565 【SF＆BBS風人狼騒動RP村】Sleeping Silver Sheep ④ ～ 銀色羊は＂狼月の村”の夢を見るか ～
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【見】 【墓】 スタッフ シルキー
― 幕間/レトとの回想 ―
……いえっ、そういうわけじゃ……！
[少し自嘲じみて手を上げるレトに
慌ててぶんぶんと首を横に振った。>>+4:129
不幸自慢、だなんて思わない。
ただ自分がどんな反応を返したとて
薄っぺらい言葉にしかならないのではないかと
そういう意味で戸惑ってしまったのは確かだけど。
ただ、涙を流しているのには
彼自身も気づかなかったようで。>>+4:131
ぽかんとした顔は少し幼く見えるな、と思ったのを覚えている]
あ、いえいえ、
それは全然気にしなくていいんですけど！
[申し訳なさそうにハンカチを受け取る彼に
別にそう高価な物でもないし、と言いつつ。]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
……た、大層ですよ！私からすれば！
先生が自分でどう思ってるかは知りませんけど……
人を救いたい、助けたい、そのために体を張るって
誰にでも出来ることじゃないですもん。
[美化しすぎ、なんて思われているとは知らないが。
苦笑する彼にぐっ、と拳を握って主張する。
くく、と笑いながら突っ込まれれば、>>4:+134
言葉を詰まらせて顔を赤らめたのだけど。]
うっ……いや、その、それは…
そこを言われると何も言えないんですけど、…
でっ、でも私は死にかけるほど無茶してませんし……っ
[も、もちろん忘れてなんかいませんよ。ええ。
気恥ずかし気にもごもごと苦しい言い訳を述べるも
詰っているわけではないのは声の調子で分かるから。
好ましく感じ、自然と表情が緩んだ。]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
[彼自身、生き急いでいる自覚もあったのだろう。>>4:+135
過去として語っている以上、
現在はある程度生活は改善されたのだろうし
一介の患者でしかない自分がこんなことを言うのも
何だか図々しいかもしれないけれど。
まさか殆ど人に語られたことのない話だとも知らないし。
ただ、感じていたのは彼と言う人間に対する好意と
彼が自分に向けてくれる親しみ。]
ふふふ。畏まりました。
責任もって今後しっかりレト先生のこと見てますね。
もし何かあったらビシッと喝入れますし、
倒れたりしたら心配して泣いちゃいますから。
[わざと怖い顔を作って見せるも、すぐに破顔して。
二人で和やかに笑い合ったのだった。]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
[とはいうものの。
今日に至るまで結局、
彼が倒れるような事態は起きず
自分が知る限りでは問題なく
産業医の仕事をこなしていたわけだが、
以後彼の挙動を何かと気にかけるようになったのは確かだった。>>+4:139
"約束"を意識していたのもあるけれど。
単純に彼に興味があって、仲良くなりたかったから。
その様子は周りにもそこそこ漏れていたみたいだったけれど。>>+4:138>>1:+88
猫族らしく魚が好きなこと。
お酒はマタタビ酒を好むこと。薬草煙草の匂い。
そんな好みなんかも、ひとつひとつ覚えて行って。>>+4:143
そして、―――………、]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
（先生は、なんで私にあんな話をしてくれたんだろう）
[親しくなるにつれ、時折そんな疑問が脳裏に浮かんだ。
まさか夢に惚れこまれたから、などとは思い至らず。
彼から見て当時の自分はあくまで一介の患者でしかない……
いや、今は「仲の良い仕事仲間」くらいには
なれていると思っているけれど。
それでも、それ以上でも以下でもなくて。
彼はいつでも誰に対しても真摯で、仕事に真面目で、
自分を犠牲にしてでも手を差し伸べることが出来る。
そう言うところを好ましく思っているけれど。―――でも。]
（……先生にとって、私は……）
[―――少しでも、意識してくれるような存在ですか。>>+140]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
（……なんてね。）
[彼と社内の女性が親し気に話しているのを見るたびに、
患者の一人でしかないことがもどかしくなる。
彼にとっての特別になりたい、なんて。
そんなことをつい考えてしまう。
―――ばかだな。
こんな、身勝手な想い。*]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
『お疲れ様です。
お仕事終わってからでいいんですけど
良かったら一緒にご飯でもしませんか？』
[と、レトに向けて端末でメッセージを送る。
医務室に居れば本人がいるのかもしれないが、
ちょっと私用すぎてスタッフに知られるのは恥ずかしいし
仕事中であれば邪魔するのも気が引けたので。
端末をしまい、返ってくるまでの間
目的もなく船内をうろうろと歩く。
……と、]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
[ジルに尋ねれば嬉々として写真を見せてくれた。>>+175
皿の上にこれでもかと言わんばかりに並べられたデザートの山々。
心なしか苺系が多い気がする。]
これ一人で食べたんですか！？
甘いもの、お好きなんですね……
[自分とて甘いものは嫌いではないが、
流石にこれだけ食べると胸やけしそう。カロリーも気になるし。
しかしジルは嬉しそうで、何だか微笑ましい気持ちにはなる。]
それは…多分苺大福ですかね……？地球産のお菓子。
おいしいですよね、あのもちもちした所が。
ル・ウルタールにあるかどうかは知りませんけど……
[苺大福にノーブル感があるかどうかは分からん。]
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
[まあそれはさておき。
ジルに促されて少し離れた所にいる二人を覗き見る。]
はい。
ネオ・カナンの人狼研究所でしょう？
今回のゲームを制作するにあたって
人狼関係の情報アドバイザーとして
色々とご協力くださったんですよね。
[自分もそこまで深い交流があったわけではないが
頻繁にホログラムの職場に出入りしていたカーク氏は
（本人気さくな性分なのもあって）
時折話したことくらいはあるし。
ロゼータ博士は会議に出席しているところを見た記憶はある。
が、]
……目的云々は知りませんでしたね……。私は。
[ゆるゆると首を横に振った。
単に自分にまで話が届いてないだけかもしれないが。]
まあ、ゲーム制作にやたら好意的だったって聞きますし。
別にそういう意図があってもおかしくはないと思いますけど。
【見】 【墓】 スタッフ シルキー
……ジルさんは、人狼や人狼騒動って
どれくらい聞いたことあります？
ゲームじゃなくて、実在する人狼の方。
[金狼云々とはまた別の、"人狼"と呼ばれる生き物。
ガルー種と呼ばれる危険な寄生生物…だっけか。
シルキーはあまり詳しくはないし、
正直このゲームを通じて関わるまで
それを専門に研究している施設があることも知らなかった。
ジルはどうだろう？何となく水を向けてみる。**]
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