情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
……――ッ!
[忘れていた、自分の死の記憶に関する本当の記憶を
全て思い出し口を押さえ俯いた]
勇気をもらえて強くなれた、か。それがわかったのなら…シェイさんが強くなれた証拠ですよ。
(でもアレってなんなんだろう……。)
[そう、かなり気になるのはアレである。>>+101空気的に聞いちゃいけないのはわかってる。
だが無性に気になった……アレとはなんなんやと。]
卑怯で酷い奴?貴方が?
そんな貴方の為に戦おうとする人がいる。貴方と魔女になりたかった人がいる。そんな人が卑怯で酷いのですか?
それに、例えそうだとしたら貴方は生き残り試練に合格して魔女になっていますよ。
[本当に卑怯な人は他人を駒のように扱う人間。そして誰からも信頼を得られず孤独に狡猾に戦うものだけだと。]
そう、切り捨てるのに躊躇してしまう最大の理由がそれ。自分自身を捨ててまで切り捨てるものなのか、考えるんですよ。
[頷き返す様子を見て、難しい話はこの辺でやめましょうか?と苦笑いを浮かべる。
これでも、元教師。大人の長い話は子どもには退屈だと経験則を踏まえている。]
若いうちは何でもできるんですよ。だから色々経験すべき、です。
勉強ばかりの世の中はつまらないでしょう?
[実際、自分がシェイくらいの年齢では青春を捨てていたのだから。]
……恨みや妬み。誰しもが持つ負の感情。でもそれを捨てろとは言いません。
残酷だと思ってもいいんです。でも大切なのは思い返し、なのかなぁ…なんて。
ね、楽しいこととかあるでしょう?これからもっと沢山起こるんですよ。
…あはは、シェイさんはやっぱり笑ってたほうが可愛いですよ?
[と、ついうっかり口説き文句を言ってしまったが。>>+102
断じて口説いてなどいない。あのこの前ではいつもその表情でいたほうがいいよというアドバイスみたいなものである]
はい。これでも音楽教員やってたんですよ。
といってもまだまだ新米のペーペーでしたがね。
[+音楽教員=ほぼ授業が無い=暇 という方程式があるのは黙っておこう。>>+103]
んー…っとですね。確か真面目で頭が良い素直でいい子でしたよ。
[よく本を読んでいたなと、彼女と話していくうちにぽんぽんと記憶を思い出して。
でも、その思い出すということがおかしかった。
今まで“あの事故に関係する事は思い出せなかった”のに。その少年のことを忘れていたというのに。]
……ぁ。
[我に返ると、そこにはおろおろとする少女の姿>>+104
しまった。心配をかけさせるつもりは無かったのに。]
……何でもないですよ。
ただ、あの子ともう1度話がしたいなって……思っただけですから。
[自分の死に関した彼のことを彼女に教えるのは余りにも残酷だと
作り笑顔を浮かべれば心配しないでと呟いた]
……記憶を失ってしまっても、得られるものは大きいんですよ。
前へと進める勇気をもらえるんです。
[あ、これはとてもいい笑顔だ。>>+112
聞いたらKYになってしまうので聞かないでおこう。
……めちゃくちゃきになるんやけども。]
……どちらかと残るか、なのかな。
[腕を組み少しだけ小さく唸れば言葉を構築し終えて口を開き]
人狼と見習い魔女。二人大切な人がいる。でもどちらも選べない。
片方を選べばもう片方は脱落する。
…貴方の歳で、そんな状況下に置かれてすぐにじゃあこっちを選びますだなんて言える人いないですよ。
それを卑怯だというなら世の中のほとんどの人は卑怯者ですよ。
[自分だって、そんな状況下に置かれたら選べないだろう。
彼女が置かれた位置と自分がかつて置かれた位置は似てて全く違うのだから。]
……ほう、変わった魔法ですね。
[彼女の声に釣られて>>+113そちらのほうを向く。
でも、見る限りでは少し危ないような魔法にも見えた>>40]
……そうですか。
やっぱり子どもは笑ってこそですよ。
大人は、そんな子ども達に笑顔を贈ることが仕事です、けれどね。
[笑い方を思い出せないだなんて普通そんなことはありえない>>+114
きっと彼女には事情があったのだろう。けれど、自分にそこまでを聞く権利はない。
しかし、彼女がある意味で鈍くて助かったのであった]
おや、そう言ってくれると嬉しいですね!
でも偶に抜き打ちの合唱テストしますけどいいですか?
[実はそれで1度生徒達にかなりのブーイングを喰らったのだけれど。
そんなことをしてた理由?教師になったらやってみたいことあるよね。抜き打ちテストとか。]
でも、少し心配だったかな。
絵に描いたような優等生だったから……いつか不安定になってしまいそうで。
おやおや、ではシェイさんもあの子にとって頼りになる先輩になれるといいですね。
[でも、今の彼を見てれば彼女を心から頼っている様にも見えた。
けれど少女のこの楽しげな様子を見ては、ちょっと黙って酔うかななんて意地の悪い考えも生まれてしまう]
試練が終わったら直ぐ解散という訳ではありませんから。
話す時間は残っていますよ……貴方も、そのときにいろいろな人と思いっきり話すといいでしょう。
[>>+116 そこだけが最後に言葉を交わせるタイミングだからねと。
無邪気に考える少女を横目に、複雑な心境が心を覆っていった。]
……俊介くん。いえ、今ここではイェンスくんですね。
俺は是非貴方に合格して欲しいと思っていたんですが、ね。
[彼を支えようと駆け寄った彼女を見ては深いため息をつく。]
そんな魔法を使って戦っていてはいずれ……
[そこから先は小さく呟くだけ。
けれど、その少年の戦い方を見習い契約者は好きにはなれなかった]
それじゃあ俺は他の見習い魔女探しに行きますね。
シェイさんは、ここで貴方が出来ることを探してみてはどうでしょうか。
[自分にはやるべきことが他にもある。だからこの場にずっと留まってはいられなくて]
……もしも、イェンスくんの傍にいるようでしたらディアボロスに注意してくださいね。
普通の雑魚ばかりだとは思いますが……稀に、知性をもつ上級ディアボロスがいますから。
[ぺこりと、お辞儀をすればまだその場に残っていたかもしれないシグルドに1度手を振ってその場を後にした**]
最後の言葉《スワンソング》がさ
「泣かないで」って俺何時の時代の羞恥心だよとなった私を
誰か殴ってくれ
―完成
[それはラプスカムイに逃げられて変身を解き、商店街の中央通りを使って学校に戻る最中のことだった。
教員と魔女。二つを両立させることは難しく仕事の合間にディアボロス退治なんて何時ものことだった。
こんな時だけ、自分が音楽教員で暇な時間が多いことを喜んだ。]
『さて、ラプスカムイの姿と能力。これもわかりましたし対策を立てましょう。
物理攻撃は効くみたいだし、チームを作って攻撃を仕掛ける?』
仕掛けたいんですが、あいつ……俺に「もう会うこともない」って言ったんですよ?
もう、ここに来ないということなんでしょうか。
『さぁね、どうなのかしら。でもどちらにせよあれを倒さなくちゃいけないのよ?』
[そんなのわかっていると、文句を言いながら
中央通りを歩いている時に大型のトラックが近くを通っているのが見え]
[――瞬間、やけに強い風がまた吹き抜けた。]
『この風……!十夜、まだ近くに居るわ!』
なるほど、逃げたと見せかけてこちらが油断したところを潰すつもりだったんですかね。
[シャンパンゴールドの指輪を自分のジェムがある場所へと持って行こうと]
……駄目だ。
『え、ちょっと十夜!?あんた何処に行くつもりなのよ!?』
[契約者の制止の声も聞かずに中央通りへと走る。
そして気付く。その吹き荒れた風が何を意味するのか。そして、自分の魔女が何をしようとしているのかも。]
『待って!今飛び出してもあの子は助からないわよ!』
[自分の腕を掴もうとする契約者の腕を振り払い]
――その先に行っちゃ駄目だ!!
[けれど、声は届かず少年はキャップを追って横断し始めて>>0:154]
[――周りの村民を押しのけ飛び出した。
少年の腕を掴み自分の方へ引張り、トラックの衝撃がなるべく少年に伝わらないように。
まだ若い少年の命を守ろうと――]
『十夜ぁ―――!!』
[契約者の叫び声が1番最初に聞こえた。
次に聞こえたのは村民の悲鳴と急ブレーキの音。
そして、身体をアスファルトに叩き付けられたような痛みと引きずられ体が焼けるような感触
それからの記憶は全て最後の記憶へと繋がり>>0:22>>0:23]
「キヒヒ、呆気無イ最期ダッタナァ。」
[全てを上空から見ていた悪霊は哂う。
――この悪霊は全て知っていた。
魔女の攻撃手段を
魔女の願いを
魔女の性格を
魔女の人柄を――
だから、魔女シルヴェストリスを狩ることなんて悪霊にとっては容易いことだった]
[その悪霊は頭が良かった。
自分を討伐しようとした魔女を逆に狩る程に頭が良かった。
そう、自分へと挑みに来る魔女を徹底的に調べ上げる。
そして人狼にさせることが出来る魔女ならばそのまま堕落させ、なりそうもない魔女はそのまま刈り取る。]
[シルヴェストリスは優しかった。
願いを他人の為に使うお人よしだった。
だから、悪霊は考えそして思いついた。
魔女シルヴェストリスを楽に狩る方法を。
――それは、誰かの身代わりとして殺すこと。
少年の命と自分の命を天秤にかける前に魔女は決断をすることくらい。
自分のゲーム盤の上の駒のごとく、予想と同じ行動をその魔女はしたのだ。
その企みに魔女も契約者も気付いたのは全て終わった後。
すべて自分が人として死ぬ直前のことだった。]
―その後の記憶―
[――誰かの声が聞こえる。
死に逝く頭の中で、その声が誰ものもか判別できればほっと安心できる。
助けられた。この少年をラプスカムイから。
訪れる不幸を撥ね退けることが出来た。
でも、どうして彼は泣いているんだろう。
ああ駄目だ。守れても、泣かせてしまってはいけない。
伝えたいことは沢山あった。
それでも声はかすれて言葉にならない。だから最期の力を、魔法の力を、願いの力を糧に――]
―全てを思い出した後―
そうか、俺……ラプスカムイを倒せてなかったんだ。
それだけならまだしも、俺は……あいつに……
[殺されていた。
あの悪霊は大切な学校の生徒を道具に、自分を殺した。]
はは、ああ……もう、俺どうしてこんな大切なこと忘れたんだ。
何で、井家くんのことを忘れたんだよ……
[ダァン!]
[強く壁を殴る。
いくら殴ったところで結果は何も変わらない。]
……最後のチャンス、か。
[自分が言った言葉をポツリ呟く。
全て揃ったのに、ぽっかりと穴が開いたようなこの心。
ふらふらと、向かった先は2(26x1)だった]
家族に優しくないGMGと言われてるなら家族に優しいGMGを目指そうとした結果
自分が故人になった。
自分にも家族にも優しくないGMGになってしまった。
―幼稚園棟―
……なんで、俺ここに来てるんでしょうか。
[おかしいな、考えながら歩いていた所為だから?
でも、ここからならグラウンドもよく見えるかな。]
どうせだったら、屋根の上で見てたほうがいいかな。
[そういうと一旦外に出てトントンと地面を蹴って
ふわりと空を飛べば1(2x1)
1.綺麗に着地できた!100点満点!
2.何時から屋根が滑っていないと思った?落下しました]
……いつ見ても、最後の戦いは。
[信念と信念のぶつかり合い。
だからこそ、熱くなるものなんだと。
屋根の上に座った見習い契約者は月の光で輝く水晶となった屋根の上で見守るだけ]
あの時は、木属性だったかな。
[かつての自分達の戦いが重なって小さな笑みがこぼれた]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新