情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
彷徨える貴人 ファミルは、琥珀の風刃 ジェフロイ を能力(誘う)の対象に選びました。
― 西五区 ―
[異形獣の悲鳴に落とされた呟き>>0:82を拾う事はできなかった。
『急ぐ』とは言ったものの、どこか覚束ない足取りは変わることなく。
ただ何かに導かれるかのように、進む先に迷いはなかった**]
……ファミィ、聞こえているかい?
『舞踏場』に向かっているのであれば、注意をするんだよ。
狩人たちが入り込んで来ているようだからね。
[呼びかける声音は、穏やかなもの。
不安定さの残る彼の同胞と接する時は、常よりも態度が和らぐ傾向にある]
それと、狩人の中に人探しをしているものがいたら、それに手を出してはいけないよ。
それはクレステッド君……『斬撃の翼』の獲物だそうだから。
横取りしたら叱られてしまう。
[いいね? と念を押す声音には、どこか何かを愉しむような、笑いの響き。**]
― 回想 ―
[その教会の戸を開いたのは単なる偶然。
育ちの良さそうな見た目はダウンタウンでは如何にも浮いていて、故にすぐに目をつけられ、追われ、逃げ込んだ先がそこだっただけ]
あ。
…… もしかし、て……え?
[そこでの出会いも、恐らくは偶然だった。
来る前に見た“探していた人”の肖像と、瓜二つの容姿に目を見開いて。
実際に確かめようともしたけれど、その名――シルヴィオ・カレンベルク――を口にする事はできなかった]
『ヒト』がいない、って。
なら、貴方は一体、何なんですか。
[一歩、一歩と近づいてくる姿に胸騒ぎを覚えて、けれど足は動かなかった。
問う声に答えがあったかは記憶していない。
目を逸らすことすら出来ないまま、やがてその手が頬へと触れて。
瞬間、感じたのは微かな恐怖と――妙な高揚感]
わた、しは――……
[『こちら』が何を示すのか、きっと理解などしていなかった。
ただ言う通りにすれば『自由』が手に入るのだと。
あの窮屈な家に縛られなくて済むのだと。
正しい判断など分からないまま、熱に浮かされたように口を開いて――
それが『ヒト』としての最期の記憶となった]
― 西五区 ―
[不意に足が止まる。
同時に背筋がぴんと張られて、空を仰いで]
…… はい。
“ソマリ様”。
[口許が緩み、頬が紅潮し、とても嬉しそうに――年相応の少年のように、笑った]
聞こえています。
[“声”の出し方は、『融合体』となってから自然と身についていた。
今ではきっと高揚感すら伝わるくらいに慣れてしまって]
狩人が居る。
人探ししているものは、『斬撃の翼』のもの。
それ以外は、食べても良い。
……合っていますか?
[念押しの声に、ひとつひとつ確認するようにそう返した]
/*
なお、回想に関してなんですが。
昼間ぼんやり考えてたのと殆ど一致しててびっくりしたよ……!
ファーストコンタクトは教会でかなぁとか思ってたし。
[奏者の笑みを深くさせたのは、伝わる高揚感。
もっとも、それを表に出して示す事はほとんどないのだが]
そう、それであっているよ。
……それともう一つ、狩人の中には、強い力を持つ者もいそうだ。
くれぐれも、無理をしてはいけないよ。
[確認するような言葉には、もう一つ、注意を重ねておく]
はい、了解しました。
[まず返すは確認への返答に向けて]
無理も、しません。
[もう一つ、加えられた注意にも理解した旨を伝える]
― 西五区 ―
[少しの間を空けて、歩みを再開させる。
表情にはまだ少し高揚を引き摺ったまま]
強いものは危険。
人探しをしているものには手を出さない。
それ以外は……
[道中で指折り、ぽつぽつと呟きながら。
進む先には迷いがない。
時折『憑依体』と対峙することもあったが、それらを狩る事を躊躇う様子もなかった]
……いい子だね、ファミィは。
[返る声に、軽い口調でそんな言葉を返し]
それだけ忘れなければ、後は、ファミィの望むままに在ればいい。
[必要以上にああしろこうしろ、と口出す気はない。
言葉重ねて束縛するのは、奏者が最も厭う事だから]
― 舞踏場付近 ―
[早くはない足取りながら、目的地であるその場所まで来て。
先客の姿>>56に一度瞬きをした。
それが先程まで狩ってきた『憑依体』でも、危険だと聞かされた狩人でも無い、と判断して]
こんにちは。
ご機嫌いかがでしょう。
[いつも通り抑揚のない声で、挨拶を向ける]
― 舞踏場付近 ―
[返答>>77にまた瞬きをして、少し首を傾げる。
今まで言葉交わす機会があったかは兎も角、振り返った顔は見覚えのあるもので]
ファミル、と申します。
[相手は知るか知らぬか、己の名を告げた。
そして傾げていた首を一度戻したが]
良くない、ですか。
それに会うのは、良くないこと?
[返った言葉に再び、瞬きをした**]
― 舞踏場付近 ―
[ヴェルザンディと名乗る彼女の、自嘲の混じる声>>87。
それから続く声>>90に、ゆるりと瞬きをした]
狩人は危険。
[肯定のように、一言落とし]
『斬撃の翼』の獲物には、手を出してはいけません。
ソマリ様が教えてくださいました。
それ以外は、好きにしていいと。
[次いで、ソマリから伝えられた情報の一部を口にした]
私はここにいます。
[周囲を見に行くというヴェルザンディ>>95を見送り。
銀色の繭へと近づき]
……遅くなりました。
[ぽつりと、謝罪めいた言葉を落とす]
― 舞踏場近辺 ―
[降り立つ気配にぴく、と身体が揺れる。
掛かる声>>135ですぐに正体は知れて]
ソマリ様。
はい、無理はしていません。
[振り返った表情には、前に声が伝わった時と同じ笑みが浮かぶ]
― 舞踏場近辺 ―
[良い子だという言葉>>149に笑みは深まる。
親に褒められ喜ぶ子と殆ど変わらぬ反応]
狩人が、来ていますか。
踏み荒らしに来る人たち。
[ヴェルザンディの言葉を反芻しつつ、腕と掌を見遣る。
傷跡は先の戦闘のままで敢えて残してあった]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新