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まあな……っておい、煙草ならさっき1箱やっただろ?
[呆れたように、咥えた葉巻を上下に揺らしながら]
紳士ぃ?
へぇ、俺にはタラシに見えるけどな。
[顎に手を当てて吟味するようにウェルシュを見ながら]
[ほっとした表情のフレデリカ>>50に苦笑して]
マトモな服って言ってもオーバーオールぐらいしかないんじゃないか?
セーラー服は……あんたなら似合いそうだけどな。
[床に置いた紙袋の中を漁りながら]
……………。
あんた、俺が苦手なタイプだ。
なんていうか……面倒だ。いろいろと。
[ふぅ、と紫煙を吐き出して]
……見たくない光景だな。
というか、住む環境さえ違うぞ。
[ゲラゲラと笑いながら灰皿に灰を落としただろう。]
なんだ、あんた知らなかったのか?
自警団のやつらの会話に耳を澄ませれば聞こえてたはずだぜ。
兄さんが特にでかい声出してたからな。
[フェリクス>>107を鼻で笑うと、離れたソファに座ったまま]
事故ってあんた、よく言うぜ。
あれが事故とか笑えねぇよ。
[と、呟く。どうやら、隣にフレデリカが居ることを忘れてしまっているようだ。]
静かにしたかったみたいだぜ?
兄さん、煩いって怒られてたしな。
[葉巻の紫煙を吐き出すと]
さあ、どうだかな。
上手くいってたらあんなに荒れないはずだ。
とは言っても、別のことで荒れた可能性もあるといえばあるな。
[やれやれと言わんばかりに肩をすくめて見せると、葉巻を咥えて紫煙を吸い込む]
何の話だ?フェリクス。
俺はただ、兄さんが大声で騒いでいるのを耳に入れただけだぜ?
[片眉をくいっと上げて、わざとらしくはぐらかしながら、手では1枚のタロットカードを弄っている。その絵柄は愚者の5(6x1)(偶数:正位置/奇数:逆位置)だろう。]
ま、どうでもいいな。
来ないでくれた方が此方としても幸せだ。
………見舞いには行きたくないがな。
[フレデリカ>>171にきょとんとした後、広間を出ようとするフレデリカを慌てて追いかけて、シュテルンに声をかけられてデザートを食べようとするフレデリカ>>176に声を掛ける。]
すまない、えっとその紙袋の中の服じゃ寝られないだろうから、自警団員の1人に服を頼んでおいたんだ。
浴衣なんだが、よかったらこれを寝間着に使ってくれ。
[…は、そう言って1つの紙袋をフレデリカに渡しただろう。柄は2(6x1)(偶数:少し派手/奇数:大人しめ)]
─露天風呂─
[フレデリカに浴衣だけ渡して、空腹でもないので自分は露天風呂に来ていた。
先に置かれた2つの衣類の山に溜め息を零す。]
フェリクスの旦那とウェルシュか。
[そこでふと、風呂の中が2人ではなく3人であることに気が付く。]
そういやここは混浴だったか?
となると、女だよな。
あの場には誰が居なかった?
[ぼんやりと記憶を巡らせるが、いかせん物覚えは悪い方なので思い出せなかった。まあ、いいかとさっさと腰にタオルを巻いて風呂の中へ入っていった。]
[フェリクス>>196の声が耳に届いたようで]
気にするな、身体を洗いに来ただけだ。
温泉には浸からない。
そういうのは苦手な方なんでな。
兄さんが見事にやらかしてくれたからな。
それの償いだよ狐野郎。
[嫌みったらしく言うと、ウェルシュに軽く牙を剥く。]
─露天風呂→廊下─
[さっさと身体と長い髪を洗い、湯に浸かることなく風呂場を後にすると、衣類を抱えて廊下に出たところで、くしゅんとくしゃみを1つ。よく見れば、彼は下だけ履いて上半身は裸だった。
鼻の下を擦っていると、不意に声がかかる。]
──ディーク。
[振り返れば、制服を来た兄が立っている。何用かと目だけで訴えれば、1つの紙袋を手渡される。]
兄さん、これは何だ?
[怪訝な顔をして兄に問い掛ければ、寝間着だと返ってきて仰天する。
慌てて中身を確認すれば、 ばにー服+うさみみ が入っていただろう。]
─廊下─
………兄さん、いい歳した男に渡す中身じゃないだろ、これは。
[少々、怒ったように兄に紙袋を突き返すと、ギロチンカッターで葉巻の先端を落としてジッポで火を点ける。
落とした先端は兄に渡して葉巻をふかしながら、案内されていた6(6x1)にさっさと入っただろう。
1.西洋の絢爛豪華な金を使用しまくった悪趣味だけどディークは好きな感じの洋室
2.アンティーク調の家具が置かれた洋室
3.日本人なら誰もが落ち着く畳のいい香りがする和室
4.様々な本しまわれた本棚が部屋の中をぐるりと囲うようにして置かれた書斎風の部屋
5.小さめの露天風呂がついた旅館みたいな部屋
6.獣の檻のような鉄格子が出入り口にはめられている殺風景な部屋]
[扉のそのまた向こうにある檻の扉を開きながら落ち着かない部屋だと呟く。
葉巻を吸いながら、明日の朝には西洋の絢爛豪華な金を使った部屋に変えてもらおうと心に決め、部屋と檻の扉を閉めて葉巻を吸い終わると、丁寧に火をもみ消して部屋のベッドに横になり、深い眠りにつくのだった**]
─自室─
[ぐぐっと伸びをして、大きく欠伸をすると、葉巻の先を落としてジッポで火を点ける。葉巻の先からくゆる紫煙を見つめながら葉巻をふかし、紫煙を吐き出した後に大きな欠伸をもう1つ。]
二度寝したい……。
[眠たげな半目になっている瞼を擦りながら、うつらうつらと頭を船を漕ぎ始めた頃、乱暴なノックの音が部屋に響いて肩が跳ねる。扉の向こうから聞こえてきたのは、聞き慣れた兄の声だった。]
──ディーク、開けてくれディーク。
[開いてるよ、なんて言えば勢いよく開く扉。その後に待ち構えていた鉄格子の扉に面食らっていたが。]
──お前、こんな部屋で寝てたのか。
[興味深そうに言う兄を、そんなことを言いに来たのかと睨めば慌てて首を左右に振る。]
──実は……、
[だんだん見開かれていく目が話の内容をなんとなく物語っている。話が終わる頃には、兄はディークからのグーパンチを顔面に食らっていただろう。]
─自室─
じゃあ、病院の警備は本当に手薄になったんだな?
[兄に確認を取れば、こくりと頷く。その頬は痛々しく腫れ上がっていた。]
──というか、なんで殴るんだ。殴ることないだろ。
[ぶすっとむくれる兄に思わず白い目を向ける。]
これは……暴れるぞ……2人ぐらい。
[兄の声は完全に無視して自分の思考に浸る。テーブルに置かれたタロットカードの束を手に取り、シャッフルして1枚引くと、それは18(22x1)で1(6x1)(偶数:正位置/奇数:逆位置)だった。
兄はその傍らで、相手にされないことにムスッとむくれていただろう。]
[Starの逆位置という結果に眉間に皺を寄せると、1つの認めたくない意味にくるくると器用に手の中でカードを弄る。
希望が見えないだなんて、そんな。
結果は見えない何かであり、現実の厳しさ、理想が見えないなんだと言い聞かせながら、兄をチラリと見る。目が合うと、眉尻を下げて肩をすくめて見せられる。]
………兄さん、頼みがある。
──?
[話が進むにつれ、兄の顔はどんどん険しくなっていく。話が終わると、少し考える素振りを見せてから頷くと、部屋からパタパタと出て行く。]
…これでひとまずは大丈夫、か……。
[兄に部屋を変えるのを頼むついでに言ったことは明らかに物騒なことだが、本人はさして気にしていないようで、さっさと上の服を着て葉巻をふかしながら部屋を後にした。]
……ん?
[たまたま通った中庭には、立ち去るフェリクス>>262とそれを見送るウェルシュ>>273を目撃する。どことなく物足りなさそうな顔をするウェルシュに、ふと先程引いたStarのカードが脳裏を過ぎる。]
…………見つからない何か……。
[深く考えることもせず、咥えた葉巻の奥から紫煙を吐き出しながら、広間へと歩いて行った。]
─厨房─
なん…っだ、これ…!?
[3人もの先客に顔を引きつらせる。中庭ではなく厨房の換気扇の下で葉巻を吸おうとしていたようで、人の多さに入り口で固まっている。]
多すぎないか……?
[いっぺんに3人、自分を含めて4人もの人間が厨房に集まるものなのかと、呆然としている。葉巻には火が点いたままで、紫煙を先からくゆらせている。]
[シュテルンの言葉>>304に呆れた表情を浮かべ、]
これが?つまみ食い?
……厨房で突っ立って飯食ってるようにしか見えないが。
[声をかけたシルキー>>307の格好を見て若干、顔を引きつらせながら]
あ、あぁ……おはよう……。
[兄が服を渡したのは自分とフレデリカだけなのにどうしてこうなった!という心境のまま、ウェルシュ>>308の方を向いて]
違う。
飯なら兄さんが今朝、部屋に持ってきた。
俺は葉巻を吸いたかっただけだ。
[そう言いながら3人の横をすり抜けて換気扇の下へ。]
2人とも気にしてないんだ。
大丈夫だろ。
あんたの言うメイドさんは自分のことでいっぱいいっぱいみたいだしな。
[紫煙を吐き出しながらニンマリと笑って]
[シュテルンの様子>>313に苦笑を零し、]
ま、いいんじゃないか?つまみ食いでも。
どっちにしろ行儀が悪いことには変わりないからな。
[シルキーの感想>>321に一瞬、ぽかーんとした後、その鈍感ぶりに呆れかえる。]
煙草屋をしているからな。
俺も自然と吸うようになったんだよ。
煙管なら俺も吸うぜ。
煙管、葉巻、煙草は俺の人生の相棒だな。
[そう言い、ふぅー…っと紫煙を吐き出し、]
そういや、あんたの名前まだ聞いてないぜ。
[と、思い出したように尋ねる。]
─少し前の厨房─
[シルキーの1言>>328に顔を引きつらせながら、]
俺はディーク・ドラコニスだ。
[そう言うと、すっかり短くなった葉巻を揉み消して、シルキーの後を追うようにして厨房を出て行った。]
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