情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
土佐弁って俺知らないぞ!?
え、語尾にぜよをつければいい?
………わかったぜよ。
[罰ゲームの効力は明日の朝までだとか。
つまり、一晩中この口調なのか。
今すぐベッドに入って不貞寝したい気分になったが。
炉はの罰ゲームを見て、にやりと笑う。]
さぁて、そっちは一発芸じゃか。
[※うろ覚え土佐弁タイム]
/*
付け焼刃すぎる土佐弁に色々検索してみたらこんなものが。
しかし参考にならなさそうである。
http://monjiro.net/
/*
ふむ。こっちの方がよさそうだろうか。
http://www.city.tosa.lg.jp/tosaben/
http://www.kcb-net.ne.jp/nurse/secret/HP/tosaben.htm
[流石に同じ体躯の相手を持ち上げるのは骨が折れる。
すぐにでも放り投げようかと思ったが、振り回すと普段とは違う
表情を見せてくれるのが何だか楽しくて。
腕が悲鳴を上げたことから目を逸らし、口許に弧を描いた。]
(何で、今更戻って来てんだよ……ッ!!)
[思い出すのは置いて行かれ、涙で枕を濡らした日々。
涙は浮かばない代わりに、瞳の奥が寂寥で揺らぐ。
胸倉を掴んでいない手は爪が掌に食い込む程にきつく握り締め、
それでも殴れずに肩を震わせていた。]
[ドタバタと部屋を出て行く幾人かの気配。
ギシ、とベッドが軋む音にちらりと顔を上げれば、炉がいて。>>672
よくもやってくれたな、という恨みを込めて睨みつける。]
……うるせぇぜよ。
変なのはしょうがないだろ、痛々しいとか言うな。
[その提案は有難いが、舌先を見せる表情も今は小憎らしい。
鼻で笑われ、ふい、と顔を背けてシーツに突っ伏した。
いくら空手部だったからといって、同じ体格の相手に胃とも軽々抱えられ放り投げられれば、面白くない。
自分も鍛えようか、とぐだぐだ考えている間に、何やらごそごそと風呂の支度をしている音が途切れ。
静かになったな、と思った矢先。
ずしり、と背中が重くなった。>>673]
――ぐえっ。
おいこら、重い! いろり!!
[背筋を使ってなんとか上体を起こし、身体を捻る。
十字に重なるように、背中に仰向けのまま倒れ込んでいる炉へ怒鳴る声は、廊下まで響いただろうか。**]
[何やら思いを馳せているらしい背中の重しは、退く様子がなかったか。
チッ、と舌打ちをして腕に力を入れれば身体を跳ね起こして力づくで振り落とす。
とはいえ、ベッドの上なので怪我なんてしないだろうが。
驚いている炉を押さえこむように脇腹に上体を圧し掛からせ、首を片腕で挟んで袈裟固めを仕掛ける。
とはいえ体育の柔道で教わった見よう見真似だし、本気で力はいれていない。
けれど体重を掛ければなかなか外すのは難しいだろう。]
よくもやってくれたな。お返しだ。
大人しくギブアップするなら、離してやってもいいが?
[抑え込んだ体制のまま、にやりと笑った。**]
[舌打ちした音に気を良くしていたせいか、抵抗する間もなく上から跳ね退けられてしまい、シーツの上に転がって。
横板も何もないベッドはどこかをぶつける心配がなくて良かった、とどこかズレたことを考えた。
突然の行動に目を丸くしている間にどこで覚えたのか、
手が首に巻きつき、袈裟固めの形を取られて体重を掛けられる。
油断していたとはいえお見事というかなんというか。
体力差はこちらが有利だが体勢差ではこちらが不利。
それでも、全力で暴れれば外すくらいは出来るだろう。
問題は抵抗した際にどちらかが怪我しかねない、という事実。]
はっ、冗談。
こんな甘っちょろい技で俺にギブ言わせようなんざ百年早い。
[逆光の下、にやりと笑みの形へ変わる表情を眺め。
掴まれていない自由な腕を背後から首裏に伸ばし、
掌で後頭部を覆うと無理矢理顔を自分側へと引き寄せた。]
[近付いた顔同士の距離はほんの数センチしか開いていない。
互いの息が顔に掛かり、普通であれば嫌悪が湧く距離感。
だがどうしてか、嫌な気は起こらず、そんな自分に困惑し、
今更ながらに密着した体から伝わる体温がやけに熱く感じた。
引き寄せた腕の力を抜いても顔を離さない大河に。]
なに動揺してんだか。
[視線が外せないまま、揶揄の形をした自嘲を投げかけた。]
[目を丸くする炉に、してやったり、と笑ったのも束の間。
此方も本気で固めてないとはいえ、余裕を見せる口調にムッと眉を吊り上げ。]
甘っちょろくて悪かったな、と、うぉ!?
[抑えていない片腕に後頭部を捕えられ、引き寄せられた力に抗う間もなく、がくんと上体が傾いだ。]
―――……っ、
[近づいた距離に息を呑む。
肌を掠める炉の呼吸。どこか困惑する表情は近すぎるからこそ手に取るようにわかり。苦い思いがこみ上げ顔が歪む。
後頭部を覆う掌から力が抜けたのがわかったが、起き上がることはできないまま。]
動揺、ってしてるのそっちだろ。
[瓜言葉に買い言葉。言い返した拍子に、鼻先が一瞬だけ触れた気がして。
唐突に抑え込んだ身体の下で、早くなる鼓動を。
炉の熱い体温を、意識する。
鼻を掠めたニッキの甘い香りは、昼間の残り香か。
近すぎる距離。けれど、嫌悪が湧くどころか――]
(――――もっと、触れてみたい)
[頭を過ったと思考を自覚し、心臓が大きく跳ね。
顔がぶわりと熱くなる。
口調とは裏腹に、視線が大きく揺らいだ。]
― 回想 ―
[入学式の後、張り出されるクラス名簿を見に行った時。
自分の名前を探すさなか、ある一点で目が止まった。
『申 炉』、と見覚えのある文字の羅列。
割り当てられたクラスは違う。
まさか、と思いつつ。珍しい並びで同姓同名だとかないだろうと。
それからしばらく、休み時間の合間に移動を装って彼の名前が書かれていた教室の前を行き来する。
しかし、覚えのある姿は見つけられないまま。]
[一ヵ月程経った頃、職員室前で生活指導教師の怒声を拾った。
何事かと近くを歩く生徒に連れられ、職員室を覗きこむ。]
『あれ、ローじゃん』『学校来てるの珍しい』『怒られてんの』
[ロー、と囁かれる男子生徒。
浅黒い肌に金髪と派手な出で立ちに、着崩した制服。
明らかに素行不良を絵に描いたようなそれに、呆れた息をついて目を逸らそうとして。
舌先を出して見せる表情が、記憶の端に引っかかった。]
あいつの名前、なんて書くんです?
[有名らしいので、近くに居た生徒を捕まえて聞く。
教えてもらった名前は、『申 炉』。ハーフという情報のおまけつき。
ガツン、と殴られたような衝撃に顔が強張った。]
「――大河!」
[間違えようもない。
屈託ない満面の笑みを浮かべる、幼い記憶の中の炉。
それが脆くも崩れ去った瞬間だった。]
[その衝撃から、およそ一年後。
進級に伴う、クラス替えを確認する為。
再び、張り出されたクラス名簿を追って――――固まった。]
………まさか、な。
[昔とは名字が変わった為、入れ替わった席順。
けれど幸か不幸か、読みが近い為に並んだ名前。
時間に余裕を持って登校したので、まだ閑散とした教室の指定された席に座り、本を開くこと数十分。
唐突に響いた、乱暴にドアを開ける音に教室内がざわめく。>>676
近付いてくる足音。
すぐ前の席で止まったそれに、本から顔を上げ。初めて近くで見る金色に、目を細め。]
――……いろり?
[呼びかけるように。ただの呟きのように。
問うように。確認するように。
気づくだろうか。気づいてくれるだろうか。]
[振り向いた顔は、ありありと怪訝な空気を隠さず。
けれど期待を込めて、もう一度その音を口に乗せる。]
いろり、だろ。
[驚愕に動きが止まり。そして負感情に歪む表情。
伸びてきた手に胸倉を掴まれ引きずられるように立ち上がれば、ガタンッ、と机と椅子のぶつかる騒がしい音が響き渡った。
けれど、教室内の騒然とした声は遠い。
記憶の中の低かった目線は、今は同じ。
肌の色は少し焼けたか。それとも髪の色合いも乗じて濃く見えるだけか。
引き寄せられ、近くで見れば確かにそこに面影はあって。]
[殴りたいのだろう、握られ震える拳。
当然だ、何も言わずに――何も言えずに別れて、十年近い。
怒ったのだろうか。泣いたのだろうか。
また、いろり、と呼んで傍にいることを。
許してくれるだろうか。]
すみません。なんでもありませんから。
[さらりと教師にはそう告げ、席についたものの。
授業の内容は上の空。
再び会えた喜びと、変わってしまった関係。
離れてしまった距離。
今更、昔の既知であることは誰にも伝えないまま。
周囲から見れば、優等生と素行不良の問題児。
用事がなければ会話を交わすことも稀な仲。
何故か二年生から授業に出てくるようになったその姿を、気づけばいつも目で追いながら――現在に至る。*]
― 現在・ホテルの一室 ―
筋肉ないとか言うな。
俺だって普通に体重はあるぞ。
[元空手部とは比べるべくもないが。
貧弱な体と言われたような気分になり、顔を顰める。
文句を言う炉の隙をつき、ひとしきり仕返しを仕掛けた後。]
……風呂、先に行ってくる。
[荷物から適当に着替えを掴み、振り返らず部屋を後にした。*]
[1] [2] [3] [4] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新