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― 昨日・仕立て屋 ―
[エルナが示したテープの使い道の案に、
シモンの視線はどこか忙しなく動くし、ニコラスの顔には苦笑が浮かぶ。>>0:312>>9
強度を確かめ終えれば眉根の寄った表情が戻ることもなく]
そう、ですよね……強度もいまいちだし、
余り布のほうがまだその目的に使えるってところですね。
……可愛いと思ったんだけどなあ。まあいいか。
[実用性の方が大事。
どうにか切り替え終えれば、ニコラスが提示した案を聞き瞳を瞬かせる]
そりゃあもちろん村の女の子達の品はパーッと飾り付けたいですけど、
あたしの……作業着……?
[しばらく考え込むように俯き、やがて]
[こういう、女の子が喜びそうなものを見せるだけでも、
ヤコブに、いなくなった恋人を思い出させてしまうかもしれない。
今更そんなことに思い至れば、テープを持った手が若干引っ込みはする。
村に移り住んだ頃のヤコブと、恋人がいなくなってからのヤコブとでは、
ずいぶん変わってしまったのは、よーく知っている。
エルナに出来ることといったら、衣食住の衣の面がおろそかになりがちな彼に対し、>>28
仕立て屋目線で世話を焼くくらい。
――ああ、あとは、取り立てて以前と態度を変えないよう心がけてもいる。
恋人と村の外に出かけたあの時に何があったのか、訊かないでいるのもその一環。
いずれ話せる時が来るだなんて楽観的な思考が、混じっていないわけではないけれど]
/*
やはり1000ptでは足りない人が多くいるっ
あたしはいいけどねー……朝更新村の24時間で1000pt以上使うような時間の使い方できなくなってるし
[ひとしきり話をした後、店を出るヤコブを見送る。
机の上にある、野菜のたっぷり入った籠をちらり、と振り返って]
野菜、ありがとうございます。今年もいい出来ですよ。
この前商人さんから買ったパテを、切ったバゲットにのせて食べてみてるんですけど、
一緒に野菜ものせてみます!
[エルナもパン屋の常連の部類に入るのだけれど、
買っていくのはバゲットのような味がついていないものばかり。
それらにジャムを塗ったり野菜や肉を挟んだりと、独自の味付けをして、
お腹を満たすのに役立てている]
[店主のおすすめを聞きながらゆっくり買い物を楽しむのも趣味であるエルナにとっては、
パン屋での買い物の時間は味気ないものであることの方が多い。
最初のうちはオットーにおすすめを訊いていたのだけれど、
今となっては居合わせたペーターにそれを訊くくらいで、その頻度も多くはない。
そういう時を過ごしているうちに、求める品もいつの間に、
味気なさを反映してしまったとでもいうのか。
まあ、パンがおいしいのには変わりないから、さほどこの点について深く考えてはいないのだけれど。
たまに買い求める、果物がたっぷり入った甘いパンだって―――]
おはようございます、…いらっしゃい?
[などと考えつつ針に糸を通していると、今度はシモンがやってきた。>>95
追加注文をしにきたというわけではなく、大雪がもたらしたものと対策について伝えに来た模様]
ありがとうございます、助かります……。
皆宿屋に向かうようならあたしも行こうかなあ。
[とはいえその間は店じまいしなければならないし、
新たに服を仕立てるという大がかりな仕事はこの店でないとできない。
考え込んでいるエルナの前で、そういえば、と言葉が続く]
…デザート!?
シモンさんが、作る……ん、じゃないですよね。
[失礼かもしれないがとてもそう見えない。
それはさておき]
誰の手を借りるか知りませんがうわあ太っ腹! ……女将さんってまだいたっけ
じゃあ、
アップルパイが食べたいです!
[すんなり食べたいものを告げるエルナはエルナで、実に現金なものであった**]
/*
こうしてみるとずっとエプロンのターンだにゃー……オットーとエルナで
そして明日来られなさげな人はオフか!? 東京村なのか!?(錯乱
(こっちは普通に仕事である)
/*
今日はちゃんと昼寝する……うぐぐぐ
襲撃死の色が見えない理屈ってどうなってるのかな……エルナが処刑執行者になれればその辺考えなくてすむんだけれd
死んだら終わりじゃない、はポジティブな方向に
/*
ナカノヒト的には別の意味合いもあるんだけれど
死んでも村は終わりじゃない。
死んでもロルは終わりじゃない
気持ちは分かるんだけどさ、なんつーか、
地上で必死に生きてる人がいて、終わるまで気になる村に入れなくてぐぬぬしている人もいて(つまりナカノヒト)
それで死んだら終わりというのはなんか……なんか……安定の言語化不足 ワガママですまぬ
[エルナは宿屋に行くことを決めた。
もし今残っている村人が揃うなら、宿屋に顔を出すことは互いの把握に繋がるし、
まだ緊急事態ではないとはいえ、今後についての話も行われるとも考えられる。情報は多い方がいい。
決して、アップルパイにつられたわけではない。ないのだ。
そうと決めればせめてニコラスの外套の補修はちゃんと達成しようと、
静かになった店内で作業に集中する。
ひとりなのをいいことに頬は緩みっぱなしだが、
そんな、ある意味集中している状態を遮ってくるように、
色んな人の顔が浮かんでは消えていく。
同じ時間を過ごすなら、泣いて過ごすより笑って過ごす方がよほどいい。自分も、他の人達も。
けれど浮かぶ顔の中にはあまり笑っていないものや泣きそうなものもあって、
ままならない。なかなかに]
そうか……よく考えたらリゼットがこの村に来てからもう2年になるんだ。
[唯一と言っていい、エルナの後にこの村に来た少女。
さて、彼女に似合いそうな色のテープはあったか。
彼女が既に持ってる品に使うか、
パメラとお揃いの小物を新規で作ってそこに貼るのが良いか――
考えつつ窓の外を見れば、雪はまだ降り続いている]
…………いっけない!
もたもたしてると歩けなくなっちゃうかも。
[集中集中、と自分に言い聞かせながら補修の残り手順を済ませ、
外套といくつかの荷物とともに店を出てからも追想に歯止めはきかない。
―――そういえば、エルナが師匠を“そう”呼ぶようになったのも、
こんな冬の日だった、と]
[エルナが師匠と呼ぶ人物は、
かつて下働きをしていた街の仕立て屋の、一介の客に過ぎなかった。
まだ16かそこらだったエルナは、その客の異国の様相に惹かれてよく話しかけていた。
好奇心のなせるわざである。
ある時、きっかけは忘れてしまったが、
エルナは彼に、長らく自分の中でだけ閉じ込めていた秘密を話した。
――明け方の空に、蒼白い月が二つ見えることが時折ある。
とまあこんな具合である。
初めて二つの月を見たのは、
仲良くしていた従姉が病で死んでしまった日だからよく覚えていた。
信じてくれる人はこれまでいなかったが。
この秘密の話を信じてくれた人に出会い、
さらにその人から、月が二つ見える現象の本質と使い途について教えてもらえることになった時から、
その人の呼び名は師匠に決まったのだった*]
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きいてくれ
じんろうのじのじも出してないよエルナさんだいじょうぶですか
まあ知識は仕入れ済みってことにはしてみたけどさ
とりあえずおちつ こう ふとんをかぶって ね うん
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