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[続けて指摘されたことに、あ、と声を上げた。]
そうだった。
工作隊のみんなに川を堰き止めてもらってたんだった。
ほら、湖に水溜めて、片方の堰を壊せば川下りサーフィンできるかなって。
[要は、速度を上げた水流に乗っての奇襲作戦だ。
おまけに、途中で川底に石やらを投げ込んで水を溢れさせる計画でもあった。]
はーい。
あ。せっかく作った堰だからさあ。何かに使えないかな。
みんな張り切ってたから、きっと頑丈なの作ってると思うんだけど。
[後に迷惑の掛からないように、と言われて、何か思いついた顔になる。
水利工事の専門家が手掛けた堰だ。
ちゃんと作り上げれば、川の流量調節や大雨の時の洪水対策にならないか、……というところまで考えが回っているわけでもなく、壊すのは面倒だなあくらいに思っていた。]
/*
こんばんー。
今日はえんじゅのバースデーパーティー的にハンバーグ焼いてベルギービール空けてきたよ。
ヴェルハーゲ醸造所のだったから、まだるがるには出て来てないな。
/*
ノーラと一緒に帰れるのがいつになるのかとか、他の王国軍の皆さんと一緒に帰るのかとか考え始めたらややこしくなってきたので、すっ飛ばしてただいまする気になってきた。
ともかく、ナイジェルと一目くらいは会わないと!
― 会談の日 ―
[王国の野営地で戦の終わりが宣言される頃、レトはケノワ砦の端から川を見下ろしていた。
もう連邦にもあちらこちらから報告が上がっているだろう。ここ数日川の水量が少しずつ減っている。]
あのさ。仲間に連絡取っていいかな。
上流で水計準備してたんだけど、中止って伝えなきゃいけないからさ。
[今砦に残っている一番偉い人へ、とそんな伝言を知り合いの歩兵連中に託す。
勝手に連絡取らなかったのは、我ながら偉いと思った。
返答がどうであれ、水を堰き止める作業は中断され、数日かけて川の水は元の水量に戻るだろう。
西側の川もまた同様だった。*]
/*
タイガと出現時間まるかぶりだね。
あたりまえか。
とりあえずやらなきゃ大惨事なことを片付けて、あとは帰るぞー。
― 帰還の日 ―
[ノーラが動けるようになって、帰還の許可も出て、いよいよ帰るとなれば
馬で駆ければ2日の距離を数日かけて戻り、月と波の旗が見えてきた時には「帰ってきた」という想いが込み上げた。]
タイガ!ただいま!
[絆の声ではなく、肉声が届くのもいい。
表情が直接見えるのもいい。
世界のどこであれ、兄のいる場所が帰る場所なのだった。]
ちゃんとノーラと一緒に帰ったよ!
ご褒美は?
蜂蜜酒!
["声"で同時に騒ぐのも、また良し、だ。*]
/*
最初に仲間にスパルタされるのは愛だよねー。
そういう話をする最初の相手が敵方だと厳しいもん。
……と思ったけど最初の頃の敵方とはわかり合えなくていいけど、味方側は全力で説得したり納得されたりしないといけないからむしろ大変か。だな。
― 王国軍野営地 ―
風呂だー!
「「風呂だー!!」」
「「「風呂だー!!!」」」
[王国の野営地の何がいいって、温浴場があることだ。
しかもちゃんと準備されてる。ありがたい。
《猿》一同、次々と湯船にダイブしていった。]
あっ。そうだ。
ナイジェルにお礼言うって約束したんだった。
[奇跡的に約束を覚えていた、というより風呂に入って思い出した。
忘れないうちに言っておこうかなあと温浴場から顔を出す。
裸にタオル一枚だけど、あんまり気にしない。*]
/*
ティルカンはまさに連邦国家だなあ(しみじみ
やりたかったから風呂に入ってみた。
多分、タイガに会った後で、ご飯食べる前くらい?
時間軸てきとうだー。
[言葉が声で返ろうが"声"で返ろうが気にしないのが常だ。
いつだってふたりの会話は音になる以上のものが飛び交っている。]
だってくれるっていったからさあ。
忘れないうちに言っとかないと。
あ。でも風呂もいいなあ。
ティルカンには風呂無かったんだよー
ずっと馬に乗っててくたくただし。
[したいことの要求はころころと変わる。
そういえばいい匂いもしてた。]
一緒に風呂?蜂蜜酒?
いいよ。行こう。
[新たなお楽しみの提案をされれば、嬉々として乗る。
今すぐでもいいけれど、あとのお楽しみもいい。
放浪生活をしていた時には湯船につかるなんて考えられないことだったけれど、マルールの風呂はたちまち好きになった。
やっぱりマルールの血が流れているということなんだろう。*]
/*
泣きそうになったから顔反らしてぶっきらぼうになるとか、ナイジェルの可愛い瞬間を目撃した気分だ。
(見てません
― お風呂の歌 ―
[この戦乱の間、ついぞ顔を合せなかったナイジェルに会えたのは、戦争終結が宣言された後のことだ。
だからというわけではないが、第一声はとても平和なものだった。]
ナイジェル!ナイジェル!
風呂!すっっっっごく良かった!!
[《猿》のみんなも喜んでいただの、あの滑り台はよかっただの、しばらくは切れ目なく言葉が溢れ出す。]
───だからさ、ちゃんと礼を言わないとって思って。
ありがとう。
[最後に告げた言葉は、他の全ての言葉を合わせたよりもなお、想いが籠っていた。]
そうそう。
お風呂の歌も作ったんだ。聞いてよ。
[そう前置きして歌い始めた歌は、風呂の楽しさ素晴らしさを讃えるもので、やれ傷もすぐ治るだの、やれ喧嘩もすぐ収まるだの、太古の神殿に残された設計図がどうたら、神の祝福を受けた湯がこうたらいうものだった。
折々に湯の麗人やら白い花の佳人やらも登場するのである。
あるいは、もしかたら、
ブリュノーで出来上がる温浴施設でなぜか流行る、などということがあるかもしれない*]
― 鎮魂の歌 ―
[その日、仲間たちと共に訪れたのは、野営地より少し南に入った高台だった。
数人がかりで大きな樽を運び、他の何人かは穴を掘る道具を携えている。
単調な太鼓のリズムと低いウードの音色が響く中、適当な場所に穴が掘られ、樽が納められ、花や酒や馬のたてがみが振り入れられ、土が被せられた。
最後にレトが大きな石を運んで置き、皆が一つずつ石を積んで小さな塚を作る。]
勇敢にして誇り高き男イサクが、約束の地へと旅立つ。
彼の旅が終わることを喜び、祝おう。
[命落としたものへ捧げる言葉の後、彼の墓を囲んで宴会が始まった。]
[放浪の民にとっては、命を終えた場所が眠る場所だ。
そして死は悲劇ではなく、苦難の路から解放される喜びだった。
死者について語らいながら一晩を踊り歌い、翌日には旅立つ。
その後は墓を訪れる者もなく、いずれは忘れ去られて埋もれるだろう。
それでいいのだ。]
流れた血が花を咲かせ 花は種を飛ばし
種は根付いて地を覆い 草原を風が渡る
風が吹くたび思い出そう
ここで血を流したおまえのことを
世界の片隅に生きたおまえが
世界を形作っていることを
[ウードを爪弾きながら歌う声が、風と共に流れていった。***]
/*
そして追悼成分があまりにも足りなかったから、勢い余ってNPCを追悼しちゃうやつ。
レト自身の物語の〆に代えて。
/*
ノーラの歌も何か作ればよかったな、と心残りを抱えつつこれで撤退しよう。
いつも遊んでくれるみんなと、変わらず場所を提供してくれる国主様絵師様にたくさんの感謝を捧げつつ。
明日の朝も来るとは思うけれど、一応、お疲れ様でした。**
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