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ふむふむ、学術書や文献か!
どうしよう、俺頭良くないからそんな難しい本がそれかどうか分かるかな…?
植物に関する本なら珍しい植物の本とかなら探してこれそう。
へえええ、神学校って色々ダメって言われちゃうんだね?俺そんなの耐えられないな…。
やっぱり自由が一番だから!
ツェーザルとか言いましたか…。
貴方やカサンドラといった、父なる神の定めし摂理に背くような邪な術を使って人心を惑わす者が我が教会の敷居を跨ぐことを、神の忠実な下僕である私が見逃すとでも本気で思ったのですか?
私の目の届く限り、主の庭たる我が教会には一歩たりとも立ち入ることは赦しません。去りなさい。
/*
【教会の教えとして黒魔術を扱う者(カサンドラ、ツェーザル)を敵視している】という設定なので、見ている範囲では教会には入らせないし、教会の外で出会っても村から追い出そうとするかと思います。
ただ、特別な聖なる力とかを持っている訳ではないので、結界的な何かがある訳でもなく、私の目の届かないところで教会に忍び込まれても気づかないかと。
*/
然しながら、術を使うまで5時間も山道を歩き回った貴方のその根性は、認めざるを得ませんね…。
怪しげな術など使わず、その精神力を違う方向に使っていただければ良いのですが…。
/*
5時間迷った挙げ句に一瞬で目的地に着くんかい!と、つい微笑ましく見てしまいました。
*/
そうですね、それでは畑の野菜の育て方に関するものとか、我が教会の一員であるウサギのラヴィから興味を得たので『ウサギの生態』に関する本をお願いしていたことにしましょう。
自由、ですか…。定められたままに今まで過ごしてきた私にとっては、例え手に入ったとしても持て余しそうなものですね。
…いえ、貴方の土産話を楽しみにしていますよ。
リア充、スケール…?
[…は執事の口から出た、聞き慣れない言葉に首を傾げた。]
/*
そんなこととはつゆとも知らず、めちゃ暗い背景つけた上に結婚·恋愛不可なカトリック神父設定にしちゃいましたよ…。ごめんエレオノーレさん、ユーリエさん、ラヴィ…。
*/
うんうん、野菜の育て方とウサギの生態に関する本だね、分かったよ!
ラヴィも教会にいるんだね、あはは、ラヴィにも会えるの楽しみだな!
俺は自由でいたいんだ、それが俺の生きる道。
でも、悩める人の為に尽くしているルートヴィヒの生き方は、とても君らしくあれて素敵だと思うよ。
うんうん、お土産楽しみにしててね!
かーーッ!
神なんてそんな胡散臭ぇもん,この俺様が信じるかよ!
力はいつだって自分のためにあるんだぜ?神頼みなんてしてるから,何も成し遂げられねぇんだよ!
それに,精神力があってこその黒魔術師だっての。修行だって,生半可なもんじゃねえ。お気楽に聖書だけ読んどきゃ良い訳じゃねぇんだよ!
(ほうほう,成る程!教えてくれてありがとよ!!やっぱり俺が,黒魔術師だから入れねえのか。黒魔術師として,教会と全面戦争を仕掛けたことがある…とか,そんな裏設定も考えたりしたが…。
お、じゃあお前さんが教会にいない時に忍び込ませてもらうぜ… Ψ(悪ΦωΦ巧)ゥッシッシッシ☆
うっ…悪かったな,馬鹿でよぉ。すぐにカサンドラの家に着けると思ったんだよ…。
俺もアンタの真面目なところ好きだぜ!可愛いなぁって思ってる。)
ル、ルートヴィヒさん!
ありがとうございます、そうですね私もうっかりしてました!
朝のお祈りを日課としているのでそちらで伺いますね!
ミサに参加すると心が安らぐんです。いつもありがとうございます!
(ルートヴィヒさんを見るとドキドキもするのですが…)
/*
重厚な設定があってびっくりしたのよ。とてもありがとうなの!
ラヴィは生贄だったなのよ!? ルートヴィヒは命の恩人だったのよ。
(ラヴィ本人は状況がよく分かってなかったかもだけど、なの。)
*/
ご飯もお部屋もありがとうなの! 大事にしてくれていて、とっても嬉しいのよ!
甘い人参は大好きなのよ。苺も甘くて大好きなのよ。
でもこっそり食べたりはしないのよ。ラヴィは人間になるから、お行儀よくなのよ。(でもその辺の草は食べたりする)
じゃあラヴィは、朝ごはんの後は、ルートの後をついていったり、外にも遊びに行ったりすることにするの。
遊びに行っても夕方の鐘が聞こえたら帰ってくるつもりなのよ。
ラヴィはルートヴィヒが大好きだから、愚痴でも何でも言っても大丈夫なのよ。
お返事が要らないときは聞いてるだけもできるし、眠ってるときにお話してくれても大丈夫なのよ。
畑を耕すお手伝い(穴掘り)もできるのよ。
/*
ラヴィの頭良さ(?)は、おさな子くらいを想定してるのよ。
もし矛盾したことを言ってても、ラヴィの中ではそうなってるんだなーで流してくれて大丈夫なのよ。
中の人のガチボケではないはずなのよ、多分。
他にもこんな設定をもらってるのよ。一応伝えておくの。
【ドロシーと仲良し!】
【カレルに餌をよくたかる】
【ユーリエのヤンデレ具合にはドン引き】
ところでルートヴィヒの名前を、好きな名前だからルートヴィヒって呼ぶか、親しみを込めて愛称(ルート?)って呼ぶか迷っているのよ。
ルートヴィヒはどちらがいいかな、なの。
(ルートヴィヒの名前は舌足らずにならずに呼べるのよ。大丈夫なの。)
*/
ラヴィ、此方こそ貴女の存在は私の生活の潤いですよ。呼び方、ルートヴィヒは正直長い&ヴが面倒なので、ルートでもルーでも構いませんよ。
畑もお手伝いしてくれるとはお利口さんですね、雑草をおやつにしてくれると助かります、但し、外から居住区に入る前には、ドアマットで脚についた土をよく落とすんですよ?
また、村には神の教えに仇なす黒魔術を使う者も紛れ込んでいるようです、捕まったらそれこそ、生贄にされかねませんからね、気をつけてください。
/*
こちらも関係ありそうな設定お知らせします。
【教会の教えとして黒魔術を扱う者(カサンドラ、ツェーザル)を敵視している】
【教会の教えが本当に正しいのか疑問に思ってしまう自分が許せない】
【エレオノーレが気になる】
…って、ユーリエさん、ヤンデレなんですね…。対象が私でないよう、神に祈りましょう…。
*/
― 朝のミサ終了後、人々を見送りながら ―
[…は祈りを終えて、それぞれの仕事場や目的地に向かう人々を教会の出口で見送る。その中にこちらを遠巻きに見つめるエレオノーレの姿を見つけ、軽く会釈をした。そして彼女から返ってきた返答の温かさに、思わず笑みを浮かべる。]
病院での仕事とジークムント殿のお世話もあって大変だろうに、熱心に教会に足を運んでくださいますね。私の決まり切った説教など、彼女のような聡明な方には大した面白味もないでしょうに。
[…は空を見上げた。目立つ雲もない、朝の薄青色の空が広がっている。]
今日は良い天気になりそうです。畑の手入れをしたら、少し村を散歩するのも悪くないかもしれませんね。
ラヴィ!朝食が済んだら畑の手入れを手伝ってくれますか?それが終わったら久しぶりに、宿のレストランで昼食にしましょうか。
[…は朝食の用意をしに居住区に戻ると、同居するウサギのラヴィの寝床を設えた客室に向かって声をかけ、自分用には*チェブレキ*とえんどう豆の入ったスープを、ラヴィには生のえんどう豆と昨日シメオンから貰った野菜からほうれん草を選んで木皿に盛り、食卓に置いた。]
ルー! ルーが可愛いからルーって呼ぶの!
ありがとうなのよ!
黒魔術とドアマット、わかったのよ!
どっちも、ちゃんと気を付けるなのよ!
/*
設定のお知らせ、ありがとうなの。
人間の世界はなかなか複雑なの。それからルーは真面目さんなの。
>ヤンデレ
すっ【撫子>>50の花言葉:「無邪気」「大胆」「燃えるような純愛」】
*/
[朝食後、…は日課の畑の手入れを行った。いつもより手早く、花の色を数えることもせず。その横ではラヴィがせっせとその口と前脚で雑草を選んでは抜いている。]
さて、今日はこのくらいで大丈夫でしょう。ラヴィ、貴方が手伝ってくれたお陰で、随分と早く終わりましたよ。
[…はラヴィを連れて居住区に戻ると、まず自分の手を洗ってから、柔らかい布をお湯に濡らして絞り、ラヴィを抱えてその脚と顔に着いた土を丁寧に拭った。]
まだ正午には早いですが、この村には珍しく来訪者が集まっているようですし、宿のレストランに行きましょうか。パンも切らしているので、帰りに買ってきましょう。
[…は外出用のフード付の灰色のケープを羽織ると、抱き上げたラヴィをひょいとフードの中に入れた。そして荷物を入れる布袋を手に取る。]
ラヴィ、今日は食事をするので貴方の脚を汚さないようにこうやって行きましょう。いつものように、顔を出して外を見ても大丈夫ですよ、前が見たくなったら肩に乗ってくださいね。ただ、この前みたいに私の頭に登るのは、その、ちょっと人前ではもう止めてくださいね…。
[…は勝手口のドアに鍵を掛けると居住区から礼拝堂に出て、その扉にもまた同様に鍵をかけた。そのまま礼拝堂の正面の扉から屋外に出ると、その扉は細く開けたまま、外壁にチョークで文字を書く。]
『外出しています。夕刻には戻ります。
我が教会は祈りを捧げる全ての方に、
何時でもその扉を開いております。
※但し邪な黒魔術を用いる者を除く』
[…はチョークを脇に置くと、フードを揺らさぬよう、ゆっくりとした足取りで宿へと向かった。]
ハーッハァ!気にすることはないさぁ。
教会の鐘が鳴るのは平和の証。
司祭さんは毎日よくやってくれているぞ。
[…は徐に祈りを捧げ始めた司祭の様子を不思議そうに見る]
― 昼、宿のレストランにて ―
[…は隅のテラス席に腰を下ろすとケープを脱ぎ、フードからラヴィを優しく抱き上げると向かいの席に置いた。]
来る途中、見慣れない服装をした女性とすれ違いましたね。この村の人間ではないようでしたが、何故か振り返って二度見された気が…。ラヴィ、知り合いですか?
[そう言いながら…はメニューを手に取り、内容に目を通した。そしてラヴィの相槌に頷く。]
ふふっ、そうですね。ラヴィのお友だちのドロシーさんと同じ目と髪の色をしていましたね。ドロシーさんも何やらあちらでつぶやきながらホットミルクを飲んでいらっしゃいますが、ラヴィ、食事を取ったら彼女と遊んできてもいいのですよ?
[そう言いながら…は片手を挙げて、金髪ツインテールのメイドを呼び止める。]
ええ、この『本日のオススメランチ』をサラダつきで、食後に紅茶と季節のフルーツのタルトを。取皿も一枚、お願い致します。
[注文したものが届く間、…はカレルの>>83>>84の歌に耳を傾けていた。神ではなく妖精が崇められる内容に、…は少し眉を顰めるが、最後の講釈まで聞いて、ふと口を開く。]
…例え妖精に洗脳されているとは言え、人々が幸せで平和であれば、それは喜ばしいことなのでしょうか。
(「天国に行ける」と神の教えを人々に説いて信仰を促す教会と、何が違うというのでしょうか。)
[…は迷いを振り払うように首を横に小さく振る。カレルの歌声は陽気なものへと移り変わり、そしてメイドがランチとサラダを…のテーブルへと運んできた。]
さぁ、ラヴィ、食べましょうか。
[…はサラダと、ランチのうちラヴィが食べられそうな物をいくつか取皿に取り分けると、十字を切って祈りを捧げた。]
神よ、日用の糧を本日も与えてくださることに感謝します。アーメン。
[食事を終えた…のテーブルに、香り高い紅茶とフルーツのタルトが届けられる。上目遣いに…を見つめるラヴィの視線に、…はため息をつく。]
一口だけですよ、甘いものを食べ過ぎると太って走れなくなって、狼に捕まってしまいますからね。
[からかうように、ちょっと脅すような素振りを見せつつ、…はタルトを小さくカットし、ラヴィの前の取皿に置いた。残りのタルトを紅茶とともにゆっくり楽しむ…の視界に、見覚えのある茶色の長髪が飛び込んできた。思わず…は声を上げる。]
ディーク殿!暫く姿を見ないと思っていたら、今度は何方に出かけていたのですか!シメオン殿も随分と心配していたのですよ!
[…は腐れ縁の幼馴染が、賭場で大金をすってきたことを悪びれもなく話す様子にやれやれといった表情を浮かべたが、『王都』という単語が出た瞬間、僅かに顔を強張らせた。しかしすぐにその強張りは溶け、目の前の友人に微笑みを向ける。]
全く、向こう見ずで場当たり的なその性格は、子どもの頃から変わりませんね…。ローゼンハイム殿の温室の硝子を割ったときも、「宇宙人が飛び込んできたんだ!」なんて言って、更に怒られていたじゃないですか。一緒にいた私とシメオン殿まで長々と説教を喰らったの、忘れたとは言わせませんよ…。
とりあえず、シメオン殿が随分心配していたので、後で必ず顔を見せてあげていただけますね?約束ですよ!
【過去の記憶と記録 その1】
― 二十数年前、王都の公爵家の一室で ―
「大公様、無事にお産まれになりました!元気な男の子でいらっしゃいます!」
「…なんだ、男か。」
この世に産まれ落ちたその瞬間から、…の人生は家族の意に、尽く沿えぬものであった。
数ある公爵家の中でも、飛び抜けて由緒ある家筋と広大な領地·潤沢な財産、そしてその盤石な地盤に頼らずとも現在の地位を築いたであろう優れた政治的手腕を持つフォン·ノイマン家の現当主“大公”こそ、…の父である。
大公は、王家の血を引き当世随一の美姫と評された妻との間に、既に成人も近い3人の息子をもうけていた。
知略に優れ時には父をも凌駕する指導者としての片鱗を見せる長男、恵まれた体格と勇猛果敢な性格で将来の騎士団長との呼び名も高い次男、母譲りの見目麗しい面立ちと周囲への機微を併せ持つ社交界の中心となる三男。
跡継ぎ選びに悩みはすれど困りはしない大公が、この年にして更に子を欲した理由は唯一つ、前年に誕生した皇太子の妃候補となり得る娘を要した為であった。
然しながら、教会への度重なる祈願も数々の民間療法も功を奏すことなく、…は大公家の四男として、この世に生を受けることとなった。
ディーク殿、先ほどは久しぶりの出会いにも関わらず苦言を呈してしまい、失礼致しました。
私と貴方とシメオン殿は幼馴染とのこと、私は公爵家の四男として王都で生まれましたが、家庭の事情により幼少期と学校の長期休暇は曽祖父の遺した村近くの別邸で過ごし、その際に貴方と友情を育んだことにさせてください。
神学校を終えて数年を教皇府に仕えた私が、今度はこの村に司祭として2−3年前に着任し、再びシメオン殿や貴方と旧交を深めたことにしております。
…どうやら貴方は幼い頃からやんちゃで、今もあまり素行が宜しくないようですね。そのため、私は『腐れ縁』と思っているようです。
腐っても友人ですからね、宿代まで酒につぎ込んでしまったら、教会のささやかな客室で良ければ空けておきますよ。
ディーク殿、先ほどは久しぶりの出会いにも関わらず苦言を呈してしまい、失礼致しました。
私と貴方とシメオン殿は幼馴染とのこと、私は公爵家の四男として王都で生まれましたが、家庭の事情により幼少期と学校の長期休暇は曽祖父の遺した村近くの別邸で過ごし、その際に貴方と友情を育んだことにさせてください。
神学校を終えて数年を教皇府に仕えた私が、今度はこの村に司祭として2−3年前に着任し、再びシメオン殿や貴方と旧交を深めたことにしております。
…どうやら貴方は幼い頃からやんちゃで、今もあまり素行が宜しくないようですね。そのため、私は『腐れ縁』と思っているようです。
腐っても友人ですからね、宿代まで酒につぎ込んでしまったら、教会のささやかな客室で良ければ空けておきますよ。
ルートヴィヒ、苦言はいつものことだろ。別に気にしちゃいねえよ。
腐れ縁というからお前はもう少しオレに冷たいもんだと思ってたんだが
意外と優しいんだな?オレとしちゃあ、もっと厳しく接してくれてもいいくらいだぞ?
死ぬと思ってたから、怒りより友情が優先されたのかね。
オレは村のはずれにあばら家があるんだよ。
お前は知っていることだから話しておくが、元嫁と息子と、住んでいたままになってる。
まあ、男一人暮らしで手入れもしないから庭も荒れ放題だ。
長期村をあけることも多いが、ふらっと教会に顔を出してはお前にちょっかいをかけて
怒られて退散するのが通例ってところだな。
信心が深い方ではないリアリストだから、それもあってお前とは衝突しちまうのかもしれないな。
― 日が傾き始めた頃、宿のレストランで ―
やぁ、カレル殿、変わらず素晴らしい歌声と演奏ですね。すっかり楽しませていただきましたよ。
[…は楽器を片手に近付いてきたカレルを笑顔で迎えると、すっかり冷めた紅茶を飲み干し、友人との会話に花を咲かせた。話の途中でバタバタと階段を往復する友人を見送り、そして戻ってきたカレルの手にある書物に目を細める。]
これはこれは…、私がお願いしていた書物のみならず種子まで手に入れていただけるとは…。またこの実が収穫できる頃にこの村に立ち寄っていただければ、その際は料理して一緒に楽しみましょう。
[…はカレルがラヴィにも革袋から果物を取り出すのをニコニコと見守っていたが、その口から「魔術>>121」の言葉が出た瞬間、急に顔を険しくし勢いよく席を立った。]
魔術…!?カレル殿、そんな父なる神の定めし摂理に背く邪な術の力を借りるとは、なんということを…!
[そこで…は、自分が大声を出していること、そして周囲の注目を集めていることに気づき、気まずそうに咳払いした。驚いて身をすくめるラヴィをそっと撫でると、決まり悪そうな顔をカレルに向け、席に浅く座る。]
…すみません、私としたことが少し気が立ってしまっていたようです。せっかくラヴィのために運んできてくださったものに、失礼致しました。
ラヴィ、貴方は有り難く頂いておきなさい。ただ、申し訳ないが私は、それを頂くわけには参りません。カレル殿、申し訳ないが…。
[…はメイドを呼んで持ち帰り用のパンを注文すると食事の分とパンの会計を行い、書物とパンを布袋にしまって席を立った。]
カレル殿、申し訳ないが夕の祈りの準備があるので、私はひと足早く失礼させていただきますね。また教会にも立ち寄っていただければ幸いです。
ラヴィ、貴方はゆっくり戻ってきていいのですよ。カレル殿とも、お友だちともおしゃべりしたいでしょうし…。
[…はカレルと、そして周囲の客に軽く頭を下げると、静かにその場を去った。]
とりあえずパッション予想!
調剤師 エレオノーレ→ねむねこ
医師 ジークムント→空木
奇術師 ツェーザル→あおい
旅芸人 カレル→ゆりお
ロップイヤー ラヴィ→ミューたん
薔薇影の騎士 アヴェ→菊代
祭壇奉仕者 ユーリエ→シバ
黒魔術信者 カサンドラ→石蕗
賭博師 ディーク→馬塩
墓守 シメオン→あづき
画家 マリエッタ→えびちり
美少女戦士 セーラーローズ→もやエッグ
領主の娘 ドロシー→kanako
司祭 ルートヴィヒ→琥珀
当たる気がしない…。
おお銃士()ルートヴィヒさん。
お一人だけあってますね…ルートヴィヒさんの中身が()
まぁこれは逆に言えば、この人はこの人でないという確定情報でもあるので頑張ってください!
― 夕暮れ前、教会 ―
[…は教会に戻ると外壁のチョークの走り書きを消し、誰もいない礼拝堂に入って扉を閉めると、深く息を吐いた。そして祭壇の前に膝をつき、十字を切って祈りを捧げる。]
天にましますわれらの父よ
われらが人に赦す如く
われらの罪を赦し給え
(折角の友人の好意を無下に扱って、何が「人に赦すが如く」だ。)
われらを試みに引き給わざれ
われらを悪より救い給え
(試みとは、悪とは一体何なのだ。私の先の振る舞いこそが悪ではないのか。)
(神の、教会の示す方向が本当に在るべき姿なのか?妖精の支配のもとでも、皆さんが平和で幸せに生きることこそが在るべき世界なのでは?)
[祈りに集中できない。ふと側に投げ出した布袋から顔を出した書物『ロップイヤーの育て方』を手に取ると、…はパラパラとページをめくって流し読みをした。その何処にも、人語を解するウサギに関する記述はない。]
…ラヴィは、神の作り給うしウサギの在るべき姿ではないのか。
(グラスの底に葡萄酒に沈殿していた澱のように、心に溜まっていた疑念が、ステアしたグラスの葡萄酒同様に濁りを帯び始める。…は小さく、力なく首を小さく横に振ると、静かに立ち上がった。ステンドグラスから透ける日光は、すっかり夕暮れの赤味を帯びて弱くなっている。]
…鐘を、鳴らさなくてはなりません。そして夕の祈りに訪れる方々の為の準備も…。
[…はパンと書物の入った布袋を居住区の食卓に置くと、ケープを脱ぎ捨て鐘楼への階段をのろのろと登り始めた。]
[夜の祈りを終えて居住区に戻ってきた…は、>>159食卓の上の胡蝶蘭と、その脇で眠っているラヴィを見つけた。]
…心配をかけてしまったようですね、すみません、ラヴィ。
[…はラヴィを優しく撫でたが、ラヴィは熟睡しているようで目を覚ます気配はない。…はラヴィを起こさぬようにそっと抱き上げると、ラヴィの部屋にしている客室に運び、寝床に移した。その寝顔を見つめる。]
畑仕事に昼の外出、帰り道は一人で歩かせてしまいました。疲れたのでしょう、小さな身体で…。
[その一方で…の脳裏には、>>136で抱いてしまった疑念が過る。]
(ラヴィは、神の作り給うしウサギの在るべき姿ではない…?)
[…は小さく横に首を振ると部屋を後にし、食卓の胡蝶蘭を硝子の器に水を張ったものに挿し、再び食卓の上に戻した。小さな木皿に昨日のほうれん草の残りを少し盛ると、同様に食卓の上に置く。]
…今日は早く休むことにしますか。
[そうつぶやくと…は夕食もそこそこに私室に戻り、書物を手に取ることもなくベッドに伏した。]
…きっと今夜も、嫌な夢を見るのでしょうね、神よ、我らを試みに引き給わざれ…、
[…はそっとつぶやくと、目を閉じた。眠れないのは分かっていた。]
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