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[門を抜けて入り口に到着したところだろうか。
よく知る車を見かければ隣に車をつけさせて中を覗き見る。いないとわかれば車を降りてクロイツとともに玄関へと迎えばディルドレの姿]
これはこれは、今夜も美しい。
急なお誘いにも関わらずなんたる麗しいドレス姿
さすがでありますな。
ささ、中は暖かな部屋に食事も出来てる頃故
先に入って遊び待たれるがよい。
すぐに準備しわしも向かおう。今宵は盛り上がろうぞ。
[上機嫌でディルドレを迎え玄関をあけさせれば従者にに着替えを持ってこさせ急いで正装する。何度も恥ずかしくないよう念入りに格好をチェックし、会食の主に相応しい姿を鏡でも確認する。
クロイツも所望すればその望みの服を従者に用意するよう指示を出すだろう。]
それにしても冷えるのう…
これ、暖房をもっとつけんか!
暖炉にも火を灯せ、全く…これだから田舎は…
[寒くなることは報告で聞いている。だが未だこれが破滅的な異常な現象の前触れであることはまだ理解はしていなかった。
ガンガンにかかった暖房設備は寒さを今はまだ跳ね返すほどの余力はあるようで今しばらくはその屋敷は暖かさを取り戻す。準備し終えて会食の場に出れば多くの麗人達の暖かな拍手に迎えられて、さっそく会食を始める。
少し寒くなればすぐに出力をあげ、それを、延々と限界までそれは屋敷の者達の努力によって繰り返されていく。]
よくぞ来てくれた。
では…今宵も大いに盛り上がろうぞ諸君。
[舞台は切って降ろされた。各々達の晩餐が今幕をあげる。]
クロイツ、楽しんでおるかね?
先ほどの車での話。
もちろんわしが中央に戻れば君も連れて行くつもりだ。わしはまだまだやり残したこともあるからのう。
そのためにも君はまだまだわしを補佐せねばならん。
使えぬものでは連れて行くにも躊躇うからのう。
今宵はこれからの付き合いに乾杯じゃ。
[赤いグラスを差し出しそのグラスがチンと重なる音が鳴ったなら飲み干しディルドレの元へと向かう。]
ディルドレ、今宵はわしの招待によく来てくれた。
やはりこういう会食の場には美しい者が必要でのう。
何か今の生活に不満があればいつでもわしに相談するんじゃぞ?
前の村長よりもわしはたくさん与えられる。
ほれ、そのグラスを飲みほしてみるといい
面白いものが入っておるぞ?
[ディルドレの前に新しく置かれた赤ワインのグラスにはサファイアの指輪を入れてある。飲まればわからぬその趣向の反応を楽しみにしながらじっとディルドレを見つめる**]
>>40>>41>>42
[飲み干し気づくディルドレの喜ぶ顔を見れば釣られるように笑顔を見せて不敵に笑う。]
はっは!お気に召したようでわしも嬉しい。
やはり高貴な婦人こそこういうものは身に着けてもらわんとなあ。
[けして、ディルドレに気があるわけではない。しかし彼女の村の今の境遇を理解すれば
付け入るに易く手元においておいて損はない。
特に権力の蜜を知る女は金で釣るが一番。
必死にアピールするディルドレを心で嗤い、表で微笑んで気のある素振りで持たせておく。まずはしてやったりと言うところだろうか]
わしは来てくれてワインを頂けただけで満足じゃよ。
>>45>>46>>47
何を言うておる。
ほんのわしの気持ちじゃよ。お礼など何も要らぬ要らぬ。
だが心は嬉しい。ならばこの後二人で……
[夜の乾杯でも誘おうとするもディルドレは何やら他が気になるようで言いかけて口を閉ざす。]
そうか…今日は帰るかね…。残念だが仕方あるまい。
気をつけて帰るが良い。
[ちっ…と心の中で思いながらも冷える寒さがこれでは仕方ないかと今夜は諦める。暖房の効きが悪くなる一方の状態に一人また一人と帰っていくようだ。]
ち……これではせっかくのもてなしが台無しじゃ
なにをしておる!とっとと暖かくせんか!
[焦る使用人に不機嫌となって叱るも様子がおかしい。]
[問い詰めれば暖房は調子が悪く使用人が慌てたように薪を取りに行く。
暖炉を目一杯に稼働をし、何とか暖かくなってきたものの、歯痒い思いで宴を切り上げ、集まった客達に帰宅を促す。
不機嫌そうな雰囲気を察してか
客人達が早々に去る
面白くない状況に使用人達はハラハラしているようだが、ふとクロイツの姿が見えぬことに気がつく]
あやつ…どこ行った…?
まさかわしに黙って帰ったわけではあるまいな…?
侍従に聞けばクロイツは屋敷を出たとのことで、詳しい内容までは聞いてないとのこと、一応は侍女から自分を探している様子だったことを聞くが怒りは収まらず。]
わしの会食より公務が大事だと!!?
わしをなんだと思っておる!!
けしからん!すぐに車をだせ!
[ディルドレに逃げられ満足いく宴も行えず断りなく去ったクロイツの行動にその感情を向けた。
[外は吹雪で皆が躊躇うもののこうなってはもう止まらない
即座に車を出し、彼を追う。行き先を知るため何度も連絡を入れる。とらなければ他のものに連絡をいれ避難所にいることを突き詰めるだろう。]
あやつめ…
わしをなめおって。
ええい!もどかしい。
[車は豪雪にも耐えうる装備ではあるものの
積もる雪をかき分け進むにはかなりの難を要した。最大に暖房を入れてもなお寒い。厚い防寒コートを身に纏っても寒さがさらに襲い震えるも怒りの声は止まらない]
さっさと進まんか!!こんな雪如きになにをちんたら走っとる!!
[どこまで進んだか、車は豪雪の中で動かなくなり立ち往生を起こしたようだった。]
ええい…不甲斐ない…
貴様らなにをちんたらしておる車を押さんか!
護衛を外に追い出し車を押してノロノロと車は動きだす。
[外の寒さは酷くなる一方ではあるが、こうなってはもうそうするより他は無い。一人、また一人と押す者が減っていることも気づかずただ避難所を目差す。どの道そこに向かう他は手が無かったのだ。**]
数百メートル進んだのち
いよいよ車が動かなくなり護衛の何人かが倒れたことを生き残りの護衛より聞けば
これ以上の車の移動は無理であることを悟る。
護衛の中でも特に忠実なパオラ、エスト、カチュアの三人の女兵士が車の横で待機し、肩を借りると一丸となって避難所へと歩き出す。
外はまだ暗く、厳しく突き刺さるような寒さに
ここに来て初めて安易に飛び出したことを後悔した。今はもう避難所に向かう目的はクロイツを追うではなく避難である。]
寒い……なんてことだ……
避難所まではあとどれくらいかかる…
[数百メートル進んだのち
いよいよ車が動かなくなり護衛の何人かが倒れたことを生き残りの護衛より聞けば
これ以上の車の移動は無理であることを悟る。
護衛の中でも特に忠実なパオラ、エスト、カチュアの三人の女兵士が車の横で待機し、肩を借りると一丸となって避難所へと歩き出す。
外はまだ暗く、厳しく突き刺さるような寒さに
ここに来て初めて安易に飛び出したことを後悔した。今はもう避難所に向かう目的はクロイツを追うではなく避難である。]
寒い……なんてことだ……
避難所まではあとどれくらいかかる…
[周りが白く目を開けられぬ…それでも護衛に引き連れられ、進むこと数十分、伝令の一人と遭遇する。
雪に体を半分埋めて凍死仕掛けているその伝令から、避難所が近いこととクロイツの報告を聞けば再び歩みだしひたすらに避難所を目指す。]
カチュアが倒れ、エストが倒れ、入り口の近くに辿り着いた頃にはパオラも力尽き、それでも自分は生きていた。
重厚な防寒コートは金を掛けて作られただけあり、命を繋いでくれた。
入り口の扉に手を掛けて中へと入れば壁に凭れて座りしばしの安堵の息を漏らす。
周りには誰かいるだろうか]
[クロイツの姿を確認すると顔を真っ赤にして怒る。
自分の行動で護衛を失ったこと、目に掛けていた三人を失ったことをクロイツのせいだと言わんばかりに責める。]
クロイツ!!貴様わしに断りもいれずこんなところでなにをしておるのだ!!
公務ではなく避難しにきたのではないのか!
貴様のせいで大切な護衛がまだ雪の中じゃ…
すぐに救出の手配をせい…
[よろよろと体を起こし、椅子に腰掛けると毛布を纏い、その身を縮める。奥に行けば温かい飲み物でもあるのだろうか。
しばらくはここで休み体が温まれば奥に行こうかと**]
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