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――ゾネス 要塞 白狼館――
[アイリ・フォールデンはこの地方を統治するフォールデン家の貴族である。
要塞以外には小さな山村くらいしかないこの地方は岩山が多い地理的要因もあって地方財政は豊かではない
男は兵士として王家に献上し、代わりに莫大な援助と孤児となった女児や女捕虜を引き受けることによって財政を賄っている特異な事情がある。
それ故、この地方の女は男がいない故に特に気が強く、騎士道に対する精神、王に対する忠誠も厚いものである。
アイリも例には洩れず気が強く、弱い男などと言うのは大嫌いである**]
― ゾネス要塞・白狼館 ―
・・・よく来たなドロシーブライアン。
[館の奥にて行われた着任報告。
新しく騎士団に入る新人を前にアイリは玉座に腰掛けて聞く。
入団となるときアイリの目は厳しい目となり足の先から頭の先まで執拗に落ち度を探す。その敬礼、身だしなみ、アイリにとって騎士団とは完璧でなければいけない。
落ち度一つ許さぬ高い基準は新人に早速向けられた。]
・・・ふむ。入団の話は聞いておる。入団は許可しよう。
だが、憧れ?光栄??貴様は何か勘違いしているようだ。
[その身なり、態度はどうやらアイリの基準をクリアしたらしくあっさりと入団は認められた。
しかしアイリは詰め寄る。入団したものは最初に厳しい詰問が待っているのだ。あろうことかこの目の前の新人はアイリの前で言ってはいけないことを言ってしまった。]
ゾネス要塞を守っているのは我々騎士団だ!
このたわけが!我々が守られているとでも言うのか!
我が騎士団に入団したからには掟というものがある。
言い聞かす故、心して聞け!
[怒鳴り声、それはある意味、いつもの光景とも言える。浮かれた新人がまず受ける洗礼は、大なり小なれど、その日は特に厳しいものとなった。アイリは玉座から立ち上がると、コツコツと軍足の音を鳴らしながら近づき。眉間に皺を寄せた。]
― ゾネス要塞・白狼館 ―
・・・よく来たなドロシーブライアン。
[館の奥にて行われた着任報告。
新しく騎士団に入る新人を前にアイリは玉座に腰掛けて聞く。
入団となるときアイリの目は厳しい目となり足の先から頭の先まで執拗に落ち度を探す。その敬礼、身だしなみ、アイリにとって騎士団とは完璧でなければいけない。
落ち度一つ許さぬ高い基準は新人に早速向けられた。]
・・・ふむ。入団の話は聞いておる。入団は許可しよう。
だが、憧れ?光栄??貴様は何か勘違いしているようだ。
[その身なり、態度はどうやらアイリの基準をクリアしたらしくあっさりと入団は認められた。
しかしアイリは詰め寄る。入団したものは最初に厳しい詰問が待っているのだ。あろうことかこの目の前の新人はアイリの前で言ってはいけないことを言ってしまった。]
ゾネス要塞を守っているのは我々騎士団だ!
このたわけが!我々が守られているとでも言うのか!
我が騎士団に入団したからには掟というものがある。
言い聞かす故、心して聞け!
[怒鳴り声、それはある意味、いつもの光景とも言える。浮かれた新人がまず受ける洗礼は、大なり小なれど、その日は特に厳しいものとなった。アイリは玉座から立ち上がると、コツコツと軍足の音を鳴らしながら近づき。眉間に皺を寄せた。]
何が憧れだ!!貴様ら団員は私にとっての駒だ。
駒とは使われるためにいる。貴様は人間では無い。
私が死ねと言えばすぐに死ね!!!
お前のような浮かれ者はすぐに栄光とは無縁に死をくれてやる!
そして私が殺せと言う者はすぐに殺せ。
子はいるか!?親は生きてるか!?
殺して笑えと私は命令するぞ!?
私の命令こそが絶対である。
そう言うところに貴様は来たのだドロシー・ブライアン!
・・・命令だ。直立せよ!!
[そう言ってアイリはドロシーの思いっきり足を踏む。もし痛みに崩れて直立できなければ今度は顔に蹴りが飛ぶだろう**]
何が憧れだ!!貴様ら団員は私にとっての駒だ。
駒とは使われるためにいる。貴様は人間では無い。
私が死ねと言えばすぐに死ね!!!
お前のような浮かれ者はすぐに栄光とは無縁に死をくれてやる!
そして私が殺せと言う者はすぐに殺せ。
子はいるか!?親は生きてるか!?
殺して笑えと私は命令するぞ!?
私の命令こそが絶対である。
そう言うところに貴様は来たのだドロシー・ブライアン!
・・・命令だ。直立せよ!!
[そう言ってアイリはドロシーの思いっきり足を踏む。もし痛みに崩れて直立できなければ今度は顔に蹴りが飛ぶだろう>>82**]
[直立の体勢に足を勢いつけて踏めば、あっさりと崩れる姿勢、間髪いれずにその傾いた顔目掛けて膝があがり、足の甲にて蹴りが飛ぶ。]
・・・・ほお、地面に突っ伏すかと思ったが耐えよる。
[再び最敬礼を示して耐え忍んだ様子に少しの感心を寄せて、ドンっと肩を手で押す。気づけたならばそこには白狼が刻まれた徽章のピンが肩には刺さっているだろう]
・・・どうやらそこらの小娘よりは使えそうだな。
よし、これより手続きに入る故、2日後より任を言い渡そう。
下がってよし。
[そうして下がらせると、名簿を取り出し彼女の名を記載する。
外には別の騎士が待機し要塞内の部屋まで案内してくれるだろう。
終われば新人に与えられる第一の仕事は準備のための非番である。
街に行くもそこにいるもアイリが咎めることは無い。*]
―白狼館―
[一通りの書類の整理を済ませ玉座にふかぶかと腰掛けては休息に目を閉じる。
アイリの本日の予定は忙しく、外には王国からの使者がこの後の面会のために控え、この地方の村の守備隊長が報告のためにその後にまた控えている。先の入団の整理が終わればアイリは雑務に公務と少々疲れを見せていた。
それと言うのもやはり>>5
来月発表されると噂される跡継ぎの話はこの地方でも持ちきりであり、王国からの使者も以前に比べて多くなっている。
表向きは慰問と国境の調査ではあるが、アイリは気づいていた。
以前どこかで文徒の輩と第二王子のことを漏らしたことがある。
どこかでそのことを耳にした王宮の輩が、今度の発表に備えて私自身の動向をおそらくは気にしているのだろう。
総督として中々この地から離れれないこともあって、アイリ自身もまた慎重となり、この話も捨て置けぬ話ではなかった。]
・・・ふう。そろそろ会うか。
[時間にしては10分足らず、瞼の裏に滲んだ鈍い疲れが緩まると、王国からの使者を部屋に通して話を伺った。]
―――お勤めご苦労。
見ての通り国境も私の体調も異変は無い、陛下にはご心配なされぬようにとそうお伝えせよ
[使者へのいつもの返事。使者はありきたりな笑顔で頷いて、私の本心に探りを入れるようにあれこれと無意味な世間話を続けていく。]
・・・ふふ、街では今はそのようなものが流行っておるのか。
ぜひ私も実際に見てみたいものだな。
[街で流行っているファッションの話、巧みに本心を逸らしては使者の話に耳を傾けて興じる。そして話題を逸らしては跡継ぎとは無縁の話で使者とのやりとりを終えた。]
ふんっ!小賢しい話題を振りおって・・・ 誰が引っかかるものか・・・
[話終えると笑っていた顔は真顔と変わり、慰安婦のもてなしへと消えていった使者に溜息を零す。
その後に行われた守備隊長達による報告で近隣に飛び火していく噂に対して規制を促すと、ようやく終わった公務に背を伸ばし、しばらくの開放に玉座でしばし疲れを落とした。]
[公務が終わって仮眠に入ったしばらく後、アイリは玉座から離れ筆を用意してテーブルに羊皮紙を広げた。
親書を書く宛先は第一王子「フェリクス」である。
アイリはフェリクス王子に対してはいつも敬意を示していた。
王子でありながら前線に出ることを厭わない潔い性格と、一つだけ上のさほど変わらない歳で自らが国軍を纏める手腕。
武を誉として育ってきたアイリにとって幼い頃から王子は手本にしてきた存在であり、憧れて続けてきた王に次ぐ絶対の存在でもある。
彼に綴る手紙の内容の多くは、たわいのない世間話の類のものだが、幾重にも往復した手紙の量はいつかは仕える主君として考えれば光栄なことである、また女としてもそのやりとりは純粋に嬉しくもあった。]
あの新人は今何をしている?
[どうせならと思ったのは、アイリが少しだけあの洗礼に耐えた新人に期待を寄せたから。
入ったばかりの新人に新書を持たせるなどは異例のことではあるものの、少し試してみたくなった心が彼女に呼び出しをかける。
彼女が部屋にいるのなら呼び出しの命令はすぐに届くだろう。
そして彼女が来たのなら丸めて封をした親書を渡され、王子に渡してくるように命令を下す。
盗み見られるなど危惧などはしていないものの、どうせ中を見られようとも『疲れを癒すためにたまには白狼館の温泉にでもお浸かりください』くらいことしか書かれていない。まあ、彼女が命令どおりにここにくるならと言う話だが。*]
ああ、よろしく頼む。
[>>169>>170殊の外早く到着したドロシーに親書を渡し、馬を用意させる。
私が第一王子と仲が良いことは知ってる者は知っているし世継ぎの噂がなんであれ控える気もアイリには無かった。
ドロシーが館より出発するのを窓より見れば、アイリもまた要塞に戻るための準備をする。
次は要塞内で罪人を裁かねばならない。気を入れ替えて罪人を繋ぐ地下牢へと足を運んだ。]
―ゾネス要塞 地下牢―
[要塞内にある地下牢に繋がれた一人の若い女性、騎士団に所属しながら、絶対男子禁制であるこの要塞の中において、あろうことか男を匿っていた罪を犯している。
アイリはかつて自分のために尽くしてくれた罪人にため息が溢れる。
事のあらましはこうだった。彼女が匿っていた男は実の子供である。まだ年端も行かぬような子ではあるが、ゾネスの慣わしでは産後は子を引き離し、しかるべき場所で暫く育てた後は男は王宮に兵士として、女は教育を受けることになっている。
この地方ではそれが当然のこととして考えられている。
しかし彼女は母心が芽生え、村にある育成所へと忍びこみ、自分の子を連れ出しては、そのまま逃げもせず要塞に連れてきて隠していたと言うことだった。
男子禁制の要塞において男を入れた場合は、両者ともに死罪である。彼女自身についてはそれの覚悟は出来ていた。
だが問題は子である。
まだ判断の出来ぬ歳、むりやり連れてこられたと言う事情がある故、アイリも死罪にすべきか施設に戻すかを悩んでいた。]
お前の死罪は明後日だ···。
しかし子の命までは取らん···
不安は消えた故、騎士として恥ずかしくない最後を……。
[それだけ伝えると罪人は涙ながらにも感謝して牢を離れた。死罪を申し伝えるのはいつになっても慣れないせいか、アイリの目にもキラリ光るものがあったと言う**]
/*
こちらは暁天サポートセンターです。
お問い合わせありがとうございます
表発言の流れから切り離されたやり取りを、秘話だけで行なわないで欲しいという意味です(上手く伝わったでしょうか?)
ただし、共鳴と赤窓では独立使用を許可していますが、あくまで表を最優先にしていただきたい村建てです
―ある日 王都へと続く道の半ばの森で―
[その日、アイリは要塞に半数の騎士団員を残し、500名の一軍を率いてある深い森を目指していた。
日々あがる報告その中で、最近目立つようになってきたのが森の怪物の話である。
その報告をまとめた内容はこうだった―――。
「灰色でカサカサとした肌は悪魔のように乾き、大きく二本の牙をむき出しにして雨を降らせながら吠え渡る。
細長く絡みつく一本の腕を顔の前で振り回すこともあれば、時にはそれで棒を振り回し、その巨体は6Mを超えて木をなぎ倒す」。
アイリは武者震いをした。
国境を厳重に守ってはいるもののここ最近は至って平穏であり、武功をたてる機会などは遠ざかっている。
舞台となる現場は王都とゾネスの中間であるからして王宮にもその報告はあがってきているだろう。
本当に怪物が存在するのならば退治しなければいけない。
武門の誉れとして王にゾネスの白狼騎士団の存在を示すには打って付けの相手であり、出世ばかりを考えている王宮の者達に万が一でも先に奪われてはならぬと闘争心に火をつけた。500の女騎士団は全員が武装した馬に乗り、煌びやかな銀色の鎧を纏って森へと向かう]
/*秘話は話した 伝えたなどの動作が必要と言うことでいいですか?
赤、共鳴窓の発言は、回りが知らない設定を付与してもOKということでいいのでしょうか?
/*
そうですね〜…秘話に関しては大体そのような感じですが、もう少し緩く捉えてくださっても大丈夫ですよ
エピで全ログが公開された時に、上から順番に読んで、秘話部分が表の流れを無視した使い方になっていなければいいなぁ、といった感じです
たとえば、恋人同士のラブシーンなどで、表発言では暗転まで描写し、暗転した先の内容を秘話で描写して、夜が明けてからの場面を再び表に記載する、なんて使い方もアリです
(表と秘話がちゃんとつながって読めればOKです)
赤や共鳴窓では表の流れを無視した使い方が出来ます
周りが知らない設定を付与することも(あれば)できますよ。
/*
秘話の独立使用の禁止が意図するところは、秘話に入りすぎて表発言をおろそかにしたり(俗にいう秘話への引きこもり)や、表に情報を出さず、場が動かなくなるような使い方は、避けていただきたい、という思いから来ています。
あくまで表発言での動きを最優先としていただきたい。
捉え方や解釈には多少個人差はあると思いますが、参加者一人一人が、表発言を最優先とする配慮をしていただけたら良いな、と思ってます
/*
急に失礼します。
リヒャルトとの出自であるラバル家は代々軍事に強い貴族関係と婚姻を結んできたという背景があり、
アイリとの見合いの話があるという話をしていいでしょうか?
こちらは見合いの話があるというくらいしかまだ考えてないので
それ以上は煮るなり焼くなりしていただいても大丈夫です。
/* おー、面白そうですね!ぜひやっちゃいましょう。
どう対応するかは夜考えておきますね
―白狼館―
[昨日から訪れている王宮からの慰問の使者。
昨夜は白狼館に滞在する慰安婦達のもてなしに満足したようで、帰りの前に挨拶でもとアイリは白狼館へと赴いていた]
使者殿、昨夜は楽しめたかみたいで何よりだ。
温泉も悪くないものであろう?
お帰りの前にいくつか土産を持たせたくてな。
挨拶も兼ねて見送りに来た。
[脂ぎった笑顔を見せる使者、慰労の礼にと王への贈り物と使者への礼の品を白狼館の前に用意させると館の外まで使者を見送り立ち去るのを待った。
アイリとて、王の動向は気になるもの、特に世継ぎに関しては、自分が憧れるフェリクス王子が選ばれて欲しいと言う願いはある。
アイリは自然にそれが行われるよう、王への土産の中にいくつか諸外国の都市が記された地図を何枚か含ませた。
地図自体は装飾を凝らした手に入れようと思えば簡単に手に入る程度の内容のものでしかないが、その一枚だけは金山の位置が記された近隣諸国の地図を紛れこませている。
侵攻する意思を誘う狙いとアイリに意図があるように見せることを暗に盛り込むことで、戦争に備えた後継者。
そう思考が少しでも傾いてくれればとアイリは遠く去りゆく使者を見つめて願いを託した。*]
/*
すまん、確認したい。
化け物退治したのはドロシーにお使いを頼む前の話だろうか?
今の時間軸では化け物を退治した、という過去形で大丈夫だろうか?
―ラバル家との婚姻―
[使者の見送りが無事終わり、館に戻って一息をつく。
この後は政務を控えているが、その前に一枚の手紙を広げる。]
ふう・・・。
そろそろ返事をせねばならんか・・・・・・。
[手紙の差出人には元老院の肩書きとラバルの名の文字、婚姻を促す内容にアイリはその返答に悩んでいた。
アイリは当主である以上、いつかは子を孕み、フォールデン家の未来のことも考えねばいけない。しかし、女の中にいてはその機会も少なく、これまでの申し出などは取るに足らない端貴族。
意識することも無く気がつけば自分ももう婚期は過ぎている。
子を成すには年齢のことも考えなければならない。
小さな頃からのフェリクス王子への憧れはあるものの所詮は臣下の身、夢物語のようなことは起きてはならず、望んでもいけないことも十分にわかっている。子供の時期は過ぎたのだ。
ラバル家の申し出は時期としてアイリにとっては悪くない話ではあった。
家格、実力、身分、そして息子もフェリクス王子と繋がり深いことも聞いている。
亡き母が当主の頃ならばそれこそあっさり決まっていたであろう]
いつまでも、子供ではいられぬ・・・・・・この話、受けるか・・・・・・
[館の壁に掛かる歴代当主の肖像画、アイリも知る祖母や母の前で決断をする。
そして羊皮紙と筆をとると、フォールデン家当主として婚姻承知の旨と取り纏めの依頼を正式な書簡として早馬に向かわせた。]
さて、次は・・・参謀殿への報告がまだだったな・・・・・・。
[早馬を出すと今度は公務の報告書類の作成である。
慰労の使者には既にここの状況は至って変わらずと伝えてはいるものの何かとあやつは五月蝿い。
アイリは正直なところ、掴みどころのない独特の口調が特徴の参謀アレクシス・レグザが苦手である。
かつては剣を教え、軍を率いて南で戦ったと聞くが、いまいち会ったときの軽そうな印象とマメに報告を催促される相反した態度に辟易していた]
・・・・・
[それでも真面目に書類へ目を通し、報告書を整理するのはアイリの性格故と彼が"ラメール参謀総長"と言うトップクラスの肩書きを持っているからであろう。
備蓄する兵糧や武器の数、兵士の稼動状況に近隣諸国の動向とその見解。幾重にも重なる書類を前に腕を捲くり、部下と共にようやくにして終わらせると玉座に深く腰掛けて疲れに息を落とした。]
ふう・・・終わったか。
明日にでもこれは届けさせるとして次は何が残っている・・・?
[傍らで公務を一緒に行う側近達と共にその日にせねばならないことに精を費やすアイリがいた*]
/* 一年前〜数年前と言う認識でいます。討ち取ったでも構いませんが、怪物は象です。
/*
そんな前だったのか!ありがとう!
まさかの象とは驚きだ。此方も合わせてやってみる。
拾うのが遅れてすまない、とだけ言わせて欲しい。
―ある日 森の怪物退治―
[500の白狼騎士団を引き連れたアイリ、王都へと攻め込むとも誤解されかねないこれだけの数まで動員したのは意図があった。
もちろんこの動員は使者を出して王宮側へも伝えているが、近隣の村や街の知らない者から見れば異様な光景だったかもしれない。]
これより報告にあがった森に着く、
各自、森への四方の道を塞ぎ誰も森には入れさせるな!!
[騎士団は森の近くに到着すると、100人隊ずつに分かれ森の東西南北道らしき道へと向かって入り口を塞ぐ。
怪物退治と言う訓練には持ってこいの状況、存在を知らしめるに絶好の機会に邪魔などさせたくないアイリの命令を受けてのことだ。
彼女らは例えそれが王子でも、道を簡単には譲ろうとはしないだろう。]
―ある日 森の怪物退治A―
これより怪物を見かけたならすぐに報告せよ!
生け捕りにして我が騎士団の存在を国中に知らしめる!
[本隊精鋭となる100人が森に入り、森の中でさらに5隊へと分けられ怪物の捜索が始まった。
怪物に対する恐れも懸念もない、武人としての自負と騎士団に対する過信がアイリの中にはあった。
何が現れようと怪物など我らの敵では無い
そんな思いがアイリにはあった。
程無くしてその怪物の正体を自身が見ることとなる。
実際にいた怪物は報告よりさらに大きく、見たことないほど巨大で凶暴な動物であった。]
・・・こ、これは・・・・・・
[知見のあるものならばそれが象であることは気づけたかもしれない。しかしアイリはその存在を始めてみる。
目の前の怪物は大勢の侵入者を前に興奮し、馬はその巨体の圧倒的な迫力を前に怖気づき、隊は乱れる。
分けに分けた20人までなっている騎士団目掛けて象は突進してくる。乱れた馬に振り落とされる団員達、隊は混乱に陥った。*]
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