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― 集会所/広間 ―
[戻れば、情報共有に入った頃だったか。>>23>>27
それぞれ耳を傾け頃合いを見て自分も話し始める]
人狼の伝承。滅ぼされた村。
そういった話はあちこちにあるのでしょうね。
……10年前。俺の故郷でまさに騒動がありました。
[手短に語ったのは、山を3つ越えた村の惨劇。
祭りの日に橋が落ちて孤立した村では十数人の
容疑者が同じように人狼を殺す事を求められた。
悲惨な数日の後、生存者は片手に満たなかった]
……俺は、その生き残りの一人。
シメオンさんが見た傷が使いの仰る通りだったなら、
御老人を襲ったのが人狼である確率は――高い。
俺の母は、生きた人狼を見抜く能力を。
俺の父は、死んだ人狼を見抜く能力を。
持っていると自称し、それぞれ人狼の牙と人間の手にかかって……死にました。
[もしも心当たりがある人がいるなら、どうかひとまずは
伏せていてほしい、と珍しく切々と語る]
……本当にここに人狼が潜んでいるなら、今夜が山です。
複数いるなら人間は皆殺しになりかねない、
そうでなくても犠牲が出る可能性がある。
それぞれ、夜を過ごす場所は明確にすべきでしょう。
[そうすれば明日には杞憂だったとわかるかも、と。
乾いた唇を噛んで、ひとまず口を閉じた**]
なるほど……。
俺は気が利かないので、デリカシーについて
辞書を引くべき時は遠慮なく仰ってほしいですが、
……俺よりよほど
夜に潜むにふさわしい在り方だと、思ってしまった。
[意図のズレも含む響きも理解できない事が複雑だ。
ずっと分かりたいと思っていた。
同類さえ理解できないなら希望はないのだろうか]
時を選ぶべきなのはわかります。
わかるけど――月光に供える薔薇がないのは耐え難い。
[特に楽観する者は平和な夢を見られるうちに
華やかに眠らせてやりたい、と。
行商人アルビンに母への贈り物を相談した時と
変わらない温度で、じっと考え込んでいる]
蜂蜜。
塗っても、舐めてしまいそうだ。
[微かに戸惑いを浮かべながらも、目を細める]
サシャがミルクに入れる分が残るなら
ありがたく、世話になる。
[正直な所、彼女が人狼なら思いきって人前で訪問を申し出かねないと考えないではなかったが。
サシャを見ていると、ある時から麻痺していた何かが疼くから。断れなかった、というか断りたくなかった*]
[夢を語るようなサシャ>>43に過剰反応する
オズワルド>>54に思わず半目になる。
幼い頃時たまサシャと遊ぶと、彼はこうして
よく彼女を心配する目を向けていたと思う。
年の離れた身内は可愛いだろう。
そういう情愛が羨ましかった時期もある。
だが、初恋と呼ぶには淡すぎる気持ちが兆す度に
従兄殿の顔が脳裏を過ってスン……となっていた青年の心もぜひとも省みてほしい。
進路について詳しく聞いたことはないが
学のあるサシャは村の外に行くんだろう。
何もありはしない。
始まったものは何らかの形で終わらせないといけないが、始めなければずっと抱えていられるから、それで良かった]
居合わせたのが、世馴れたあなたで良かった。
置いて逝かれるのはもう御免ですから。
[しずかなコエがゆっくりと胸に落ちる。
独り黙り込む時間は二度と味わいたくない]
ノイモーントはノイモーントのままに。
その上で道が重なり合う事があるなら、…嬉しい。
[裏切り、か。小さく呟く。
この場の誰かを確実に喰らうつもりでいながら
なんとか日常に踏みとどまろうとする皆の顔を眺めた]
ずっと、思っていたんです。
母は父への愛に狂い人間を裏切ったのだろうと。
でも、彼女も人狼であったのかもしれない。
あるいは、あなたのような混血だったかも。
まだ狼の本性が目覚めていない俺を生かすために、
亡くなった両親の真実を知る事はできませんが……。
…………。
人でない俺がノイに裏切られたと感じるとしたら
それはあなたが人の手で命を落とした時だけだ。
それだけは、覚えていてください。
[男にしてはだいぶ言葉を割いて、自分が足を
引っ張るようなら切り捨ててくれるよう伝えた]
― 倉庫 ―
[多少ごちゃついているが、一応容疑者のために準備してくれているらしい。あまり長引かせるのも悪いので、立ったまま話しかける]
皆の前では、無事に終わる可能性も見たけど。
俺は悲観的な人間でして。
……どうしても、明日全員で会えると思えないんです。
だから、お願いを一つ。
オズワルドさんにするのが一番だと思ったから。
[一度言葉を切り、正面から彼の目を見る]
明日、人狼の……犯行があったなら。
たとえ無実の人を手にかける事になったとしても、
俺は一番疑わしい人を殺します。
――俺が死んでいたら、オズワルドさんにそうしてほしい。
俺の故郷は、最初、どうしてもそれが出来なかった。
だから、人狼たちに良いようにされてしまった。
…2人食われた後、能力者を名乗る者は複数でてきました。
殺されまいとついた嘘なのか、人狼なのか、本物なのか。いまだに考え続けてる。
俺を人間と言って喰われた母は本物だったのか。家族のために人狼に与したと言い張った父は何だったのか。
俺は、俺自身さえ信用ならない。
[だから、と言葉を紡ぐ]
……あなたを、信用して言っている訳でもない。
オズワルドさんなら、正体に関わらずサシャや皆さんが一番苦しまない方法が分かると思うから……お願いします。
聞いていただけないと不安で死んでも死にきれないので、サシャが来たとき狼にならないと言い切れません。
[重い話を和らげようと精一杯放った冗句の効果があるかはわからないが、深々と頭を下げた*]
――…………。
[オズワルドの心からの咆哮。>>94
正体がどうあれ、そこに本心がある事は信じたい。
それと同時に、頭の隅の冷えた部分が、彼は女子供を
人間と見ているのだな、と考えてしまう。
きっと一般論だろうに。
きっと、成り行き任せで生き延びた幼い頃を乗り越え
なければ、一生どこかを麻痺させたままなんだろう]
……ありがとうございます。
もしもの時は、決して苦しめはしません。
あなたの覚悟に賭けて。
[サシャが泣くだろうが、恨まれるのは構わなかった。
恐れるのは、『一番』が彼女だった時の事だったから。
今はまだ、それについて考えたくはない。
静かな声>>94に誓いを返しそっと息をついたのだった*]
[やはり仁義に厚いひとだ。
駆け引きの具にせず、本当に銀を遠ざけるのだろう。
聖別されていない銀は伝承ほどの効果はないだろうが
面倒であるのは確かである。
ひとつ、頭の中に情報を書き加えておく。
狩りは事前準備が重要だ。土壌なしに花は咲かない]
[オズワルドとの会話ののち、倉庫を漁って必要な物を
あちこちへ運ぶ。
寝具は2階の階段をのぼってすぐに。
衛生用品やタオル等は浴室や水回りに。
適当に隅に置かせてもらっていた背嚢は、刃物があって
物騒だから部屋に持っていく事にする。
薪や燃料は今のところ充分らしいが、
……万が一長引くなら不安が残るかもしれない]
―夕食後・階段脇の自室―
[部屋に戻ったなら、寝る準備と細やかな作業を。
熊避けの鈴など音を立てるものとロープを繋げて
簡易な警報装置を作ってみる。
あり合わせの子供だましだが、気休めだ。
皆が夜に部屋に戻ったら、階段の上下に張っておこう。
いろんな忌みで気が落ち着かないから、夕食後も
何かしら手を動かしているだろう*]
外から何か入ってきたら鳴るようにしようと思って、気休めに。……、あ、ありがとう。
[出来るだけ起きているつもりだったから
断ろうと思ったのについ反射でお盆ごと受け取っていた。>>114]
いや、その。
サシャのものを奪う真似はしたくない、という意図だ。
[わかりにくく動揺しながらホットミルクを飲む。
食事の時も思ったが、確かに唇が地味に痛い。
蜂蜜を一匙手にとって塗ってみる*]
俺はこんなだから、根気強く付き合ってくれてありがたく思っている。……サシャこそ、よく眠ってほしい。
あなたが人狼なら、俺で満腹になってくれたら嬉しいが。
…多少捨て鉢であるのは認める。
何事も始まったら終わるから、
終わりが選べるなら選びたかった。
[掴まれた手首、蜂蜜に濡れた指先が無意識に
サシャの唇の方をなぞるように動く]
…………。
[すっ……と脳裏をオズワルドが横切っていき変な沈黙が生まれる]
と、にかく。
明日を待って、気を取り直そう。
ありがとう、サシャ。おやすみ!
[しどろもどろ強引に、会話を打ち切る事になったか*]
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