8人目、地獄の猟犬 マーティン が参加しました。
地獄の猟犬 マーティンは、仮面師 を希望しました(他の人には見えません)。
「ちゃんと良い子にしておるんだぞ?
儂が迎えにくるまで、ここで待っておれよ?」
[そう言って歩いていくご主人様の背中を、
僕はずっと見送っていたんだ。
ずっとずっと見えなくなるまで見送ってから、
静かに会場に入ったんだ。
そのつもりだったんだけどね。]
― パーティー会場 ―
やったー!ごはんごはん!おいしいものいっぱい!
[会場の扉を抜けて一歩入るなり、四足でどたばた駆けまわる。
途中で止まって前足もとい手をテーブルに掛けては
所狭しと並ぶごちそうに、舌を出して腰を振る。
当人は、しっぽを振っているつもり。]
ねえねえ、これ食べていいの?
好きなだけ食べていいの?
[誰彼ともなく捕まえては、そんなことを聞いていた**]
[普段ごしゅじんさまのテーブルに足を掛けたりしたら、
それどころか、料理に前足を出したりしたら、
それはもう、怒られるどころの騒ぎじゃない。
でも、今日はいいらしい、と理解していた。
銀朱な髪の白い礼装の男から許可など出れば>>26
喜び勇んで顔を前に出す。]
テーブルには乗らないよ。
ごしゅじんさま見てなくても乗らないよ。
ぼく、良い子だからね。
[テーブルの中央で燦然と輝く七面鳥の丸焼きを
がぶりと咥えて端まで引っ張ってきて、
両手で押さえながら食べ始める。]
[ふと、何か見られてる気がして振り向くと、
ツインテールの女の子と目があった。>>34]
食べる?
[良い猟犬はちゃんと仲間にも獲物を分けるものだ。
なので、誘ってみる。]
[名乗る声が聞こえたら、食べるのを中断してそちらを向く>>31]
ジー・クムン・ト?
初めまして。
ぼくはマルティリウヌスフェルマリオスだよ。
ごしゅじんさまは、マーくんって呼ぶよ。
[お近づきのしるしにしっぽを振ったつもり。]
なんで?
鳥肉食べないの?
おいしいよ?
[寄ってきたツインテール娘に首を傾げるも、>>43
べつにこだわりはないので、そんなに深くは追及しない。
ふんふん、と鼻を鳴らすしぐさをしてから、もう一度首を傾げた。]
ごしゅじんさまの姿は、においが分からなくて不便だね。
そうおもわない?
だよねー。
人間飛べないよねー。
[本来の自分も飛べないことは忘れてリーゼロッテに頷き、>>50]
うんうん。いろんなもの食べられるの、大好き!
[そちらにはさらにぶんぶんと激しく頷く。]
[七面鳥を平らげていたら、あちこちから名前が聞こえてきた。
耳を動かせないかわりに頭を回して、いちいちそちらを見る。
あいてをちゃんと知るのは大事。
序列を見極めるのも大事。]
あ。
[さっき走っていたときには気づかなかったけれど、
床で丸まってる黒いのが名乗るのを聞くと、ふんふんと鼻を鳴らした。]
アル?
[なにかにおうなぁ、の顔で黒い彼をじっと見つめる>>49
しばらくはそうしていた**]
[古来、猫は鼠を追い、犬は猫を追うものと決まっている。
―――多分。
ともあれ、漂う匂いと雰囲気から、この黒い相手に何かを感じ取ったのだった。しいていえば遊び相手の匂いか。]
わふっ。
[この姿の時は二本足の方が歩きやすいと理解して、
二足歩行でアルに近づいていく。
あそぼ、と見えない尻尾を振って、飛びかかる構えに身をかがめた。
相手がおびえてるとか、そんなことは全く気付いていない**]
わふっ!
[あそぼ、と誘った相手が立ち上がって走り出した。>>73
これはもう、遊んでくれてるに違いない。
直前に上がった大声が何を意味するかなんて考えない。]
待て待て―!
[本人は鬼ごっこのつもりでアルを追って走り出す。
残念なことに本来の体の持ち主である魔界の領主は
顔もいかつければ体も大概の相手を見下ろすサイズだ。
その巨体が全速力で走るのだから、それはもう傍迷惑だろう。
進路上にある椅子やなにかのいくつかは跳ね飛ばすかもしれない**]
待て―!まてー …?
[逃げるアルをご機嫌で追いかけまわしていたら、
目の前をひゅんと何かが飛んでいった。>>82
取ってこーい、の言葉は聞いていなかったけれど、
反射的に体は飛んでいくものを追いかける。
しかもそれは、
かぐわしく、魅力的なつやめきを纏う
いとしくうるわしい、わが心を捕えてはなさない、
誘惑の一品 ―――骨っこ ]
わふっ!わふっ!
[追いかけていた相手のことなんかすっかり忘れて、
飛んでいった骨を追いかけて部屋の端っこへ一直線。
骨っこをゲットすると、喜色満面でかじり始めた。
しばらくすれば、がりっ、とか、ばきっ、とか聞こえ出す。
幸いなことに、主も歯は丈夫な方だったらしい。]
[わふわふはふはふと骨っこを噛み砕き飲み込む。
大丈夫。魔界の領主さまは、おなかも丈夫。
骨っこを堪能したあとは、再びテーブルの前へ戻った。
鬼ごっこをしていたことなど、もう忘れている。]
もっと食べていいのかな。
次はなに食べようかな。
[きらきらした目でごちそうを眺める。]
[ちょうどテーブルでは、あーんしあう男女の図が展開中。
黒と白で見た目も美しい。
なんて思考は、わんこにはない。]
…寒そう。
やだ。
[代わりに感じたのは、白いほうから漂う氷雪の気配。
ううう、と小さく唸って、暖炉の方へ行く背を見送った**]
わふ?
[冷たい気配に唸っていたら、声を掛けられて振り向いた。>>169
さっきまで、あーんしていた黒いほうだと気づいて、小首を傾げる。]
おまえ、あいつとあーんしてたの、冷たくなかった?
だいじょうぶ?だいじょうぶ?
肉いっぱいあるよ。まだまだ食べるよ。平気!
でも、冷たいのは嫌だよ。
熱いのが好きだよ。
[熱心に主張した。]
冷たくない?だいじょうぶ?
なら平気!
[たちまち機嫌の良くなった顔でうなずく。
棲家を聞かれれば、嬉し気に体を揺らした。>>179
本来の姿だったら、飛び跳ねているだろうところ。]
ごしゅじんさまのとこ!火がいっぱい燃えてるの!
一緒に狩りに行くの!
狩り大好き!
[魔界での人間狩りに使われる犬は口から火を吐き、
その体が炎に焼かれることはない。
そんな犬を幾匹も飼っている魔界の領主は、知る者もそこそこ多いだろう。]
兄弟いっぱいいるよ!兄弟じゃないのもいっぱいいるよ!
みんなで狩りするの、楽しいよ!
[尋ねられたことに、どこまでも素直にうなずく。>>188
この犬の頭には、出自や主人を隠す思考など欠片もない。]
ごしゅじんさまと一緒に狩りしないの?
楽しいのに。
一緒に行ったら、きっと喜ぶよ!
[相手が何者かとか、主人はどんな人物なのか、などなど、
まったく考えることなく、ご機嫌に断言した。]
ごしゅじんさま、喜ばなかったの?
[驚いて目を見開き、それからしゅんと肩を落とす。
耳もしっぽも、あればへたれているところだ。]
ええと、ええと、
じゃあ火の海で一緒に泳ぐとか、針山登りするとか、どうかな。
[主人を喜ばせることと褒めてもらうことが至上命題なので、
それが出来なかったらしい相手に、慌ててほかの案を示してみる。
ともかく、落ち込んだ相手の様子におろおろしていた。]
[謝罪には、ぶんぶんと首を横に振る。]
あなたも、ごしゅじんさまと楽しいことたくさんできるといいね。
[自分のことのように、心配する顔になっていた。]
うん。役に立ったら嬉しい。
[ともかくも、相手が笑顔になったのでこちらもご機嫌になる。>>203
ときどき言いよどむとかどもるとか、
残念ながらそこを気にするような性質ではないので
相手が語調を繕っているなど、結局気づかないまま。]