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俺もそっちに向かってた所なんだ。
多分梯子がかけてある筈だから、それで外に出て壁に近付かせない様にしようと思ってさ。
[サシャと違って近接攻撃しか出来ない身では、外に出るしか手は無い。
そんな話をしている内、壁が近づいてきて]
― 聖地セーファ・外壁付近 ―
…きっついな、この臭い。
[聖殿近くに居た時にはまだ気にならなかったが、壁に近づくにつれて強くなる生臭さに眉を顰める。
職業柄魚の臭いは慣れたものだが、腐臭とも違うそれはただ不快で]
…ったく、何から何まで気分悪いなぁ。
[早く元凶を断たないと、と視線を動かせばやはり他にも此処から外へ出ようと縄梯子の準備をしている姿があり]
丁度良かった、設置手伝うよ。
あ、見張りって頼めるかな?
[声をかけると、元よりそのつもりという返答に笑い。
壁の内側に縄梯子をかけ、上に上がり]
それじゃサシャ、俺は下に下りるから上からの援護は頼むな。
これが片付いたらうちで山盛り肉食べてってもらうから。
[見目に似合わず大食漢の少年に悪戯っぽく笑うと、外へ下ろした縄梯子を伝い下り。
外の地に足を付くと、梯子が回収されるのを確認してから臭いの強まる方へと駆け出した]
[前を向くと、ざばりざばりと波を立てて水辺から上がってくる異形の姿が見える。
巨大な魚に足が生えたものや、人程の大きさの蛙らしきもの。
一様に不快感を煽る見目と臭気に眩暈すら感じるが]
お前らに恨みはないが。
俺達の場所に、踏み入れさせるわけにはいかないんだよ!
[連接棍を振り上げ、跳躍して近づいてきた大型の蛙を迎え討った**]
─ 聖地・壁外 ─
[力瘤を作り頼もしさを見せるサシャ>>55に笑顔で手を振ってから、梯子を伝い下り即座駆け出す。
その勢いのまま、跳躍してきた蛙の頭を連接棍で打ち付け地面に叩きつけると人程の大きさだったそれは普通の大きさに変わってぴょん、と逃げていき]
へ?
あー…これが妖術ってやつ、か。
[幾許かの間呆気に取られたものの、原理は解らないが痛めつければ元に戻るらしいとは理解して。
なら尚更やることは一つだと、視線の先、泡立つ水面を睨みつける。
壁上からサシャの声>>74が届けば、聞こえたという返事の代わりに軽く手を振ってみせるとその手にぱしん、と濡らし丸めた布を投げつけられた]
― 壁外 ―
ん?
あぁ、煙避けにか、
ありがとう、使わせてもらう。
[飛んできた方を見れば、先行して下りた自分を案じて駆けつけたらしい騎士からのものと判る。
サシャが言っていた作戦が実行されれば、この場所は十中八九煙に燻されるだろうからと声をかけてきた彼の腕に同じ濡れ布が巻いてあるのを見て、自分もそれに倣い。
そうしている間にもスミ湖からの水流を利用してだろう水辺から次々上がってくる異形の数に、また幾人か壁から下りて加勢が入ってくるのを視線に捉えながらも自分は一人距離を取ろうと駆け出した]
─ 壁外 ─
っ、
壁付近に居るヤツ、何かやばそうだ!!
そいつ狙えるか!?
[何をしているかは分からないが、壁に何かしているという時点で危険だと判じて。
壁上ではもう把握も出来ているだろうが、周囲にはまだ気付かない者も居るだろうと注意を発した**]
─ 壁外 ─
[壁付近の変化に気付き周囲に注意喚起をした本人は、堀付近から動かぬまま。
あちらに向かえば排除の手は増えることは解っているが、敵戦力も壁に集中してしまうだろうから]
悪いけどそっちは任せた、意地でも侵入させんなよ!!
俺はここで少しでもそっち行く分減らしてく!
[あまりに藻の排除に手こずるようなら、壁の上から火を放って燃やし落とせと叫びもしようがそこまでの要は無かろうか。
ともあれ自分が此処で立ち回ることで、敵の分散とカスパルの作戦遂行までの陽動にならんと考えてこの場に留まり続けることにした]
─ 壁外 ─
[自分は戦法こそ我流が強いが、幼少の頃から幼馴染と痣どころか打撲やら生傷やら絶えない手合わせを散々繰り返してきた。
実戦経験は少なくとも、重ねた鍛錬はいざという時にも変わらず振るえる事を信じられるのはその日々の御陰]
あいつも今頃あっちで派手にやってんだろうし。
負けてらんないよな。
[西門を護りに向かった友がどんな働きをしているか>>76把握出来る場にはいないけれど。
彼も成果をあげているだろうと信じて疑わぬ笑みを浮かべながら、前肢を振り上げこちらを捕らえんとする人程の大きさもあるタガメを棍で横薙ぎに殴り飛ばす。
思い浮かべる先、西門にこの事態全ての元凶である妖術師の術を受けた騎士に起きた異変>>89はまだ、知る由もない**]
─ 壁外 ─
[自分は戦法こそ我流が強いが、幼少の頃から幼馴染と痣どころか打撲やら生傷やら絶えない手合わせを散々繰り返してきた。
実戦経験は少なくとも、重ねた鍛錬はいざという時にも変わらず振るえる事を信じられるのはその日々の御陰]
あいつも今頃あっちで派手にやってんだろうしな。
[西門を護りに向かった友がどんな働きをしているか>>76把握出来る場にはいないけれど。
彼も成果をあげているだろうと信じて疑わぬ笑みを浮かべながら、前肢を振り上げこちらを捕らえんとする人程の大きさもあるタガメを棍で横薙ぎに殴り飛ばす。
思い浮かべる先、西門付近にて異変が目撃された>>89とは知る由もなく**]
─ 壁外 ─
[喚起を投げた際にはまだ判別出来ていなかったが、どうやら大型の魚人が藻を投げつけ、それをゲンゴロウが伝い上っているらしい。
サシャからの頼もしい返答>>97もあってそちらに駆け寄ることはせずも、上方からだけでなく下方からも加わった手により壁に群がる魔物達は排除されていく>>103。
壁上から光を反射する液体が上からどろりと流れ落ちるのが見えれば、残った藻に火をかけて落とすつもりだろうと思いつつも今確認する必要は無いと未だ異形が這い出てくる水面に視線を戻したその先。
水流に乗って来る黒い煙の下微かに踊る赤い炎>>104を確認できたのは、程無くで]
………上手く行ったみたいだな。
[見る見る内に近づく熱から距離を取ろうと堀から離れると、同じ様に熱から逃れようと這い出てくる魔物達が土の上で元の姿に戻っていく。
己の後方からも聞こえる炎走る音に振り向けば、壁もまた同じ様に炎を纏い燃えていた]
─ 壁外 ─
いい感じに混乱してんな。
今の内にこいつら片づけるぞ!
[炎と熱に襲われたことで魔物達が落ち着きを失っている間に叩こうと周囲に呼びかける。
スミ湖からの水流という移動手段を押さえられた今なら、残る魔物の排除も可能だと呼びかければ力強く応じる声が返る。
西門からの報せは下に下りたこちらに届くことはあったかどうか。
それがあれば尚更に、早く片付けてそちらへ手を回せるようにと奮起することとなる**]
─ 日中/壁外 ─
[炎と熱に乗じて混乱する魔物達を殲滅せんと奮迅する中、何時の間に下りてきたかサシャが駆け寄ってくるのに気付く。
西門からの報せを告げられる>>129と、改めて知らされた妖術師の卑劣さに嫌悪を浮かべ]
あぁ。
こっちは心配しなくて良いから、あっちは頼むな。
[西門に居る彼ら、人質にされた人や差し出せと言われた姫を案じる想いはあるが、出来る手が限られる自分よりも身軽で選択肢の多いサシャの方が助っ人に適している。
だからこそ自分は此処に残り、後顧の憂いを断つべきだ、と判じて西門へと向かうサシャを見送った後。
水辺と壁上、双方からの火計によってもう群れと呼べない程に減った魔物達を文字通り叩き返した]
─ 日中/壁外 ─
…もう動いてるヤツは居ないな?
確か水路はキサンから来た人達が塞いでくれてるって言ってたし、これで侵入の心配はしなくて済む、か。
[見える範囲に魔物の姿が無くなったのを確認して、周囲にも呼びかけた返答を聞いて。
魔物達の脅威はひとまず押し退けられたと判じれば、やっと一息つくことが出来た。
落ち着いて周りを見渡すと、足元一面に魚が跳ねていたり炎で焼け焦げたりしていて一帯が生臭かったり香ばしかったりして落ち着かない]
…勿体ないなぁ。
[常に厨房に入っている訳ではないとはいえ、自分も料理人の端くれ。
魚─つまりは食材を地面一面に落とすことに加担したという現状に思う所は山ほどある]
……でもまぁ。
人質にされた方もローズマリー様も無事だし、セーファの中に侵入もさせなかったんだから問題は無いよな。
これで明日大元を叩けばそれで万事解決だ。
…俺は今からもう一戦頑張らないとなぁ。
[戦う英気を養う為には美味いものを食って寝るが一番だ。
となると、自分の本業がいつもに増して忙しくなることも容易に想像出来ると急ぎ食堂へと戻っていった]
─ 食堂 ─
お気持ちはありがたいんですが、聖地が無くなったら継ぐ店も無くなっちゃいますし。
聖地を脅かす輩を前にして何もしないなんてする方がよっぽど親父にどやされるんですよ。
それこそお前の代わりは居るが聖地の代わりは無い位言われますからね。
[気遣いに感謝しつつも苦笑を浮かべて返した言葉は、幼い頃父から受けた鍛錬の最中泣き言を言った際に投げつけられたもの。
当時はショックを受けたものだが、今なら笑って言える。
その言葉の中に含められている父の、この聖地に住まう者の覚悟が解るから]
この店を他のヤツに継がせるつもりもないので、多少の無茶は大目に見てください。
[苦笑したまま、それでも戦う意志は揺るがぬ言葉を返した]
お気持ちは嬉しいんですが、それは遠慮させて下さい。
[チャールズやゲオルグ、サシャ達と声を交わす男性の素性は聞けたかどうか。
彼からの労い>>203を受けると、困った様に眉を下げ答えた後]
俺達が自分の住んでいる場所を護る為に出来ることをするのは当然の話です。
でも、戦いは素人である以上肝心な所はどうしたって騎士さん頼りになる。
俺達の本業は俺達に任せて、いざって時の為にしっかり食べてしっかり休んで下さい。
[騎士練修場という言葉が出てきた所を見ればいずこかの国の騎士だろうと察し。
申し出てくれた気持ちは確り受け取っているけれど、休んで欲しいと願い笑顔を返した]
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