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7人目、村長 ヴァルター が参加しました。
村長 ヴァルターは、占い師 を希望しました(他の人には見えません)。
― 村長の家 ―
はあ…寒いな…出かけたくないな…
[ 雪に埋もれそうな小さな村にも、村長という役職は存在していた。先代だった父親から引き継いだ現村長は、いまいち仕事にやる気を見せないタイプだったが。
村役場は冬の間は大抵閉められている。
村長自身の家にいくつかの書類が持ち込まれ、大方の手続きは村長の家で出来るようになっている。
大層な書類がいるような事件は大して起きないし、外に出るのは寒いからだ**]
― 村長の家 ―
チッ、パンが切れるな…
[買い置きしていたパンがあと残り1つになっているのに気がついて舌打ち。この寒い中、出かけねばならないではないか。
村長に自炊の文字はない。料理は老いた母親にやらせており、その母親も3ヶ月程前に逝った。レシピが残されているので出来ないこともないが、いちいち作って後片付けするのが面倒臭い。故に、パンや外食が村長の普段の食事である。
冷えたパンをかじりながら、隅の部屋のある方を眺め。]
まさか、あいつが盗み食いしていないだろうな…
[ろくにパンの数を数えていなかったことを後悔する。]
[ヴァルターには弟がいた。
いわゆる「兄よりも優れた弟」で、父母は弟を率先して可愛がり――少なくとも、ヴァルターはそう考えている――自由な生き方を許した。街へ出ていき、村を「捨てた」とさえ言える弟ばかりを贔屓にしていた父母を、ヴァルターは理解できない。
村を出て、勝手に女を作り、子を作り、挙句死んで、娘を押し付けられたとあれば。更に、父母が、愛していた息子の形見だと孫を可愛がれば。好ましいと思える要素はどこにもなく。]
……さっさと男でも作って出て行けばいいものを。
性格が悪くて行けんのか?
[一応、世間体があるから追い出しもせず、死なない程度には食費なども渡している。もっと働いて貢献するべきだ、と説教をしたこともある。]
出かけるか…
[出かけたくはないが、食料問題は背に腹を代えられない。
防寒具を羽織って外へ出る。
まずはパン屋に行こうか、しかし他に行く用事がなかったかを思い出しながら。**]
― レジーナの宿 ―
[村長は、食事を探しに行く途中、遭遇した近隣住民からの苦情をなだめる羽目になっていた。「モーリッツ爺さんが徘徊するのを何とかしてほしい、あのままでは危ないだろう」「大雪に備えて、雪かきの手伝いに人を寄越してくれないか」等など。
何とか話を終わらせて、宿へと向かう。物珍しい旅人とは、入れ違いになったようだ。]
やれやれ。
私は苦情受付箱ではないというに。
[宿の女主人の顔を見れば、愚痴が飛び出した。
暖かいスープを頼んで、レジーナと会話出来る対面席へと座る。]
[レジーナは村長が心を許している人間の一人である。
そこそこ愚痴を吐ける程度の。
寄せられた苦情について、あれこれ喋っていたが。]
……あとあれだな。
最近、恐ろしく冷えるから、伝承通りに何か起きないか心配してる者が……なんだ、レジーナも信じているのか。
ふん。
村が滅びるなど、迷信だろう。
[怯えたような表情を見せた女主人に、鼻で笑ってみせた。
先日の村集会でも、ちらりとその話題が出たりしたが、「そんなことより決める事があるだろう」と村長は一蹴した。その時、やや風邪気味だったせいか、神父に体を気遣われた発言をされたのはまだ知らない。>>163]
……まあ、人狼はいるがな。
[さらりと化物を認める発言をして、レジーナに、「悪い冗談はよしとくれ」と非難めいた言葉を受ける。]
いや、私とて遭遇したことはないぞ?
だが、村長なんてものをやっているとな、どこそこの村が被害を受けただの、滅ぼされただのと、嫌でも耳に入ってくるんだ。噂ではなく、役人からの連絡でな。人狼が伝説通りに狼に化けるかどうかなぞは眉唾モノだが、一般人に仇なす存在が居るのは間違いない。
[そこまでしゃべると、レジーナが暗い表情ながらも、スープを目の前に置いてくれたので口をつける。]
伝承なんかは尾ひれがついているのは間違いないだろうが、
元となる何らかの事件があったから、言い伝えとして残っているんだろう。
まあ、用心をするならば、何かが起きた時にはさっさと逃げ出すのが一番だな。宿を捨てる度胸があれば、だが。命あっての物種というだろう?
遺された財産は私が受け取ってやろう、心配するな。
[脅しと横取りが入っているが、村長なりの冗談と忠告らしい。]
ん…?
パメラとは一緒に食事でもしないのか、だって?
あの娘も年頃だろう。
おっさんにべったりくっついて移動する年齢でもないさ。
[恐ろしい話題を嫌がったのか、レジーナはヴァルターの姪についての話題に切り替える。不仲なのは宿の女主人には薄々感付かれていそうだが、外ではパメラの悪口はほぼ出さないようにしているのだった。]
街に恋人探しに行くかもしれんがな、そのうち。
[出来れば遠くに行ってほしい本音が垣間見えるが。]
― 宿屋 ―
……ああ、オットーか。
配達か?ご苦労様だな。
[営業用スマイルと言わんばかりの笑みを貼り付けて、宿屋に姿を見せたオットーをねぎらう。>>225]
……雪崩が?
そうだな、確かに今年は雪が多い。
しかし……私も、年でねえ。この寒さは身に堪える。
もしオットーに暇があれば、見回りをお願いしたいものだ。
ああ、忙しければ、暇そうなのを捕まえて頼んでくれても構わない。
仕事もしていない連中が村にはゴロゴロいるからね。
困ったものだ。
[頭の中に浮かぶのは、パメラやディーター。
なお、自分で行こうとしないのは「寒い」「面倒」というのが真の理由だが、そこはうまく誤魔化して押し付ける心算である。]
……危険そうな場所を見つけたら近づかないようにな。
万が一巻き込まれたら洒落にならないから。
ご苦労さん。
あとでパンを買いに行かせてもらうよ。
[慌ただしいオットーを見送った。
ちなみに、村長は甘い物が苦手なので、
本日のオススメは食べられない可能性大である。]
― 宿屋 ―
ん?
旅人が来た、だって?
わざわざこんな時期に、珍しいな。
[ニコラスのことを耳に入れながら席を立ち。]
ご馳走さま。
ではな。
[宿屋を後にする*]
[思わず圧倒され、言葉を失ったのは、数秒間。]
……ええ、まあ。
村長ですからね。
ついでに、冷静さと冷たさにも自信はあるのでご心配なく。
[それは、モーリッツをなだめる為の嘘か、
本心からの言葉か。
表情からはどちらかの判断はしにくかっただろう。]
ということで、心配はいらないので、
モーリッツさんも家帰りましょう。
人狼が出る前に凍死しますって。
[無理矢理にでも腕を引っ張って連れていこうとする。]
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