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[ 空中で交錯する二人の翼人(どちらも天使には見えないから、そう呼ぶのが妥当だろう)の姿が良く見える位置まで舞い上がり、戦いの邪魔にならない距離を取って観戦の体 ]
ふむ、どちらもなかなかやる。
[ 空中ではバランスを取るのも難しいのではないかと思えるハルバードを巧みに、そして力強く操る男と、それに対して無手のまま、しかし全身が刃のごとき鋭さを持って挑み掛かる男。
なかなか、どころではない、これは多分、滅多に見られない、恐ろしく見応えのある対戦だ ]
ふふ、あいつに話してやったら羨ましがるだろうな。
[ いや、本当に羨ましがらせようとするなら、見ているだけでは、足りないのだが** ]
んん…?
[ 文字通り食らいついてきた相手から距離を取り、一旦地に降りようとしたと見えた赤褐色の羽根の翼人が、奇妙なダンスでも踊るように慌てた動きを見せる>>11のに首を傾げる ]
…この世界での縄張り争いかと思ったが。
[ そう感じたのは、二人の翼人の間に、憎悪や明確な殺意があると見えなかったせいだ。
しかし、真剣勝負であるには間違いなかったから、これはどうやら、どこの世界にもありがちな、雄同士の力比べの類…と、思っていたのだが ]
ふむ。
[ 辺りを見渡せば、他にも地上に降りようとして難儀しているらしき翼人の姿が見える。>>8
どうやら、異邦人は、己一人ではないらしい、と、ようやく気付いた。
もっとも、知り合い同士の者もいるらしいが ]
[ ふいに、刺すような視線を感じて>>12下方へと目を戻す。
あちらもこの状況が飲み込めていないのだとすれば、こうして高みの見物を決め込んでいる己は、目障りな存在となるか…或いは、別の誤解を与えているかもしれないが ]
ふ…
[ それも面白い、と、浮かんだ考えのままに唇が、愉しげに弧を描く。生来の尊大さも極まったその表情が、相手からどう見えるかは考慮の外だ。
いや、向こうはすでに、そんな暇はなさそうでもあったが ]
水を差すつもりは、なかったのだがな。
[ 一応は、と、呟きを落としたのは、ハルバートごと、敵手を掴んだ翼人が、スイングを敢行した時>>19
あのまま投げるつもりなら、少なくとも、ハルバートは、こちらへ飛んでくる。その力が、あの男にはある、と見定めて、腰に提げていた鞭の柄を右手で引き抜いたところへ、聞こえた声>>20
それは、素早く状況を判断し、使えるものは容赦なく使う事に慣れた、歴戦の指揮官の声である、と、一瞬にして感じ取れたが ]
断る。
[ 笑み浮かべたまま、男の要請に返したのは、足を貸す事と、斬られる事、双方に対しての答えだ。
同時に、ぐるりと弧を描くように頭上から揮った鞭が回転する男の得物へと生き物のように伸びてその柄に絡みついた ]
剣なら貸してやらなくもないが。
[ 男の回転が弱まったなら、すぐに鞭を引き、再び揮ったそれは、青く氷の輝きを帯びた剣の姿に変じる。同時に、男の背の翼も炎から氷へと色と形を変えていた ]
俺は、どちらでも構わんぞ?
[ 煌めく剣は、硬い氷の刃を纏って、目前に掲げられている。
その剣と氷を素直に足場に使うか、あるいは新たな脅威とみなして斬りに来るか。
どちら選んだとしても、戦士の判断としては「正しい」* ]
剣で打ち返してやるぜ、へーい!
…と、元公子は、心の中で素振りしており。
アルカイック使って断るって言ってみたかっただけですよね、はい。
こん、の…馬鹿力、め…!
[ 咄嗟に力を殺そうと、翼を一瞬畳んで下降に転じたのが幸いしたか、青い氷を半ばまで砕け散らしながら、頭を割る寸前まで迫った刃は、そこで、氷の力と拮抗する。
こういう力の使い方は、今の己の唯一の臣下である男との手合わせの内で身についたものだ]
おおおっ!!
[ 気合いの声と共に、凍気が、押し返す刃に纏われ、反動を利用して身を反転させようとする相手の翼を叩きつけるような風となって押し寄せた。
飛行の勢いは増すだろうが、吹雪にも似た風は、おそらく相当に冷たい筈だ ]
やれやれ、腕が痺れたぞ。
[ 本来の対戦相手の元へと、赤褐色の翼が翻れば、抜き身の剣を手にしたままで、小さくぼやく。
が、その表情は、とても満足気だ** ]
なにか表現がおかしいけど、眠いせいだと思う多分…冷風付きでトールさんとこに打ち返してみました。
お相手感謝です、この後も、ご自由に巻き込んでくださっていいのよw
(貴族嫌いだろうなーって思ってたw楽しいw)
おやすみなさいーノシ
とりあえず帰ることと、わんこが待ってることは、このこの中で確定しているのであった。
[ 桟敷で、お茶ずずずー ]
に、しても寒いです。ふう…
みなさんお風邪など召しませんように。
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