情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
7人目、ゼファー新元首 バルタザール が参加しました。
ゼファー新元首 バルタザールは、瘴狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[ ......カコーン......! ]
......どこだ?ここは?
[ 気づいたら腰布一枚で露天風呂に浮かんでいた。世が世なら温泉殺人事件の絵面だが、幸い人は居ない......かな? ]
― 露天風呂 ―
[ いつまでも浮かんでいても仕方ないのでお湯の中で立ち上がったら...寒かった。 ]
.........氷穴の中...というわけでもなさそうだが。
[ 石で出来た風呂の縁に植えられた木に白い綿のようなものが乗っている。試しに触れたら冷やっとした後溶けて消えた。 ]
これは...雪、か?
[ 高山の山頂等に冬になると積もるという雪......触れた事は無いが、話にだけは聞いている。 ]
.........判らん。
[ とりあえず、腰布一枚では、色々不安なので、あたりを見渡すと、建物の入り口らしいものがすぐ側に見えたので、そちらに向かって歩き出す。 ]
[ 大抵の事には耐えられる程度に鍛えてはいるものの、寒さというのには、やはり慣れない。武器も持たずに腰布一枚というのも、だいぶ、頼りない心地だった。 ]
......これは服のようだな?
[ 建物の中に入ると、ずらりと並んだ棚の中の籠に、なにやら青い文様を染め抜いた布の着衣らしいものと細い帯のセットが畳んで置いてあった。いくつも同じものを並べてあるところを見ると、個人のものというよりどれを使ってもいいものに見える。
どちらにせよ選択肢は他になさそうだったので、一枚拝借することにした。
着方にそう戸惑わなかったが、襟は逆で、ついでにだいぶ、足がはみ出ているという残念っぷりだ。 ]
これは、履物だな。
[ スリッパもなんとなく履き方は判った。ぺたぺたとつんつるてんの浴衣を着た大男が湯殿から廊下へと歩み出す。* ]
/*
わーい、カナン来たー!(しっぽぱたぱた)
[ カナン入るって聞いたから来たに決まってますけどね! ]
『あら、お客様、お寒くありませんか?』
[ 廊下ですれ違った女性が、驚いた顔をしてぱたぱたと奥へ駆け込んだかと思うと茶色い半纏を持って戻ってきた。 ]
『どうぞ、よろしかったらお使いください』
......防寒着か?ところで、ここは...
『あちらにレクリエーションルームもありますし、どうぞ御夕飯までごゆっくりお過ごしくださいませ』
[ 何やら忙しげに女性従業員は半纏を手渡すとぱたぱたと去っていった。男の質問は敢えてスルーしたように見えるが、逃げられてしまったものは仕方ない。 ]
れくりえーしょんるーむ?
[ とりあえず女性の示した方へと向かってみることにした。羽織った半纏はけっこうぬくい。 ]
ん?
[ 目の前に突然現れたのは、何やら危険な空気を感じさせる男だ。>>107 ]
何者だ?
[ 相手の物言いの不遜さよりも、こちらを値踏みするかのような視線に顔をしかめて問いかける。
武器が手元に無いのが、実に残念だったが、明確な敵対の意思も見えないのは幸いか* ]
>>114
温泉利用者...なるほど、ここは保養地か?
[ ゼファーにも温泉はある。火山地帯のごく小さなものだが怪我や病気の軽快に良いと、最近になって保養地として使われるようになった。
しかし、ここはやはりゼファーでは無さそうだ。 ]
試練?
[ 保養地で試練とはこれいかに?...と、疑問に思いはしたものの ]
それがお前の挑戦なら受けて立とう。
[ 挑まれれば受けて立つのがゼファーの流儀......なのだった。* ]
/*
で、まあ、カナンに秘話投げる機会を窺ってるわけだがねwもうちょっとお互いうろうろしてからが面白かろうね。
なるほど、そうか。
[ 癒すためにと口にした男に頷く。>>120見たところ健康そうだが、外見だけでは判らぬ病や怪我もあるだろう。 ]
私は、バルタだ。
[ 挑戦的ではあるが、陰謀めいた匂いは感じられない相手の態度に、いくらか警戒を緩め、名乗りを返す。
そうして、後に続いて脱衣所に入った。 ]
ふむ、ここも浴場か?
[ 先ほど出て来た露天風呂の脱衣所とほぼ同じ作りと見て取り、半纏と浴衣を脱いで再び腰布一枚となる。ヴォルフと名乗った相手も同じ姿だ。
鍛え上げられた身体を見れば、やはり最初に抱いた印象は正しかったかと得心した。 ]
...なるほど、これはなかなかの試練だな。
[ 灼熱の空間に足を踏み入れると、男はにやりと口の端を上げた。
正直に言えば、雪景色の極寒よりも、こちらの方が馴染み深い。* ]
ほう、見ただけで判るか?
[ ヴォルフの言葉に>>130面白い、という表情が浮かぶ。 ]
ふむ、確かに格闘は基本だな。
[ 頷きながら、ふと思い出すのは、子供の頃から何かというと取っ組み合いをしていた、もう一人の元首の顔だ。この部屋の熱さも関係していたか。 ]
温まるのが試練なのか?我慢比べというわけかな。
[ 説明に首を傾げつつも、促されるままに腰掛け、問いかけに目を瞬いた。 ]
いい相手、というと...ああ、最初に感服させられたのは、我が槍の師だな。
[ 多分、そういう事だろう、と、話し始めるのは戦った相手の事だ。槍の師の次は、月下で試合した女神の寵児の事も口に昇ろうか。
最大の好敵手であり、唯一の存在である男の事だけは、容易に口にしないのは、既に習性のようなものだった。** ]
>>141
[ どこか楽しげに合戦の手応えなどと言い出すヴォルフの様子に低く喉を鳴らす。 ]
確かに退屈とは無縁だが、そちらも中々充実していそうに見えるな。
[ そんな感想を返したところで、新たな挑戦を受けることになる。>>142 ]
湖に?なるほど。
[ 灼熱の後の極寒とは耐久力をつける鍛錬にはうってつけかと、一人納得する。 ]
いいだろう、お相手しよう。
[ ゼファーの戦士に挑戦から逃げるという選択肢は存在しない...という以上に、この危険な匂いをさせながら、どこか無垢な気配をもつ男との対戦に心を惹かれていた。
有毒植物には気づいていたが、当たらなければ大したことはない。
当たったとしても、まあ、死にはしないだろうという目算はあった。* ]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新