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[兎に手を引かれて、少女は走りだす。
足を進めるたびに、歪んでゆく視界が大層気分が悪い。
別々な背景を無理やり接着したような不自然さに、少女は改めてこの城の異常さを悟る。
今までさっぱり言うことを聞いてくれなかった城の背景たちが、自分たちの駆ける速さ以上のスピードで流れてゆく。
さあ、この道は何処へと続いているのかしら?*]
/*
God bless you!
はアルビンさんの設定を見た時に最初に思いついた白びんいじめジョークだったんだけど、お互い正気でお話する機会が今日までなかったからね。こんな引っ張ることになってしまった。
―書斎―
[兎に手を引かれたどり着いたそこは、まさしく書斎。見たこともない珍しい本ばかりが並ぶその部屋に、少女は思わず当初の目的を忘れて見入ってしまう。]
凄いわ、お父様の書斎にも負けないわ、
……え、ちょっと、あなた?
[目を見張って呟いてあたりを見渡している間に、この場所へと連れてきてくれた兎は嵐のように去っていってしまう。]
あ、……まだ、お礼も言えていないのに。
[眉を下げて彼を見送り。少女は去り際に兎の残した言葉を確かめるように呟いた。]
「出口は上か下か分からない」、「でも此処」。
「大事なのは心臓」……。
[決意を新たに、書斎を見渡して。
少女は頬に手を触れて考え込んだ。]
アルビンさんは「隠し通路」と言っていたわ。
床を見たところ、地下への扉になりそうな切れ目は見つからないし…つまり、隠し通路は壁もしくは天井、にあるということよね。
もしそれが本棚を動かすことで見えるものなら、…ちょっと私一人では力技で探すことはできそうにないわね。
私のような非力な吸血鬼だと詰んでしまうような杜撰なゲーム設計にはなっていないはずよ。
[ぶつぶつと呟いて、書斎の中をうろうろと歩き回る。]
なにかボタンか、それに準ずるような仕掛けがあるのではないかしら。
[そう結論づけて、少女はぱっと顔をあげた。]
さて、まずは何処から探しましょうか。
[スイッチを探そうと決めてみたものの、夥しい量の本に囲まれては何処から探してよいものやら。少女はもういちど考え込んで、]
どーこーにーしーよーうーかーな!
[子供みたいなことをしてみるのだった。
2(6x1)回ほど唱えると、何が見つかるだろう]
ふむ、私の勘があそこが正解だと言ってるわ。
[少女は満面の笑みを浮かべると、神様が指し示した本棚の方へと歩み寄った。
書斎はとても静かで、音を立てるものは少女だけ。そのはずであった。が、]
……?
[不意に少女の背後でぞわり、何かが蠢く音がした。少女はすっかり油断しており、背中はがら空き。
いけない、と気付いて勢い良く振り向く。そこには、]
……あら、私、お友達を連れてきていたかしら?
[少女と書斎の扉の間、佇むのはうぞうぞと蠢く蔦。種子から発芽させた蔦はバルコニーに置いてきてしまったはずだけれど、と眉を顰めながらも少女はその蔦へと近付く。]
――!!
[これは、友達ではない。
気付いた時にはもう遅かった。
果たしてその正体は吸血蔦。
彼女の"友達"がそれとよく似た見た目をしていたことが災いした。
慌てて身を引こうとするが、矢のように素早く伸びた蔦はしっかりと少女の首へと巻き付いた。ぎりり、と締めつけが強くなるにつれ、少女の体から大事なものが抜き取られてゆく。]
は、はなして!
[朦朧として力の抜けそうになる体を必死で立て直し、首輪のように拘束するその蔦を短剣で切断する。
吸いかけの彼女の血液が、ばたばたと切断面から落ちた]
〜〜〜!!!
[失血により、漸く癒えたと思っていた乾きがまた少女の頭を占め始め。
少女は怒りに任せて蔦へとその矛先を向ける。]
もう!またお腹がすいたじゃないの!
かえして、かえしてよ、
私の血をかえしてったら!
[その様は小さな子供が癇癪を起こしたよう。
短剣でざくざくと蔦を切り刻むけれど、切断面から漏れ出るのは血液とは到底言い難い、薄い赤色の液体だけ。]
ばか、ばか、微塵切りにしてやるわ、
[シルキーの3分クッキング。
微塵切りもかくやというほど細かくしてやっても尚その怒りが収まることはなく。
ぴくりとも動かなくなった蔦(だったもの)へと、本棚に入った本を手当たり次第に投げつけた。]
碧眼 シルキーは、流浪人 ジェフロイ を能力(守る)の対象に選びました。
[屠殺場さながらになった書斎、
少女は何冊目かの本を投げ付けようと、一冊の本を手に取った。その時。
がこん、
どこかで何かが動く音を捉えて、はっと我に返る。]
……?
[恐る恐る振り返ってみれば、本棚がひとつ横にずれて、人が入り込めそうな隙間ができていた。
少女は状況が理解できないといった様子で何度か瞬きをして、手に持った深緑の本と隠し扉を何度か見比べた。]
……怪我の功名、ってやつなのかしら。
[怪我の具合は蔦(だったもの)に及ぶべくもないけども。]
碧眼 シルキーは、ランダム を投票先に選びました。
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シルキーが情報持ってないと見るや情報渡しに来てくれたり、元老さんとの関わり方進行のしかたといい、アルビンさんには頭が上がりませぬorz
周りへの気の遣い方とか、進行のしかたとか、こういうのが真のRPガチ勢なんだろうなー。見習わないと。
今回はラ神に邪魔されて殆ど情報取りにいけなかった、というのもあるけど、そういうので言い訳が聞かないくらい残念な感じでした(´・ω・`)ホント皆様ご迷惑をおかけしまして…(ぷるぷる)
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灰で「こいつのロールマジで不愉快だわー」みたいなこと言われてたらどうしましょう…(´;ω;`)そういうの見たらしばらく立ち直れる気がしないわ…色々なRP村見てると、たまにすごくこわいひといるもの…
私に関わった人にもやりにくいなコイツとか思われてないかな、そうだったらコメツキバッタみたいに謝ろう…
今からEPがこわい、です…
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今読み直したら、リエヴルさんのプロで本を戻した描写がない!
ああああ最後の最後にやってしまったかこれは!!
ごめんなさいごめんなさい!
ふええ、もう鳩で重要なRPをするのはやめる!やめるもん(;ω;)
―書斎―
[少女は『工房における兄弟姉妹間の劣等感を嘉する』を題された深緑色の本を手に、姿を現した隠し扉を見つめた。]
……。
[むくむくと好奇心が首をもたげる。]
いいえ、皆で行くと約束したはずよ。
[丸いドアノブに手を触れては首を振って離し、を数回繰り返し。]
……でも、中の様子を見るくらいならいいわよね?
[好奇心には勝てなかったよ。
ドアノブを握る少女の手に力がこもり、ゆっくりと右に回すと、
がちり、ノブは何かに引っかかり、それ以上は回らない。]
……鍵がかかっているわ。
―書斎―
[少女は『工房における兄弟姉妹間の劣等感を嘉する』と題された深緑色の本を手に、姿を現した隠し扉を見つめた。]
……。
[むくむくと好奇心が首をもたげる。]
いいえ、皆で行くと約束したはずよ。
[丸いドアノブに手を触れては首を振って離し、を数回繰り返し。]
……でも、中の様子を見るくらいならいいわよね?
[好奇心には勝てなかったよ。
ドアノブを握る少女の手に力がこもり、ゆっくりと右に回すと、
がちり、ノブは何かに引っかかり、それ以上は回らない。]
……鍵がかかっているわ。
/*
>アルビンさんメモ
そうねwww一体どこにときめきポイントを見出せばいいのか分からない迷子的なこの感情ですねw
…おにいさま!
[少女は、入ってきた謎の三人組の方へと振り向くと]
……
[そこに兄の姿がないと認めて、悲しそうに目を伏せる。]
いなかった、のね。
……ああ、そこに落ちている汚いものは避けて通ってくださいな。トラップに引っかかってしまって、お腹が空くのと自分への怒りでちょっとやりすぎてしまったの。
["修羅場"については事も無げにそう言った。]
[そして、手にした本を皆に見せつつ現状の説明をする。]
「隠し通路」は見つかったわ。
…でも、鍵がかかっているみたい。鍵の在処は分からないの。
なにか、手がかりはない?
空き瓶?
[アルビンの言葉に少女は首を傾げて、
――思い出した。兄から、ジャンから貰ったエッセンスの空き瓶があったかもしれない。飲んだ後捨てた覚えはないから、或いは。
そう思い、慌ててポケットや鞄の中を探る。]
……あった。
あったわ、おにいさまから貰った瓶。
足りなかったらこれが使えるわ。
[ポケットの底に自分でもすっかり忘れていた空き瓶を見つけた。
頬を緩めて、小さな瓶を大事そうに握る。
もし必要ならばいつでも使えるよう。]
あら、随分可愛らしい物置になったわ、……!
[かちりと鳴る金属音は、きっと鍵の開く音。少女は一瞬隠し扉の方へと目をやり、直ぐにアルビンの方へと視線を戻す。]
危ない目に遭うのは慣れてしまったわ。
死ぬことはないでしょうし、それに私の目的は合格ではないから。
合格はオマケみたいなもの。
おにいさまや、彼女が見つかれば私はそれでいいわ。
…ええ、お伴します。連れて行って。
[にっこり、笑って答えた。
魔物がいるなら、食べてしまいましょう。
そうすればお腹もいっぱいになって一石二鳥だわ。]
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みなさんすごいわ…!私流れに乗ってるだけでゴールまでこぎつけてしまった。ホント頑張って進行してくださったプロ勢の方には頭が上がらない…(´・ω・`)
ああ、そういえばナイフを貸していたわね。
私はもう一本持っているから、使える人が使ってちょうだい。
[アルビンの申し出には了承の意を示し。]
…できれば、私も後衛でサポートに回りたいけれど。
[少しだけ要望を出した。]
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