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あ、えーと……
[笑顔で問い返された>>+23のに困り顔で言葉を切る。
そうしている間にも新しい顔触れが増えていた>>+7が、ひとまずそれは置いておいて]
俺も正確な所はわからないが。
――ここ、死んだ人間が来る場所だと思っていたんだが……。
[少なくとも、ミヒャエル、フェリクスは間違いなく死んでいる。
ただ、カレルに関しては別の法則性があるのかもしれない。
なんとも言えないまま口を噤んだ*]
[カレルと対峙している間にも、新たな人影が近付いてきた>>+30]
……フェリクス……殿。
[自分の命を奪った相手を目の前に、つい目付きが険しくなる。
ただ、呼び捨てもどうかと思い、ぎりぎり敬称は付けた]
やはり、そういうことだよな。
[つい先ほどまで、彼の死に涙していた青年>>+25の方をちらりと見た*]
そうか。いや、ならいいが。
[死んでいない、というカレルの言葉>>+39に頷く。
しかし納得して終わりに出来たのは自分だけだったようで]
……そうだ。
[カレルの問い>>+40を首肯した]
そこのフェリクス殿なら知っているはずだが――
まあ、あの傷で助かることはないだろう。
[信じられないという顔でこちらを見るカレル。
そうか、知らされていなかったかと思う。
こちらとしても、このような形で顔を合わせるとは思っていなかった]
――すまない。しくじった。
預かってた義勇兵も――たくさん、死なせてしまった。
[戦場に出た以上犠牲は免れないものだが、被害を拡大した一端は自分にもある。
する機会があるとは思っていなかった謝罪をしながら、言葉を詰まらせた*]
[カレルへの暴言>>+41にいくらなんでも、と怒ろうとしたが、フェリクスに窘められしゅんとする様子をみてひとまず黙っておいたのは余談である*]
[はらはらと涙を流す様子に、やや狼狽えたような顔をする。
そのような反応をされるとは考えていなかった。
そも、"自分が死んだ"と直接告げる機会などまずないのだけれど]
……ああ。
耐え凌ぐための戦いで、皆、よくやってくれたよ。
[謝らなくていいと言われれば、それ以上謝罪は重ねず。
ただ、その戦いは痛みとともに記憶していると、目元に熱いものを湛えて。
カレルの肩の辺りを、ぎこちなく抱えた]
[しかしカレルとミヒャエルの言い合いは、まだ終わっていなかったらしい。
カレルの口から語られるのは、敵国元首との意外な関わり>>+56]
元首と過去に会っていたのか?
――まさか、あの剣技……。
[知らぬ所で身に付けていたカレルの剣筋を思い出す。
しかし、戦闘中に交わしたのだろうカナンとカレルのやりとりには、信じ難いものがあった]
まさか、戦功どころでなくとんでもないことをしたのか……!?
[少しばかり畏怖の念を持ってカレルを見詰めた*]
…………!
[正面から抱き締める様>>+63に鳴らぬはずの鼓動を感じたのは、出立の日に兄とそうした>>1:23ことを思い出したからか。
年を考えれば自分の方が兄になるのだろうが]
――いつか、直接言える機会があればいいな。
こうしてお前たちと会えたように。
[死後に行くべき場所があるなら、そこで再会出来ればと。
恨み言を言われてもいい、兵の一人一人と言葉を交わせればと思う。
しかしそれは、まだ先の話となるだろう。
生の側に繋がっているはずのカレルへ、ささやかに笑顔を返して]
カナン……に?
そうか……。
[ゼファー国元首を名で呼ぶ青年>>+64に瞬く。
彼との過去の邂逅が、巡り巡って、国同士の在り方を語るに至ったのか]
確かに戦功ではないかもしれない。
でも――俺たちには、出来なかった話だ。
[戦いという役割からはみ出せなかった自分と、現地住民として、過去に繋がり持つ一個人として元首と向き合ったカレルと。
具体案はなくとも、彼が大きく状況を動かしたのはわかる]
お前は間違いなく、戦いの行く末を変えた――
いや、これから国すらも、変えていくのかもしれないな。
[まだ彼には地上での生がある。
容易な道ではないかもしれないが、期待を持って彼を見詰めた*]
――カレルなら出来るさ、きっと。
[自分では二度と戻れない、地上の未来を託すようにカレル>>+70へ言う。
実感はなくとも、思いをはっきりと言い切る姿には安心感があった*]
[会話が一区切りついて自己紹介も済んだ後。
カレルに食事のことを問われる>>+76]
よくわからないが、気付いたらここにあったんだ。
[どうやら好物や、郷土の名物料理などが並ぶらしい――と。
言い終わらぬ内に、カレルが思い浮かべたものだろうか、魚介のスープが出て来た]
カレルお前……。
[どうやら仕組みに気付いたのか、カレルの念じたものが次々とテーブルに並んでいく。
トルーンと関係した食材なのか、出現するものは留まるところを知らない。
派遣組が話に聞いて想像していたのよりもずっと、トルーンは豊かな土地であるようだ]
成程……。
ゼファーが手放したがらない訳がわかったよ。
[それなりに贅沢な環境で生まれ育った自覚はあるが、産地ならではの新鮮な食材はそうそう手に入るものでもない。
しかしそれ以上に舌を巻いたのは、カレルの記憶力と想像力だった]
無限に料理が出せると知っていても、普通ここまで出せないだろ。
……いや、恐れ入った。
[楽しげに笑うカレル>>+78を見て感嘆の息を吐いた*]
/*
(ぶんぶん
カレルはいつも眩しいくらいに明るいな。
そういえば王国のターンだ。
ギデオン様もベリアン様も頑張れー。
[折角の食事を頂きたいところだが、団欒の空気になるより先にやっておきたいことがあった。
ミヒャエルとの会話が落ち着く機を待って、フェリクスの前に立つ。
自分を含め多くの同胞の命を奪った相手だ、自然表情は硬いものとなる、が]
フェリクス・ケファラス……殿。
私の最期の言葉を、我が上官ベリアンへ正しく伝えてくれたこと、礼を言わせて頂きたい。
敵ながら、義を尽くし死後の名誉を守ってくれたこと……有難く思う。
[姿勢を正し、伝えるべきと思っていたことを口にする。
それから、軽く息を吐いて]
最期に問うたことの答え。
――聞こえるはずもない状況だったが、何故だか記憶として残っていた。
[そう言って思い起こすのは、今際の際に問うたことの答え>>2:132。
死に瀕する者の超常的な能力が、魂に記憶を刻んでいたらしい]
戦士として生きることが定められたものであっても、貴方は自身の生き方を見出してきた、と。
……何故だかそのことに、俺は安堵した。
[そう言って、薄く浮かべたのは苦笑]
何故だろうな、その直前まで、俺は自ら望んだ生き方を貫いたことを、誇るつもりだったんだが。
[それは、死に行く者のせめてもの矜持、だったのかもしれないが]
でも同時に――俺を討つ者が、望まぬ戦いの果てにそこに至ったのではなくて良かったと、そうも思ったのかもしれない。
[信念を持って対峙してくれたからこそ、己の誇りもまた守られたのだろう。
そのことは、戦闘の後の彼の振る舞いでも窺い知ることが出来た]
[そうして思うままを告げた後、一礼して下がる]
時間をとってしまってすまなかったな。
折角再会の機があったから、それだけ伝えたかった。
[こうして再び言葉交わすことがあるとも、思っていなかった相手だった。
胸の内を整理出来たからだろうか、かつての敵へ向ける表情は少しだけ和らいでいた*]
/*
おっと、フェリクスさんこんばんは!
どうしても言いたかったのでつらつら書いてしまったけど、地上向けの描写優先で構いませんよー!
[共同体の仕組みは大まかになら聞く機会があったかもしれないが、詳細な仕組みを教えられたのは今が初めてだったかもしれない>>+83。
此度の戦いでは共同体ごとの技能が役に立つ場面もあっただろう。
しかし彼らの力は平時にこそ発揮されるものだと、改めて思う]
そうか。
……その知識を地上へ持って帰れないのは残念だが。
せめて、それぞれの共同体のことを思いながら味わわせてもらうよ。
[義勇兵としてしか知らぬ彼らの、本来の営みを思い出すようにしながら、一つ一つの料理を少しずつ口に運ぶのだった*]
/*
心配ありがとう。
正直前々からあるんですが、致命的なことにはならず復帰してるのでそのままになってるのですよね。
スマホの方は普通に繋がってたりするので、最悪そっちから発言は出来ます。
そうか。
[複雑な表情のカレル>>+101に頷いた後。
やや、考えるような間を置いて]
――俺には、もう無理かもしれないが。
いつか兄が……トルーンを訪れることもあるかもしれないな。
[それはいつか>>3:+9話をした、ここに連れて来たいという人物のことだった。
足が不自由なこともあるし、こうなってしまった以上あちらにとっては辛い思い出の地ともなってしまうから、それが実現する可能性はとても低いと言わざるを得ないけれど]
兄でなくてもいい。
いつか誰かがこの地を訪れた時、最高のもてなしが出来ることを願うよ。
[それがどのような形となるかは、戦いの行く末が定まらぬ今、わからぬことではあるけれど*]
[フェリクスへ礼を告げ、自身の思いを語った時。
返されたのは軽い口調ではあったけれど、こちらに礼を尽くした理由を語るもので>>+106。
こちらは真剣な面持ちでそれを聞く]
――ありがとうございます。
[敵味方の区別なき敬意を持って戦ってくれた相手へ向け。
隊を代表するように、改めて一礼する]
……流されたくない、か。
在り方や理由は違うとはいえ、俺も心の奥底には、同じ思いがあったのかもしれない。
[優秀だが兵とはなれない兄に対し、それを補う存在たれ、と。
自ら望んだことと常々口にしてはいるけれど、そうなるべく仕向けるような状況があったのも事実だった]
それでも――
俺は贅沢すぎるくらい自由だったと、この戦いを通して思ったよ。
俺も、貴方の心の内を聞けてよかった。
[フェリクス>>+108と互いに礼を交わし合うことで、食事前の一時を終える。
彼がテーブルに向き直るタイミングで、ミヒャエルの問い>>+111が耳に入った]
――取り合いをしたことは流石にないな。
というか、皆で食べるにしろ取り分を守るものではないのか?
[笑顔で語られる内容>>+112にぽかんとした顔をする。
基本的に、何不自由なく生きてきた人間であった*]
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