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白の騎士 ジークムント が見物人として参加しました。
白の騎士 ジークムントは、見物人 を希望しました(他の人には見えません)。
― サイプレス王国・ラヴァンディエ邸 ―
レイディ?居るか?
[ ファミーユの部屋の外から>>9ノックの音と共に、声がかかる。返答があれば、入ってくるのは白い軍服に身を包んだ男。
かつて「白の剣士」と呼ばれた青年は、年を経て、女領主となったファミーユに付き従う「白の騎士」として知られるようになっていた ]
少し休憩しないか?お茶を煎れてきた。
[使用人に任せる事無く運んで来たのは、彼特製の、ファミーユも気に入りと知っている香草茶。添えられた菓子は、からす麦を使った素朴な焼き菓子だった。フロイラインからレイディへと呼び名は変わっても、普段は気安い態度と口調に変化はない。しかしそれも、既に周囲には当然のこと、と、受け入れられていた]
この菓子はコリルスの土産だ。皆、元気だったぜ。頑張りすぎて無理しないように、てのが、伝言だとさ。
[かつての内乱を共に戦った仲間達は、今は、それぞれの役目や夢を果たそうと生きている。再び戦乱が訪れれば共に戦うこともあるだろうが、それはまだ幸いに現実とはなっていなかった]
コリルスの商人達に、万一のための食料の備蓄場所を街単位でも備えてくれるように頼んできた。やっぱりあの街が領内の要だからな。護りを固めるには手をかけるに越したことはない。そこんとこも皆判ってるみたいで快諾してくれたぜ。
[お茶を用意しながら、さらりと告げるのはコリルスへと出かけた理由と、結果の報告。事前に領主たるファミーユに計りはせずに独断で行った事だが、彼女はそれを余計な事と怒りはしないだろう。男は、公の権限こそ持たないが、戦友達との繋がりと人脈によって、ファミーユの施政を、武人としてばかりではなく、裏から支え続けていた]
ほら、少しゆっくりしろ。俺が傍にいる時くらいはな。
[やがて香り立つ香草茶を差し出して、微笑みかける表情は、領主に仕える騎士としてではなく、愛する女性に男として向けるもの*]
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