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拾われ陣営決めの時のシンクロと良い、何も言わずに通じてる部分があって楽しい。
事前に色々聞きたいこととかをメモしたんだけど、シメオンの性格や考え方が確定して無い時期のメモなんで、使えない部分もありそうだな。
尚、シルキーとアレクシスに対して、
・菓子作りたいんで厨房貸して
などと言うふざけたメモも書かれていることを記しておく(
でもこれ、対ソマリでやることになりそうかな。
>>48とか>>50とか、俺へのラブコールだろ?(
― 回想/漂着時 ―
[突破まであと少し。
暴風を抜け切るその手前で、一際激しい風が唸りを上げた>>44]
ぐっ ぅ!
[飛行船を引き裂く衝撃に船体が大きく揺れる。
直後に訪れた無風空間を待つ間も無く、放り出された乗員達も居たはずだ。
シメオンはカナンの脱出を見ることも無く、一時的な船体の維持に注力する]
[引き裂かれた船体が無風空間にて航行出来たのはたったの数秒。
動力も直ぐに沈黙し、後は落ちるだけとなった]
俺達も出るぞ!
[共に操縦室に居た乗員の首根っこを掴み、船体の裂け目から身を躍らせる。
しかし既に落ち始めていたために高度は足りず、パラシュートが開ききる前に身体は水面へと落ちた。
落下位置が海だったのはきっと幸いだったろう。
気を失いはしたものの、潮の流れは飛行船の残骸と共にシメオンを陸地へと誘った]
[意識を取り戻したのはベッドの上。
その場所がどこなのか、把握出来たのは家主が現れてからのことだった]
アンタが助けてくれたのか…。
助かった、礼を言う。
[姿を現した壮年の男性に視線を向け、感謝を口にする。
他にも救助された者が居ると聞けば、僅かばかり安堵の色を浮かべた]
その、救助した奴の中に、カナンって奴は、居たか?
[真っ先に案ずるのは上官であり友でもある同郷の士。
名を出し問うが、この屋敷には居ないらしい]
てことは、……どっか、別んところに。
[直ぐの再会は叶わないようだ。
ふ、と短く息を吐くと、一度瞳を閉じ念じてみる]
───カナン、聞こえるか?
[自分達だけに届く声。
この声が返れば安否は分かる。
自分のように意識を失っている可能性があるため、声が返らずとも諦めず、定期的に呼びかけを続けた]
[それから体調が落ち着いた頃、シメオンは己の救助者でありこの屋敷の家主たるクレメンスに願い出る]
動けるようになったら、この国の政治的中枢がある場所に行きたい。
この国のお偉いさんにお願い事しなきゃなんねーんだ。
[何をする気だと聞かれるなら、親善大使代理、なんて嘯いて。
更にはこんな問いかけを投げかけた]
それからさ、この国の歴史を学べる場所って近くにあるか?
この国のこと、もっと知りてーんだ。
[歴史家としての性が早くも騒ぎ出していた*]
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原曲、チェコ民謡やーーーー!!
いかん、俺の苗字フランスg(げふんげふん
しかしこの見つけた歌詞の大意……うぬ、カナンの行動根底と見て良いのかな。
いやしかし全歌詞のぐぐる翻訳酷いな。
「tánom」を「田野」と訳すなんてwwwww
― 回想/王府:シルキーと ―
[シルキーと名乗った巫女姫>>78は優雅な仕草で礼を返してきた。
仕草一つ一つでさえ人を魅了しそうな細やかな動き。
一時目を奪われはしたが、代行の役目の緊張が意識を直ぐに引き戻した]
乗船していた飛行船が難破し、乗員も散り散りとなりました。
まだ見つからぬ者達もいます。
[正使であるカナンについての言及はせず、被害の程を伝えて。
その中に聞き慣れぬであろう単語を織り交ぜたのは、マチュザレムの技術力を垣間見せるため。
どのように過ごしていたかの問い>>79に返す時には、地名や名を思い出す間が少し空く]
私は、オプティモ近郊に居を構えるクレメンス卿のお世話に。
共に救助された者も数名、世話になっています。
滞在の取り計らいを頂けるのでしたらありがたく。
ただ、クレメンス卿がこのまま滞在を許可して頂けるなら、そちらにお世話になろうと思います。
[あちらの方が動きやすそうだ、と言う理由までは口にしないが、そう言い添えた]
[差し出した書状を受け取らんとシルキーが動く>>80。
それに合わせ、嗅ぎ慣れぬ匂いが微かに鼻孔を擽った。
この国の女性の身嗜みなのだろうか、としばしその香りに酔う。
書状が渡れば腕を引き、得物持たぬ身を正し言葉を待った]
[宵藍の瞳が文字を追う。
何度目かの呼吸を重ねた後、シルキーは書状を封筒へと戻し>>81、シメオンの瞳を見返してきた>>82]
──、……
[訊ねる声に一瞬息を飲む。
紡がれるのは拒絶と、国に立つ者としての確固とした意思。
響く声は凛として、シメオンとの間に壁を作るかのようだった]
──…貴女の仰る通りです。
この書には条件を記してはおりません。
条件については、正使を差し置いて私の口から申し上げることは出来ません。
[差し出した書状が写しであることも含め、色好い返事を得られるとは思っていなかった。
相手の反応は想定内ではある。
けれど、想定外もあった。
この巫女姫がただの傀儡ではないと言う事だ]
条件を出せぬ以上、ここは引き下がりましょう。
元よりこの一度で好い返事を頂けるとは思っていません。
[ふ、と短く息を吐き、僅かばかり緊張を解く。
シメオンの役目はこのまま条件を出して会談を続けることではない。
開国を求める意思があると示すだけで十分だ]
次は、正使と共に正式な文書をお持ちしますよ。
[微笑んで、辞する意思を示す。
書状が片手落ちな理由も密かに添えて、シメオンはシルキーに深々と一礼した]
──と、そうだ。
不躾で申し訳ないのですが…
[そう前置いて、赤い瞳を再びシルキーへと向ける]
折角この地を訪れることが出来たのですから、この国についてを学びたいのです。
歴史や、この国独自の文化などを学べる場所はありますか?
[クレメンスにも聞いた問いをシルキーにも投げかけた*]
― オプティモ・クレメンス家 ―
ベルサリス学館?
えーと……シュビトとか言う街にある学校、だっけか。
[教えてもらったり自分で調べたりして得た知識を引っ張り出しながら、クレメンスの返答>>40を聞く]
学校巻き込んでのデモねぇ。
前からその兆候とかあったのか?
[昔から続いていたものなのか、最近になって活発化したものなのか、それを知るべく問いを重ねて。
クレメンスが見物に行く言い、シメオンをも誘う様子に思わず目を丸くした]
え、俺も行って良いのか?
行く行く!
[流石に置いてかれるかと思ったが、行けると言うのなら乗らない手は無い。
相手にどんな意図があるにせよ、今のシメオンはこの国を知ることが第一となっていた]
― シュビト中央広場・決起集会 ―
[クレメンスに連れられやってきた南島にある都市、シュビト。
商人に扮したクレメンス達同様、シメオンもまた軍服を脱ぎ全身黒い服で変装をしていた。
高く結い上げた髪は下ろされ、特徴的な銀髪は黒いフードの中に隠れる。
商人、と言うには聊か違和感の残る姿だが、軍服姿で目立つよりはマシだろう]
へー、あれがこのデモ集会の頭か…。
[じ、と赤い瞳が壇上を見上げる。
その視線は正に品定めをするようなもの]
(国を二分する覚悟があってのことなんだろう、が)
[学生を巻き込んでの決起で成功した例をあまり見ない。
今も懐に忍ばせてある統計書にも記されていること。
壇上の男は国をひっくり返す力を持っているのだろうか]
― シュビト中央広場・決起集会 ―
[集会の人混みに紛れ視線を巡らせると、部下から報告を受けているらしいクレメンスの姿>>38が見えた。
何事かあったかと、そちらの方へ密かに近付きながら懐を確かめる。
流れ着いた時には身につけていたはずの銃は無く。
護身術程度の技は身につけていたが、念のためと言うことでクレメンスからナイフを借りたのだ。
それが今黒服の下に潜ませてある]
おっさん、なんかあったのか?
[小声でも届く距離へと近付き、クレメンスへと声をかけた*]
― 回想/遭難救助後しばらくして ―
[見慣れ始めた見えた表情>>118に、迂闊だったか、と少し思ったが、転じた真摯な声に飲み込みかけた息を吐く]
カナンは無事さ。
俺が信じなくて誰が信じるんだっての。
[呼びかけに今のところ応えは無い。
けれど、シメオンがそれを疑うことは無かった]
手がかりが得られるのはありがたいな。
よろしく頼むよ。
[土地勘が無いため、クレメンスの申し出はありがたい。
カナンや乗員についての調べはクレメンスの言葉に甘えることにした]
ここにもあるのか?
なら今はそれで良いぜ。
俺だってそこまで自由に動けるとは思ってねーさ。
[歴史書のことと、今は遠出させられないこと>>119について否を唱えることは無い。
この国にとってシメオン達は異邦人だ。
危険が無いと判断されるまでは監視付きになるのは当然だろう]
…んあー、まぁ、ある程度なら教えても良いぜ。
俺も全部を知ってるわけじゃねーからな。
……で、アンタも甘党な口?
[破顔しながらカスタードプディングを口にする様を見て、若干のじと目。
見かけによらない、と言う感想は表情に出ていた]
それを譲るのは構わねーよ。
つーかレシピが世話代になるんならいくらでも出すぜ?
[菓子の知識は豊富にある。
中にはオリジナル配分のレシピもあるが、一般的なものも頭の中に入っていた。
クレメンスの交渉を聞いて、貴族と言うよりは商人だな、なんて感想を抱いている*]
― 回想/共和国留学時 ―
[その話が舞い込んだのは14歳の時。
通っていたアカデミーの師から齎されたものだった]
……へ?
俺が、マチュザレムに留学?
[シメオンの与り知らぬところで話は進んでいて、否を唱える暇も無いほど。
歴史についてを学ぶならば大きなところへ、と言う理由は理解出来たものの、その留学が第二皇子の世話役として、と言うのが釈然としなかった]
(先生達も勝手だよな……
詰まるところ王家に恩を売るために俺をダシに使ったんだろ)
[留学先への移動中も、シメオンはぶすくれた表情をしていた。
ちらりと横目で共に移動する第二皇子──カナンを見遣る]
……言っとくけど、俺はお前を皇子扱いしねーからな。
[師達からは、くれぐれも皇子に粗相の無いように、と言い含められていたが、そんなことは知ったこっちゃなかった。
おまけで留学出来たと受け止めたが故の反発心と劣等感]
留学先では皇子でもなんでもねーんだからよ。
[負の感情を隠せるほど大人でもなかったシメオンは、尤もらしいことを言って対等の立場に立とうとした]
…そもそも、なんで留学なんかするんだ?
[次いで投げかけたのは、留学の話を聞いてから抱いていた疑問。
留学先は母国セドナを開国に至らしめたマチュザレム。
シメオンの頭には”人質”の二文字が浮かんでいた**]
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