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[きらきらした子供のような目で、嬉しそうにカークを見つめ]
ほ、本当か…?
ありがとう…!! 幼少時、異国の本で知ってからずっと憧れていたのだ。
しかも、君の作るクロカンブッシュだ。
好みの味に決まっている!
[感極まってその手をとり、にこにこ、ぶんぶん。]
俺にできることなら、何でも言ってくれ。
材料代や買出しくらいはいくらでも担当する。
―それからちょっと先:科学教官室―
カサンドラ・レイヴンウッド教官はいらっしゃるでしょうか?
[試験休み半ば。
教官室にカサンドラ一人だ、と小耳に挟み、
みやげ物を持ってその扉を叩いた。
内訳は
・購買の干しイチジク入りフィナンシェ(カーク製)
・購買のくるみクッキー(カーク製)
・ひよこのかたちのやわらかぴよぴよあめ
・キル・フェイ・ボウの洋梨とチーズのムースタルト
以上である。]
……教官、実はたってのお願い――いえ、提案がありまして。
お力添えを願えないかと。
[みやげ物を渡し、椅子にかけて極めて真剣な顔で膝を進める。
エルンスト・ヒンメルは、この学校に来てから何度目かという緊張を覚えていた]
教官、最近購買や食堂で非常に甘味類が売れていることをご存知でしょうか。
特に、今日お持ちしたような焼き菓子は、連日売り切れが続出するほどの人気を誇っています。
女子生徒が少ないこの学校にも、甘いものを好きな人間がどんどん増えてきている状況です。
――また、購買も食堂も、昼時には相変わらずの混雑振りです。
好きなパンを買えず、不人気の雄握りやにしんのパイをもぐもぐと頬張る一年生も多いとか…。
[にしんのパイ――正式名称「ほしをみるひと」パイ。
パイに魚が一匹頭から尻尾まで突き刺さっているという斬新な料理である。
星を眺めるように澄んだにしんの目が天を向いているため、そうつけられているのだとか]
甘味好きの需要の増加を鑑み、
また、学生への充分な昼食の供給と職員の休憩場所の確保をすることを目的として、
私は――学内にスイーツカフェを開くことを学校側に提案したいのです!
ぜひ、教官からも後押しをしていただけませんか?
[どーん。と、携えてきた要望書――兼、分厚いプレゼン書類をテーブルに積み上げる。
がさがさと、丸まった構内地図を広げた]
場所は、旧運動棟脇がいいかと思います。
元は部活動に使われていた棟で水は来ておりますし、建物も再利用できる可能性がある。
購買からも遠くありません。
表堀の近くで、眺めも良いですしね。
また、工事費用は概算で――
…あ、どうぞ。召し上がってください。
そのフィナンシェとクッキーは、購買のものですが、
定期的に仕入れをお願いしたいと考えているパティシエが作っています。
それと、こちらが、シュヴァルベに初めて出店した名店「キル・フェイ・ボウ」のタルトです。
今まで数日のみの短期出店を狙うしか口にすることのできなかったレアなケーキでしたが、やはり、安定して口にできるのは嬉しいことですね。
[菓子の袋を開けながら、長期戦の構え。
プレゼンは、カサンドラに制止されるか――手元の菓子がなくなるまで、続いただろう**]
交渉能力
状況把握能力、判断能力
素早い身のこなし、馬術、騎射能力
情報収集能力
乳糖類への耐性、
偏った食事にて暮らす習慣
可能な限り勝てぬ戦闘を避け、生存を最優先する考え
実力主義
辺りが俺の属する場所の基本的な設定に必要らしいのだよな…。
後は、馬にのりたいな。
灯台行くか…。
あ、トールこれしゃるさんじゃね?
ちがうかな?
ベリアンるなうぇいさんかなあ…
うーぬ…
カーク社長?って思うけどろくさんはみつからないや
ベリアンかソマリがねこみちさん、るなうぇいさんのどちらかかなと思うんだけども
同村したことないひとも結構いるしわかんないよね、こう
ノトカーが柚さんにしか見えないのはあれだ蛇を引きずりすぎですk
―バザールで・3―
[通り沿いの文具店を覗き、必要な文房具を一通り買い揃えた。
隣に位置する新刊書店にふらりと入ると、並んでいる書籍をしみじみと眺める]
…暫く来ていなかったからな。
しかしやはり、シュヴァルベの品揃えはほかと違う。
[国境沿いの中立都市――
それは、交易と外交の最先端を、この街が担っているということだ。
新式のスイーツグルメガイド(シュヴァルベ編)、
科学、魔学の参考書、
何冊かの小説――
それから両国の最新外交白書と、防衛白書を取り上げる。]
………。
[暫く考え、白書類は2冊ずつ積み上げた。
会計に持ち込み、指差しながら声をかける。]
これとこれは、領収書をください。
――宛先は白紙でかまいません。
[弾き出された金額は、分厚い白書類だけで相当たるもので。
しかし無表情に財布から金を払うと、荷物を受け取って店を出る]
……資金が無尽蔵に出ていなければ、なかなか自力では手に入れられぬものだろうな。
――いや、資金が潤沢であったとしても、本来各国のこういった報告書が簡単に手に入るなど、この街だけのことだろう。
[呟き、ほんの少し、苦みを交えた笑みを浮かべる。
一冊は部屋に置いておけば、顔見知りの寮生達がこぞって借りに来ることは解っていた。
もう一冊は――
……ああ、郵便屋にも寄らねばならないとため息をついた。]
―バザール4―
[スイーツガイドを見ながら、街を歩く。
あちこちで揚げパンのいい香りや、飴細工の屋台などが目に入るせいで、ダーフィトが懸念していた通り歩みはかなり複雑怪奇なものとなった。
目当ての菓子類の店を大方回り終わり。
重い荷物を抱えつつ、ゆっくりと通りを待ち合わせ場所の方向に進む。
卒業パーティーへの持ち込み物はどうするか。
皆が恐らく、自分は菓子を持ち込むと思っているだろうが――]
…カーク・バッカーたちの心づくしには、敵わないだろうしな。
[クスリと、今度は暖かい笑みが唇を掠める。
暫く並ぶ店を眺めていたところで、珍しいものに気づき、足を止めた]
[売り子の老婆に懐かしい言葉で尋ねると、
老婆は笑顔で商品の説明をしてくれる。]
ん…、そうか。
少し問題がないでもない気もするが。
……一度皆に味わってもらうのも、悪くはなかろう。
[皺深い、色あせた腕輪を嵌めた腕が伸びる。
ちゃりんと安銭を掌に乗せ、懐かしく、それを見つめ返す。
その意匠には、見覚えがある。
彼女は己の故郷に近い所に、住まう人間なのかもしれない。]
――
/*
しかし、やりたいことがかぶってるひともいる気もするのでちょーっとエピで様子見したほうがいいだろうかなあ…(思案
だがあれでないことはたしかなので場合によってはあれして、それでだめそうならプランBでいこう
プランBの内容はいまからかんがえる(きり
まあなんとかなるなる やるより見るほうがこの村に関してはたのしいし
で、人数おおくてほんとにごめんよう
もし次回似たことやるときは人数絞ろう…
ほかにもやってみたい村沢山あるんであるかどうかは微妙だg
[――俺の
そう呼んだこともあった。
すらりとした肢体をもつ貴流種とはちがう、頑丈で逞しい、野生の悍馬。
縞を持つ前足を地に踏みしめた、その姿を愛していた。]
(此処に来て暫くは、遠乗りに出てばかりいたな…)
[待ち合わせ場所の喫茶店で、ぼんやりと肘をつきつつ窓の外を見る。
今日は馬を連れた若者が多い。
おそらくは母校だけでなく、近隣の学生もおなじように試験休みに入っているのだろう。
だから、思い出すのか。
苦笑してパンケーキを削り、口に運ぶ。
あまいあまいとろけるようなメープルの香りが、ほんの少し、心を和ませる。]
(……あの頃、いつも、何処を目指していたのだったか)
(何を見に、駆けていた?)
(ああ、――そうだ)
(――海、だ)
[厩務員に無理を言って、貸し出してもらった丸い鐙と、前傾型に盛り上った鞍。
しっかりと両足で馬体を挟み、片手で手綱を引いた。
常歩から重心を低く傾けた襲歩まで、鞍に腰を下ろさない騎乗法。
馬術の授業では教えられないものだ。
大きく息を吸い、片手に持った鞭を撓らせる。
撥条の様に全身はぐんぐんと、跨る奔馬の一部となって、風を切る。
その瞬間は、すべてが無になる。
己は草を食み鬣をなびかせるいきものとなる。
――ひとつの魂。
焔の中に沈み入り混じり、鍛え上げられた鋼の刃の様に。
分かちがたく結びついた、須臾の絆。
ただ、
(最初の一年は…、確か、馬鹿みたいに鬱屈していた)
(我ながらあの頃は、喋ること自体が、得意ではなかったしな)
[思い返せば、蘇るのは羞恥と苦笑でしかない。
――まだ十四の子供にとっては、突然の環境の変化は受け入れがたいものでもあったのだ、と。
…それだけでないことは今もわかっているが。
それだけのことにしなければならなかったことを、当時も、知っていた筈だった。
何かが爆発しそうになるたびに、海を見に行った。
崖の上から覗く、荒れ狂う波濤を。
……静かに凪ぐ、水平線の境界を]
(――少しずつ変わったのは、……ああ、2年の最初、か)
(あいつと…、同室になってから)
[思わず肩をすくめ、苦笑する。
……めっきり馬に乗らなくなったし、海も、近頃、見ていない。
それは恐らく長時間の遠乗りに制限のある友人と
共に行動することが多くなった為もあるだろう。
――だがその事に、全く不満を抱いていない自分に、気づいたからだ。]
………。
堕落した、のかな。
[ふ、と息をつく。
竹でできた軽いストローで、グラスに入ったキャラメルラテを啜り上げた。]
……ああ、だが一度海には行きたい。
もし、よければ、アイツも――
徒歩では少し遠いが、南側の浜ならば、然程長く揺られることも、ないだろうか。
[崖の上から、ではなく。
何度か昇った灯台の上からのきらめく波を。
そう考えるとほんの少し幸せな気がして、小さく、唇を引き上げた*]
―回想(模擬戦観戦中)―
>>88
三人で料理…いいな、楽しそうだ。
で――では俺はぜひ味見係を。
甘いものでも甘くないものでも、ご相伴はなんでも歓迎だそ。
[ちゃっかりした事を言ってみる。
もっとも大鍋で粥くらいは作れるが、繊細さは薬にしたくもない。
菓子を愛する一方で、菓子づくりにここまで向かない男はそういないだろう]
クロカンブッシュは、小さなシュークリームがまるでクリスマスツリーの様に連なっている、とても綺麗な菓子なのだ。
飴細工もかかっていて、その、非常に大変で手間がかかるものなのだが…。
[カークに申し訳なそうに目を向ける。
しかしその目は「食べたい食べたい食べたい」と訴えるような色に染まっていた]
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