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天魔アアァァァァアー!
まずい編成きちんと見てなかった!
わし裏窓の使い方めっちゃ下手やねん…相方さんごめんなさい。
しかも今日に限って無性に眠いんだ…
― 音楽室 ―
[ひとしきり曲を弾き終ると、満足したように楽器を下した。
久しぶりに弾いたせいか、変なところに力が入ってしまい、腕が妙に固くなってしまった。
肩を伸ばしながら立ち上がり、空気を入れ替えようと窓を開く。
秋が始まったばかりの、冷たくなり始めた風が気持ちいい]
秋風はたくさん浴びたほうがいいのよ。
でも、お願いだから落ちないでね。
[かつて彼女に言われたことをちいさく1人ごちて、誰が手を入れているのか、相変わらず小ざっぱりと美しい庭を見おろした。
もしそこでまだマリエッタ>>15がスケッチをしていれば、ぱっと顔を輝かせ、おーいなんて声をあげて手を振るだろう。
この窓から降りるにはどこの足場を使えばいいんだっけ?なんて記憶を掘り返しながら]**
― 音楽室 ―
こんにちは!実は私も、お邪魔してる側なのだけれど。
[悪戯っぽく言って手を振りかえす。
窓から見下ろしたマリエッタ>>17に対する最初の印象は、笑顔の可愛いらしい人だな、と言うものだった。
次に、その手元にスケッチブックらしきものが見えれば、より一層ぱっと顔を輝かせて]
あら、もしかして、あなたが執事さんの言っていた画家さん?
ねえ、ちょっと待っててもらえないかしら?
いまからそっちに行くから。
[そう言うと、窓枠をひょい、と乗り越えて、その下に張り出した一階の出窓の屋根に着地する。
その屋根の端を掴んで,窓に張り付くようにぶら下がった。
そこから窓のサッシに片足を掛け、体を開くと、工具やらが入ったベンチ収納めがけて飛び移った]
― 庭 ―
思ったより、体が鈍っていたみたい……
[照れ笑いを浮かべつつ、全力で落下するところまではいかなかったものの、決して身軽とは言えないどんくさい猿のような着地をきめたベンチから地面に降りた]
はじめまして、かしら?
私はオクタヴィア・リンドといいます。
画家さんって聞いてもっと髭メガネのおじいさんだと思い込んでいたので驚いたわ!
今日はスケッチにいらしたのですか?
[照れも相まって、いつも以上に早口で問いかけた]*
― 庭 ―
[大人なのに>>23と言われれば、ケロリとして]
ええ、大人になった分手足が長くなって助かったわ。
でも、びっくりさせてしまってごめんなさい。庭にいるあなたを見て、つい懐かしくなってしまって。
[そう言って、かいつまんで自分がこの屋敷の“お嬢様”の昔の友人であり、久しぶりに訪ねてきたことなどを話した]
でも、本当に昔に戻ったみたい!
こうして2人に挟み撃ちで叱られるなんて、やっぱり今日来て良かったわ。
[窓から顔を出したベネディクト>>21のほうにも振り返り、無事を示そうと両手を広げてくるりとその場で一回転した。
もっとも、窓を閉め忘れたことを指摘されると、流石にバツの悪そうな顔で、申し訳なさ気に頭を下げた。
改めてマリエッタの方に向き直り]
あの、マリエッタさん、ぶしつけなお願いですけれど……
あなたの絵を、是非見せてもらえないでしょうか?
[彼女のスケッチブックをしめしておずおずと尋ねた]*
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さてさて、お嬢様候補(仮)が現時点2人かな?
でも最後までお嬢様は現れず、ってパターンも大好物です。
お嬢様、ガイスト辞めるってよ。
そうなの、彼女、礼儀作法には厳しくて。
おかしいわね、私怒らせるつもりはなかったのに。
[そう笑い返した。
スケッチブックを差し出されれば>>34、それを丁重に受け取って、屋敷のスケッチを中心にじっくりとページをめくっていった]
素敵な絵……あなたにはこの場所がこう見えているのですね。
絵が描けるって素晴らしいことね、この絵はあなたの記憶になって、きっと何年たっても忘れてしまったりはしないのでしょうね。
[感慨深げに言って、屋敷のスケッチが終わると、最初に戻って河原や花のページを見つめる]
とても綺麗ね。これはあなたの好きな花?
私には十分見せびらかして自慢できる絵に見えるのに、ほんとうに画家さんではないの?
[手元のスケッチブックには再び玄関が描かれたページを開いて、それをマリエッタと交互に見ながら尋ねた]*
なるほど、思い、か……
案外、人が誰かについて一番覚えているのって姿形じゃないのかもしれないですね。
写真が残せるのは記録で、もともとの記憶はいずれ写真そのものの記憶に変わってしまうもの。
[考え込むように、独り言のようにつぶやいてから、はっとしてスケッチブックをマリエッタに返した]
見せてくださってありがとうございました。
私は絵についてはわからないから、上手下手はなんとも。
けれど、あなたの絵は好き。
才能云々だってちんぷんかんぷんだけど、世の中には、絵画に挑戦してみたは良いものの下書きで飽きちゃって一枚も完成することなくやめた私みたいなのもいるのよ?
一枚描き切るのだって、才能が要るんだから。
[素人の気楽さでおどけて見せる。
大学に入ってしまえば1年2年なんてそう変わらないのだけれど、やっぱり本人は落ち込むよね、と少し寂しさを感じた]
あの、マリエッタさん、重ねて唐突なお願いなのですけれど……
[おずおずと切り出した]
もし、よろしければ、私の友人の絵を描いてもらえませんか?
昔、この屋敷に住んでいた、礼儀正しくて、少し不思議で、ちょっとお茶目な女の子。
ピアノが得意で、大人ぶっている割に、いつまでもクマのぬいぐるみ>>41を大切にしているような子供。
女の子だけの秘密のお茶会なんてしたがるくせに、男の子みたいな車のおもちゃだって持っていた。
でも、どうしても姿がはっきりと思い出せなくて。
執事さんやこの屋敷に聞いたら教えてくれるかもしれないけれど、言葉だけでは足りないの。
[そういって、真剣な目つきで覗き込む]
いまはあんまりお金を持ってきていないしお金持ちと言うわけでもないのだけれど、絵の代金は後で必ず払います。
かなり無茶なお願いということは十分承知の上で素が……引き受けもらえませんか?
[そう言って返事を待ったが、無理は承知の上、もし断られればそれ以上食い下がりはしないだろう]**
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家の内外のギャップが!
い、いいよね、軽RPだからその辺厳しくないよね…?
空気読めてるか自信ないマンですが、家の中のドタバタっぷりには非常に腹筋をやられております。
― 庭 ―
ありがとうございます。
ごめんなさい、苦手なことを頼んでしまって。
[マリエッタが引き受けてくれると>>63、ホッとして、でもすこし申し訳なさそうに礼を言った。
代金は要らない、と言われれば一応は、そうはいかないでしょうと返すが、今押し問答してもしょうがないと、また後で別の手を考えることにした。
と、背後に人がいることを示されて>>76]
あら、今日はずいぶんと賑やかなこと。
こんにちは、私も屋敷の人ではないわ、けれど、先客として……いらっしゃい!
[姿を現した女性>>68に、にっこりと挨拶をした。
彼女たちと話をしたくもあったが、もう少し庭を見て回りたい気持ちもあり、もし2人がどこかへ行くようであれば、自分はまた後で、と残るだろう]**
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