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― 天使の翼教会・近辺 ―
……ふむ、中々に賑やかだな。
[教会を遠目に見る位置に立ち、真紅を細める。
銀糸の髪は今は、羽織るマントとフードの下に押し込んでいる。
遠目には怪しい黒衣、としか見えぬ出で立ちで見やるは箱舟]
……今のところは、つまらぬ横槍は入っていない、か。
だが、もう少し様子見はすべきかねぇ。
[小さく紡いで、首を傾げる。
告死の一華手向けた者が来ている事には、今は気づかぬまま。
否──気づいたとしても、すぐさま仕掛ける意思はないけれど。
真紅にどこか楽し気な笑みを浮かべつつ、影は教会へと踏み出した。*]
告死の影翼 シメオンが「時間を進める」を選択しました
/*
……素で気づいてなかったのねー、ある意味すげぇわw
と、突っ込みつつ。
いやはや、一番きついというかなんというかな事になってしまった……村建て様たちは本当にお疲れ様です。
イロイロと来るよね、こういうの。
[くろいねこがとおいめをした]
― 天使の翼教会 ―
[教会に近づくにつれて感じるのは天の力。
来たるべき日のために、地に齎されたという光のそれは、はきと感じられる]
……ん。
良い光、だな。
[主のそれの心地よさには及ばぬが、とは口にはしないが。
いずれにせよ、その感触に足を止めた直後、近くであ、と声が上がった]
……おやおや。
[振り返った先でぽかん、とこちらを見上げているのは、降臨の直前と直後に言葉を交わした幼子]
きみも、ここに来ていたのかい。
[突然の事に呆然としていた子供。
何を選び取るかと思ったが、どうやら祈りを選んだらしい。
あのねあのねとここに来てからの出来事を語る子供に視線を合わせるべく膝を突き、笑みを浮かべて話を聞く。
そんな様子は、本来の在り方とはかけ離れても見えようか。*]
― 天使の翼教会 ―
……おっと。
[幼子と語らう最中、先に感じた力が近づいてくる気配に視線をそちらに移ろわせた。
進み出たのは、強き天の煌きを感じさせる青年。>>15
影の、と。
途切れた呼びかけに、微か、口の端が上がる。
地上に在る事の多い影は、その翼を開く事は殆どない。
天に在っても、月白色のそれを目の当たりにした者は数える程だが]
……きみが、導き手殿か。
[膝を突いた姿勢から立ち上がり、笑みと共に呼びかける]
多忙な所に突然訪れて、申し訳ない。
だが、どうしても一度は見えておきたくてね。
[告げたのは偽らざる本心。
もう一つの目的である、余計な横槍を避ける意図の事には、触れる事はない。*]
― 天使の翼教会 ―
[指し示された建造物から感じる力。
これを成し遂げるとは、本当に無垢なる力を秘めているのだな、と改めて感じつつ]
ああ、そうだよ、無垢なる天のいとし子殿。
……こうして見えてみて、きみが導き手としてとてもよく努めている事がわかった。
きっと、彼の方もお喜びになるだろうな。
[空へ視線向ける表情>>31に、どこか微笑ましいものを感じつつ。
影もまた空へと視線と意識を向ける]
……主。
天の子はとても無垢に育たれている様子。
そして、よく努めていらっしゃる。
[そう、と声を送るは主たる光]
だが、そろそろ待ちきれなくなってもいるようですよ。
[送る声には微か、揶揄うような響きも乗って]
[こちらを見やる者、その気配には気づいているが。>>29
何も仕掛けてこないのであれば、こちらもすぐには動かない。
告死の影の務めは、密やかに行うべきもの。
天のいとし子の前でなすべきものとの意識は、今の所は、ない。**]
/*
は、時間軸ふわっとさせ過ぎていた、か……!
深夜てんしょんは危険だった、と思いつつ、さて、どうするか。
こちらが受け取りにタイムラグを作る、か……。
― 天使の翼教会 ―
[不意に近場で起きるざわめき。
真紅は刹那、そちらに移ろうもすぐにその中心に立つ赤毛からは逸らされた]
(……ふむ。
天のいとし子の影響を受けていただけ……というわけでもない……か?)
[親し気に呼びかける様子>>59から、強き力の余波を受けていただけ、という可能性も過るが、力の質は異なるようにも思え]
(いずれにせよ、気は抜けない、と。
ま、そのくらいの方が面白くはあるが)
[告死の一華を捧げられてなお、生き延びた者は過去にはない。
それを成し遂げた者への興は尽きぬが、今は]
……縁在る者か。
俺は良いから、ゆるりと話すといい。
[青年に呼びかけ、自身は一歩、引く]
きみと語らう時間は、これからも取れるだろうしな。
[どちらにしても、刻が動くまではここに在るつもりだったから。
今はただ、天の力宿す者同士のやり取りを見守る態。*]
― 天使の翼教会 ―
[膝を突いて取る祈りの態。>>62
敬虔なる在り様は、影に身を置く者にとっては些か面映ゆい。
身を引いたのには、そんな理由もあったのだが、それと気取れそうなものは未だこの場にはなく]
…………。
[今はただ、静かにやり取りを聞く。
途中、向けられた視線>>68には、微かに口の端を上げて見せたが]
何があろうと、道を貫かんとするか。
……ま、その心意気やよし、とは言えるが。
[零れ落ちるのは、ごく小さな呟き。
しかし、だからと言って彼らを容認する事はあり得ない。
彼らとこちらの在り様は相容れない。
その辺りは、確りと伝えねばならぬか、と。
過るのは、そんな思考]
…………。
[諦めていないと、許しを請う意思はない、と。
言い切る姿>>74に真紅が細められる]
……ほう。
[通り過ぎる僅かな刹那に紡がれし言霊。>>75
届いたそれに、影が浮かべたのは、笑み]
それを俺に残してゆくか……は。
[面白い、との言葉は口にはしない。*]
― 天使の翼教会 ―
[立ち去る赤毛を見送る天のいとし子の姿。>>82]
……ふむ。
[あくまで縋るならば、と。
その思考はどうやら杞憂であったらしい。
礼に礼を返した後、箱舟の方へと向かう背を見送って]
……天のいとし子は、歩むべき道を歩んでいる。
[メダリオンを押し付けられたシスターに向け、紡ぐのは静かな言霊]
案ずる事はないさ。
そう遠くなく、天よりの光が下る。
心安らかに、その時を待てばいい。
[穏やかに語る姿は、傍目にはどう見えるか。
そんな事は全く意に介する事無く、影はふわり、人群れの中へと紛れ。*]
[邂逅の折に向けた呟き。
それへの応えは、僅かに時を置いて齎された。>>*1]
ええ、ひとの子の噂に、よく努めていると聞き、赴いた次第。
……俺はしばし、この場に留まりいとし子をお守りしながら、刻を待ちます。
[言外の意に、こちらもこの場で待つとの意思は言外に]
― 階の下る刻 ―
[教会での邂逅の後。
影はひとの子に紛れたまま、教会に留まっていた。
それは、この場で刻を待つのが最善、との判断に依るもの]
導き手殿。
[姿を見せたり表したり、文字通り影の如く掴み所なく気紛れに過ごしていた影が天のいとし子の前に現れたのは、刻に至る少し前の事]
……もうじき、彼の方が参られるよ。
[短い言葉、それが意味する所は伝わったか。
いずれにせよそう遠くなく、天には光の階>>72が現れる事となるのだが。*]
― 天使の翼教会 ―
[刻の訪れの際、影もまた教会にあった。
ひとの子の間に身を置きつつ、時に姿眩ますは教会へ敵意向けるものを制するため。
刻訪れるまでにいとし子の身に何かあっては、という思いからのもの]
…………。
[荘厳たる六翼は潜め、人の姿にて現れし光。
向けられたその眼差し>>96に、影は礼を持って応じた後、邂逅を見守る。
邂逅を望む在り様を目の当たりにしたが故に、見やる光景には思う所が多い]
……感慨深い……というのは、こういう事か。
[小さなちいさな呟きは、他者には届かぬ小声によるもの]
……仰せのままに。
[音なき呼びかけに、短く応ずる。
己は祝福などとは縁遠い存在ではあるが。
死を告げるものであるが故に、授けられるものもある。
それを知り得たのもまた、光に沿うを選んだが故の事]
[天のいとし子に、祝福が授けられる。>>106
その様子を見届けた後、影はその手の上に月白色の煌きを集める。
生み出されしは、月白色の羽一片]
……あまり、性に合わんのだけどねぇ。
[そんな呟きを漏らした後。
主たる光へ一礼した後、天の祝福を授かりし子へと向け]
……天の祝福を受けし者、光の導き手。
きみが正しく光導くための支えを。
……影の祝福を、ここに。
[短き宣と共に、月白色をふわりと渡す]
多少なりとも、護りとなろうよ。
[そんな、短い言葉を残して、すい、と後方へと下がる。
表立つのは、性分ではないが故に。*]
/*
今思ったんだけど、影さんなんか過保護化してません?
……まあ、かわいいこ相手だから仕方ねぇって事にしとこうか。
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