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― 回想:谷への道 ―
……あぁ、任せとけ。
お嬢ちゃんたちもはぐれないように行った行った。
[>>0:329 カークの言葉に頷くと、イェンスの後を追う兄弟の背を見失わないようにしながら、ゾフィヤとドロシーに、フィオンと共に先へ行くように促し、自分は後方を軽快しながら最後尾につく。
瘴気は濃さを増していく。
不快にか、ある種の予感にか、眉間に刻まれる皺が深くなった。]
― 谷底の門 ―
[ヴェルナーが斃した魔物の死骸を踏みつけ、辿り着い門の傍。
>>13 セルウィンの言葉に、ゲオルグは一瞬言葉を失う。]
――……はっ、センスの無ぇ冗談だな、セルウィン。
[セルウィンとバルタザール、それから黒紫の鳥へと姿を変えたエレオノーレを見て、それが冗談ではありえない事は察していた。
背を向けるセルウィンを睨みつければ、彼と一瞬目が合った気がしたが、かける言葉など見つかるはずもなく。]
つまり、お前らとオレ達は敵同士ってことか。
[背後で膨れ上がる瘴気。吐き捨てるように呟くと怒りに任せて腕を振るった。
拳に纏った聖なる光が瘴気を裂き、中和していく。]
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