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/*すっくなwwwwwwうそだろwwwwwwww
遭遇率 数
2(10x1) / 4(10x1)
5(10x1) / 8(10x1)
― 惚気『出会いの話』 ―
[高校一年の春。 学校の図書室。
BADなENDで物語が締め括られる本を片手に、机へ向かい合っていた時のことだ。
見知らぬ女子一人に、斜め後ろから机を覗き込まれていた。
陣取った席に広げるはは大学ノート。
ノートには敷き詰められる文字の羅列、言葉の羅列。
羅列が作り出すは、不幸せを誰もが目にすることが出来ない物語。]
残酷な描写も、不幸せな物語も、
僕は、要らないと思うんですよね。
[じと、眺められ、気恥ずかしく、ついつい言葉を零す。]
[彼が手に持つBADなENDで締め括られる本を読んだことがある者なら、"ノート上に並べられた物語"はその本の、残酷描写、そして不幸せな描写を全てひっくり返し、幸せなまま物語が進んで行く様に、改変されたものだと思い至れるだろう。
幸福至上主義者。
馬鹿にされたこともたくさんあった。
それでも、不幸せになる人が居ることは納得行かなかった。
ちまちま、ちまちま図書室や図書館に通っては、
無意味で、馬鹿げたこの行動を彼は続けていたのだ。]
「じゃあ、あなたは。
自分が死んでも、この眼の前に居る私が死んでも。
その死を書き換え、塗り替えたりするのかしら。
私の終わりという全てを、あなたは否定するのかしら。」
「なんてね。」
[ふと、投げかけられた疑問。 一声。
答えは出る訳もない。
人の人生を書き換えることまで、自分がするものなのかと悩んだ。
何日、何週間、何ヶ月悩んでも答えは出なかった。
その質問をどうして出したのかと、様々な視点から彼女へ問い。
いつの間にかその図書室の中。
毎日二人で話し込むことが日常となっていた。**]
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幸福なのは? \義務なんです!/
イメソン
Everlasting Message
https://www.youtube.com/watch?v=uOgRl_42s1o
文学者の恋文
https://www.youtube.com/watch?v=UEdsg_MyQNQ
[差し込む夕日の色は変わり、
日没で移り変わる筈の綺麗な夜空は見えない。
窓の外はごてりと濁った何色とも言えない、相変わらずの空。]
本当、変わらないよね。 この空。
[一瞬にしてがらんとしたレストランホール。
そこに一人の姿はあっただろうか、さて。
彼が久々の空を懐かしもうとする前に腕時計から、一声。]
『エド、いつディアディアが
湧いて出てくるか分からないのですぜ。』
[生身のままこの世界に居るのは、
彼も、正式な魔女とは言え間違いなく危険だろう。
そりゃそうだ。
何も考えずにジェムに指輪を宛て、いつも通りの変身を。
その姿は、完全に今流行りの首痛めてる系男子そのもの。]
[突如、降り注ぐショッキングピンクのハートシャワー。
可愛いハートエフェクトが靡く黒髪に当たれば、
桜色を帯びた後、鮮やかな金髪へと染まった。
結ていた髪は更に伸び、苺色のシュシュが二箇所、可愛いハートを弾いて現れる。
着ていたシャツの袖は徐々に短くなって行き、
クロスタイは降るハートと同色のネクタイへ。
前開きのベストがニットベストに変わった頃、
スラックスはピンクチェックの柄を刻む。
腕周りにいくつかのアクセサリーが現れ、
ベルトにチェーンが下がれば、ほぼ完成。
"改造学生服"と言う言葉が一番合うだろう。
身長は然程変わらないが、
外見年齢はマイナス5、6歳と言ったところか。]
っふぅ、 じゃあ行こうかぁ!
……、って言いたいところなんだけどね。
[いつも通りの変身を終え、息を吐く。
慣れてしまえば変身なんてこんなもの。
しかしここに付属する筈の
黒ブレザーが降りてこないのは何故だ。]
『えっ、名乗りましょうぜ?!』
えっ、 何で?!
[そしてそこに契約者の声が響く。
何故普段から変身しているのにわざわざ名乗るのかと、デジタル時計をガン見すれば瞳をうるうるさせる契約者の顔が写っており。]
――――幸福の差出人 エドワード。
君の元へ、届きますように。
[仕上げに黒いブレザーが肩に羽織られ、きゅぴーんと光り輝く桜のエフェクトが小さなハートと共にはじけ飛ぶ。
手元にはいつも通り、
桜のシールで封をされている便箋が一通現れた。]
ねぇ、なにこれ?
これ上着だけ意思持って今出て来たよね!?
『ぼくちんが止めてたんですぜ!』
[ちゃんとブレザーへ腕を通しつつ、文句たらたら。**]
[名乗りを久々に口に出す恥ずかしさが収まった頃。
自分の他、傍で変身している子を>>188見届け微笑む。]
いやぁ、僕と違って可愛い初々しさがあるよね!
『恥ずかしがってたエドも大概ですぜ。』
[きゃっきゃと騒げば腕時計からの痛い一言が突き刺さる。
何も言葉を返せず、数秒黙りこんでから、
他の見習い魔女達を眺める為、とぼとぼその場を後に。*]
― 1F 東階段 ―
どういたしまして!
僕に任せてくださいねー!
[スピーカーの音声>>*10に彼が足を止めたのは、西階段。
どうやら補佐のお礼と、何か仕事を頼むとのことらしい。
声の主が何処に居るのか彼は知る由もないが、いつの間にか返事をしつつスピーカーに向かって手を振っていた。 ぶんぶん。
その姿を誰かに見られているとか、見られていないとかは別として、一人、 彼はとても満足気なご様子であった……。]
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ん? やっべロルで西って入れたままだwwwwwwwwwww
寝不足ですか俺!!!!wwwwwwwwwwwwww
[そんなことをしている彼に一声降り注ぐは契約者のモノ。]
『エド、気ぃ抜いてる場合じゃないみたいですぜ。』
うぇえぇえぇ?! どどっどどこここでっす?!
[どうやら臨戦態勢に入る必要があるらしい。
契約者の声に彼は吃りながらも、武器である手紙の封を手違えることなく切った。
最初は空の封筒も、持ち主が意思を持てば白い便箋が現れる。
彼が視認出来るのは、東階段の上から一気に8体。
一応、此方の空間にも悪霊は出現しやがるのだ。
ドヤ顔して満足気に手振ってるだけじゃお仕事は終わらない。]
[利き手の第二指第三指で、一枚の便箋を引き出す。
独特の桜色で便箋に描かれている文字は、魔法の名。]
『 "桜華ノ雨" 』
[彼が黙ったまま宙へその便箋を放り投げれば、
空で爆発を起こし、一瞬にして便箋は桜吹雪へと化した。
そのまま舞って行く様に見えた花弁達だが、
一枚一枚がくるくると捻じれ、細く長い雨粒へと形状を変え。]
[外した雨粒は床へと落ち、ぴしゃりと跳ねる。
上手く当てる彼の方が稀なので大体こんなものだ。
勿論、無事だった悪霊達が彼に襲いかかってこない訳がなく。]
いっ、 たぁあぁ!!
だぁああぁから戦うの嫌なんですよぉおぉ!!!
[腕に一撃お見舞いされ、苛立ち大声を上げる。
この桜色の彼。
実のところ、戦闘特化している魔女ではなかった。*]
[不意に後方から掛かる声>>+32に、
バックステップで階段を降りきり。]
大丈夫だったら叫んでないですぅう!
[ちょっぴり情けない姿を晒し晒し、もう一枚便箋を構えた。*]
えっ、ちょっあっ、
『エド情けねーーーーですぜ!!』
[半ば無理矢理酒場に押し込まれ、非戦闘系の自分が邪魔することもないかと彼はそこで体育座り。
強そうな魔女>>+36をぼーっと眺めていれば、
一瞬で片付け終わったらしく、驚きで声も出ない。
自分も戦闘特化ならな、と彼は思いつつ。
最初に願ったものが願ったもので、仕方ないと苦笑。]
申し訳ない、ありがとうございました。
[とりあえず立ち上がり、強そうな魔女の傍に寄る。
礼をしっかり言いつつ、頭を軽く下げた。]
あぁ、じゃあ僕は2つだけ。
後は……、貴女が使ってください。
[気付けば彼女の方が戦っただろうに、ミニジェムを全て差し出されており>>+37。
流石に全て貰うのはご遠慮。
攻撃魔法を頻繁に使わない限り彼は燃費も悪くない。
それよりも桜色の彼が気になったのは、
契約者>>+38だと思われる男が放った呼び方だ。]
えっと、そうですね!
大丈夫ですけど、
僕は『エドは23歳ですぜ!もう結婚してますぜ!』
[重要部分は腕時計が代弁。
というよりかは重ねられたと表現する方が正しいが。
彼の左第四指には、変わらず銀色が光っていた。*]
えっ、おっ?! 僕は飲みませんけど、
はい! あっ、えっと、
契約者さん大事にしてあげてくださいね……。
[苦笑を浮かべて両手を軽く振りながら首も横に振る。
一連の流れ>>+42を眺め、凄い強そうな性格なんだな、なんてオブラートに包んだ感想を抱いたことは黙っておくことにした。
可愛い女の子、なんて昼間は言ってた腕時計もだんまりである。]
[しかし、きちんと名乗ってくれる>>+43辺り
普通に礼儀正しい魔女さんではあるのだろう。暴力的 凄い強そうなのは魔女的観点からはさておき、女性としては嫁が静かな人な為、どうなのだろうかと彼は思うが。
……まぁ、何にしても元気なのは一番良いことだろう。]
あぁ、僕はエドワードです。
『ぼくちんはホロギウムですぜ!
気軽にギウム様って呼んで良いんですぜ!』
ホロ君で大丈夫ですよ。
[再び元気を取り戻し、調子に乗り出した契約者の言葉を彼は訂正しながら、改めて宜しくお願いしようと、ぺこり一礼を。**]
いえ、僕は特に行く場所は、
[行く先を問われど>>+47これと言った答えを彼は返せず。
口元に手を当て唸っていれば、いつの間にか舞台は移り変わる。
これと言い身体に支障はない属性なので、気に留めやしないが。
遠い喧騒が彼の耳に入る頃、
目の前の彼女からそちらへ行くかとの提案一つ>>+49。]
んん、僕はここで待ってます。
さっき怪我しちゃったので……。
何かあったら直ぐ伝えてくださいね。
[情けないと苦笑しながら、怪我を負った腕を見せて。
それから手を振り、桜色の彼は彼女をゆるゆると見送った。*]
[彼女が場を去るのを見届ければ一枚。
また彼は魔法の名が刻まれた便箋を取り出し、緩く口付けた。]
『 "憂イノ息" 』
[唇へ触れた便箋は光の粒子へと化し、
息を吹いて飛ばせば腕にある傷口を包み込む。
粒子が傷口に収束した後には、傷は綺麗に塞がっており。]
……、ふぅ。
[肩をゆっくり落として安堵の息を吐く。
桜色の彼が攻撃魔法を苦手とする理由は、
回復魔法を専門、得意とするからであった。]
[その直後。
大絶叫と猛スピードで何かが此方に迫ってくる音>>+51。
休憩する暇も無いのかと彼が手紙を構えれば、此方へ向かってきていたのは悪霊ではなく、補佐の魔女で。]
えっ、あっ、ああぁ?!
お、おかえりなささささささ?!
[何があったのかと彼は心配するが、焦りが先に出る。
試練中、そこまで危険な敵が居るとは思えないが、一つ彼でも誰でも魔女になれた者が思い当たれるだろうと言える存在と言えば。]
上級ディアボロスが出ちゃったみたい、ですね?
大丈夫ですか? 何かされちゃったりしてませんか?
いや、こっちに干渉してこないとは思いますけど……。
[見習い魔女達を見守りに行こうか迷うが、強そうな魔女(というか実際に自分と比べれば明らかに強い)彼女が逃げ帰ってきたのである。
宥めながら暫く場から動かないという選択肢を取った。**]
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ミニジェム所持3 メモに書き忘れてたてへ
後出そうかなと思ってる魔法は一つかなぁ。
(確実に出すとは言っていない)
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