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[ふわり、ふわりとおちてゆく]
[このままおちきってきえるんだな、と思っていたら、コエが聞こえた]
[『置いて行くな』]
[それは、前に自分が言いたくて言えなかったものと同じで]
[──同じと気が付いたら、おちるのが何故か、とまった]
…………。
[ぼんやりと漂うそれはまた、コエを捉える。
『守れなかった』と悔やむコエ]
……ばぁか。
まもってくれてた、て。
ちゃんと、いったじゃないか。
[届かないだろうけれど、音を紡ぐのはとまらない。
ぼんやりと響く嘆きのコエが続くから、余計に落ち着かない]
[『さびしくなんかないもん』]
[『いなくなっちゃったおにぃなんか、きらいだもん』]
[慕っていた幼馴染がいなくなったあと、何かにつけて言い放っていた言葉がふと蘇った]
[一緒にいる時にも、何かにつけてきらい、と騒いでいけれど]
[いなくなってからのそれは、寂しくて苦しくて、でも、それに飲まれたくなくて繰り返していた強がりで]
[いつの間にか、元に戻せなくなっていた、真逆の言の葉]
[そんな、一方的で身勝手な想いを抱えていたのに]
それでも、あたしを忘れないでいてくれて。
取り戻そうとしてくれて。
傍に、って願ってくれて。
それでもう……十分、だったんだよ……。
……だから、ねぇ。
お願いだから。
……とらわれないで……前、見て。
[そうさせているのが自分だからこそ]
……そんなの……そんなシェン、みてたく、ないよ……。
[そう紡ぎながら、でも。
月の意識は、添うと定めた陽から逸れる事はできなくて。**]
……ほんとだよ。
[聞こえるコエに、小さく紡ぐ]
いつまでも沈んでるのも、うだうだしてるのも、らしくない。
……そんなになってほしくない、のに。
[そうは思えど、何も出来なくて。
いっそみなければ、きかなければと思いもするけれど、それもできなくて。
微か、届いた別のコエが齎した変化に、微か不安を覚えた──けれど]
……デアトリ、殿。
[差し出された小さな花。
それが呼び起こした変化に、小さく息を吐く]
……うん。
陽のひかりが届くところに、あたしはいたい。
だから。
[触れられなくてもひかりを届けて、と願いを紡ぎ]
……いってらっしゃい。
[花を置いて歩き出す姿に向けて、小さく紡いだ後。
亜麻色は、花を届けてくれた者へと向かう]
……ありがとう、デアトリ殿。
あたしが、戦士として立ってから。
……殺めるのが目的でない戦いができたのは……貴女が、最初で最後だった。
[純粋に武をぶつけ合えた事が、本当に嬉しかったのだと。
届かぬとわかっていても、伝えたい言葉はほろほろと零れておちる。
そうしていたら、何かが落ちてきたような気がして。
差し伸べた手の上に、黄色の花がふわり、と落ちた。**]
/*
地上の流れが凄すぎる……w
頑張れ頑張れ、としか言えないわ。
そしてピンポでこっち爆撃してくれてこんにゃろうw
反応せずにおれないじゃないか、まったく(
[送り出した後も、コエは時折落ちてくる]
……勝手いうな、もう。
神でも精霊でもないあたしに無茶振り過ぎだぞ。
[紡ぐ言葉に否定の響きはない。
なにもできない、ただ、みるだけしかできないけれど。
祈りを託すくらいはできるだろう、と思うから。
揺らめく月は、陽と、彼を支えるものを想い、祈りを紡ぐ]
………………。
[なお、続けて落ちてきたコエに対して浮かんだのは、なんとも評し難いえがおだった]
……本気でわかってなかったのか。
[ああもう、こいつは、と。
ものすごく思ったのは、ゆるされてほしい。**]
/*
お、これは。
……カーネリアン選んだ理由、気づかれてたかな、かな?
そして魔王様のメモwww
でも、綺麗に〆るには、確かに良い時間……!
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