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7人目、修練生 シメオン が参加しました。
修練生 シメオンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
―― 中庭 ――
「「うおおおおお!!」」
[歓声が間断なく聞こえている。
特設ステージの盛り上がりを感じながら、
少年は中庭のとある一角に、氷でできた竜の像を置くのを手伝っていた]
「よっしゃーーーー!!」
[竜の像が置かれた瞬間、周囲から叫び声があがる。
特設ステージの方には負けているが、
いくらか通行人の視線を奪ってはいる……みたいだ。
少年はというと、いっしょに叫ぶでもなくただ、
置かれた氷像の威光を眺めている。
きらきらしてるなあ、と思うことができたので、
ひとまず安心して一息をついた]
[氷でできた竜の像は、精霊術師の手によって、
祭がとどこおりなく済む間は溶けないような加護がかかっている。
ゆえに像の周囲はひんやりとした空気が漂っている。
少年はただ、その加護をかけた精霊術師のことも、
すごいなあと思いながら、佇んでいる像を眺めるだけだ。
ふいに、肩に提げている鞄から顔を出した幼き竜にこつんと腕をつつかれるまでは]
ん、……分かっているさ、ウンブラ。
この通り氷の像は所定の位置に収まったわけだし
もうすぐ自由時間になるのは予想に難くない。
[と、幼き竜の首に近い位置に指を絡ませながら告げる。
少年の目に見える幼き竜はというと、瞳のかがやき以外は黒一色だ。
まるで影のようだと思ったから、少年はウンブラという名前を付けたのだ]
[少年にとって、この冬の祭りは初めてではない。
しかし、将来の相棒となるだろう幼き竜を育てるようになってからは、
初めての祭りだ。
だから、これはやはり特別な祭り**]
/*
フルメンヤッター!
そして普通にこっちがおにゃのこやってよかった比率 でもまあシメオン使いたくなる時もある……
[少年がミヒャエルと呼ぶ彼は、同い年であり、また、
少年と同じく騎竜師になるべく学びを重ねている。
マイペースなところがあるのがこの少年である。
ゆえに、騎竜師を目指すうえでの進み具合を周りと比べまくることはない。
しかし、自分がちょっと自信があることに関してはちょっと強引である。
それはたとえば、絵を描くことだとか。
中庭に飾られている氷像は、
少年が先輩の竜をスケッチしたものをもとになんやかやと作られたものである。
そういうわけでやっぱりいろんな人に見てもらいたいなあと思い、
ミヒャエルのことも誘っていたわけだが]
…………はっ。まさか。
屋台の方がとっても賑わっているんじゃなかろうか。
[真っ先に思いついたのがそれだった。
特設ステージでやっている、歌と踊りの白熱ライブを見ている可能性については……どうだろう。
彼も実は隠れたファンで、
いわゆるファンサというやつをするんだろうか……]
ま、何はともあれ行ってみようか、屋台。
[独り言めいた呟きを聞くのは肩掛け鞄から顔を覗かせる幼竜だけである。
そのウンブラはというと、おとなしくしながら一声鳴いたので、
少年は自分の選択に改めて自信を持つことにした*]
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