というごく少数で散会し、森の暗殺者らしい機動力を持つダークエルフを捉えるべくもなかった。
ただし、近くにいたゴブリンは不運にも何体か蹴り殺された様子。
3人のダークエルフは舌打ち一つすることなく、付かず離れずの距離を保ち怒りに任せた攻撃を仕掛け降りてきたペガサスの脚関節を狙って、2人は更に弓を射、一人はダガーでのヒットアンドウェイを狙う。
だが、惜しくもどの攻撃も外れ、旋回してオークの元に向かう王子を追う事となった。
ペガサスの機動力を殺すべく継続的に放たれる矢には毒が塗布してある。
加護の魔法でペガサスやカレルには効果を及ぼさなくても、流れ矢にあたった民兵たちは、次々泡を吹いて痙攣しながら倒れていくだろう*]
― ハールト近郊南 ―
[元より3倍以上の人数が相手。
囲まれぬよう指示した2隊を入れ替えながら移動する手法は一応の効力を発揮してはいたものの、
賊軍もまた満を持しての蜂起。
自分より強いものと当たるときの基本たる1対多数の戦法は民兵の間にも訓練されており、ゴブリンは徐々に数を減らしていった。
それでも、戦い慣れしていない民兵のうち恐慌をきたした者の背後を一突きするのはゴブリン一体で容易いこと。
場数というのは大きな武器であり、だからこそこの人数差であっても一気に決着がつく様なことはなかった。
馬賊改め騎馬隊の活躍もあり、賊軍の人間の屍もゴブリンやオークといった魔物の屍も、入り乱れて各所でこと切れていた。
>>241 こうも早期にローランドと相対することになったのは実は偶然だったが、運も実力のうちと思うことにする。]
[>>243 白い毛玉を連れた子と、と聞けば]
あぁ、エトヴァルトか。
大方連れていこうとして振られたんじゃないか?
[エトヴァルトが最初王子たちを逃がした場にも居合わせ、大凡の加入の経緯を知っていることからそんな風に嘯く。]
変化を厭う自尊心の高い連中だからね。
うん、大体正解だ。そして
自分たちが認めない種族との交わりなど、一族の恥でしかないわけだ。
………大きなチャンス?
[>>244 挑発めいた笑みに、訝しげな表情をしてその意味するところをはかる。]
[>>245 付与魔法を得た抜身のファルカタから迸る清浄なる光に闇の精霊が弾かれ消滅する。
残る一体が左二の腕を抉るのを見届ける前に、魔鏡に触れながら次の詠唱へ]
不浄なる澱よ 黒き大地よ
今こそその威容を現せ
天を突く槍となり 往く者を貫け!
[詠唱は成功し、鍵であった男の足元の大地に先端の鋭い細い山がいくつも生えて男を貫かんとする。
だが、同時に詠唱を完遂したが故に、後ろに跳び退る動作は間に合わず>>246己を捉える黒紅の靄に捕まってしまった。]
……ッ!
あんな突進するしか能のないような小僧を担ぎ上げて、お前は何を望む!?
[地を蹴り向かってくる男を見据え、自らも腰のダガーを抜き構えながら言い放つ。]
[同時に、民兵たちを押していたオークやゴブリンの一部が黒紅の靄につかまれば、取り囲まれて殺されるのは捕えられた魔物の方となるだろう。
噎せ返るような血臭と、土煙と、怒号と悲鳴と。
魔物も人も、己の力で己の道を勝ち取るべく戦っている。
誰もが全力をかける、戦場に渦巻くこの活力が、好きだ]
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初めての軍団指揮戦闘のお相手がでぃあさん(推定)とは贅沢だな、胸を借りるつもりでがんばろうか…
これでできてるのか不安しかない。な。
うん、すみませんいろいろ いろいろ…
― 王城 ―
[ヴェルザンディの伝言>>150を持って戻るのは、ウルズという名のダークエルフだった。
腕は確かだが、その性格上あまり戦場に向きではない彼女を王の護衛に残した。
彼女はヴェルザンディの従兄妹にあたる。
妙な胸騒ぎを抑えられぬまま、しかし任務を果たすべく城へと戻ってきた。
ヴェルザンディは、王その人に惹かれるようになってから、変わってしまったように思う。
昔はもっと慎重で、一族の事を最優先に考え動くひとだった。
けれど、きっと。
今は、その時と思えばきっと命すら惜しまないだろう。
悲しげな顔で、褐色の肌に映える白銀の睫毛を伏せながら、王の元へ向かった。*]
[>>277 わざわざ自分から騎乗という圧倒的優位を捨てる行為に、不意を打たれたダークエルフの一人が飛び蹴りを両腕で受け止め、勢いを殺しきれずに後ろへ飛ばされた後倒れ込む。
乱戦の真っただ中に降り立つ軽装の王子。
身のこなしはそこそこ出来るようではあるが、当然のようにオークやゴブリンの刃や鈍器が降りかかり、残るダークエルフは気配を隠し仕留める好機を伺う。
ただ蹴りで飛ばされただけのダークエルフだが、運悪く賊軍の溜っている方に飛ばされたらしい。
幾らか負傷は受けながらも人間の死体やゴブリンの死体を盾に致命傷を避けると、戦線を後退した。
ペガサスから降りたならば2人でも十分という判断もあっただろう。*]
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王子の大味の攻撃をどうさばこうかと、うんうんうなって捻り出してみたのですが、こんなで大丈夫だろうか もっと致命傷もらいそうな攻撃なら1人くらい殺したんだけれど、蹴りだもんなあ…うーんうーん
[>>278>>288 鍵であった男が語る取引の話は、実に愉快なものだった。
希望だ、光だ、なんだと言っても、結局相容れぬものを排除する。
その為には手段を択ばない。
それについては、自分となんら変わらない、むしろ好ましいとすらと思う。
余計なタテマエさえなければ、の話だ。]
ふっふ…く、ははっ…!
俺の命と引き換えな。それは素敵な取引だ!
[>>290 役目、そして責務と語る男の声には目を細める。
少し前の自分も、そうだったか―――
だが、>>291 最後に強く言いきられた望みを聞き、唇は弧を描いた。
―――ギィンッ
強く地を蹴り肉迫する男が振り下ろすファルカタを、力負けしながらも首まで寸でというところで受け止める。]
……己が道を、己が力で掴み取る世界は。俺も望んだもの。
[元より近接されれば勝ち目などなかったのだ。徐々に押し込まれ、受けたダガーの刃が自らの首に食い込みはじめ紅を刻む。]
そういえば……名を聞いてなかったな。
[王の作ろうとした世界―――己の望んだ世界を見ることなくここで潰えるのは口惜しい。
だが、己の意志で戦場に立ち、戦う相手を選び、己が肌で感じたこの空気は。
全ての者が己の運命を切り開こうと全力で立ち向かうそれそのものだ。
不思議と、悪い気分じゃない。]
[>>314 首元から止めどなく溢れる赤が黒いローブを更に昏く染めていく。]
……ヴェルザンディ。
[名など名乗り合ってるのを少し可笑しく思いながら、一度目を伏せ、開くと眼前の男を強い瞳で見据えた。]
ローランド。
我が王は強い。精々死力を尽くして戦うことだね。勝てやしないだろうけれど。
[笑みすら浮かべてそう言い終えると。
ごぽりと口から赤を吐きだすと同時、すでにその耐用年数が大幅に過ぎていたのをヴェルザンディの魔力でつなぎとめていた魔鏡が粉々に砕け。
ダガーを握る手からはがくりと力が抜けた。]
[>>319 戦線の後方にいたダークエルフがヴェルザンディの死を目視で確認したと同時。
背後からの奇襲―――しかも竜つきであることに気が付く。
これには流石に舌打ちした。
完全に騎兵により背後をとられたオークやゴブリンたちが屠られてゆく。
応対するために背を向ければ、後ろの賊軍に刃を突き立てられ一体、また一体と数を減らした。
人間の指揮官も、その攻撃で命を落とす。
状況を確認したダークエルフは、他の二人に合図を送ると、交戦している兵はそのままに戦線を離脱、山の中の木々の間の闇に溶けるように消えた。*]
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