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吟遊詩人 ディルドレは、吟遊詩人 ディルドレ を投票先に選びました。
吟遊詩人 ディルドレは、語り手 を能力(襲う)の対象に選びました。
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イメソン晒しが流行っていたけれど、吟遊詩人は特にこれというのはありませぬ。
中の人が聞いてたのは無印良品のBGMと- HISTORIA -(by 霜月はるか)あたりかな。リュート成分ないけども。
ラジアントヒストリアもいいぞ(ダイマ
砂漠化する世界で死亡フラグをへし折るRPGです六月に3DSでリメイクされるのでご縁があればぜh
しかし音楽に関しては特に表現力のなさがロルに露呈してて我ながら残念であった・・・。
― 成り上りの屋敷 ―
……東への航海、ですか。
いえ。こちらとしても、渡りに船です。
西への道を抜けるには時間がかかりそうですし。
海路はあまり慣れていませんので、道中はお力になれるかどうか分かりませんが。
気休め程度にはなりましょう。
では明朝、東の港で。
万が一、ということもあります。
私の姿がなくても、定刻通りご出発を。
[東の海路を使って交易相手でもある西の友好国へと向かうので付き添いを願いたい……という屋敷の主人の申し出。ありがたいと思いながら首を振りつつも、心の奥底に微かな心残りを抱えていた。]
[雨に濡れた王都の路地を、一人歩く。
民達の姿はまばらで、足並みはどこかせわしなく、一様に翳りが浮かんでいた。
ゾネス陥落の報を受け、王都の民は混乱していた。
国境を超え北の城塞を手に入れた隣国の目的地がどこであるか、この後に及んで想像がつかないものなどいない。縁者を頼り地方へと疎開してゆくか、鍵をかけ窓を閉ざし家の中で震えるか。財力に余裕のある幾人かは商船を借りつけ海路で異国へと向かう準備をしていた。
大げさだ、と笑い飛ばしていた者達も、数に押され不安に染まっていく。
迫り来る戦禍を避けようと、明日を生きようと願う民達の姿がそこにあった。**]
[広場の中央に立ち、空を仰ぐ。]
(ああ、柄でもない。)
(感傷に浸っている。)
(国を捨てた身だというのに。)
(国をまた捨てていこうとしているのに。)
(何を哀しむ必要があるのだろう。)
(どうして結末を見届けたいと願うのだ。)
[空は暗く、雨音は鳴り止まず。歌を歌うには向かない日だった。]
― ロロンド邸 ―
[滴る水を拭うために借りた布を返し、暖かい茶とともに通された客間で待つ。程なくして見えた家主の姿。椅子から立ち上がると背を正し、胸に手をあて頭をさげる。]
ロロンド卿。ご無沙汰しております。
ええ。貴方に弟子入りしなくてよかったと思えるくらいには、旅鳥を謳歌しておりますよ。
[ヴィンス・ロロンド。元宮廷画家であるこの御仁が若かりし頃。己がまだ没落貴族の放蕩娘だった頃。その絵に感化され、絵の素養もないのに無謀にも弟子入りを志願したことがある。ルーウェンという生まれ持った姓を知っているのは、今ではもうこの御仁くらいだろうか。]
……明朝には出立することになりました。
ローレル嬢とお会いしたかったのですが、留守のようですね。
[娘御の名を出せば顔が曇る。けれど、寡黙なこの御仁が多くを語ることはなく。その理由に踏み込もうとも思わなかった。旅の荷物は少ないほうがいい、それが己の生き方だ。]
……この国は、変わってしまった。と。
民達の中にはそう嘆いている者もおります。
ここのところは、緩やかな変化で。
渡り鳥の目を凝らしてもわかりづらくはありましたが。
この国はずっと変わっていたのだと。そうは思いませんか?
これまでは偶々、変わることで恩恵にあずかれるものが多かった、というだけで。
[温もりにすがるように、カップに指を伸ばす。]
私は……そうですね。
どちらでもない身ですよ。今までも、これからも。
往年の宮廷画家殿には、不謹慎と言われてしまいそうですけれど。
[避けられぬ斜陽への嘆きと、題材を前にした歓喜。結局のところ相反するものを抱えたまま、どちらにもなれないのだ。]
もし、ローレル嬢が戻られましたらこれを彼女に。
[そう言って取り出した羊皮紙の束は、序歌を書き加えた未完の詩篇。綴られているのは序章から第二章4節までと、第三章の章題のみ。]
約束はまたの折に、と。
それだけお伝えいただければ。
[戦禍の果て。終章の前となるよう願って題打ったその詩を、紡ぐことができるだろうか。]
それでは、ロロンド卿もお元気で。
次は雨宿りのお礼に、異国の茶菓子でもお持ちしましょう。
[名残惜しさに約束を交わす。この御仁がこの地を去るというのがどうにも想像できなかったのもあるが。年を重ねた御仁とは、今生の別れとなるのかもしれない。そう予感してしまうほどには、ここ数日で失われたものが多すぎた。**]
― 夜明け ―
[夜の果てが過ぎた頃。
海の見える高台に、リュートを爪弾き歌を奏でる吟遊詩人の姿があった。
明星が残る空のもと、朗々と紡がれる物語は誰の耳にも入らずに。暁に輝く海へと消えていった。]
― 暁天はかく語りき ―
黎明に、明星(あかぼし)二つ。
星に集いし者たちの、争う果てに星落つる。
明ける空に、残りしものは……
[――吟遊詩人ディルドレ。
暁の国が栄えた時代、大陸に名を馳せた吟遊詩人。
彼女が紡いだとされる歌は、詩篇や民謡という形で語り継がれ今も各地に残っている。
"暁天はかく語りき"と題されたこの詩は序歌として引用されているが、暁の国の末路に関する詩篇は見つかっておらず。行く末を見届けることなく東の地へと渡ったという説や、戦禍の中で命を落としたという説もあり、その後の足取りについては未だ不明な点が多い。
後世の研究により、暁の国の斜陽を巡るいくつかのバラッドから成る詩篇がディルドレの残した最後の詩であると言われている。
暁の時代は後世の芸術家や好事家に好まれた題材であり、未完の詩の先もまた幾人もの詩人の手によって紡がれている。史実を始めとし、当時描かれた詩歌や絵画などを想像の種火として、現代においても暁の国を巡る様々な物語が生み出されている。 **]
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ふええお待たせして申し訳なく。
なんでタブレットにコピって仕事にいかなかったんや・・・。
そしてあわあわしていたらルビ使うの忘れた吟遊詩人でありました。西へ行くのか東にいくのかもわからんロル落としちゃってたし。しまらないね・・・!
とまあ、最後まで息絶え絶えの未熟者ではありましたが、少しでもみなさまの紡ぐ物語に花を添えることができたのであれば嬉しく思います。
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そういえば二つ名()準備して使わなかったお二方。
春風の憧憬 ローレル
割れた鏡面 ソマリ
でした。
使う余地がなかったけれど、きっとこの騒動に関する史実には名を残さない二人だからよいのでしょう。
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