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ニコラス?……んー、俺は昨日談話室に出て行ったときから見ていない。
その直前にエルナに声をかけていたから、彼女に聞けばもしかしたらニコラスの行動がか分かるかもしれない。
[少し考えこんだあと、談話室にエルナがいれば視線を向けながら、ヨアヒム>>39に答える。
だが犬っころとの単語に目をぱちくりさせた。まさかヨアヒムがそんな単語を使うとは思わなかったし、誰が人狼か然程関心がなさそうだった分、ヨアヒムの意図が理解できず首を傾げる。]
自分が生き残るために、自分以外を全員殺す、ね。実行する気がないとはいえ、また過激な思考だ。
[目を伏せるヨアヒムが嘘をついていると気付いているのかいないのか、微妙な口調で感想を述べた。
無論本当は、ヨアヒムの考えを掴めずにいる。]
[そのとき、オットーが不意に口を開いた>>40。
会話が途切れた瞬間に耳に届いた言葉は思いがけない内容だったから、深く心に染み渡る。]
己の命の価値、ねぇ。
[紅茶のカップは空になっているので、ジャガイモとベーコンに手を伸ばしながら呟いた。
今まで自分は、自分が死にたくないから、生き残りたいから止むを得ず犯す殺人の罪悪感から逃れるために、それに慣れようとしてきたのだと思っていた。だがオットーはそれとは逆の意味があると言う。
普通のパン屋だと思っていた青年の意見としては随分突飛だなと思ったので、興味が湧いた。肯定も否定もせずに純粋な好奇心を向ける。]
何故オットーはそう思うんだ?もっと詳しく教えてくれ。
俺が知っていることは大したことじゃない。例えば――昨日、お前が何処で何をしていたかも分かってないし、な。
[ヨアヒム>>48に目を細め、はぐらかすように言う。何を知っていると告げた、ヨアヒムの真意を知りたかったから。だが薄く笑われたときには何も反応しない。]
どのくらい、か。
実のところ、俺もこういう形で人狼と遭遇するのは初めてだから。どうなったら人狼がいなくなったか判明するのか、良く分からないんだ。
[過激と評価した行為は、お前がやろうとしていることと同じという指摘には敢えて答えず。後半の疑問のみ返答する。何故ならそも人狼がいないと断言できる状況が分からないから、同じと言われてもピンと来ないからだった。]
そういえば、例の本には何か書いてなかったか?俺は勉強が嫌いだから途中で断念したんだが、ヨアヒムは熱心に読んでいただろう?
[滅んだ村の記録だから、自分の期待できる内容はあるか怪しいと思ったけど、一応聞いてみた。]
ということは。エルナはニコラスが部屋に戻ったかどうか確認できていない訳だな?現在何処にいるかも確認できていない、と。
[よどみない答え>>51に対して、念を押すように告げる。内心これからニコラスを探索する展開になりそうだと考えながら。
ニコラスには思い切り反発してきたが、姿が見えないとなると話は別だ。潜伏しながら反撃の機会を窺う人狼なのか、あるいは人狼の犠牲者なのか。真実はまだ分からないが、放置しておく訳にはいかないと思う。
だがリゼットに魔法使いの話>>52を聞かせるエルナに、わずか首を傾げる。何処かでそんな話を聞いたような聞かないような……?]
[ある人に聞いた話>>54>>55と告げるオットーに、表情にこそ出さないが納得する。
見たところ人狼騒動に巻き込まれたこともなく、人殺しに慣れる環境にいたとは思えない青年が抱く思想とは思えなかったから。]
慣れることは価値を見失うこと、か。
[感慨深い口調でオットーの言葉を繰り返した。
正直他人と自分の命の区別がつかなくなっている気はしないけれど、オットーが言わんとしていることは理解できるし。慣れではなく“適応”や“順応”なんだと言われると、それも一理あるなと思えてきた。
だから否定も反論もしない。]
なるほど。興味深い話をありがとう。とても参考になった。そういう考え方もあると理解できたよ。
[泣き笑いのような表情を浮かべるヤコブに、ふっと表情を緩める。]
なりたい自分になれないから困っているのか、はたまたなりたい自分になる過程で困るのか。それは大きな問題だ。
――だがな。
[一旦言葉を切ると、無理矢理半熟卵を口に押し込む。しばらく無言で咀嚼したあと、ごくりと飲み込んで付け加えた。]
単なる俺のわがままだが、ヤコブはそのままでいて欲しいと思う。お前の正体が人狼であれ、人間であれ、関係なく。
[まだヤコブを信じきってないことも含めて、正直な思いを。]
なるほど。そりゃ確かにそうだ。
[売り言葉に買い言葉的に返すヨアヒム>>60に、淡々と事実を認めた口調で頷く。]
だったら、具体的に何が知りたいか教えてくれないか?俺が把握している範囲で説明する。――尤も、それが真実かどうか、信じるも疑うもお前次第だが。
[疑いの目を向けられた経験が頭をよぎり、皮肉ではなくごくごく真面目にそんな言葉が口をついて出た。
ただ夢物語と言われると、自分でも確かに甘い考えだと思っているので、短く”そうだな。”とだけ返した。]
本がない?!いつの間に誰が持っていったんだろう?
[しばらく首を捻っていたが、リゼットの言葉でペーターの死について漸く気付いた様子のヨアヒムに昨日談話室で起きたことを、部屋の隅に置かれたままの花瓶を指差しながら説明した。
その直前にリゼット>>65へ反応して、分かったと首を縦に振ってみせる。]
[長いため息をつくエルナにそれ以上は問いかけない。]
ではまずニコラスの部屋に行き、いるかどうかを確認。不在ならば、昨日と同じように宿屋の一階共有部分、外の順に探索してみよう。
[今後の予定を告げながら、口調が軍隊所属時のそれになっている気がして、我ながら微妙な気持ちだ。
因みに滅んだ村の記録の最初の方に占い師の記述があったのに、残念ながら殆ど記憶に残ってない。]
……。
[目を丸くするヤコブ>>69を前に、今更ながら自分がとんでもない台詞を言ったと照れくさくなった。勝手に頬が染まる。
だからそれについて反応を返さないヤコブに、内心感謝した。]
誰が疑わしいか。そうだな。
[極力意識を疑問の回答に向けると、フォークをスプーンに持ちかえて考え込む。]
昨日時点では、ニコラスを一番怪しんでいた。雪の跡が続いていた三階に部屋を取っているし。ヤコブがペーターと俺を疑ったときに便乗する意見を言った>>3:53から、ヤコブを味方につけたい人狼か?と思ってな。
今は何処にいるか分からないと聞いたので、捜索をしてから改めて考え直そうと思っている。
[ヤコブが自分から何を引き出そうかについては全く頓着せずに、素直な意見を口にしたあと。話が一区切りついたら、ニコラスを探しに行く考えを表明した。]
思う。
[ヨアヒムへの回答>>76に結論を真っ先に述べる。]
ペーターはヤコブに対して、”貴方も人殺しになればいい。>>3:153”と言った。
俺はペーターが人狼で、ゲルトかフリーデルを手にかけた罪悪感に悩んでいたと考える。でなければ、ペーターが殺人を犯すとは信じられん。
[因みに人狼に協力する人間のも例の本に記述があったが、占い師と同様忘れている。]
但し俺にはエルナが言う魔法使いの力とやらはない。単なる推測だ。
[あったら便利だが訓練すれば身につくのか?とずれたことを言いつつも、予想以上に反応を示さないヨアヒムに、あれ?と目を丸くした。]
おう、一緒に行こう。
[同行を申し出たエルナの、意思を曲げないことを示す視線を真正面から受け止めて了承する。
彼女がニコラスと結託して何かする気はあまりしない。ゲルトもフリーデルも自分が捜索を申し出た。今回もそうなる可能性が高い。
ならば自分をどうにか一人で行かせて、あとで席を外したエルナがニコラスと合流した方が都合がいいと考えている。
ただエルナ本人が疑われることを気にしていない様子なので、口調にも表情にも信頼を込めずに視線を外す。
その先にはオットーがいた。]
オットー。お前もニコラス探しに行かないか?
[ニコラスと幼馴染である彼が、部屋を見たときにどんな反応を示すかという興味が目に宿っている。]
さて。談話室に残る人は少し待っていてくれ。
[話に一旦区切りがつくと、ナプキンで口を拭ってから席を立つ。
他にも同行を申し出る人がいたら同意するし、ヨアヒムが部屋に戻るようなら、何を言っても分かったと頷く。
もしニコラスが犠牲者だった場合は、女性にはきつい光景が広がっていることが容易に想像できるが、そんな理由でエルナが引くとは思えないので黙っていた。]
― →談話室
― 宿屋三階・ニコラスの部屋 ―
[ニコラス、戻っているか?と念を入れて声をかけながら、扉を三度ノックしても返事はない。ノブに手をかければ、容易に開いた。
オットーに声をかけたことで、エルナとニコラスとの共謀を心配していると思われても気にしない。]
いないな。
[大きく開いた扉の前でぐるりと部屋を見渡せば、姿が見えないことはすぐ分かった。つかつかとベッドに近寄り、下を覗き込んだあと、掛け布団をめくってシーツに手を置く。]
昨夜寝た気配はなさそうだ。早ければエルナと別行動になってすぐ姿を消したかもしれん。
[シンプルな造りの客室は、隠れられる場所はない。引き出しには目もくれず、一階に戻ろうと声をかけた。だから誰かが引き出しを開けて、気付かれないよう手紙>>3:214を懐に入れるチャンスはいくらでもある。
但し手紙があると言われても、他人宛のものは勝手に読まないので、エルナ本人から閲覧を許可されなければ内容を知る機会はない。**]
― 宿屋談話室・回想 ―
ニコラスにも言った>>3:76が、俺に突っかかっただけでなく、俺を疑ったという理由だけじゃ人狼とは思わんな。自分以外誰も信用できないような極限状態に置かれた人間が、疑心暗鬼で取り乱すことはよくある。それは単なる人としての心理であって、相手の正体には関係ないと考えるからな。
[ヤコブの疑問>>84に答えると、リゼットに一瞬視線を向けた。本人に気付かれないよう素早く。]
だがお前が三階に泊まっていたことは事実だから、今でも警戒は怠ってない。言い忘れてすまなかったが、さっきの答えはあくまで現時点最も疑っている人物を挙げただけだ。何せ他人を信用することも滅多にないんでね。
恋人の願いを叶えたい>>47と思うなら、お前も自分の動きをよくよく考えた方がいいと思うぞ。お節介だがな。
[首を振るヤコブ>>86の思いを読み取っているのかいないのか、分かりにくい表情でしれっと告げた。
因みに自分はヤコブからどんな理由で疑われても、全く気にしない。]
[ニコラスの探索中、ヨアヒムの返答>>95についても考えた。]
名乗り出ない理由?確かに俺も理解できないな。皆が人狼探しているって分かっているんだし、黙っていたら余計混乱させるだろうに。
[名乗り出たら人狼に邪魔者と思われて襲われる可能性も、本当に能力者かと疑われて名乗り出を躊躇う可能性も頭に浮かばないまま、ヨアヒムに同意すると頷いた。]
……。
[ただ、信用できないとの言葉には無言で頷くだけだった。ペーターが殺されずに済んだのかもしれないのにと言ったリゼットの顔>>58が浮かんだから。
ヨアヒムも、ペーターの死をリゼットと同じように気の毒と思っているのか。だから今更名乗り出られても信じられないと言っているのだろうか。
あのときの真意について考えていたら、ふと視線を感じてそちらに顔を向ける。何かを手にしたヨアヒムの姿に気付いて、何をしているんだ?と目を細めた。]
[ヨアヒムの返事>>116は、たまたま自分の問いかけに対してつじつまが合う内容だとは気付かない。世の中そう簡単に偶然が起こる訳がないと思っている。
向こうも声を張り上げているのが分かったので、左足を軽く引き摺りながらもなるべく早足で近寄り、再度声を張り上げた。]
別にお前が部屋にいること自体は気にならない。
だが!今手に持っているものを隠そうとしただろう!何だ、それは。
[気になる疑問点をずばりと問いかける。
元々視力は良い方だが、隻眼になって以来視野が狭くなったり遠近感が掴みにくくなった。これも戦場から離脱する理由の一つである。]
[激高していたので、ヨアヒムが窓を閉じたことには気付かない。
しかも、自分の声が部屋に届いたかどうかすら確認していなかった。]
[誰に刺された?と問いただしたい気持ちを抑えて、ヨアヒムの怪我を確認する。]
駄目だ!
こんなに出血が多かったら、止めようがない!
[医術の心得はなくても一目で理解した。もうヨアヒムを助ける術はないと。]
……一体誰がヨアヒムを手にかけたのか?
[床に落ちた見覚えのない包丁に視線を落として独り言を呟いた。
ヨアヒムはナイフを手に持っている>>133。自殺の場面としては不自然なので、包丁を持った誰かにナイフで応戦しようとしたと解釈するのが正しいだろうと思っている。
しかも首の傷がつけられた角度から、正面から切りつけられたとしか見えなかった。]
まずは皆にヨアヒムが刺されたことを報告しよう。
[倒れたヨアヒムの体を床の上に横たわらせて、胸の上で手を組ませると、目が開いていたら閉じさせる。
それから部屋を出て行った。一体ヨアヒムは何を苛立っていたのだろうかと疑問を抱きながら。]
― 宿屋談話室 ―
[赤く染まった見慣れない包丁をタオルで包んで証拠として確保し、談話室へ向かう。足が不自由でなければヨアヒムの身に起こった異変に間に合ったかもしれないと、自責の念にかられながら。]
皆、大変だ!ヨアヒムが刺された!
[談話室に入ると同時に叫ぶ。
ヨアヒムが談話室>>96を出て行ったことを覚えている人はいるだろうか?]
実は――。
[ニコラスの探索を終えて宿屋に戻る途中で視線>>100を感じて顔を上げたら>>102、自分に気付いたヨアヒムが何かを隠す動作>>104をしたので、言い合いになったあと部屋に行ったら、刺されたヨアヒムを発見したと経緯を説明する。
手にした包丁が宿屋に置いてあるものではないとも告げた。
このとき談話室にエルナ以外の全員が揃っていたので、不在にはすぐ気付いた。
必要があれば、ヨアヒムの部屋に案内して、状況を説明するだろう。但し部屋は血まみれだから、見るには相当の覚悟が必要だと前置きをして。]
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