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─酒場内、カウンター席にて─>>89グレートヒェン
[頭を撫でれば流石に抗議されてしまいました。子供扱いするな、と。だけれど、男にとっては彼女はどちらにしろとても若いお嬢さんなのです。
少し目を見開いた後に、思わずクスクスと笑ってしまいました。
子供扱いしないのなら、どう言う反応が良いのでしょう?
それならば、と男は相手の片手を取ろうとします。
そしてその手が取れたなら、恭しくその手の甲に唇を寄せるつもりです]
子供扱いするなと言うなら、レディとして振る舞えば良いのかね?
けれど、どうにもこう………。
背丈が。
[自分と相手は30センチ定規ほど背丈の差があるようです。
相手を見下ろし、その頭のテッペンを眺めました。
つい、手を置きやすいところに頭があるのです]
─酒場内、カウンター席にて─>>96グレートヒェン
[彼女の手の甲に唇を寄せると、少しだけ彼女の纏う空気が変わったようです。
どうしたのでしょうか。盗賊のおっさんは嫌い?いきなりこんな気障な事をして嫌がられてしまったのでしょうか。
ああ、だから自分は女性との距離は苦手なのです。
触れて良いのかいけないのか、心の鍵を見つける前に逃げられてしまうのが常なのです。距離感が掴めないおっさんが悪い盗賊の技術のうちに"ハートを盗む"なんてものもあった筈ですが、この男は終ぞその技術は身に付けることが出来ませんでした。
ですが、それで良かったのかもしれません。
その代わり、罠抜けや鍵開けの技術はピカイチなのですから。パーティの魔法使いがそれらに代わる魔法を覚えてお役御免にされたのですけれども。]
はは、しかし女性は小柄でも可愛らしいから良いとは思うがね。
小柄は小柄で、入り込めない場所に進入できたりするかもしれない。
[だけど、思い浮かべたのは冒険の風景です。
自分で言って、思わず肩をすくめてしまいました。
ともかく可愛らしいのだから良いではないかと、男は笑みを深めます。
彼女とはそれからどのくらい話していたことでしょう。
男はまた新たなカクテルを店長に頼むのでした]**
/*
さて、無理せず寝ます。
いつインフルエンザなるかわからないので(シロメ・息子インフルエンザ中
それにしても、皆さんどれを希望しているか楽しみ…♡
/*
たぶん、カサンドラさん秋月さん、エレオノーレさんもるん、ハンスさんツナさん、グレートヒェンさんエリザさんかな。
他はまったくわからんw秋月さんも違ったりしてw
─酒場内、カウンター席にて─
[別に、グレートヒェンだから子供扱いしている訳では無いのです。
この男はここ最近、冒険者仲間の内では中堅よりも長めに冒険を続けてきた1人に入り始めていましたから、どうしても若輩者たちを見守る立場が増えてきてしまっているのです。
グレートヒェンと暫し歓談した後に見送り、彼女が彼女と同じように若い娘と話し始めたのを見れば視線を外してグラスを傾けました。
盗賊の技術は、旅の初期には必要不可欠なものです。
ですが、いずれ魔法使いが成長し鍵開けや罠抜けの魔法を覚えたりすると、お役御免になることは勇者パーティに限らずよく聞く話です。
中には、魔物討伐の済んだダンジョンに、宝の取り残しが無いか確認の為だけに駆り出される盗賊仲間もいるようですが]
……それも、勇者たちに根刮ぎ取られているのだろうかね。
そうでなければ、残された宝を探す旅、なんて言うのも良さそうだが。
[勇者やその他冒険者たちの活躍により、この世界の謎はその多くが解かれ魔物もいなくなってしまいました。
それでも、宝は何処かにまだ眠っているのでしょうか?
もし、そんな話があれば男も故郷に戻るのではなく新たな旅に出るかもしれません。
ただ、男は嫌でした。
ただの泥棒や墓荒らしたちと、冒険者の盗賊を一緒にされる事だけは我慢なりません。
イェンスのナンパは上手くいったでしょうか。
他にも冒険者達が集まっては飲み食いし、最近あまり見られなかった賑やかさが店内に溢れています。
それも、酒場か終わるからでしょう。
その光景を店主はどんな風に思っているのやら。
チラリと見た仮面越しには、伺い知ることは出来ませんでした]
─酒場内、カウンター席から─
[しばらくの間、そうして考えを巡らせてはみましたが、頭で考えるだけでは何も始まりません。
カクテルのグラスを空けて、新たな一杯を店主に注文しました]
……ここに集まるような冒険者たちが、その行く末をある程度決めるまで店を保ってはくれないものかね?
[そんな風に店主にぼやいてみましたが、店主の反応はどんなものだったでしょう。
仮面越しには感情を読み取れないまま終わったやり取りに、また一人ため息です。
そして、ふと辺りを見渡せば一人になっているらしい女性に気付き、近づいてみることにしました]
やあ、確か……カサンドラだったかな。
精霊使いの。
[冒険者としては長い方。どうやら名前と職業は辛うじて確り覚えていたようです。
相手の傍に立ち、グラスを持った手を軽く掲げながら笑みを向けました]
今日は珍しい人が多いようだね。
かつて見た顔も新しく見る顔もそれぞれにここに思いがあるのだろう。
─酒場内、カウンター席から─>>138>>139カサンドラ
ああ、失礼。私はクレメンス。
君の噂はほんの少し……私もここにいて長いからね。
[名前を思い出してもらえないのも無理はありません、自分もまたかつては勇者のパーティにいてここには長く訪れていない期間もあったのですから。色々あって打ち切られましたけれども。
ですから改めて彼女に名前を告げました。カウンターテーブルにグラスを置いて、頬杖をつきながらその横顔を見守ります]
常連もそうだが、ここは多くの冒険者の始まりの場でもあるからね。
出会いと別れの酒場。ここの他にもあるのかもしれないが……。
ここに集うような冒険者たちが次に何をすべきか決める前に、一番先にここが失われてしまうのは確かに残念でならない。
[男は静かに頷きます。
勇者とパーティを組む前、自分も駆け出しだった頃。そんな頃もここが起点、始まりでした。
その場所が無くなってしまうのですから、寂しさもひとしおです。
少しだけ目を細めて、けれど目を閉じては頭を軽く横に振りました。
感傷に浸っていても立ち止まってしまうだけです]
こうして感傷に浸りすぎて我々冒険者が動けなくなる前に、なんて配慮なのかもしれないがね。
私は故郷に戻ろうと思っているよ。
鍵開けや罠抜けの技術や、様々な鍵開けの道具を作って暮らすのも悪くない、かもしれないからね。
だが、そうなるとこの国にはまた暫く戻れなくなるからね……。
[男の故郷は海の向こうです。
港町まで出て、そこから更に船に乗り向かう西の土地。
ただ、故郷の兄弟たちを思うと少しだけその視線が下へと向けられました。
だって、男の実家は盗賊家業なんてしていませんもの。
冒険者とはいえ盗賊として生計を立ててきた自分は彼らにどんな目で映るやら、今から不安と言えば不安です。
けれど今は女性の前。
気を取り直そうとグラスを干してから、改めて質問を向けました]
君は、これからどうするつもりなのかね?
また新たに旅に出る、そんな話も他の客からは出ていたが。
[>>159視線を感じた気がしましたが、気のせいだったのでしょうか。おじさんの自意識過剰?胸についてふと考えていたのが表に出てしまっていたのだとしたら、このおじさん相当情けないことでしょう。
カサンドラさんとはそれからどのくらい話していたのか。
それを終えた後、ニコリと微笑んではみせるのでした。
男は酒に弱くはありませんが強くもありません。
少しだけ、酔いが回ってきているようです。
おつまみも何も食べていませんでしたもの]
[>>159視線を感じた気がしましたが、気のせいだったのでしょうか。おじさんの自意識過剰?胸についてふと考えていたのが表に出てしまっていたのだとしたら、このおじさん相当情けないことでしょう。
カサンドラさんとはそれからどのくらい話していたのか。
それを終えた後、ふとアリーセの存在に気づけばニコリと微笑んではみせるのでした。
男は酒に弱くはありませんが強くもありません。
少しだけ、酔いが回ってきているようです。
おつまみも何も食べていませんでしたもの]
─酒場内、カウンター席から─>>163アリーセ
オジサマ、か。
……確かに少し、酔いが回るのが早いようだ。
しかし、こう……飲みながらだとつい食べ過ぎてしまわないかね?
アリーセたちのように若けば良いが。
[それなりに鍛えてある体です。
盗賊とは言え、ナイフでの近接戦はそこそこできるのです。本格的な戦士や武闘家たちには劣りますが、その体自体は引き締めを意識してきていました。
店主にはナッツの盛り合わせを頼みましょう。お皿に乗ったそれを受け取り飛んできた投げキスを華麗にスルーして早速1つ口の中に放り込みました。
カリカリと小気味良い音が口の中に響き、ナッツの香ばしさと甘みがお酒にとてもよく合います]
確か、君は武闘家だったかな。
確かに君のような冒険者はしっかり食べねばならないだろうね。
……しかし、君はこれからどうするつもりかね?
[カラン、とグラスの中の氷が溶けて音を立てます。
微かに目元を赤くしたまま、視線をアリーセへと向けるのでした]
─酒場内、カウンター席から─>>168アリーセ
いやその、オジサマは流石にやめてくれないかね?
その呼ばれ方は実際の年以上に……その。
[老けて見えてしまいそうだ、とは流石に口にしないまま苦笑を浮かべます。
相手のとろりとした瞳には気付きましたが、すっと手を伸ばして相手の頬にその指先を伸ばしました。
少し節くれだった骨ばった手。
その乾いた指先で、相手の頬を軽く摘むつもりです]
矢張り皆旅に出るのだね。
しかし修行の旅か。
……私の場合は宝探しとでも言われねばやる気が出なくてね。
[旅に出るつもりは今のところありませんでした。
それは自分の歳のせいなのかもしれません。そっと小さくため息をつきます。
それでも、自分が思ったより皆が沈んでいないのは良いことだったのかもしれません]
─少し前、カウンター席から─>>169>>170>>171カサンドラ
美しい精霊使いの女性がいる、と。
[軽く酔ったその口は滑らかに歯が浮くような気障な台詞を紡ぎ出しました。
その噂は嘘ではありません、それが█▓░░▓年前の事であろうが、今であろうが、彼女の美しさにはきっと変わりは無かったでしょうから。
年齢を重ねて美しさに磨きがかかっているかもしれません。
"ハートを盗む"技術は無くても、だからと言ってハートを容易く盗まれるほど男も若くはありませんでしたが。
視線の高さは相手とほぼ同じでしょう。
自分も相手の隣へと腰掛ければ、またこちらの視線の方が高くなるのでしょうか]
私がここで仲間を見つけたのはまだ16の頃だったね。本当に懐かしい。
その頃の倍は生きて、冒険者でなかった時間の方が短くなってきてしまったけれども。
……だが、冒険者になった事は後悔はしていないね。
[故郷を飛び出して、海を越えてここに来たのです。
そして必死に自分にできることを探してこの形になったのです。
今は何もかもが懐かしい。
そう思いながら、あえて深く何年前かなんて聞いたりはしません、野暮ですもの]
赤字………ああ、ツケで飲む冒険者も多かったろうし、駆け出しの頃は賄いを食べさせてもらった頃もあったね。
店主は親切、だからこそ……経営は厳しかったのかもしれないね。
[それを思えば。
もしかしたら店主の格好は趣味では無く、ストレスの表れのような気すらしてきました。
仮面を被る事で、様々な感情を隠し全てを受け入れる母のように振舞いたかったのかもしれません。本当の母親業をしている人たちには怒られそうですしそもそも男でしたが。
そんな風に店主に同情と感謝を感じていた矢先に、彼女には故郷がないと知らされて目を僅かに見開きました]
……先程、イェンスには冗談半分で告げたが、身を固めてしまうのも1つなのかもしれないね。
君のような魅力的な女性なら引く手数多だろう?
故郷が無くても愛しい相手と居を構えて身を固めて愛を育み家庭を作る。
それも、一つの在り方では無いのかね?
[落ち着いている彼女は、若々しさよりは円熟した落ち着きを感じます。
年齢を聞くような野暮な事は決していたしません。恋も、何歳になってもして良いものです。
だけれど、彼女にはこれが一つのきっかけになっても良いのでは無いかと思えました。
冒険をやめて、一つのところに落ち着くのも。
勿論、それを望まず新たな旅に出るのも正解の一つなのでしょう]
平和を満喫するには、それも一つだと思うのだが……?
[此方も首を軽く傾げます。
彼女の瞳を真っ直ぐに見つめてみるのでした]
─カウンター席から─>>179>>180アリーセ
[呼びやすいから。
謝ってもらいながらもそんな風に言われれば、男はふむと何かを考えついたようです。
ニヤリとその口の端が軽く上がりました。
相手の柔らかな頬をふにふにと触って遊びながら、こんな風に話しかけてみます]
直してくれるならば光栄だがね、先ほど呼ばれた分として。
……アリーセお嬢様。
残念ながらそのような宝、勇者たちが根刮ぎ奪い取って行ったと噂が御座います。
今、勇者たちに暴かれていない洞窟はどれだけあるのでしょうか?
そのような場所があるならば喜んで馳せ参じるでしょうが、………。
ああ、堅苦しい。
[折角なので呼び名に合わせた口調に変えてみましたが、肩が凝ってきたようです。
相手からも手を引いて、首に手を添えると左右にゆっくりと曲げました。
バキバキ、よろしくない音が響きます]
意趣返しにお嬢様としてみたが、ドレスを着ておとなしくしていればアリーセも十分清楚なお嬢様に見えるだろうな。
そのままでも十分に可愛らしいが。
まあ、私は故郷に帰って盗賊の技術を伝えようかと思う。
後世に魔王が蘇らんとも限らないからね。
─少し前、カウンター席から─>>189>>190>>191カサンドラ
いや、私はそちらの技術はてんでダメでね。
心を盗むその前に心に触れる事すら躊躇われる、その鍵を開ける前に触れる事すら叶わない。
その勇気が無いだけだと師匠にはどやされたものだがね。
[そもそも、人の心を盗むのも盗賊の技術だなんて。それなら、自分よりも盗賊に向く人物は沢山いると男は考えてしまいます。
確かに、宝箱なら。抜け出さなければいけないん罠ならば。
自分の為にも仲間の為にもそこに手を伸ばし危険を冒してそれを解除することを男は厭いません。
ですが、人の心を盗んだ後はどうすれば良いのでしょう。
きっとそこに答えを見出せなかったのか男がこの技術を得られなかった一番の原因なのです。
それ程までに欲しい相手が居たなら、また違ったのかもしれませんが、人の心を無責任に盗む気には到底なれなかったのでした]
確かに野宿は、女性には厳しいものもあるだろうね。
わざわざ寒く暗い中、魔物の危険は無いとは言え野生動物だって危険だろうし……たまのキャンプとは違ってくるからね。
私も進んでしようとは思えないな。
………………あー……………。
[女性には冷たい。店主の態度の違和感は、別に自分だけが感じていたものではないようです。変態だし。
そんな事を一瞬考えては咳払いで誤魔化してしまうのでした。
視線が泳いでしまったので、もしかしたら妙な事を考えてしまったのが見透かされてしまうかもしれませんがこれ以上どうしようもありません。
それでも、ここの店主に良くしてもらった冒険者たちは数え切れないほどいる筈です。
それを思えば、今日集まっているだけでも少ない方でしょうか。
遠くに遠征したままなのか、祝賀会に混ざっているのか、はたまたどこかで消えてしまったのか、冒険を諦めてしまったのか。
出来れば皆が息災であるようにと、男は願ってやみません。
引きつり笑いになりそうになった手遅れな顔の両側を手で挟み込み、何とか表情を普段のものに戻すのでした]
おや、奇遇だね。私も冒険にばかりかまけてそう言う類にはなかなか。
そんな私からでは何とも有り難みが無いだろうがこれを差し上げよう。
[男はそう言って、懐からチャームを取り出しました。
人魚が桃色の石を抱いている形の銀色のチャームです。
鎖に繋がれたそれをチャリ、と小さな音を立てて差し出しては相手の手の上に乗せようとしました。
受け取ってくれたでしょうか]
それは愛と出会いの御守りらしいよ。
最近、海辺の洞窟で手に入れて鑑定してもらった所だ。
しかし、可愛らしい形と色味だから、私のような男が持ち歩くには少々気が引けてね。
まあ婚活は……いっそ、自分がそう言った"出会いの場"を作るのも良いのかもしれない。
"出会いを求める酒場"のような?
[最後の方は真面目に答えて見せました。
そう言えば、ここは出会いと"別れ"の酒場だった筈です。
案外………]
……店主も、似たような事を考えていたりするのだろうか。
[ここを、仕切り直して出会いの場にする。別れの言葉を消すのかと思いました。
でも、そう言う意味の出会いの場であの店主……と考えて少し青ざめ首を横に振って考えを打ち消してしまいます。悪い想像しか出来なかったなんてそんな。
代わりに、彼女の手を取り手の甲に口付けましょうか]
カサンドラ、君の行き先に幸いあらん事を。
君のように聡明で美しい女性なら、引く手数多だと思うよ、心からね。
─カウンター席から─>>195>>196>>197アリーセ
[彼女が噴き出せばオジサマ呼びの溜飲も下がるものです。
お嬢様、と呼ぶ事に此方は特に違和感はありませんでしたから。
若い娘さんはみんなお嬢さん、それを様と呼びかえるくらいです。
その後にむくれながら「自分が可愛いはない」と言う彼女には心底驚いて目を丸くしてしまいました]
おや、君はとても可愛らしく思えるがね。
まあ、年上だからこそそう思ってしまうのもあるかもしれないが。
きっと、将来は可愛らしい、パワフルなお嫁さんになるのだろうね。
……旦那は尻に敷かれてはしまいそうだ。
[同じ武闘家、若しくは戦士でも無ければ武闘家の彼女には勝ち目が無いように思えました。
いえ、もしかしたら、同じ武闘家や戦士でも女性には勝てないものなのかもしれません。
想像して目を細めては、思わず苦い笑みを零すのでした。
自分も、駆け出しの武闘家ならまだしも、彼女にはもう勝てそうにありません。
女性を進んで打ち負かすつもりもありませんし、盗賊の自分は逃げるが勝ちとなるでしょう]
しかし、鍵開けの技術が発達しすぎたら……悪用される事もあるだろうからね。
錠と鍵。その両方を作る技術でも学ぶべきかもしれない。
[先ずは故郷で、自分を受け入れてもらう事が先でしょう。
それを思えば頭が痛いですが、腕組みをして黙り込んでしまいました]
>>224>>225>>226カサンドラ
気づかずに……ふむ。
だとしたらその人たちには申し訳ないが、いつ語る言葉も偽りは無いのでね。
もし心揺れてくれていたなら、此方を振り向いてくれたなら気付けたかもしれないのだが。
[首を捻って過去を振り返ります。
流石に、一度も浮いた話が無かったとは言いません。別の意味で魔法使いや妖精さんではありませんから。
ただ、身も心も燃えるような恋をしたか、と尋ねられたなら首を縦に振ることは出来ないでしょう。
女性の心は摩訶不思議。
それとも若い頃は不思議と思っていても、今ならそれをもう少しは理解できるのでしょうか]
はは、男は女性と違ってつい食べたいだけ食べる時もあるからね、それは大変そうだ。
保存食料も持ち歩くには限度があるだろうしね。
[相手は咳払いで終わらせましたが、そこには軽く同意して見せます。
女の身では、男には想像もつかない苦労もあったでしょう。
若しかしたら、男である自分には理解できない類の苦労もあったかもしれません。
ですが、相手の語る言葉を受け止める程度にして、そのまま別の会話を楽しみます]
恋の相手、か。
……肝心の相手には見向きもされない、なんてことになりそうだがね。
理想は高いつもりは無いのだが、どうちも浮いた話とは縁遠い。
………いや、私よりも君の方が似合いそうだからね、カサンドラ。
君なら………。
[これが胸元に光っていても似合いそうだから。
そんな風に告げようとして止めました。
これは鎖付きのただのチャーム、アミュレットです。
ペンダントにすれば良さそうですが、男が女にペンダントやネックレスを贈るその意味をこの男も知っていましたから。
好意はあるでしょう、ですが、そこに重い意味を込めてはいけない気がしました。
だから、ただ笑って誤魔化してみせます]
ぐっ。
[けれど。男男男男と、店主の目論見について男のためだけと止めに言われれば言葉に詰まります。
あり得そうで怖かったのです。
ごほん、と大袈裟に咳払いをして、肩を竦めて誤魔化しました]
おやこれは手厳しい。
手の甲への口付けくらいはレディへの挨拶かと思えたのだがね。
では、改めてカサンドラ。
その手をとっても?
[一度、その手は逃げられてしまいましたが、改めてその手に己の手を伸ばします。
断られても仕方がありませんが、もし許可を得られれば今度は口付けをするフリ、だけしてみせるでしょう]
>>246>>247>>250アリーセ
私は可愛らしいも美しいも本気で言っているのだがね……?
[誰にでも。それはある意味、当たってはいるのでしょう。
可愛らしいと思えば素直に口にしますし、美しいと思えばそれも素直に口にします。
それが自然なことだと今のところは考えているからです。
けれど、目の前の彼女もまた結婚の相手から探さないといけないらしい言葉には思わず肩を揺らして笑ってしまいました]
ここの男たちは見る目が無いらしい。
それとも君の場合は君が強すぎるのかね?
[明るく笑い飛ばしてみましたが、故郷のことを考えるとほんの少し暗い気持ちになってしまいます。
ふと視線に気づき、首をゆるりと降って見せました]
どうやら少し酔ったようだ。
早めにお暇するとしよう。
また今度、アリーセ。
[ひらりと手を振ると二階の宿に向かいます。
適当な部屋を取り、身を清めてからベッドに沈んだのでした]*
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