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あらまぁ、大盤振る舞いね。
[>>60 要請にまさかモニタリングデータまで出てくるとは思わなかった。
目を円くしつつもアドレスを提示し、動画とデータを送ってもらう]
連携協力ね、分かったわ。
[カメラに関してを聞けば、視線は一度ミリアムへ。
カークがミリアムに説明するのを聞き、知ってたのね、と心の中で呟いた]
そうね…固定カメラだと死角もあるでしょうから、そっちも借りることにするわ。
ジーベルさん、お願いね。
[飛行カメラについても借りる旨を伝え、ミリアムに声をかける]
[次いで、声を落としての言葉>>61には]
あら、有名になっちゃったものねぇ。
迷惑についてはまぁ……今更じゃないかしら。
[同じように声を落として言い、クス、と笑う。
5年半前から密かに軍に関わっているのだ、本当に今更なのである]
大尉からたーっぷり甘味頂くことにするわ。
報酬はそれで十分よ。
協力は任せて頂戴。
[笑うカーク>>62にそう言って笑い返した*]
[ハンスとの邂逅時、彼も茶兎に気付いた>>68ようで]
今日だけの特別…だったんだけどねぇ。
[こちらも声を落としての返答。
タイミングが悪かった、と言うのは声質からも感じ取れるだろう]
[ハンスが茶兎を覗き込んだ直後、傍から良い音とハンスの悲鳴(?)が聞こえて>>69思わず噴出す]
あらあら、貴方達も相変わらずね。
[去っていくゾフィヤ>>55も視界に入れながら楽しげに笑った*]
─ 案内所 ─
[ミリアムに連れられ>>92、案内所までやってくる。
パスが出来る間、そこに設置された機材を興味深げに見ていた]
ふぅん、流石軍の設備は違うわねぇ。
[シェットラント自身、端末の組み立て等も行うが、それにはやはり先立つものが必要なわけで。
軍にあるような機材は憧れに近い]
ありがとう。
今回限りなのも承知よ。
操作に関しては問題無いわ。
発見データはジーベルさんに転送する、で良いかしら?
[ざっと見た限り何とかなりそうだったため、時間を惜しみレクチャーは辞退して。
発見データの行き先を確認してから探索に向かおうとする*]
─ イベント会場内 ─
[ミリアムからアドレスを受け取り案内所から離れ、人が少なめの落ち着いた場所へと腰を落ちつける]
先ずは探索対象の解析…全身のシルエットと色彩、動きの癖。
声は…ひとまず置いとこうかしらね。
これをプログラムに組み込んで、と。
基地カメラは自動検索で対応させときましょ。
それからカメラアイは、と。
[借りてきた飛行カメラアイに端末を繋ぎ、シェットラントの操作だけを受け付けるように設定する。
勿論これは返却時に解除する予定だ]
よし、行ってらっしゃい。
[設定を終え手を離すと、フォン、と言う音と共に飛行カメラアイが浮遊し始める。
近くに居た子供が、「すげー!」と見上げているのにはクスクスと笑っておいた]
さぁ、どんな映像が見れるかしらね。
[呟くと、意識を電脳世界へと移行させ、複数のカメラ画像を展開させる。
傍から見ればただベンチに座っているだけに見えるだろうが、シェットラントの瞳には基地内部のあちこちの画像が映し出されていた]
…んん。
(ちょっと人が多すぎるかしら。
動画を見た限りではそんなに大きくないみたいだし…。
モニタリングデータもリンクさせる必要あるかしらね)
[ざっと見た感じでは自動検知には引っ掛からない。
プログラムをもう一つ組む必要があるかと、電脳世界であれこれと作業を始めた*]
─ イベント会場内 ─
(モニタリングデータは、と。
……あら、これもしかして対象の波形?
でも集積端末が無いと…あぁでも、機器にも作用するなら、
それを利用して特定出来るかしら)
[要は近付けて異変が起きればそこに居る、と言うことになるのだが。
対象そのものの波形ではなく、機器に作用した場合の波形データを取り込み、プログラムに組み込んでおく。
これで異変があった場合の原因特定が可能となった…はず]
(なかなか厄介ねぇ、この追いかけっこ)
[小さく嘆息しながら瞳は依然電脳世界に展開される画像へと注がれる。
そちらへと意識が集中しているため、籠の中で茶兎がそわそわし始めたのにまだ気付けては居なかった*]
(カメラアイの低空飛行はちょっと難しいわよねぇ…。
と、そうだわ、上方視点のスキャンデータも組まないと)
[基地カメラは正面、側面、背面でのスキャンで賄われるが、上空からとなるとシルエットが変わる。
動画から切り出した3D画像で頭上面のスキャンデータを組み、カメラアイからの画像のスキャンプログラムを組み直した]
[試運転として最初は人が少なめの場所を飛行させる。
高度は中程度、歩行者も気付く者は気付く程度の高さを保った]
………あら?
[ピピ、とプログラムが検知の信号を発する。
画像に記されたマーカーから位置情報を取得し、ズーム機能で対象を拡大した]
────『シュヴェーアト』のドッグ裏!
[思わず上げた声を聞きとがめた者は居たかどうか。
画像を展開したまま駆けつけんと立ち上がろうとした]
えっ、
[腕には茶兎が居る籠。
その中で、ぽぽぽぽぽんっ、と一回り大きい茶兎が現れどんどん数が膨れ上がる]
ちょっ、待って、
[突っ込むも止まるわけもなく。
周囲にどんどん増える茶兎にリボン付の茶兎が、あわわわわ、な表情で辺りを見回していた]
[籠の中にみっちりと詰まった茶兎の群れ。
その中央で潰されかけているリボン付の茶兎を拾い上げる]
ラヴは貴女ね。
見分けつくようにしておいて良かったわ…。
…って、
[リボン付茶兎を救出して少しして、籠に詰まっていた茶兎は跡形も無く消えてしまう]
………なるほど?
異変が起きても直ぐに修復されるようになってるみたいね。
それにしても…今の、本体のサイズよねぇ…。
[ざっと見たところ、こちらの茶兎に影響が出た形跡は無い。
ホログラフだけ現れた可能性もあるか、と考えるものの、いつ影響が出るか分からない状況に小さく唸った*]
─ イベント会場内 ─
[発見データはミリアムへ、と言う話になっていたが、カークへ纏めるらしいことからそちらへ直接送ることにし。
位置データを取得した場合は自動的に転送するようにプログラムしておいた]
離れててもこう言う異変が起きるなら、近付かない方が無難かしらね。
[そう考えて、移動はせずにカメラでの探索を続けることにする。
尤も、あちらから近付いて来た場合は避けようも無くなるわけだが]
─ イベント会場内 ─
《ビーーーッ》
っ!?
[電脳世界で鳴り響く警告音。
それと同時、腕の中で茶兎が異変を知らせるようにちたちたシェットラントの腕を叩く]
(やられた!
データが流出してるわ!!)
[それもまた一瞬だったようだが、監視プログラムは見逃さなかった]
[相変わらずネットワークからの侵入は無く、ガードプログラムにも異常は無い。
これはやはり例のくまが原因か、と結論付けた時、端末に通信が入った]
はい?
……あぁ、ご無沙汰してます。
えぇ、……あー、そちらに出ましたか。
[連絡して来たのは特務部隊隊長の部下で、茶兎の本体の管理に携わっている者。
本体にデータが流入してきた、と言われて流出先を瞬時に悟った]
こちらから出たのは学習データの一部ですね。
そちらでも確認して頂けますか?
…プロテクトは最高にしてあるんですけどね。
そんなのはお構いなしみたいで。
えぇ、はい。
分かりました、こちらへの流入があった場合は、なるべく切り分けるよう対処します。
はい、ではまた。
─ イベント会場内 ─
あら?
[茶兎のチェックをしながらプログラムの検知待ちをしていると、カークからメール>>194が届いた]
あぁ、そうねぇ。
アタシは基本的にプログラム任せだけど、他の人は足で探してるのだしね。
[他人事のように言うが、シェットラントの方法とて疲労はする。
後で出店でも行こうかしら、なんて思いながら茶兎を撫でた]
─ イベント会場内 ─
[視線は勿論出店ブースの方角。
ドーナツとー、コーヒーとー、などと考えていると、目の前をとことこ歩いて行く何かが視界をちらついた]
……………
[膝の上では茶兎がその何かを、目を点にしながらガン見している]
……『シオウ』?
[視線を転じ、コードネームを口にすると、その何か──くまのぬいぐるみが振り向いた]
[お見合いすること数秒]
ちょ、待って !
[籠と茶兎を拾い上げながら立ち上がり、くまを追いかけようとすると、向こうは飛び上がって逃げ出す。
茶兎を籠に入れ、それを抱えながら追い縋るが、ちいさなくまの足は速かった。
見る間に人混みへと消えて行ってしまう]
っ、はぁ、はぁ、……素早っ。
[肩で息をしながら呟いて、電脳世界に展開している基地地図から現在地を割り出し、位置データ──広場付近で目撃した旨をカークへと転送した*]
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